太田述正コラム#15353(2025.12.5)
<皆さんとディスカッション(続x6456)/映画評論507:PERFECT DAYS>

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 <山上サマに非難の「余地はない。」↓>
 「・・・山上被告は「安倍昭恵さんをはじめとして、安倍元首相のご家族に何の恨みもなかった。安倍元首相を殺害したことでこの3年半、辛い思いをしていたのは間違いない。私も肉親が突然亡くなる経験をしていて、弁解の余地はない。非常に申し訳ないことをした」と、自らの犯行を初めて謝罪しました。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd1366c1f3959c88311bac5c6249ae81aab4ca8d
 <字面上は同意するが、問題は習ちゃんの目的なんだよな。日本を再軍備させることなのさ。↓>
 「反高市で中国が言い出した暴論の中に→甘く見てはいけない危険案件が 峯村氏「本気じゃなきゃ中国は言わない」・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/82e3ff92cc3b03d34d4476f551518e78f9b952aa
 <農協も医師会も立派な国賊。↓>
 「日本医師会側から自民に5億円…維新議員の追及を「怒号」がかき消した 「医療のムダ削減」阻むものの正体は・・・」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/453738

ウクライナ問題/ガザ戦争。↓

 <精神病患者集団の巨魁の分析など、健常者にはできましぇーんよ。↓>
 「・・・多くの面において、戦争の継続こそがプーチン氏にとっては統治の継続をもたらす最上の機会となっている。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E5%88%86%E6%9E%90-%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E6%B0%8F%E3%81%AE%E4%BD%BF%E8%80%85%E3%82%92%E8%BF%BD%E3%81%84%E6%89%95%E3%81%86%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%B3%E6%B0%8F-%E3%81%9D%E3%81%AE%E7%9B%AE%E3%81%AB%E6%98%A0%E3%82%8B%E5%9C%B0%E6%94%BF%E5%AD%A6%E7%9A%84%E5%8B%9D%E5%88%A9/ar-AA1RGPyg?ocid=hpmsn&cvid=273c6a252bda4089ed69b2bd75c4feb7&ei=9
 <プーチンはこういう重篤患者。↓>
 「猛毒襲撃はプーチン氏が「承認」 巻き添え死にも「責任」 英調査委・・・」
https://mainichi.jp/articles/20251205/k00/00m/030/006000c
 <ハマス健在?↓>
 「イスラエルが武器供与の反ハマス勢力トップ死亡・・・」
https://mainichi.jp/articles/20251205/k00/00m/030/015000c
 <アイルランドはブリトン人の親戚だから分からないでもないが、あとの三国はどうなとんの?↓>
 「・・・「ユーロビジョン」を巡って4日、来年の大会にイスラエルの参加が認められたことに抗議し、スペイン、オランダ、アイルランド、スロベニアの4カ国が不参加を表明した。パレスチナ自治区ガザ地区の惨状をボイコットの理由としている。・・・」
https://mainichi.jp/articles/20251205/k00/00m/030/029000c

 妄想瘋癲老人米国。↓

 <ロシアの次は中共と来たもんだ。だから、トラの国等に日中は仲良く見えちゃイケナイのだ。↓>
 「「中国こそ米国の最大の脅威」 米議会の諮問委員会報告 多様な対抗策を提言・・・」
https://www.sankei.com/article/20251205-ANDK372DFNITHLW7FQ7H2WLQYE/
 <トラの国を信用してないのはフランスもおんなじ。↓>
 「「米国はウクライナを裏切る可能性ある」マクロン仏大統領が警告、強い不信感 独誌報道・・・」
https://www.sankei.com/article/20251205-IJKL45XIONNY7OZYMQO75LTI7U/
 <トラに怒ってる国はたーくさん。↓>
 「「トランプよ、本気で戦争をやる気か」 “攻撃”発言にコロンビア大統領が激怒「主権を脅かすな!」・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E3%82%88-%E6%9C%AC%E6%B0%97%E3%81%A7%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%82%92%E3%82%84%E3%82%8B%E6%B0%97%E3%81%8B-%E6%94%BB%E6%92%83-%E7%99%BA%E8%A8%80%E3%81%AB%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%93%E3%82%A2%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E3%81%8C%E6%BF%80%E6%80%92-%E4%B8%BB%E6%A8%A9%E3%82%92%E8%84%85%E3%81%8B%E3%81%99%E3%81%AA/ar-AA1RJVsq?ocid=hpmsn&cvid=cdc462e8fce240bbf5f244fb249dc7e
 <うやむやになりそうだな。↓>
 Admiral testified Hegseth did not give ‘kill them all’ order, US lawmakers say・・・
https://www.bbc.com/news/articles/cwyxjd6pxzro

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 パキスタンでもご愛顧に感謝。↓

 Most Pakistanis can’t afford a PlayStation. How did they get so good at Tekken?・・・
https://www.csmonitor.com/World/Asia-South-Central/2025/1204/Pakistan-video-game-arcades-Tekken

 どっち側も、まことにもってご苦労様。↓

 「闇バイトの「指示役」初めて逮捕 強盗致傷容疑 広域強盗事件めぐり・・・」
https://digital.asahi.com/articles/ASTD452LBTD4UTIL01TM.html?iref=comtop_7_01

 しかし、警察、こりゃアカンよ。↓

 「傷害罪などで起訴・勾留中の男が病院から逃走…静岡・伊豆の国市、窓から出て手錠したままか・・・」
https://www.yomiuri.co.jp/national/20251205-GYT1T00132/

