太田述正コラム#9940(2018.7.12)
<皆さんとディスカッション(続x3766)>

<太田>(ツイッターより)

 世界保健機関(WHO)の『疾病及び関連保健問題の国際統計分類』(ICD:無料)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%96%BE%E7%97%85%E5%8F%8A%E3%81%B3%E9%96%A2%E9%80%A3%E4%BF%9D%E5%81%A5%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%AE%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E7%B5%B1%E8%A8%88%E5%88%86%E9%A1%9E
が掲げる精神障害群の中に、初めてセックス依存症が明記された。
https://edition.cnn.com/2018/07/10/health/compulsive-sexual-behavior-mental-health-condition/index.html
 米精神医学会 (APA) の『精神障害の診断と統計マニュアル』(DSM:有料)では未明記。
 慶祝タイガー・ウッズ?!

 「「合格頼んでいない」 文科省汚職で逮捕の前局長、事業選定権限も否定…」
http://www.sankei.com/affairs/news/180712/afr1807120002-n1.html
 前段は非常識。後段は、その後の科学技術・学術政策局長時代に請託を叶えてやってんだから抗弁にならず。
 福田前財務次官は単に非常識だったが、彼に至っては法律知識も欠如か。嗚呼、世も末じゃー。

<太田>

 関連記事だ。↓
 <とにかく、脳死状態だわ。↓>
 「東京医科大裏口入学 特捜部が注目するセブ島旅行・・・」
http://blogos.com/article/310395/

<TSY>

 太田さんに教えてもらった、陸軍幼年学校卒業生や陸士卒業生には切れるやつがいる、という説を、現在検証中?です。

⇒そいつはありがたいが、生資料・データの収集に極力徹していただくよう、お願いしておきます。(太田)

 産経の機密日露戦争史の記載をみて、ひっかかりました。
 産経のブンヤに、陸士の谷の悪口が書けるのか、書けるもんか、という偏見からちょっと調べてみました。

⇒谷寿夫について、調べましたか?
 彼は、南京事件が裁かれた「法廷」で、「虐殺事件は中島・末松およびその他の<自分の部隊以外の諸>部隊<(師団)>が責任を負っているのである。」と弁明しています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B0%B7%E5%AF%BF%E5%A4%AB
 しかし、真っ黒の中島今朝吾
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%B3%B6%E4%BB%8A%E6%9C%9D%E5%90%BE
はともかく、末松茂治は、起訴どころか、逮捕すらされていません。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AB%E6%9D%BE%E8%8C%82%E6%B2%BB
 谷は、自分が助かるために、同僚達に一律に責任を押し付けようとした、としか考えられません。
 そんな谷の書いたものの信憑性は低い、ということです。(太田)

 結果はこの通りです。
 これは書きませんでしたが、レーニンに言及されることは、乃木が国際有名人だったことは保障しますが、戦術家・軍人としてすぐれてたとどうしていえるんでしょうか。

⇒イタタタタ。
 そりゃ、レーニン、ないしは、マルクス・レーニン主義、の何たるかをあなたが全く理解していないってことですねえ。
 例えば、下掲参照してごらんなさい。↓
 Lenin and Clausewitlz:The Militarization of Marxismn, 1914-1921
https://www.clausewitz.com/bibl/Kipp-MilitarizationOfMarxism.pdf 
 どうして、知らないことを、しかも、調べようともしないで、あなたは断定的に物を書くんですかねえ。(太田)

 去年邦訳がでたスターリンの批判的伝記(ロシアの現代の知識人(共産党に近い論客)が書いた物)を覗いていたときに、スターリンの指導がソ連に寄与したか検討する章がありました。
 よみかけて、びっくりです。ほとんど史料がなく、判断できないという状態です(よせばいいのに状況証拠だけでなんかでっちあげを書いていましたが)。
 レーニンは物を書いていますからスターリンよりは史料はあるにしても、彼が優秀な軍事指導者だと、僕は聞いたことがありません。ほんとにいいかげんなことを書く人、多いですね。

⇒あなたを最大限褒めますが、あなたも含めて、です。
 それがどうしてかも、次回のオフ会「講演」で明らかにしたいと思っているわけです。(太田)

