太田述正コラム#9914(2018.6.29)
<皆さんとディスカッション(続x3753)>

<太田>(ツイッターより)

 「…本当に不可欠な特徴には、機能上の定型から外れすぎないよう進化的圧力が作用する…一方で重要性の低い特徴に関しては、自然が、より正確にはランダムな変化が、創造力を発揮できると<の>定説…が正しいとすると、女性の乳首の個人差は、男性の胸にある無意味な乳首に比べて小さいはずだ<が、実際にはその逆だった。>…」
http://news.livedoor.com/article/detail/14931511/
 そりゃ、乳首が容姿・・男性を惹きつける広義の女性器・・の一環であって、どうして、女性の容姿にこんなにばらつきがあるのか、という「問題」に帰着するんじゃないかな。
 女性が皆美人だったらどういうことになるか、を想像してみりゃいい。

<TSY>

 続きを書いてみました、ご笑覧ください。
 
● 3島津斉彬の考え (7)抱懐すべきイデオロギー
●● 天皇制堅持
・和気清麻呂がそんなに偉い人とは露知りませんでした。

⇒清麻呂が「万世一系」の天皇制を維持した「行為」が「偉い」と斉彬は判断した・・かかる天皇制が維持されるべきだと斉彬は考えていたから・・ことは確かだけど、清麻呂という「人間」を「偉い」と思っていたかどうか、なんてどうでもいいことではないでしょうか。(太田)

 調べると、戦前の教育では彼と、楠木正成が二大偉人として国史に君臨していたようですね。
 斉彬が両名を賞賛しているのか、国学か何かの学派がこの二人を称揚したのか、それともそれとも…… 僕には決定する能力がありません。
 {和気清麻呂の評価を決定づけた人(学派)が誰なのか、インターネット情報で見つけられなかったことにはイライラしました}
・和気清麻呂の史書初出は『続日本紀』のようなので、該当箇所にあたりました。
 すると和気清麻呂への称徳天皇への激しい非難の言葉は、14行によって記載されています。
ところが称徳天皇が死んで、和気清麻呂が復権したことについては、たった2行しか記述がありません。
 どちらにも史家の批判は直接語られていません。
 語り口はどちらも淡々とした記録文体で、とくに称徳天皇の発言は、口語を描写したような文章で書かれています。
 読者には、称徳天皇の和気清麻呂批判の方が印象に残ります。
続日本紀の史家に和気清麻呂への敬意がないのはあきらかだと思います。
 和気清麻呂への高い評価は、自然にうまれたものでも、最初からあったものでもなく、誰か(またはどこかの組織)が作ったものであることがはっきりしました。
 <文献コピーは省略(太田)>
http://dl.ndl.go.jp/view/pdf/digidepo_991092.pdf?pdfOutputRanges=271&pdfOutputRangeType=R&pdfPageSize=
・和気清麻呂は薩摩に左遷されています。
 ご縁がある人と斉彬は思っていたに違いありません。

⇒これは私も気が付いていましたが、そんなの、斉彬が、隼人(コラム#9911(未公開))と「ご縁がある・・・<と>思っていた」、程度のおハナシでしょう。(太田)

・和気家はの主流は半井家に移ったと半井家関係者は主張しています。
 また半井の家学は医術です。吉宗の御伽衆に半井驢庵(医師)の名があるので、幕府に仕官していたようです。
 御伽衆の出典は『薩摩兵児二才と新羅花郎徒の比較研究』。
 この論文は美男子を頭におき、その美男子の前でよい所をみせたいという、男色衝動を利用した薩摩と新羅の戦闘小組織の分析が形式上はタイトルになっています。
 しかし、あっちこっちに話題がとんでおり、その中には、朝鮮と薩摩の貿易品目とその量の詳細資料、秀吉の朝鮮侵略の指揮官別動員兵力とその損耗率といった歴史の基礎資料がたんまりと含まれています。
 こういったことに関心のある方は、一読されてはいかがでしょうか。
 僕は、有難いとおもいつつ、みんなぬるい感じで、気持ち悪い論文と思っています(韓国語の引用が読めないひがみではありません)。
https://tsukuba.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=30437&item_no=1&attribute_id=17&file_no=1
・ 和気清麻呂の作った神護寺は、最澄と空海という二大巨頭の活躍舞台になっています。
 『最澄を招請して法華経を講述させた。さらに最澄は同二十四年に渡唐から帰国して、当寺で灌頂法を修した。しかし、弘仁三年(八一二)、唐から帰った空海が当寺に入り、真綱、仲世(清麻呂の子)らに金剛灌頂を授けた。これより空海が中心となって道場を維持』
https://ksu.repo.nii.ac.jp/index.php?active_action=repository_view_main_item_detail&page_id=13&block_id=21&item_id=1397&item_no=1
 道鏡に敵対したからといって、反仏教というわけではないようです。
 それどころか、新しい仏教流派の活躍舞台、まるで有名歌手がこぞって活躍する武道館のように、神護寺という舞台を用意しています。
 道鏡は法相宗出身なので、新渡来の密教で対抗しようという意図もあったかもしれません。
 いずれにせよ、和気清麻呂の日本史への影響を考えるためには神護寺の評価という作業が必要になってきます。

⇒ここは判断を保留します。(太田)

