太田述正コラム#9543(2017.12.25)
<映画評論51:ユダヤ人を救った動物園 ~アントニーナが愛した命~(その3)/私の現在の事情(続X101)>(2018.4.10公開)

 この映画の特異性は、主演が女性(ジェシカ・チャステイン=Jessica Chastain)(注4)、監督が女性(ニキ・カーロ=Niki Caro)(注5)、脚本が女性(アンジェラ・ワークマン=Angela Workman)(注6)、原作が女性(Diane Ackerman)(注7)(以上、Ζ)、その原作が拠っているのが女性(アントニーナ・ジャビンスキ)(注8)の日記(α)、と、関係者達が、ことごとくと言っていいほど女性であることです。

 (注4)1977年~。「<米>国の女優。・・・ジュリアード学院演劇部門[卒業。]」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%B7%E3%82%AB%E3%83%BB%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A4%E3%83%B3
https://en.wikipedia.org/wiki/Jessica_Chastain ([]内)
 (注5)1967年~。「ニュージーランド・・・出身の映画監督、脚本家、映画プロデューサー。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%AD%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AD
 豪オークランド大(芸術)卒。更に、映画を別の豪州の大学で学ぶ。
https://en.wikipedia.org/wiki/Niki_Caro
 (注6)生年?。エール大(演劇)で学び、卒業なしに前倒しでその修士課程に入学し卒業。
http://www.imdb.com/name/nm0941453/bio?ref_=nm_ov_bio_sm
 (注7)1948年~。米国の詩人、随筆家、自然主義者(naturalist)。ペンシルヴァニア州立大(英語)卒、コーネル大(芸術)修士・博士。
https://en.wikipedia.org/wiki/Diane_Ackerman
 自然主義者とは、「野外における生物(およびその他の自然物)に強い関心を抱き,それを愛好し,あるいは研究しようとする人々のこと。」
https://kotobank.jp/word/%E3%83%8A%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88-588884
 (注8)1908~71年。旧姓エルドマン(Erdman)。[サンクト・ペテルブルク生まれ。]動物達の観点からの児童書数冊を著す。
https://en.wikipedia.org/wiki/Jan_and_Antonina_%C5%BBabi%C5%84ski
https://www.geni.com/people/Antonina-%C5%BBabi%C5%84ska/6000000007311685130 ([]内)
 ErdmanがErdmannであれば、は間違いなくドイツ系の姓だが、
https://en.wikipedia.org/wiki/Erdmann
Erdmanであることから、ユダヤ系の可能性もある。
https://www.hebrewsurnames.com/ERDMAN
 しかし、この点に誰も言及していない。

 これは、たまたまそうなったとは考えにくいわけで、本来は、この映画の5人の制作者達(B)が、その狙いを語るか、誰かが彼らに狙いを聞くかして欲しかったところですが、残念ながら、その痕跡はありません。

(続く)

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            -私の現在の事情(続X101)–

 本日午後、白内障進行遅延薬カリユニをもらいに眼医者に行ってきました。
 今回は、改めて検査をする、ということだったのですが、結果は良好でした。
 この検査結果を踏まえ、医師は、前の医師や、これまでの処方が、カリユニ点眼薬2本だったのを6本に増やしてくれたのです。
 4か月間くらい、来院しなくてもいいようにした、とのこと。
 こういうわけで、今回も、患者の立場で配慮してくれる、長澤和弘医師に感心して退出しました。
 これまで気が付かなかった、同医師のインタビュー記事
https://doctorsfile.jp/h/173296/df/1/
を発見したので、関心ある方はお目をお通しください。
 なお、本日も、私がこの医院にいた間中、他の患者の姿はありませんでした。
 太田コラムの神奈川県在住の読者一人が、私のコラムを読んで、この医院に通うようになったと聞いていますが、JR京浜東北線沿線にお住まいの方々は、ぜひ、この医院を利用してあげてください。
 とにかく、(今のうちなら、)殆ど待つことなく、しかも、安価に、人間主義的名眼科医の診断・処方を受けることができますよ。

 その後、大森駅ビル内の書店・・今回、初めて、「丸善」だと気が付きました・・に行き、新書を4冊を買って帰りました。
 タダでゲットして「退蔵」していた、図書カード2枚と使い残しQUOカード2枚を使って、半額未満で買えてご満悦でした。
 これで、ここしばらくは、有料コラム執筆の材料には困らないで済みそうです。