[添付文書]

     『機密日露戦史』谷壽夫 の産経 川瀬弘至のコメントについて

■ はじめに
 僕は、徳富蘇峰、内藤湖南を例外として、日本人の新聞記者、新聞記者あがりの大学教授の文章に感心した記憶がない。
 この経験から、記者が書いたものは、裏をとる癖がある。

⇒甘過ぎます。
 戦後日本人の書いた人文社会科学系の論述の全てを常に疑ってかからなきゃダメです。(太田)

『機密日露戦史』谷壽夫について、産経の川瀬弘至がこんな文章をのせている。
 『機密日露戦史は、陸軍中将の谷寿夫(ひさお)が陸軍大学の教官時代、兵学講義の教科書として著作したテキスト。公刊戦史にない史料や、日露戦争従軍者らの証言も含まれ、戦史研究における資料的価値は高い。戦前は一般に公開されなかったが、戦後にその存在が明らかになると、歴史研究者や小説家らが参考にするようになった。昭和43~47年に産経新聞夕刊で連載された司馬遼太郎の「坂の上の雲」も、機密日露戦史を参考にしている。ただ、著者の谷は第3軍司令部の一次史料(参謀日記など)をほとんど利用せず、多くを第3軍に批判的な軍関係者の回顧談などに依拠していた。このため幾つか事実誤認があり、日露戦争で第4軍参謀長を務めた上原勇作(のち元帥陸軍大将)も「客観性に欠ける」などと批判していた。』
http://www.sankei.com/premium/news/180708/prm1807080006-n4.html
 裏をとってみた。以下はその要点を記す。
『機密日露戦史』は、原書房1966年を用いる 。調査範囲は同書の第六章『旅順要塞攻城作戦指導の経緯』pp.196-248
なお、以下本文中にあらわれる{ }はこの内容が提出者の書いたも注や感想であることを示す。

⇒レーニンにはケチつけたくせに、「陸軍大臣、教育総監、参謀総長の「陸軍三長官」を歴任し、元帥府に列せられたのは帝国陸軍史上、上原と杉山元の2名のみである」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E5%8E%9F%E5%8B%87%E4%BD%9C
ところの、(仏語本を含む大読書家の)上原(上掲)にはどうしてケチつけないんです?
 彼が、薩摩藩出身(上掲)のバリバリの島津斉彬コンセンサス信奉者とふんで、私に遠慮したのかな?
 というより、単に、上原がレーニンと違って(?!)軍事のプロ中のプロだから敬遠したんでしょ。そりゃ、ないよ。
 自「説」に有利だと思われる箇所だけを引用し、不利だと思われる箇所は無視する、というのは、最も非科学的な姿勢ですよ。(太田)

■ 兵学講義の教科書ではない
『機密日露戦史』は陸軍大学校(本の素人)が編集した10人の学生へむけた授業用印刷物である。その授業の目的は「特に戦争統帥を主眼とし、戦闘の高等統帥は主として大本営の業務ならびに満州軍総司令部間の行動にとめ、各軍司令部以下の研究は之を副とせり」とある(p.2)。川瀬の『機密日露戦争史』の紹介は間違っている。機密日露戦争は、日露戦争を、国家間外交の一環として記述し、その外交目的達成のためには、いかなる戦争組織が組まれ、その戦争組織(具体的には、大本営、満州軍総司令部と各軍司令部)がそれぞれ具体的な戦闘でどう動いたかを記述し、その構成要素間の不具合を剔出している。「満州軍総司令部実現経緯と編成内容論」「全戦役間大諜報網の構成と実際」「樺太出征難と陸海軍争議の経過」「後方勤務の梗概とその経緯{兵站}」「戦役間に於ける対韓政策実行の経緯と北韓作戦」「対米工作と戦費調達」「講和会議の実相」「戦役間に於ける清国操縦経緯と戦後日清提携策実行の機略」。章立てをみるだけで、この本がどういう戦史であるかわかる。この本に戦闘史を求めるのはおかど違いだ。1683年まで使用例がさかのぼれ、「甲州流兵学」なんて用法もある、主に戦場での戦い方を記述するいわゆるいわゆる「兵学」ではない。現在の読者のことを考えれば、国際関係論・戦略学の観点から記述した日露戦争史というのが正しい表現だろう(まして新聞紙上で兵学講義と表現するのは不適切)。