・{天皇制は、皇室伝統の儀式を核にして、それに仏教の盾、儒教の盾、憲法の盾と、時代に応じた有効な制度防御手法を利用する、そんな風にも見えます}

● 3島津斉彬の考え (7)抱懐すべきイデオロギー
●● 人間主義(縄文性)追究
・ 日蓮正宗
 日蓮正宗は法華経を聖典にしているらしい。

⇒大元の天台宗がそもそも「聖典」にしてたんですから、法華経は、日蓮宗に限らず、多かれ少なかれ、鎌倉仏教、すなわち日本的仏教各派、全てにとって、主「聖典」ないし準主「聖典」である、と言っていいんですよ。(コラム#省略)(太田)

 日蓮正宗の性質を調べるため、その一助として法華経に触ってみる。

⇒そりゃ、ある意味、生まれて初めて「聖書」に触ってみた、くらいのスゴイ告白ですね。(太田)

・・ 法華経の印象
繰り返し表現が多い。英訳(kindle版 SADDHARMA PUNDARIKA,
 坊主の使う漢訳でみないのは、有難いお寺様のまたとないお坊様に百万円を越える金額をつぎ込まされた私怨である。
 むろんこの論の文脈では斉彬も触れた可能性がある漢訳でみるほうがまとも)でみると、たとえば、myriads of kotis of というフレーズ(直訳は10の7乗が無数にある、「途方もなく大きい」に)は、kindleの検索すると、154箇所。
宮廷的文体。
 暇のある人達の濃密な言葉遊びが育んだ文体。
 「とても美しかったので、森のクマさんと兎さんはみんなよろこびました。
 とてもありがたかったので森のクマさんと兎さんはみんなよろこびました。
 とても力強かったので森のクマさんと兎さんはみんなよろこびました」
 このレベルのレトリックが延々といたるところで繰り返される。
 僕はこの種の宮廷文体は印度文化の特徴だと仮定している。
 こういうレトリックは詩(言語の音声面を意味より重視する)の尊重と直結している。
 したがってサンスクリット語なりパーリ語なりの言語を朗唱する人でないとこのあたりは味わえない。
 仏典だけではないことはたとえば アタルヴァ・ヴェーダ賛歌(辻直四郎訳)『汝より発する香り……それによりわれをして香しき者たらしめよ。何人もわれらに敵意を抱かざらんことを。蓮華の中に入りたる汝の香り……それによりわれをして香しき者たらしめよ。何人もわれらに敵意を抱かざらんことを。女にあれ男にあれ人間の中に……大地よ、そをわれに帯ばしめよ。何人もわれらに敵意を抱かざらんことを』を<覗>けば一目瞭然。
 日本の近代作家だと三島由紀夫の戯曲の名台詞を連想させる。
 西洋中世文学イタリア語のデカメロンにもこの匂いがする。
 要点を簡潔に書く、簡潔であるほど美しいという文体美学で訓練された人には、インドの文章世界(含む仏教)は、読むのが非常につらいと思う。
 どこかで「インド人を黙らせ、日本人にしゃべらせたら国際会議は成功」というジョークを聞いたことがある。

⇒インドだけじゃなく、支那の諸子百家の一角を「名家」が占め、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8D%E5%AE%B6_(%E8%AB%B8%E5%AD%90%E7%99%BE%E5%AE%B6)
古典ギリシャにおいては「弁論術」が発達し、キリスト教の核心部には「はじめに言(ロゴス)があった」というフレーズがあった、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B4%E3%82%B9
ところ、そういう発想、昔の日本では希薄でしたよね。
 人間の関係性によって、「言」の必要性・・支那由来の「以心伝心」という言葉が日本人は大好き
https://www.weblio.jp/content/%E4%BB%A5%E5%BF%83%E4%BC%9D%E5%BF%83
・・や「言」の内容が変わって当然・・敬語!・・、と考えるのが日本人であり、日本文明の(至上性、普遍性に由来するところの)ユニークさなんですよ。(太田)

 インド文章で育ったらたしかに長い無駄話は得意になりそうである。
裏に帰納的な実例、実感が山ほど控えている言葉も、インド式レトリックの中ではその重みを失って言葉遊びの道具になる。
 相手が(その本が、その論文が)どんなムードで書かれているか見破る目が必要だ。
・・日蓮が重視する法華経の文言
 日蓮正宗向陽山佛乗寺のWebsiteにこんな文言があります。
 まず日蓮の書いた、『如来滅後五五百歳始観心本尊鈔』の文章が引かれます。
 『寿量品に云はく「然るに我実に成仏してより已来、無量無辺百千万億那由佗劫なり」等云云。我等が己心の釈尊は五百塵点乃至所顕の三身にして無始の古仏なり』
 解説には
 『始成正覚の仏はインドに誕生され、十九歳で出家し三十歳で覚りを開かれた所謂お釈迦様を指す言葉であり、法華経の寿量品で説かれた久遠の仏様に対する言葉であることを学びました』とある。
ブッダは「ここから始まる」という時間的制約をうけない存在であるというわけです。 これは時間ですが、Wikipediaによるとブッダを日蓮は空間的制約もうけない存在(開近顕遠)とも考えたようです。時間的空間的制約を受けないのですから、ブッダは日蓮の時代の日本にも、我々の時代にも、ここにいるというわけです。
キリスト教では、キリスト教がまだ伝えられていない地域の人間は神の恩寵を受けられるか、という議論があります。
 宗教はたいていこういう立論をするもんです。
というわけで宗教としては日蓮の立論に不審な点はありません。
 しかし実際に法華経をみると、この日蓮の主張はとても特異なものであることがわかります。
日蓮が着目した法華経の文言は{漢文版では16章なのですが、英訳ではなぜか15章となっていてさがすのに苦労しました}、こんな感じです。
 Now has the Lord Sakyamuni, after going out from the home of the Sakyas, arrived at supreme, perfect enlightenment, on the summit of the terrace of enlightenment at the town of Gaya. But, young men of good family, the truth is that many hundred thousand myriads of kotis of Æons ago I have arrived at supreme, perfect enlightenment. By way of example, young men of good family, let there be the atoms of earth of fifty hundred thousand myriads of kotis of worlds; let there exist some man who takes one of those atoms of dust and then goes in an eastern direction fifty hundred thousand myriads of kotis of worlds further on, there to deposit that atom of dust; let in this manner the man carry away from all those worlds the whole mass of earth, and in the same manner, and by the same act as supposed, deposit all those atoms in an eastern direction. Now, would you think, young men of good family, that any one should be able to imagine, weigh, count, or determine (the number of) those worlds?

