太田述正コラム#14949(2025.5.18)
<皆さんとディスカッション(続x6258)/映画評論330:おもかげ>
<太田>
安倍問題/防衛費増。↓
なし。
ウクライナ問題/ガザ戦争。↓
なし。
妄想瘋癲老人米国。↓
なし。
それでは、その他の国内記事の紹介です。↓
流行るのが遅過ぎる!↓
「抹茶が英国で大ブーム 売り上げが“紅茶”超えの店も・・・」
https://news.livedoor.com/article/detail/28770817/
チョイ前のだが・・。
<同じコインの裏表だよ。対照的なものとして捉えちゃダメ。↓>
「・・・欧米に倣って近代化を達成しようと唱えた福沢諭吉の「脱亜入欧」に対し、「アジア主義」を唱えて各国の政治家・革命家らを支援したのが頭山満だ。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/29ef16b41ebac3f7eb88837693529a8753152c5f
<太田コラム読者にはお分かりのように、これは完全に間違いだ。↓>
「・・・ 昭和12年(1937年)7月7日に起きた盧溝橋事件と同年8月13日に始まる第2次上海事変を発端とし、日中両国は全面戦争に突入。中国側の国民政府は南京から武漢、重慶と内陸部に所在を移しながら抵抗を続け、日本軍の支配は点と線に留まるなど、当初の予想に反して戦況は泥沼と化した。
このままでは英米との開戦も不可避となりかねない状況下、2正面作戦を避けたい日本側は複数のラインを通じた和平工作を模索し、頭山満を介する案も考慮されていた。近衛文麿首相は広田弘毅外相を通じ、頭山を内閣参議(総理の相談役)として特派する計画も進め、頭山から内諾を得ていたが、頭山を「市井の無頼漢に毛が生えたもの」と見下す湯浅倉平内相の強硬な反対に遭い、頓挫していた。政府内での頭山に対する評価は両極端に割れていたのである。
昭和15年(1940年)9月、再び頭山を派遣する案が持ち上がる。発案者は元陸軍砲兵大佐の橋本欣五郎で、橋本が持ちかけた相手は皇族軍人の東久邇宮稔彦だった。東久邇宮は人伝に、「頭山となら会ってもよい」という蒋介石の意向を聞いていたため、大いに乗り気になった。官僚や軍人、外交など公職にある人間では歯牙にもかけられないが、頭山であれば蒋介石とその周囲にも受け入れられる。対内的にも特使が頭山であれば、好戦的な右翼分子や軍内タカ派の反発も抑えることができると考えられたからだ。
とはいえ、軍部に内緒で事を進めるわけにはいかず、東条英機陸相に話を持ち掛けたところ、「その時期ではない。そんなことはやめてほしい」と返答されたため、頭山の派遣は沙汰やみとなった。
それでも東久邇宮はあきらめきれず、東条内閣成立後にも再び同案について打診するが、東条が首を縦に振らなかったため、実現できなかった。頭山の派遣が実現され、和平交渉も上手く運べば、歴史が大きく変わっていた可能性があるだけに、残念なことである。・・・」
https://www.moneypost.jp/1269471?utm_source=news.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link
オモロイ人物だねえ。↓
「・・・細川政元・・・がオカルト的なことをもとに行動したり発言したりして、周囲に「こいつは得体の知れない力を持っていて不気味だ」と思わせることで、むしろ世の中を安定させることに対してある程度効果を発揮し、一定の落ち着きを取り戻させた部分はあるのかもしれません。
変わった人間が変わった方法で力を振るうということが必ずしもハマったとは思いませんが、一定の機能を果たした、とは言えるのでしょう。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E6%AD%A6%E5%8A%9B%E3%81%A7%E3%82%82%E7%9F%A5%E5%8A%9B%E3%81%A7%E3%82%82%E8%B2%A1%E5%8A%9B%E3%81%A7%E3%82%82%E3%81%AA%E3%81%84-%E5%BF%9C%E4%BB%81%E3%81%AE%E4%B9%B1%E5%BE%8C%E3%81%AE%E4%B9%B1%E4%B8%96%E3%81%A7%E6%B4%BB%E8%BA%8D%E3%81%97%E9%9D%9E%E6%A5%AD%E3%81%AE%E6%9C%80%E6%9C%9F%E3%82%92%E9%81%82%E3%81%92%E3%81%9F%E6%AD%A6%E5%B0%86%E3%81%8C%E9%A0%BC%E3%81%A3%E3%81%9F-%E4%B8%8D%E6%80%9D%E8%AD%B0%E3%81%AA%E5%8A%9B/ar-AA1EYAhO?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=8a132f88e011423eb471b4b61e664a60&ei=41
