太田述正コラム#15111(2025.8.6)
<皆さんとディスカッション(続x6338)/映画評論403:マガディーラ 勇者転生>

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 <独立諸国EUの取り扱いは法律事項、属国日本の取り扱いはは政令事項。↓>
 「日本との合意、文書に記載なし 米税関当局、EUは明記・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c476db59d0c6b9cc037a15529380ecf8f1d0c14
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1855dec62a0e8c25038c6fa62bae92f33cd8258
 <宗主国サマの基本政策に反することを属国の酋長がやろうとするハズないわい。↓>
 「パレスチナの国家承認、野党から要求相次ぐ 石破首相は明言せず・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1855dec62a0e8c25038c6fa62bae92f33cd8258

ウクライナ問題/ガザ戦争。↓

 <対中共でもやってみんしゃい。↓>
 How Trump’s secondary tariffs on Russia could hit the global economy・・・
https://www.bbc.com/news/articles/cwyp7lgyy4ro

 妄想瘋癲老人米国。↓

 <中共は全部分かってて民主主義は機能させないつもりであるのに対し米国は民主主義が(一度)機能したことによって極右が権力を掌握し再び民主主義を機能させないつもり、という違いがあるで。↓>
 「・・・これからの国際社会において、中国のように官僚的エリートが政治を担うのか、アメリカの右派が思い描くようにリベラリズムと決別した新しいエリートが担うのか。違いはありますが、いずれの方向も「異なる考えをじっくりとすり合わせていく必要はない」「技術を発展させなければならない」という点では共通しています。  その行きつく先は、ともに「民主主義やめますか」「デモクラシーはオワコン」という方向でもあります。・・・
 <ここは首肯できる。↓>
 トランプ自身には確固たる思想はない可能性が高いと先ほども申し上げました。それにたいしてオルバンは読書家で、教養もあり、一貫した信念の持ち主です。  リベラルからすれば、オルバンは権威主義的で独裁的な傾向がある危険な政治家ということになりますが、アメリカの保守系の知識人からすれば、キリスト教的な価値観を重視し、LGBTQやフェミニズムに明確に批判的であり、魅力的な政治家です。  かつて左派にとって北欧の福祉国家が理想郷だったように、アメリカの右派にとってハンガリーはまさに理想郷になりつつあります。・・・」 
https://news.yahoo.co.jp/articles/aed490aa555926d63eca5f917800269bd7e73ef4

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 よろしい記事。↓

 ’Hiroshima survivor stories were painful to draw’・・・
https://www.bbc.com/news/videos/c3dpk8gd1kdo

 国際ニュースに。↓

 Launch barges caught fire after pyrotechnics landed on them during a summer fireworks festival in Japan’s city Yokohama on Monday evening.・・・
https://www.bbc.com/news/videos/cpqv7j97z3lo