⇒私が既に指摘したのと同じようなことですが、そういう議論をする時は、最低、「兵学」の標準的な意味を知っているか、知らないのなら調べる必要があります。
 調べれば、兵学って、あなたのイメージよりもはるかに意味が広いところの、「軍事に関する事柄、すなわち戦争、軍事力、戦略、戦術、統率などの諸研究を包括する学問」※
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B5%E5%AD%A6
であることが分かったはずです。
 蛇足ながら、江戸時代初期に生まれた日本の兵学は、「『孫子』などの『武経七書』」がタネ本でした(上掲)が、例えば、『孫子』って、まさに※の定義ぴったしの書ですよね。
 (エッ、『孫子』を読んでいない? まさか、まさか、まさか・・。)
 よって、あなたがこのすぐ上で結論的に書いたことこそ、「不適切」の極みです。
 このあたりで、とてもじゃないけど、以下を読む気力なんて失せちまいました。
 以上の私の指摘も踏まえつつ、自分よりはまだ(典拠を末尾に列挙している)川瀬氏の方がまともらしい、というくらいの謙虚さを持って、もう一度以下の貴稿を入念に点検されることをお勧めしておきます。
 で、点検された場合のことですが、その結果、どうなったかが、読者に分かり易いように、一応、ここに転載はしておきます。(太田)

あくまで授業用印刷物なので、単独でも要点はつかめる「教科書」としては使えない。たとえばp.204には「凹字形山攻撃に関する細部の研究は、口述に止め本記録からは省略」、p.205には「これを陸戦新史につき一読しよう(第百四十頁より第百四十二頁まで朗読)」、p.214には十一月一日(陸戦新史六十頁(の朗読))。『機密日露戦史』はこれだけでは、自律的に読むことのできない、授業用印刷物であることを、川瀬は読者に知らせるべきだった。教科書ではサラサラない。

■ 第三軍司令部の一次史料を使っている
 日記もよいが、戦場で書かれ、送られ、読まれた、電報は、同時代現場の証言という意味で1次史料である。また戦場にいた人間が書いた書簡も1次史料である。
・p.204にこうある。ここで谷が第三軍司令部の一次史料である書簡をつかっている。
「第三軍には第三軍別途の考案の存するあり。即ち参謀副長大庭中佐の別紙の次長宛書簡を一読し参考に資すべし。(全文省略)」{省略したのはこの本の編集者の都合。谷ではない。}
・p.209にこうある。ここでも谷は第三軍司令部の一次史料である「ほとんど利用していないとされる」日記(日誌)をつかっている。
「第三軍の機密作戦日誌に次の記事がある。28サンチ榴弾砲の大連湾到着後……もって返電を発せり」
・p.218にこうある。ここでも、第三軍司令部の一次史料である連絡手紙が使われている。
「他方十一日東郷大将と乃木将軍との間の往復文書次の如し、(中略)第三軍より、
敵艦も萎縮せしにより、封鎖はやむるも密輸入の敵の兵器爆弾を止められたし。……」
・p.220にこうある。ここでも、第三軍司令部の一次史料である電報が使われている。
「折り返し十五日第三軍よりの返電、軍艦射撃中止の件、已に岩村参謀に通告ずみ。203は攻略を進めつつあるによりやるかも知れず……望台占領後に北上せしむる考えなり」
第三軍司令部の一次史料をほとんど利用せず、というのはまっ赤な嘘。