日・文カルト問題。↓
なし。
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<ご愛顧に深謝。↓>
「中国で回転ずしや洋食レストランなどの日系外食チェーンが人気を集めている。景気低迷で財布のひもが固くなる中、日本のデフレ時代を勝ち抜いた安くておいしい“高コスパ”飲食店が支持された形。2025年2月末に中国大陸1号店がオープンした焼き鳥チェーン「鳥貴族」の運営会社(大阪市)は「デフレこそチャンス」と店舗の拡大を狙う。・・・
2003年に中国大陸に進出し400店舗以上を展開するイタリア料理「サイゼリヤ」は、営業利益(2024年8月期)の148億円のうち83億円を中国で稼ぎ出す。将来的に中国で7千~1万店の大規模出店も検討している。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/money/other/%E3%83%87%E3%83%95%E3%83%AC%E3%81%AE%E4%B8%AD%E5%9B%BD-%E9%AB%98%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%91%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%A3%9F%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%B3%E4%BA%BA%E6%B0%97-%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AB%E9%B3%A5%E8%B2%B4%E6%97%8F%E9%80%B2%E5%87%BA-%E9%80%A3%E6%97%A5%E5%A4%A7%E8%A1%8C%E5%88%97/ar-AA1EYwym?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=f319acc57d9449e899ca7466154f12bd&ei=13
<太田>
一 除湿器
室内干しをやりたい人ぐらいしか表記は基本的に必要のない家電だが、私の場合、13年前の6月の引っ越しの際にブリュッツナーのセミグランドピアノを修理したところ、修理業者から、こんな名だたるピアノ・・そもそもピアノは欧州の乾燥した気候の下で進化してきた楽器・・を置く部屋には除湿器が不可欠であると言われ、三菱電機の製品を推奨されたことから、ピアノが修理から戻ってきたその秋に導入した、という経緯があるところ、2~3週間前から、勝手に電源が切れるようになったので、後継機を、昨日、楽天市場で発注した。
除湿器は三菱、という定評は今でも変わらないようだったが、ヨドバシカメラでは最新機種しか売っておらず、7万円もするのに対し、Amazonと楽天はそれぞれ半額未満、半額超の成熟(?)製品を売っていて、性能がどう異なるのかよく分からないままだが、若干高かった楽天の方のを発注したもの。
二 ユーロビジョン
表記の今年の優勝が決まった。↓
Austria wins 69th Eurovision song contest with Wasted Love・・・
Viennese-born JJ has a range from counter tenor to soprano, and studies classical music. He co-wrote the winning song with Teodora Spiric and Thomas Turner.・・・
https://www.theguardian.com/tv-and-radio/2025/may/18/eurovision-song-contest-winner-2025
で、さっそく視聴してみたが、スゴイ歌唱力だわ。↓
https://www.youtube.com/watch?v=onOex2WXjbA
–映画評論330:おもかげ–
今回の「『おもかげ』(Madre)は2019年のスペイン・フランスのドラマ映画<で、> 監督はロドリゴ・ソロゴイェン、出演はマルタ・ニエトとジュール・ポリエなど」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E3%82%82%E3%81%8B%E3%81%92_(%E6%98%A0%E7%94%BB) ←筋
だ。
スペイン人女優のニエト(Marta Nieto Martínez。1982年~)
https://es.wikipedia.org/wiki/Marta_Nieto
が好演しているところの、エディプスコンプレックスの母親側から版映画であり、それが異性愛と紙一重であること・・あたりまえやがな・・を描いたものだ。
———————————-
太田述正コラム#14950(2025.5.18)
<渡辺信一郎『中華の成立–唐代まで』を読む(その18)>
→非公開