Translated by H. KERN. The Lotus Sutra: SADDHARMA PUNDARIKA (pp. 209-210). Università Degli Studi di Roma La Sapienza. Kindle Edition.
 「シャーキャ族の故郷を離れた後、シャーキャ族の聖者にして王なる私が、ガヤの町の悟りの丘の頂上で、絶対的で完全な悟りに入った(ことになっているが、それは違う)、名門子弟諸君、真実を言おう、私が絶対的で完全な悟りに入ってから、すでに永劫を7乗倍してから数十万倍した時間がたっているのだ。これがどんな時間か、名門子弟諸君、これはたとえで感じてもらおう。10の7乗倍をさらに5百万倍した諸世界大地の塵ほどの極小部分を想像しなさい。次にこの膨大な大地の塵の中からその内の一粒だけをつまんでいる男を想像しなさい。そしてこの男を東へと旅立たせ、10の7乗倍をさらに5百万倍した諸世界を通り抜けさせ、その先につまんでいた一粒の塵を置かせたらと想像しなさい。このやり方で、男がこちらの諸世界のすべての大地を持ち去り、さっき想像したのと同じやり方で、東側に全ての大地の塵を置いたとしたらどうなるか想像しなさい。さて、名門子弟諸君、こういった物凄い数の諸世界を想像したり、重さを推定してみたり、数をかぞえあげたり、数を決定してみたりできるような人間がいると諸君は思いますか」
法華経の筆者は、インドではありがちな「永劫を7乗倍してから数十万倍する」という膨大な数の類型表現を使いながら、読者に楽しんでもらおうと、このくだりを書いています。
 内容的には、あまりに膨大な量は人間の日常思考の枠ではとらえられないということを筆者はいいたいようです。
 そして実際5行あとで、聞き手はそんは時間はbeyond the range of thought と言っています。
 お約束の反応ですね。
ところが、日蓮はこれを、先ほどみたように、日蓮時代の日本を、ブッダが救う決定的な証言と受け取りました。
 日蓮は文脈が読めていないわけです。

⇒菩薩業(≒人間主義)が、仏教伝播地域の中で、日本において、仏教伝播より前から最もよく実践されてきたことを日蓮が恐らく(私同様)自覚していたであろう以上、法華経を日蓮のように解釈するのは完全にアリ、でしょうね。(太田)

 これは典型例ですが、たいしたことのない文章(お経)を有り難がる悪い癖が日本の坊主にはあります。

⇒一見、絢爛にして饒舌ながら、たいしたことのなさそうな法華経の文章の中から、釈迦の考えの核心を、聖徳太子・・法華経そのものに載っているわけではないが人間主義説話群が描かれている、太子創建と伝わる法隆寺玉虫厨子(過去コラム群参照)・・や日蓮、は見事に採掘(mining)したんですよ。(太田)

日蓮の文章の熱さからみて、日蓮はこのお経は、釈迦(歴史上の人物)の発言を描写していると考えています。
 お経間の性格の違いがまだわかってない時代なのか、日蓮個人の勉強不足なのか、僕にはわかりません。

⇒申し訳ないが、単にあなた「個人の勉強不足」です。
 過去コラムの仏教関係のもの、とりわけ、「アングロサクソンと仏教」シリーズを読んでください。(太田)

・・儀式としての日蓮正宗
宗教は経典だけで終わりません。
 仏教はその傾向は強いです。
 法相宗にも、密教にも、禅宗にも、共通の修行方法や類似の儀式があります。
 信者の中には、お寺の行事だけに参加して、お経なんか一度も読まずに信仰を維持し、お寺にお金を寄付できる人もいます。
 興師会という行事の大石寺の様子はこんな感じです。
 <写真は省略(太田)>
http://www.nichirenshoshu.or.jp/page/basic/jpn/basic_1_j.html
 左下の導師の回りの道具建ては真言密教(我が家の宗教)とあまりかわりなくみえます。 
・斉彬が、坊主か、お経か、儀式か、それともお寺の活動か、どれに引かれて信者になったかはわかりません。

⇒そのどれでもなく、日蓮の考え、いや、釈迦の考え、ですよ。
 斉彬は、本質的な趣旨への賛同以外で、何らかの営みのサポーター・・主導者じゃないですよ・・になるような人物じゃない、と思いませんか。(太田)