 日・文カルト問題。↓

 <・・・。↓>
 「韓日の為替相場・株価・金利動向が酷似、その理由とは・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/12/03/2025120380093.html
 <ストーキング的日韓交流人士モノ。↓>
 「高市首相の故郷で韓日首脳会談開催か…日本メディア「来年1月中旬にも開催」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/341791
 「高市首相の胸にはいつも”青いリボン”…韓国の“ワスレナグサ”はどこへ・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/341784

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <邦語媒体より。
 下種の勘繰り。↓>
 「・・・習近平の最終学歴は清華大学卒業となっています。北京にある国立大学で、中国では理系大学の最高峰。文系トップの北京大学と双璧をなす名門です。 ただし、習近平のこの学歴にはいくつもの疑問符が付いています。まず、理系に強い大学でありながら、彼が卒業したのは人文社会科学院大学院課程で、法学博士の学位を得ていることです。 文系なのに、北京大学を選ばなかった。学歴に関する第一の疑問です。習の入学については、コネによる推薦入学ではないかと疑う人たちもいます。また、法学博士号を取得していますが、博士論文は他人の代筆だったという報道もありました。 彼が入学したのは1975年。末期とはいえまだ文革の最中で、中国ではまともな入試が行われていない時期でした。これは同世代の学生に共通することですが、大学に入るまでにそんなに勉強をしていないはずです。 現在の習近平が権力闘争に卓越した能力を持っていることには疑う余地はありませんが、政界には清華大学や北京大学へと正規の入試で入り学んだ本物の秀才がうようよいます。そんな中で、習近平は常に学歴コンプレックスに苛まれているわけです。 その劣等感は逆に、彼のエネルギーの源泉となっているのです。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/c70a3013aeae96c1efe608742a01ad7bfcedf691
https://news.allabout.co.jp/articles/o/105656/?page=3&FM=af_headlines.yahoo&af_type=news&af_id=news_original105656&utm_source=headlines.yahoo&utm_medium=af&utm_campaign=news_original105656&utm_from=news
 <英語媒体より。
 高市発言の前提が雲散霧消する時代が来る?↓>
 Taiwan’s Opposition Leader, Once for Independence, Turns Toward China–She says Taiwan must embrace its Chinese heritage to avoid war. Her critics say she wants to steer the island into Beijing’s orbit.・・・
https://www.nytimes.com/2025/12/04/world/asia/taiwan-opposition-cheng-china.html
 <次に、人民網より。
 あくび。↓>
 「外交部「高市首相の『立場に変更はない』発言はごまかし、中国はこれを受け入れない」・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2025/1204/c94474-20398573.html
 「日本各界の人士、高市首相に発言撤回求める集会 東京・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2025/1204/c94638-20398406.html
 <ここからは、レコードチャイナより。
 同じく。↓>
 「高市首相を嘲笑、中国国営メディアのAIアニメ動画が物議・・・仏国際放送局ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語版・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b965476-s25-c10-d0052.html
 <カワイソねー。↓>
 「日本の代わりはカンボジア?中国ネット民の精神崩壊「行きたいのは日本」・・・台湾メディアの自由時報・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b965480-s25-c30-d0052.html
 「中国のポータルサイト・捜狐に・・・、日本旅行従事者から「毎日返金処理をしている」という声が聞かれたことを伝える記事が掲載された。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b965411-s25-c30-d0190.html
 「「京都のタクシー運転手は中国人減少を喜んでいる」、日本の元外交官の発言が中国ネットで議論呼ぶ・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b965475-s25-c30-d0052.html
 <健闘を称える。↓>
 「・・・中国のポータルサイト・騰訊網に、日本製品が中国市場で「総崩れ」状態にあるとする、セルフメディア「巨潮WAVE」による文章が掲載された。・・・」

https://www.recordchina.co.jp/b965564-s25-c20-d0193.html

 
          –映画評論507:PERFECT DAYS–

 今回の「『PERFECT DAYS』(パーフェクト・デイズ、原題:Perfect Days)は、2023年に日本・ドイツ合作で制作されたドラマ映画<で、>ヴィム・ヴェンダース監督が東京を舞台に、役所広司演じる清掃作業員の日々を描<いたものだが、>第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、役所が日本人俳優としては『誰も知らない』の柳楽優弥以来19年ぶり2人目となる男優賞を受賞したほか、・・・エキュメニカル審査員賞を受賞した。映画製作のきっかけは、渋谷区内17か所の公共トイレを刷新する日本財団のプロジェクト「THE TOKYO TOILET」である。プロジェクトを主導した柳井康治(ファーストリテイリング取締役)と、これに協力した高崎卓馬が、活動のPRを目的とした短編オムニバス映画を計画。その監督としてヴィム・ヴェンダースに白羽の矢が立てられた。ヴェンダースが敬愛する小津安二郎の事跡をたどる『東京画』(1985)を監督するなど日本とのつながりの深さで知られたヴィム・ヴェンダースは、当初、短いアート作品の製作を考えていたが、日本滞在時に接した折り目正しいサービスや公共の場所の清潔さに感銘を受け、長篇作品として再構想。ヴェンダースが日本の街の特徴と考えた「職人意識」「責任感」を体現する存在として主人公を位置づけ、高崎卓馬の協力を得て東京を舞台とするオリジナルな物語を書き下ろした。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/PERFECT_DAYS
というわけだが、言うまでもなく、ガーディアンが推しまくっていた(コラム#15283)ことが私がこの映画を観た理由だ。
 残念ながら、小津安二郎的な「起伏の乏し<い>抑揚を欠いた演技<の>・・・ミニマリズムの危うさ・・・をはら<む>」映画(上掲)であるからこそ全く私のテイストに合わなかった。