■ 第三軍批判者の回顧談に依拠してない
 回顧談とは、文字通りには、昔を思いだしての発言、となる。谷は第三軍司令部を批判する史料を引用しているが、それは、一次史料(そえも川瀬のお好みらしい参謀日記が多い)だ。回顧談による第三軍の批判を僕は見つけられていない。
・p.200に長岡次長の意見を井口少将が記録したものがあるが、これは当事者がその場で聞いたことを記録したのもので、長岡次長の回顧談を記録したものではない。「長岡次長は同少将とは特別に懇意の間柄であるから、隔意無き談話の間に、旅順攻城について、次のように意見を吐露した。
……目下要塞がどれだけの堅固さであるかということはよくわからぬが、……同地旧市街に住居される三井物産支店の代表者河合総之助君のところに泊まったときに、……今日までセメント二十万樽以上を用いた……正面攻撃はむずかしい」。この発言は、情報ルートも明らかにされ、根拠もあり、会話としては数字も入ったほうで、信頼感はある。一次史料にならぬ回顧談といった性質のものではない。
・p.203に第三軍参謀伊地知に対する井口少将の批判が記されているが、これは井口少将の日記(日誌)の引用で、川瀬には何より立派な第一次史料のはず。
「伊地知参謀長は、いやしくも時日を短縮すべき手段は用いて、もらすなしといえり。しかし、……野戦砲兵第二旅団の弾薬縦列むいに露営ここに五日に及ぶ……これらの縦列を攻城材料に供せば、時日短縮の一助となるべけん」
・p204に第一回攻撃の失敗から正攻法の是非を討議する会議での発言記録が井口少将の日誌から引用されている。これも一次史料で回顧談ではない
「敵の兵員並びに兵器弾薬には補充の途なく、一人一発を失うとともに逐次その寿命を縮むるに反し、わが軍はかりに弾薬少なきもこれが補充の道を存す。故に正攻の確実なるにしがず」
・p.208には28サンチ砲の移送について、長岡参謀次長の談話が載っている。しかしこの談話の中には、第三軍にあててうった電報(28サンチ砲を第三軍に送れる)が引用され、さらに伊地知参謀長の返電(不要)があったと書かれる。しかもこの返電は長岡の「書き物の中に残って居らぬが、私の日記中には左の意味が筆記してある」とある。長岡がこのやりとりを重視し、一次史料の日記にあたったことがわかる。この表現は長岡の談話の信憑性を高める。しかも、ダメおしに谷は、第三軍の機密作戦日誌を引用して、長岡の発言を裏付けている。産経川瀬記者によると谷は、第三軍の日誌を引用せずに、第三軍批判者の回顧録に基づいて戦史を書いたのではなかったのか。この通り、谷はそんなことはやっていない。
 谷は事実誤認を大量にしているかもしれない。しかし、谷は川瀬のいうような、第三軍司令部の一次史料をほとんど利用していないどころか、大いに利用している。また谷は、多くを第三軍に批判的な軍関係者の回顧談などに依拠していないし、軍関係者ではなく軍の当事者の第一次史料にあたり、戦争から時間がたったあとの談話を利用するときには、その談話が作り話でないことを示す、根拠を、引用の中で示している。この谷の繊細な作業を無視して、「回顧談などに依拠する」と報道するとは、まったくどういう神経をしているんだろう。
 川瀬記者のおかげで、記者、記者上がりの大学教授の発言は、裏をとれ、という僕の習慣は、悪習ではなく、推奨されるべきよい習慣であることがますます明らかとなった。
不人気分野近現代史は、日本語ではろくな研究者がいない。そのなかでも軍事史なんかはなおさらだ。一人で調べるのはさびしいことだけど、同好の士と思って気を許したら、川瀬や川瀬モドキだったりしたら救われない。信頼できる土台は、自分の手でつくる、その気概が必要な分野だと改めて思いました。

<豊丘時竹>(2018.7.10)http://d.hatena.ne.jp/toyotoki11/20180710

 –母乳を勧めるWHO決議に米国が反対工作–

 ・・・米国は酪農に支配されている国だからかなあ。
URL;https://www.ohtan.net/blog/archives/10921

<太田>

 引用文の中に出てきますが、 米国の調製粉乳(infant formula)製造諸会社の利益を守るためです。
 米国第一ってやつです。
 念のため。

<globalyst>

 <コラム#9937(未公開)の訂正>
 クニツカミ→オオヤマツミノカミ

 「天津神・国津神(あまつかみ・くにつかみ)は、日本神話に登場する神の分類」で、ワダツミノカミもクニツカミに分類される
https://ja.wikipedia.org/wiki/天津神・国津神)ので。