 漢文にも堪能だったろう彼が、四諦、正道の内容に触れていない、駄弁のかたまりのようなこのお経に心惹かれるとは思えませんし、このお経を最重視する日蓮宗の教義に納得したとも、僕は思えません。

⇒ということは、あなたは人間主義そのものがお嫌い、ということかな?
 それはそれは、お気の毒なことで。(太田)

・斉彬と日蓮正宗を結んだもの
 斉彬と日蓮正宗についてちょっと調べてみた。下記論文がみつかった。
 『天璋院篤姫と法華信仰』
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ibk/57/2/57_KJ00005421799/_pdf/-char/ja
これによると、斉彬に影響を与えたのは二人、共に女性。
 一人は家来で後に天璋院に付けて島津家から出す、小野嶋という筆頭老女を務めた女性。
 この人は大石寺の当主だった日英上人の日録にも名前が出ている。
 慶喜継嗣計画のメッセンジャーだったという説もある。
 この人についてはこれ以上の資料はみつからなかった。
もう一人は斉彬の実母賢章院である。
・・ 賢章院
斉彬の教育を乳母まかせにせず、自ら行う。乳も母乳を使う。
 彼女の書いた短冊を目にした。
 こくいうものを見慣れている目からみても傑出した筆使い。
 気品なんて言葉を自分が書くとは思わなかったが、そうとでも言いたくなる文字だ。
http://www.library.pref.kagoshima.jp/honkan/files/2011/05/033_賢章院様御歌一首.pdf
 <短冊の写真は省略(太田)>
 この人は斉彬が14歳か15歳のときに死んでいる。
 斉彬は母の作った物語を後になってから筆にしている。
 三十六歌仙こほろぎ物語。
 斉彬がどんなにこの母を慕っていたか想像がつく。
 さて、その中にこんな下りがある。『さほさしていつか渡らん三つ瀬川(三途の川)はちす(蓮)の舟にのり(法)をもとめて』。
 インド人にはいまでもそうだが、宝石好きの傾向がある。
 インド文化圏の法華経にもその影響は残り、宝石の木、エメラルドのなんちゃら、みたいな物品描写が法華経には多い。
 賢明な斉彬の母も、この装飾に、参ったか、法華経大好きとここで告白している。
祖母は観心院という。
 もうこれだけで日蓮宗関係者決定という贈り名。
 だって日蓮の主著は『観心本尊鈔』ですから。
 祖母は近衛家の養女になってから嫁入りしている。
 京都における日蓮の活動拠点、妙顕寺の第二世当主は大覚大僧正妙実。
 日蓮とも一緒に活動した人だが、彼は近衛家の出身。
 大嫌いな日本仏教について興信所ごっこをしてしまった。

⇒繰り返しますが、仏教に係る過去コラムを読んでください。 
 誤解のないように言っておきますが、私は仏教信者じゃあありません。
 釈迦の考えの信奉者とは言えるかもしれませんが・・。
 なお、釈迦自身、仏教信者でなかったことは当然として、仏教的なものの開祖になるつもりもなかったことに注意。(太田)

 この辺で足を洗います。
法華経は斉彬にとって母の書物であり、日蓮宗仲間の年寄りと話すことで母との思い出を新たにしていたのではないだろうか。

⇒斉彬の母親と祖母の話、よく調べましたねえ。
 そういう素地があったからこそ、大叔父からのお誘いが、斉彬の最後の背中を押したんでしょうね。(太田)

神戸の地震のとき、宗教別の慈善活動の状況報告を読んだことがある。
 曹洞宗とキリスト教(新旧どっちも)が活発で、日蓮正宗の名はなかった。
 僕は太田さんのように法華は利他的という印象を持っていません。

⇒ひょっとして(国柱会会員、つまりは日蓮宗信徒であったところの、)宮沢賢治の童話や事績を御存じない?
 そういう日本人がいる、というか、出現した、ということであれば、ショックです。(太田)

・日蓮正宗以外の仏教への斉彬の態度
 『日本近代化と廃仏毀釈』によると、
https://www.jstage.jst.go.jp/article/rcmcjs/14/0/14_61/_pdf
 『斉彬は時鐘を除き大小の寺院の梵鐘を悉く徴収したため、その祟りで病気になり急死したとの噂さえ立った。寺院から徴収した梵鐘は武器製造に充てたとされている』
 仏教を敬う態度など窺えない。

⇒日蓮宗寺院は薩摩藩領内にはなく、他宗派の寺院群を攻撃することは、仏教の一派である日蓮宗の教義に叶っている・・という趣旨のことを「講演」原稿に書いてまっせー。(太田)

 ちなみに鹿児島では廃仏毀釈のため寺院1066箇所、僧侶2964人が消滅したとある。
 江戸仏教の勢力恐るべし。
 そういえば、キリスト教にもユダヤ教にも「殺すなかれ」という教えはありましたよね。

⇒イスラム教も同じですが、連中の場合、異教徒は、基本的にモーゼの十戒等の禁忌の対象じゃありませんよ。聖書を読み返してみてください。(太田)

● 3島津斉彬の考え (7)抱懐すべきイデオロギー
●● 軍事力重視
 『実場に試験し』という言葉にはしびれます。

● 3島津斉彬の考え (8)結論
 中国の覚醒をうながすという戦略があったかどうか、生命尊重の態度がどこまであったか(こちらは天皇制堅持という姿勢でそういう態度があったことは納得できるようになったのですが、法華信仰の部分はまだ疑問です)。