 概ね、良く知られている話ばかりとはいえ・・。↓

 「・・・輝宗の非凡さは、その視野の広さにあります。
 彼は奥州という地方の枠に留まりませんでした。
 当時、天下布武を掲げ、飛ぶ鳥を落とす勢いであった織田信長といち早く誼を通じ、名馬や鷹を献上しては、緊密な関係を築きます。・・・
 周辺の宿敵たちとは、武力一辺倒ではなく、時には激しく戦い、時には巧みに和睦を結ぶという硬軟織り交ぜた現実的な外交を展開。
 内紛で失われた伊達家の威信と勢力を、着実に回復させていきます。
 輝宗の生涯における最大の功績は、戦での勝利でも、領土の拡大でもありません。
 それは、息子・梵天丸、すなわち後の伊達政宗という「最高の作品」を育て上げたことです。・・・
 智勇兼備の名将・片倉小十郎景綱を傅役(もりやく)とし、当代随一の学僧・虎哉宗乙(こさいそういつ)を師として招きました。これらは全て、次代の伊達家を、ひいては天下を担うべきリーダーを育てるための、輝宗による惜しみない「投資」であったのです。
 そして1584年、輝宗は驚くべき決断を下します。わずか41歳の若さで、家督を18歳の政宗に譲り、隠居しました。
 1585年10月、その日は突然訪れます。「粟ノ巣の変」。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/438d904aa74967f680069663af44d89ac7f8309c
 「・・・粟ノ巣の変は、単に<輝宗という>一人の武将が命を落とした事件ではありません。
 それは、伊達政宗の心から、最後の甘えやためらいを消し去り、彼を冷徹非情な「独眼竜」へと完全に変貌させた、血の洗礼です。
 そして、奥州から「調停者」である輝宗が消えたことで、この地は力のみが支配する、果てなき戦乱の時代へと突入していきました。
 父の死という最大の悲劇が、皮肉にも、奥州の覇者・伊達政宗を誕生させます。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/e3a4aa3ce030943651bbdedb961c89c7d75b2ee7
 <これは知らなんだ。↓>
 「・・・天文の乱の終結後、伊達家はより強固な戦国大名としての領国支配体制を築き上げていきます。
 「洞<(うつろ)>」という、ある意味で緩やかで、各々の独立性が保たれた連合体は、より直接的で強固な主従関係へと吸収され、歴史の表舞台から静かに姿を消しました。
 「洞」は、中世から戦国へと時代が移り変わる過渡期に生まれた、奥羽の武士たちの儚い夢の跡です。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/24d3fe184c93286fd225861c64e57d6e0cdde601
 <これも・・。↓>
 「・・・「天文の乱」が勃発しました。
 この乱に敗れた稙宗は隠居を余儀なくされ、勝者である晴宗の新たな体制下で、父の功績は語られることのないタブーとなっていきます。
 制定者が失脚し、わずか6年しか使われなかったかもしれない法典は、こうして伊達家の記憶から忘れ去られていきました。
 『塵芥集』が再び日の目を見るのは、制定から約150年後の1679年(延宝7年)。
 仙台藩4代藩主・伊達綱村が熱心な史料収集を行う中で、家臣の村田親重が家蔵の本を献上したことによる、劇的な再発見でした。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/642abb6f30bdc8c20adc964ccba9a2e274dc7967

 日・文カルト問題。↓

 <ぜひ見っけてちょーだい。↓>
 「旧日本軍忠魂碑はどこへ? 行方を追う韓国市民団体・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20250805002600882?section=japan-relationship/index
 <韓国企業もどうぞどうぞ。↓>
 「業績不振で閉鎖した日産の追浜工場を行く、地域住民は「外国企業も歓迎」・・・」
https://www.donga.com/jp/article/all/20250806/5769277/1
 <健闘を称える。↓>
 「・・・韓国メディア・毎日経済は「サムスン電子とLG電子が日立製作所の家電部門の買収に乗り出した」と伝えた。・・・韓国ネット「隔世の感」「中国より日本と協力を」・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b957960-s39-c20-d0195.html
 <互いに切磋琢磨を。↓>
 「・・・韓国・朝鮮日報は「海洋をめぐる米中の覇権争いの行方は、世界の船舶建造量の約90%を占める日中韓の“3強争い”にかかっている」と伝えた。・・・韓国ネット「韓国が世界を制覇」「日本に逆転されるかも」・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b958009-s39-c20-d0191.html