<太田>

 「クニツカミ(地神)」という箇所については、
一、原文のままであって、引用部分だけで、二度、同じ表記がなされていること、
二、「ち‐じん【地神】・・・1 地の神。国つ神。」であること、
https://kotobank.jp/word/%E5%9C%B0%E7%A5%9E-72476
から、「クニツカミ」のままでいい、と思います。

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 西日本豪雨の海外報道。(英米主要メディア群は無視。)

 <人民網はなかなか的確。↓>
 「防災強国の日本 西日本豪雨で被害が大きいのはなぜ・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0711/c94689-9479870.html
 「死者170人以上の西日本豪雨は天災か?それとも人災?・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0712/c94689-9480149.html
 <中国メディア・中国新聞網も。↓>
 「地震に強い日本の木造家屋も、水害には弱かった・・・」
http://news.searchina.net/id/1663006?page=1
 <朝鮮日報も、まあまあ的確。↓>
 「油断と高齢化…日本の豪雨被害が拡大した原因は–西日本豪雨、死者・行方不明者はなぜ200人を超えたのか・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/07/11/2018071103855.html

 堤清二の時代が何と遠くになってしまったことか。↓

 「ウォルマート、西友売却へ 日本市場撤退・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018071201000943.html

 頼むよ、みんな。
 災害派遣のために自衛隊に大枚はたいてるんじゃないんだからね。↓

 「【衝撃】西日本豪富の自衛隊が凄すぎる…批判してる奴らはこれ見てみろ・・・」
http://www.akb48matomemory.com/archives/1071621311.html

 改めて、日本人がいなかったことが残念。↓

 「潜る英雄たち 少年たち助けた多国籍ダイバー軍団・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/14997616/
 <おー危なかったのね。↓>
 「タイ洞窟 救出直後、2人が一時意識失う・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/14995855/
 <なんまんだ。↓>
 「極限に達した疲労と体温低下が<死亡者が出た>原因・・・」
http://www.sankei.com/world/news/180712/wor1807120007-n1.html
 <代わりにやること、早く考えて。↓>
 「FIFA、洞窟から救出少年らW杯決勝戦招待見送り「健康回復が最優先」・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/14993490/
 <救出された少年達を写した写真だ。↓>
 Thailand cave rescue: First footage emerges of boys in hospital・・・
https://www.bbc.com/news/world-asia-44797035