⇒今までご縁がなかったのなら、人生に遅過ぎるってことはないので、宮沢賢治のことを知り、彼が書いたものを読みましょう。(太田)

 この辺の違いを意識しつつ、続きを読ませていただきます。

● 間奏曲[斉彬にとっての国学]
●● 斉彬にとっての国学
・使えなかった斉彬の部下
 常平法という経済政策と、屯田兵制という軍事、農学政策の両方をこなした関勇助という男を調べたくなって調査した。すると、こんな論文をみつけた。
 『郷中教育の完成』
https://ir.kagoshima-u.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_action_common_download&item_id=7270&item_no=1&attribute_id=16&file_no=1&page_id=13&block_id=21
 こんなことが書いてある、
 『すなわち役人に人を得ていないことから 「指示待」 の傾向が顕著となり自己の繁栄のみを心がけることが蔓延しているとする。これは<…>実質的には士風の悪化であり、その具体例として’役人による賞罰の不明、影に隠れた賄賄の横行などをあげ、斉彬の膝元で奉公している中であっても「人心ノ善悪邪正等ハ勿論、下民ノ情事等奉告、御聖慮閉塞不仕様、御奉公可仕者」 は関勇助・郡山一介・江夏十郎の三名にすぎないとする』
 厳しくみれば組織なんてそんなものかもしれない。が、ここまであからさまな記録が残っていることに、ひとまず驚いておこう。

● 間奏曲[廃仏毀釈と斉彬]
●● これまでの説
・日蓮のいいかげんさにいらいらする。
 法華経は、ブッダはいつでも、どこでもいると言っているわけで、仏性は、法華経にも、日蓮にも依存しない。
 なんで他の仏法諸派を排撃するとかでてくるのか、まったく理解できない(実は法華経を日蓮は読めてないとわかっているが)。

⇒繰り返しますが、法華経が読めていないこと、つまりは、釈迦の考えが、だからもちろんのこと人間主義が、「わかってない」、こと、が「わかって」ないのはあなた自身です。
 でも、私に言わせりゃ、それじゃあ、毛沢東も習近平も「わか」らないし、まして、日本の歴史、とりわけ戦前史なんて、皆目「わか」りませんぜ。
 なお、日蓮の考えを最大限ヨイショする形で要約すれば、「菩薩道(≒人間主義)が最も普及している日本国、及びその日本国の諸国民は、菩薩道の実践・普及を国内外で行うことが使命であるところ、そういったことから目を背けているところの、他の国内外の仏教諸派は、ことごとくエセ仏教である」、といった感じになる、というのが私見です。(太田)

・斉彬の人のマネージメント「使えないやつなんかいない。できる事をみつけてやって、みんなを働かせる」から類推するに、「仏教でも、天皇制でも、神道でも、国学でも、使えるものはみんな使う」そんな指向があったと考えられませんか。

⇒いかなる生きざまを旨として「使えるものはみんな使う」のか、が重要なのであり、それが、歴代天皇に象徴されるところの、日本のまともな選良に関しては、人間主義(≒菩薩道)だった、斉彬の場合もそうだった、と私は指摘しているわけです。(太田)

 あるものを肯定する姿勢はカトリックの最良層部分を思わせる。
 モーツァルトを聴くときに感じる感覚。

<太田>

 太田コラムには無関係な投稿から始まり、太田コラムにからむ投稿になり、太田コラムに関する投稿になった、と、貴投稿が「発展」してきたことを寿ぐとともに、今後は、ネットで情報を集めるより前に、まず関連太田コラム群に目を通されることを強くお勧めします。
 「講演」原稿へのコメントの残部については、少なくとも、私の人間主義論、そして、仏教論、をきちんと理解してから、取り掛かかっていただきたいものです。
 もとより、私の、人間主義論、仏教論、そのものを批判するってのも、大いにアリですが・・。

<文十郎>(フェイスブックより)

≫ところで、四大学ってなかなかムツカシそうです。・・・というわけで、ホントに分からなくなってしまいました。≪(コラム#9912。太田)

 四大というのは短大に対して「四年制大学」という意味で使っていました。

<pxiFdfFr>

 「四大」は(短大に対する)四年制大学のことでは?
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1147740846

<太田>

 他の方からの同様の指摘がありました。
 どうやら、そうみたいですね。

<EM2W2NvA>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

「四大」とは、短大ではない、四年制大学を指す言葉です。
https://kotobank.jp/word/四大-73697#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89

<Toshi>(ツイッターより)

 見当違いのコメントだったらお許しいただきたいのですが、四大=四年制大学ではないか?という単純な定義ではない「日本の四大学」についての太田さんの疑問であり議論なんですよね?