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <英語媒体より。
 残念でしたー。↓>
 Stay or go? Under Trump, dreams fade for Chinese who trekked to US・・・
https://www.bbc.com/news/articles/cd97e120xe5o
 <邦語媒体・・但し、ワシントンポスト記事翻訳・・より。
 とりあえず私の予言通りの進行。↓>
 「【中国の圧勝か】中国5.3%、米国1.25%成長…トランプの“強硬策”、実は中国支援?貿易戦争で加速した中国成長・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AE%E5%9C%A7%E5%8B%9D%E3%81%8B-%E4%B8%AD%E5%9B%BD5-3-%E7%B1%B3%E5%9B%BD1-25-%E6%88%90%E9%95%B7-%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E3%81%AE-%E5%BC%B7%E7%A1%AC%E7%AD%96-%E5%AE%9F%E3%81%AF%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E6%94%AF%E6%8F%B4-%E8%B2%BF%E6%98%93%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%81%A7%E5%8A%A0%E9%80%9F%E3%81%97%E3%81%9F%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E6%88%90%E9%95%B7/ar-AA1JW9a8?ocid=msedgntp&cvid=c7d3d89ffb454dd1b18a64b0aff20733&ei=29
 <次に、人民網より。
 日本に再軍備させることをまだあきらめず頑張っとるねー。↓>
 「中国の釣魚島領海に不法侵入した日本漁船に中国海警局が法に則り退去警告・・・」http://j.people.com.cn/n3/2025/0805/c94474-20349317.html
 <日中交流人士モノ。↓>
 「中日の日本語教師が未来の教育の新たな方向性について対話・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2025/0805/c206603-20349376.html
 <ここからは、レコードチャイナより。>
https://www.recordchina.co.jp/b958046-s6-c30-d0190.html
 <総体継受、継続中。↓>
 「中国のSNS・小紅書(RED)に4日、「またしても日本の医療に<がっかり>した、みんなどうやって我慢しているのか」との投稿があり、反響を呼んでいる。・・・
 「(フランス在住だけど)フランスも同じようなもの。盲腸になっても手術は順番待ち。たとえ痛みで気を失っても、死なない限り急ぎじゃない」「実は、先進国の中では日本の医療が一番良い。もし米国なら数カ月待たされることになる」といった意見も出ている」
https://www.recordchina.co.jp/b958003-s25-c30-d0052.html
 <人民も覚醒中。↓>
 「中国で「愛国映画」を批判した多数のアカウントが投稿禁止に・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b957986-s25-c10-d0052.html
 <ご愛顧に深謝。↓>
 「「タコピーの原罪」の最終回に中国ネット大号泣「ずっと泣いてた」「制作陣マジで最強」・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b957898-s25-c30-d0201.html
 <基本的に大歓迎よ。↓>
 「・・・昨年、日本に帰化した外国人の数は8863人。このうち、中国からが3122人と最多で、韓国・朝鮮(2283人)を初めて上回った。ネパールやスリランカ、ミャンマーなどから帰化した人も過去5年で2倍に増えている。
 中国メディアの環球時報は先の報道として、東京大学大学院の留学生約5200人のうち、中国人留学生がおよそ7割の3500人を占めていることを併せて伝えている。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b957929-s25-c10-d0052.html
 <健闘を祈る。↓>
 「中国のシンクタンク・安邦智庫は、米製鉄大手USスチールを買収するなど対外投資に積極的に乗り出す日本製鉄からみた中国鉄鋼産業の状況を伝え、その問題性について考察する記事を掲載した。・・・
 記事はまとめとして、中国の製造業が「大きくても強くない。産業政策に依存して無秩序に成長し、政府の補助に頼って価格競争を展開するばかりで、自身の競争力による適者生存が行われない」という根本的な問題を抱えている指摘。有識者からは「利益を生み出せない生産量世界一」や「補助金頼みの輸出世界一」、「生産ばかりで消費が伴わない経済成長」に一体何の意味があるのかという疑問の声さえ出ていると結んだ。」

https://www.recordchina.co.jp/b957896-s25-c20-d0193.html

<太田>

一 ゴキブリ

 あれ以来、表記が間隔を空けて2匹も出現。
 噴霧器で全部仕留めた(つもり)だが、死骸を一匹も発見していない!
 で、本日朝、ようやく、ずっと前に買った遅効性対ゴキブリ薬を発見し、さっそく、蒔いておいた。

二 カルピスソーダ

 表記、ソーダ水はまだあるが、カルピス原液パックが残り少なくなってきた。

 Amazonで買うと、ついで買いを大量にしないとクール便なので送料無料にならないことから、サミットのカルピスソーダ大瓶で対処する方向。

 
            –映画評論403:マガディーラ 勇者転生–

 今回の「『マガディーラ 勇者転生』(・・・Magadheera)は、2009年に公開されたインドのテルグ語<(コラム#14555)>ロマンティック・アクション映画<で、>S・S・ラージャマウリが監督を務め、脚本は父親のV・ヴィジャエーンドラ・プラサードが務めた。輪廻を題材にしており、ラーム・チャラン、カージャル・アグルワール、デヴ・ギル、シュリハリが出演している」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%AC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%A9_%E5%8B%87%E8%80%85%E8%BB%A2%E7%94%9F
ところ、かなりイケる。
 ヒロイン役を演じたアグルワール(Kajal Aggarwal。1985年~)は美人。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB
 なお、監督のラージャマウリ(S. S. Rajamouli。1973年~)は、紹介し忘れたが、『マガディーラ 勇者転生』(コラム#14555)でも監督を務めているところの、インドで最も高名な映画監督であり、大学には行っていない。
https://en.wikipedia.org/wiki/S._S._Rajamouli

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太田述正コラム#15112(2025.8.6)
<丸橋充拓『江南の発展–南宋まで』を読む(その26)>

→非公開