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。
 日本へ行けキャンペーンの一環。↓>
 「日本で「ヤミ民泊」が消えるも、ホテルの料金は高騰・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0711/c94473-9480028.html
 「騒がしくてコンパクトなのが人気 常識覆す日本のホテスルが話題に・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0712/c94689-9480177.html
 <日中交流人士モノ。↓>
 「「遠くにいったい何があるというんですか?」 村上春樹の新書にその答え?・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0712/c206603-9480047.html
 <魂胆ミエミエ。↓>
 「日本経済の回復ベース鈍化 米保護主義が最大のリスク・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0712/c94476-9480186.html
 <ヘイヘイ。↓>
 「中日韓ロシアの高速鉄道を比較した米国人記者、結果は中国が最速・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0711/c94475-9479843.html
 <ウソつけー。↓>
 「スパイ罪で日本人男性に懲役12年の判決 外交部の反応・・・私は状況を把握していない。・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0711/c94474-9479903.html
 <ここからは、サーチナより。
 新材料で日本へ行けキャンペーン。↓>
 「午前6時の大阪の街を見ると、本当の日本の姿が見えてくる?・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1663069?page=1
 <新材料で日本の匠絶賛。↓>
 「中国メディア・東方網は・・・日本の板前が非常に小さな魚を下ろして刺身にする手さばきに感嘆したとする記事を掲載した。
 記事は、「日本人が刺身を食べることで有名なのはみんな知っていることだろう。彼らは様々な種類の刺身を好んで食べ、日本のドラマなどでも刺身を食べているシーンをよく見かける。その食べ方もいろいろあり、調味料につけてそのまま食べることもあれば、握りずしにしたり、ちらしずしや丼にしたりもする。刺身が好きな人にとって日本は天国のような場所だろう」と紹介した。
 そのうえで、日本の板前がとても小さな魚をさばく様子を紹介。「この魚は本当にものすごく小さく、何かに紛れて来た小魚ではないのかと思ってしまう。そんな魚に対し、板前はまず包丁で鱗を取った。あまりに小さすぎて、一体何を削り落とそうとしているのか見た目には分からなかった。その後で腹を裂いて内臓を取り除くと、小さな魚がより小さくぺしゃんこになった」としている。
 そして、「最後にこの魚をきれいに切り出して、慣れた手つきで酢飯の上に乗せて握ると、寿司が完成した。これまで、こんなに小さい魚の刺身は見たことがなかった。これを食材にする日本人、自らの洗練された包丁さばきを見せた職人、本当に非常に驚嘆させられた」と評したうえで、中国のネットユーザーからは、「さばくのに顕微鏡を必要とする細かだ」との感想が寄せられたことを伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1663083?page=1
 <定番化しつつある材料による日本を見倣えキャンペーン。↓>
 「中国メディア・東方網は・・・深刻な高齢化社会を迎えて社会におけるシニア層の活用が求められる中、日本におけるシニア起業の取り組みが参考になるとする記事を掲載した。・・・」
http://news.searchina.net/id/1663097?page=1
 <定番の日本を見倣えキャンペーン。↓>
 「日本で乗った路線バスから「日本人の完璧主義を垣間見た」・・・」
http://news.searchina.net/id/1663029?page=1
 <本件でここまで言い切った「分析」は初めてでは?↓>
 「中国人には便利この上ない中国のモバイル決済、日本人にとっては「面倒」・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1663109?page=1
 <そうなんだよー。↓>
 「 サッカーワールドカップでは日本代表やサポーターらが掃除をしたことで注目と称賛を集めたが、なぜ日本人にはそんなことができるのだろうか。中国メディアの快資訊は9日、日本人の「他人に迷惑をかけない」習慣がそうさせているのだとする記事を掲載した。
 記事は、日本の子どもたちは小さいころから他人の迷惑にならないように教えられているため、人格の1つになっていると紹介。日本人男性と結婚し、日本に住んでいるという中国人女性の観察から、日本では子どもに対してどのように「他人に迷惑をかけない教育をしているか」について紹介している。
 例えば、日本では風邪を引いた友人への差し入れにも、迷惑をかけないように気を使うと紹介した。ある日本人のママ友が風邪で寝込んだ際に、夫から「差し入れは玄関に置いていく」のが日本のマナーだと教えられたそうだ。病気のため化粧も掃除もできないような状況で家に上がるのは失礼になると説明されたそうだが、中国だったら、友人が風邪をひいたら勝手に家に入り、家の中のことを手伝い、必要なら病院にも連れて行くのが当然なのにと頭をひねったとしている。
 また、日本人夫の行動からも「他人に迷惑をかけない」習慣を感じるとしている。中国では子連れでレストランに行ったら、食べこぼしで床を汚すのは当然という感覚がある。大人でも汚く食べ散らかして帰るのが普通だ。ところがこの夫は、気を使って床をティッシュで拭いてから去るようにしていたそうだ。中国では奇異な目で見られてしまうので止めさせたとしているが、中国と日本の感覚の違いを良く表すエピソードと言えそうだ。
 記事はほかにも、実の親に対しても迷惑をかけないよう遠慮するなど、日本人は「やり過ぎなくらい」他人の迷惑になるのを気にしていると指摘している。」
http://news.searchina.net/id/1663036?page=1
 <そりゃそうだよ。↓>
 「日本人の民度にも「大きなばらつき」、ごみを拾う人もいれば捨てる人もいる・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1663064?page=1
 <使いまわし記事。↓>
 「中国の喫煙者は驚くはず「新幹線には喫煙ルームがあるぞ」・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1663065?page=1
 <それこそ、太田コラムの読者諸公はどう考えてるんだろね。↓>
 「日本の働き方改革は、本当に日本の「残業文化」を変えられるのか・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1663067
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太田述正コラム#9941(2018.7.12)
<松本直樹『神話で読みとく古代日本–古事記・日本書紀・風土記』を読む(その23)>

→非公開