<太田>(同上)

 私が「四大=四年制大学」という言葉を知らなかった、という単純な話でした。お騒がせしました。

<太田>

 それにしても、読者の側にヨコの情報共有がないっての、困るというか面白いというか・・。

<山本>

≫ブログ作業入り口画面(ダッシュボード)で、アクティビティのところに表示される過去コラム群より前の日付のコラムの中身を修正したい時にはどうしたらいいんでしょうか?≪(コラム#9912。太田)

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<太田>

 前に、そこ、アクセスしたことがあったんだけど、完全に忘れてました。
 サンキュー。

<globalyst>

 <昨>日、コラム#9912<皆さんとディスカッション(続x3743)>を3回受信しました。
 最初と2通目は・・・@ohtan.net から送信され、
 3通目は・・・・@jcom.zaq.ne.jp から送信されています。

<太田>

 私のメールソフトに「障害」が生じており、表見上は、メールが送れなくなっているからです。
 (実際には送れていることが分かっています。
 但し、送信トレイには表示されません。)
 K.Kさんに相談中です。

<太田>

 Thunderbird上のGmail経由のアカウントからメールを送ると、
「メッセージを送信しています
状態:コピーが完了しました
進行状況:・・・」
のポップアップ画面が消えないままで、「18送信済みメール」に反映されません。
 でも自分宛にメールを送ると、「2018」には反映されるので、相手に届いてはいるようです。
 このメールは念のため、(本日の「ディスカッション」を送り直したアカウントと同じですが、)Gmailを経由しないアカウントから送ります。
 どう、「障害」に対処すればいいでしょうか。
———————-

 先程送ったメールですが、「コピーが完了しました」までも行かず、「コピーしています」で止まってしまい、エラー表示まで出て、それをキャンセルすると、「送信できませんでした」と出てしまいました。
 でも、このアカウントの「送信済みトレイ」には反映されていました。
 で、このアカウントから自分にメールしたら、同じ現象が起きつつも、このアカウントの「送信済みトレイ」に、反映されただけでなく、このアカウントの「受信トレイ」にも反映されて(=届いて)いたので、やはり、先程送ったメールもそちらに届いていると思います。
 とにかく、何が起こっているのか、さっぱりワケが分かりません。
———————-

 今度は「障害」が起きませんでしたね。
———————-

Gmail経由のアカウントで自分宛にメールを送ったら、最初と同じ「障害」が
出ました。

<K.K>

 えーと、まずメールが送信が出来ているかどうかですが、私のところには、この障害に関するメールとして、「件名」が、「Thunderbirdの「障害」」というメールが一通、「Re:Thunderbirdの「障害」」というメールが三通の計4通(すべてJ:COMのメールアドレス経由)が届いています。
 昨日の「皆さんとディスカッション」に関しては、まぐまぐ経由のものを除いて、計3通(「ohtan.net@gmail.com」経由が2通、J:COMのメールアドレス経由が1通)届いています。
 「太田述正コラム#9913」は、「ohtan.net@gmail.com」経由で、一通正常に届いています。
 上記のメール数に間違いがなければ、送信に問題は無く、送信メールのコピー保存に問題があるということになると思います。
 送信メールのコピー保存の設定をやり直すだけで、何かの拍子に直るかもしれませんので、添付ファイルの操作を行ってみて下さい。
 容量に関してですが、「Thunderbird」の容量の上限は4GBなのですが、[2018][2017][2016]等のフォルダーは、保存ディスク上に別ファイルとして保存され、各フォルダーの容量が4GBを超えなければ大丈夫です。6月の末というこの時期に[2018]フォルダー(ディスク上ではファイル)の容量が4GBを超えたとは考えにくいです。
 Gmailの方の容量ですが、Gmail経由以外の送信メールでも障害が起こっていますから、Gmailの容量不足が原因ではないだろうと現時点では思います。
 添付ファイルの内容を行っても、障害が無くならない場合は、また連絡をください。(その場合は、Acronis True Imageで、Thunderbirdのプロファイルだけリカバリしてしまった方が解決は早いと思います。システムリカバリではなく、データリカバリですから、システムリカバリより簡単です。)

[添付文書(画像は省略(太田))]

<1> 送信メールの保存の設定のやり直し
1. Thunderbirdを起動させて下さい。
2. 
一、 [ツール(T)]をクリック、
二、 [アカウント設定(S)]をクリックしてください。
3. [アカウント設定]というウィンドウの左の方に、下掲画像のオレンジ枠の様に、Thunderbirdに登録してある[アカウント](メールアドレス)が表示されるはずです。[ohtan.net@gmail.com]アカウントの下にある[送信控えと特別なフォルダー]をクリックして青色反転させて下さい。
4. 
一、[メッセージ送信時に自動的にコピーを作成する(P)]チェックボックスにチェックが入っているはずです。このチェックを外して下さい。
二、[OK]ボタンをクリックして下さい。
5. もう一度
一、[ツール(T)]をクリック、
二、[アカウント設定(S)]をクリックしてください。
6. [ohtan.net@gmail.com]アカウントの下にある[送信控えと特別なフォルダー]をクリックして青色反転させて下さい。
7. 
一、[メッセージ送信時に自動的にコピーを作成する(P)]チェックボックスに、チェックを入れて下さい。
二、[その他のフォルダーを指定する(O)]ラジオボタンにチェックが入っていることを確認して下さい。チェックが入っていない場合は、チェックを入れて下さい
三、[その他のフォルダーを指定する(O)]ラジオボタンの右にあるドロップダウンリストで、[送信済みメール(ohtan.net@gmail.com)]が選択されていることを確認して下さい。選択されていない場合は、[送信済みメール(ohtan.net@gmail.com)]を選択して下さい。
四、[OK]ボタンをクリックして下さい。
8. 「ohtan.net@gmail.com」アカウントから、J:COMのいずれかのメールアドレスに、テストメールを送信して、「ohtan.net@gmail.com」アカウントからの送信メールが、正常に保存されるか確認して下さい。この時、以下の点に注意して下さい。
「ohtan.net@gmail.com」アカウントからの送信メールは、[18送信済みメール]フォルダーに、送信時に仕分けされる様に設定されていますが、この仕訳が上手く機能せず、送信済みメールが、[18送信済みメール]フォルダーではなく、[送信済みメール]フォルダーに残ったままの場合があります。

⇒大丈夫でした。(太田)

この場合、次のメールを送信したときには、正しく[18送信済みメール]に仕分けされることが多いです。
ですから、正しく[18送信済みメール]フォルダーに仕分けされなかった場合は、さらにもう一通テストメールを送信して、前のテストメールが、[18送信済みメール]フォルダーに仕分けされないか、確認してみて下さい。
送信時に正しく仕分けされず、次のメールを送信した時に正しく仕分けされるのであれば、それほど問題は無いと思いますので、これ以上は下手にいじらない方が良いと思います。

<2> Gmailの使用量確認
 太田さんがGmailを利用し始めたのは、2009年であったと思います。今年でちょうど10年目になりますから、下記の手順でGmailの使用量を確認して、あと何年ぐらい大丈夫そうか、判断して下さい。
 (容量があと何年も持ちそうにないという場合は、Thunderbirdでローカルに移せば、Gmailの使用量は減らせます。ただし、この場合、Thunderbirdのプロファイルの容量には変化はありません。)
1. いずれかのブラウザで、Gmailにアクセスして下さい。
2. 下掲画像の赤枠の部分で、使用量が確認できます。

⇒「3.27 GB(21%) / 15 GB を使用中」なので、まだ、全然大丈夫そうです。(太田)

<太田>

 おかげさまで、「障害」解消ができました。
 朝方、Gmail経由のアカウントしか覗いてなくて、返信来ないなあ、と思っていて、相当経ってから、そういえば、経由しない、J:COMのアカウントからメールしてたんだと気づいた始末。

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 「第31期竜王戦 藤井聡太七段 vs 増田康宏六段 決勝トーナメント」観戦中。↓
http://live2.nicovideo.jp/watch/lv314059371

 代表的なものを若干。↓

 Japan sneak through to World Cup last 16 despite Poland defeat・・・
https://www.theguardian.com/football/2018/jun/28/japan-poland-world-cup-group-h-match-report
 「サッカー日本代表 西野監督「本意ではなかったが他力を選択」・・・」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180629/k10011499871000.html
 「「あぜん」「ギリギリの判断」日本の戦いぶりに各国・・・」
https://www.asahi.com/articles/ASL6Y231FL6YUHBI004.html?iref=comtop_8_01
 Japan manager Akira Nishino admits his own negative tactics left him unhappy・・・
https://www.theguardian.com/football/2018/jun/28/japan-poland-senegal-world-cup
 「【サッカー日本代表】中国新華社「フェアプレーと程遠い」「恥ずかしい10分間」 日本の終盤の作戦を酷評・・・」
http://www.sankei.com/world/news/180629/wor1806290021-n1.html
 <本日午前段階で、人民網は一日遅れ。↓>
 「「脇役」はもうゴメン!アジアのメンツかけ日本が今夜ポーランドと対戦・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0628/c94473-9475853.html

 こんなんもあった。↓

 「韓国代表はW杯で輝きを放った「ドイツに勝ったという栄誉を得た」=中国・・・」
http://news.searchina.net/id/1662273?page=1
 「恐ろしいほど韓国に感謝しまくるメキシコ、航空会社までもが突然「韓国愛してるセール」開催・・・
 この状況に中国のネットユーザーは、「逆にドイツの航空会社は、韓国路線の値段を5割増しにしたりして」、「ドイツは韓国と外交関係断絶するかも」、「これ、もしメキシコがスウェーデンに3-0で勝ってたら、逆に韓国がメキシコに感謝することになっていたな」、「メキシコ人は中国にも感謝して欲しい。われわれが韓国をW杯本戦に押し上げたんだから」などといったコメントを残している。」
http://news.searchina.net/id/1662283?page=1
 「・・・中国のネットユーザーが最も多く賛同を寄せたコメントは、「誰も彼らのことはリスペクトしていない」だった。次に多かったのは「どうしたら、彼らが世界からリスペクトされたことが見て取れるのか。1つの勝利で、これまでの土を掘り返すような乱暴なサッカーが帳消しになるとでも?」というものだ。さらに「前半にどれだけファウルしたと思ってるんだ。何がリスペクトだ」、「東アジアの栄光? どうしてそうなる?」など、批判的、否定的なコメントが並んだ。
 また、「韓国が勝ったのは認めるが、ドイツがひどかっただけのこと」など、韓国の実力というよりもあくまでもドイツの自滅といった見方をするユーザーが目立った。
 一方で、「確かに韓国はいいプレーをした」、「韓国は好きにはなれないが、ドイツ人相手によくやったのは事実」、「どうしてリスペクトできないのか」、「普通に韓国代表をリスペクトすればいいじゃないか。ネットでは韓国代表の事を叩きすぎ。中国代表は本戦にすら出ていないのに」とし、韓国の金星を素直に賞賛すべきとの声も一部で見られた。」
http://news.searchina.net/id/1662249?page=1

 誰がカネ出すんや、事実上の婚約解消じゃないか、という疑問に誰か答えてちょ。↓

 「小室圭さん渡米へ…3年間、米弁護士資格目指す・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180629-OYT1T50093.html?from=ytop_main3

 伊藤詩織「強姦」事件を取り上げている。まだ、民事訴訟、提起してないのね。↓

 Japan’s Secret Shame review – breaking a nation’s taboo about rape・・・
https://www.theguardian.com/tv-and-radio/2018/jun/28/japans-secret-shame-review-breaking-a-nations-taboo-about

 日本のTV番組「テラスハウス」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9_(%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E7%95%AA%E7%B5%84)
が紹介されていた。↓

 Terrace House: Japan’s nice, calm Love Island alternative・・・
https://www.bbc.com/news/world-asia-44544439

 くだらないことにカネ使ってていいのかよ。↓

 「米政府が人身売買報告書 国務長官、最低評価の北朝鮮を非難 日本は初めて最上位に格上げ・・・」
http://www.sankei.com/world/news/180629/wor1806290028-n1.html

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <習ちゃん、もっとはっきり言わにゃ、分からんで。↓>
 「日本は世界貿易紛争に高い関心を寄せつつ慎重な態度・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0628/c94476-9475653.html
 <これもや。↓>
 「日本で民泊新法実施 民泊事業は困った状況になる・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0629/c94476-9475971.html
 <ここからは、サーチナより。
 定番。↓>
 「良く考えてみたら「日本は全然『小日本』なんかじゃなかった」・・・中国メディア快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1662259?page=1
 <これもや。↓>
 「・・・中国メディアの快資訊はこのほど、「日本では農村部と都市部の生活に大きな経済格差は見られないどころか、地方に住む人のほうが豊かな生活をしているケースもある」と指摘する記事を掲載した。・・・」
http://news.searchina.net/id/1662203?page=1
 <ややガス抜き気味の定番。↓>
 「日本の街にゴミ箱が少ないのは、日本人の民度が高いからではなかった!?・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1662219?page=1
 <ありがとさん。↓>
 「W杯で日本代表に劣らず活躍する日本人レフェリ・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1662303?page=1
 <ガックリ。↓>
 「日本企業はW杯のスポンサーになってないのに! なぜ東芝のテレビの広告が?・・・レグザは今、ハイセンス傘下にあるため・・・中国メディアの南方都市報・・・」
http://news.searchina.net/id/1662252?page=1
 <エッヘン。↓>
 「・・・中国メディアの快資訊は・・・「164年前の中国人も現代の中国人と同じように『日本の治安は良い』と言っていた」と紹介する記事を掲載し、その経緯を紹介している。
 ・・・記事は、日本の治安が良いことは「江戸時代」から中国で知られていたことだと紹介。当時の日本は鎖国をしていたが、黒船来航として知られるペリー率いるアメリカ合衆国海軍東インド艦隊が2度目に日本を訪れた際、香港から通訳助手として「羅森」が来日し、後にそのときの様子を「日本日記」として記していると紹介した。
 香港人の「羅森」が日本を訪れて非常に驚いたこととして記事は、「日本の家の扉は紙の部分もあって、泥棒を防ぐことなどとてもできないが、当時の日本はそのような扉でも安心して暮らすことができていた」と紹介。また、別の資料には、江戸時代の治安は非常に良かったため、牢屋は存在していたが使用しない期間もあったほどと紹介し、日本の治安は現代になって良くなったのではなく、昔から良かったのだと伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1662250?page=1
 <大したこと書いてないなあ。↓>
 「日本で買い物しまくる中国人、「なぜそんなにお金を持ってるのか」と訝る日本人・・・中国メディアの捜狐・・・」
http://news.searchina.net/id/1662254?page=1
 <フムフム。↓>
 「 中国メディアの網易は・・・中国で個性が重視され、消費も同時に個性化するなかで「中国人のオタクが増えている」と伝え、「日本のオタク文化が中国を侵食している」と論じる記事を掲載した。
 中国ではオタクとされる人は「御宅族」と呼ばれ、オタク文化は「御宅文化」もしくは「宅文化」と呼ばれている。また、男性であれば「宅男」、女性であれば「宅女」という言葉もある。ときおり「引きこもり」や「ニート」も「御宅族」とされることもあるようだが、記事は「正確に言えば、ニートや引きこもりは御宅族とは違う」と伝え、御宅族とは特定の趣味に没頭する人のことを指すものだと強調。
 さらに、日本では「自分で自分のことを『オタク』と呼ぶことを嫌う傾向がある」と指摘する一方、中国の「御宅族」は「まるで誇るかのように、自分をオタクであると明言する傾向にある」と紹介し、家にこもって日本の漫画やアニメ、映画などに没頭していると伝えた。
 また記事は、中国の「宅文化」は血縁や地縁など、中国伝統の社会構造を超越した新しい人間関係をもたらす文化であり、中国人の消費が個性的になった証でもあると指摘する一方、日本の漫画やアニメ、映画が没頭の対象であることから「日本のオタク文化が中国を侵食している」と言えなくもないと伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1662289?page=1
 <ウィンウィン関係?↓>
 「日本人が食べる「うなぎ」の大半は中国産、一方で中国では日本米のシェアじわり・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1662293?page=1
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太田述正コラム#9915(2018.6.29)
<松本直樹『神話で読みとく古代日本–古事記・日本書紀・風土記』を読む(その10)>

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