太田述正コラム#10396(2019.2.25)
<皆さんとディスカッション(続x3994)>

<太田>(ツイッターより)

 「…我が国<は>、今、グローバル化する世界の中で、更に外に向かって開かれ、その中で叡智を持って自らの立場を確立し、誠意を持って他国との関係を構築していくことが求められている…」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190224/k10011826401000.html
 陛下が、(私の言うところの)モード転換を口に出して示唆された。
 お疲れ様でしたー。

<aqevrS36>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

 「北朝鮮内部の「肉声」を聞く・・・」
https://news.yahoo.co.jp/feature/1236
 想像以上のダメージだ。どうりで習ちゃんの言うことをよく聞く訳ですな。

⇒ラジオプレスってのは日本の外務省系の諜報機関であるところ、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%82%E3%82%AA%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9
公開電波情報の収集以外の活動が、中共領内でできている、ということ自体がおかしい、と、私は前から思っている。
 つまり、ラジオプレス発表の現地協力者から得られた情報なるものは、全て、中共、北朝鮮合作の偽情報だと思った方がいいってこと。
 現状じゃあ、両国は、中共が制裁に協力している、そして、その制裁が効いている、と世界・・突き詰めれば米国・・に思わせたいわけで、その両国の手先として日本政府がただ働きさせられてるって図式の可能性があるってこと。(太田)

<豊丘時竹>(2019.2.24)http://toyotoki11.hatenablog.com/entry/2019/02/24/173456

 –私は村上春樹は嫌いである–

 ノーベル文学賞が欲しくて、小説のなかで西洋人に媚びを売っているように感じるからである。
 そんな箇所はどこにあるのだと言われても困る。
 実際のところ何も読んではいないのだから。
 ただ太田述正コラムの以下の箇所・・・はそのことと関連がありそうだと、私が勝手に考え・・・た。
 いわば勝手読みである。
 最初から言い訳しているのである。
URL;https://www.ohtan.net/blog/archives/12453

<US>

≫タイトルを「中国共産党と北朝鮮の日本文明総体継受戦略」から「中国共産党の日本文明総体継受戦略」に改め、「北朝鮮の戦略」は「北朝鮮の戦略(参考)」に改め、北朝鮮部分を右方に圧縮すればよろしいのでは?

 変更してみました
<URL、ひいてはスライド群、不表示。(太田)>

⇒さっそくやっていただき、ありがとうございました。(太田)

 スライド#8 に記載する人物について助言をお願いします

≫[スライド#8]:杉山元、及び、彼の構想実現に協力した日本人達 陸軍内のみならず、陸軍外のアジア主義者等もピックアップする。「杉山元と日本型政治経済体制」シリーズ内で取り上げた木戸幸一も入れる。≪(コラム#10370。太田)

 陸軍関係では、岩畔、東條英機、阿南、田中静壱、牛島満、岡本清福、小磯國昭 などでしょうか?

⇒取敢えずですが、板垣征四郎、松井石根、も捨て難いですね。
 牛島、岡本は手足に過ぎないので、除きましょう。(太田)

 近衛は含めた方が良いでしょうか?(積極的な協力者とは言い難いですか?)

⇒<代わりに、>廣田弘毅を入れましょう。(太田)

 陸軍以外のアジア主義者が見つかりません。
 杉山より時代の古い犬養らを意図しているのでしょうか?

⇒徳川義親を入れてください。(太田)

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 ワシントンポストもお取り上げに。↓

 In Japan’s Okinawa, voters deliver a resounding no to new U.S. military base ・・・
https://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/in-japans-okinawa-voters-deliver-a-resounding-no-to-new-us-military-base/2019/02/24/95283a46-3858-11e9-b786-d6abcbcd212a_story.html?utm_term=.60adaef0da60
 <でも投票率低かったもんね。↓>
 「沖縄県民投票、投票率は52.48%・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/16069448/
 <沖縄タイムスさえ示唆してるように、これじゃあ客観的には移転反対派の敗北。↓>
 「「意思を示しても変わらない」半数は県民投票に行かず 複雑な沖縄の現実・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E3%80%8C%E6%84%8F%E6%80%9D%E3%82%92%E7%A4%BA%E3%81%97%E3%81%A6%E3%82%82%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%8D%E5%8D%8A%E6%95%B0%E3%81%AF%E7%9C%8C%E6%B0%91%E6%8A%95%E7%A5%A8%E3%81%AB%E8%A1%8C%E3%81%8B%E3%81%9A-%E8%A4%87%E9%9B%91%E3%81%AA%E6%B2%96%E7%B8%84%E3%81%AE%E7%8F%BE%E5%AE%9F/ar-BBU1qhB?li=BBfTvMA&ocid=spartanntp
 <産経記事とはいえ、正しい。↓>
 「・・・「反対」は全有権者の過半数どころか、4割にも満たなかった。オール沖縄が目指した「反辺野古移設の圧倒的な民意」が得られたとは言い難い。平成8年に行われた県民投票では、米軍基地の整理・縮小を支持する投票が有権者の50%以上となっただけに、今回の結果が見劣りする感は否めない。・・・」
https://www.sankei.com/politics/news/190225/plt1902250007-n1.html

 彼女でも、希望したら、サギトワのように、秋田犬、もらえるのかしら?↓

 「紀平梨花、逆転Vで今季国際大会6戦無敗・・・」
https://news.infoseek.co.jp/article/20190224hochi242/

 その頃には既に宮中に入っていた木戸幸一日記には何が書いてあったんだろ。
 案外、このガセ、(麻雀なるゲームを官界から宮中に持ち込んだ?)木戸が流したのかも。↓

 「・・・十月事件のあったころ、満州事変を起こした関東軍の内部では、こんな虚言まで流れていたという。
 「陸軍大臣が御裁可を仰ぐために参内したところ、三時間待たされた。どうしてそんなに待たされたかと思つてきいたところが、陛下は内大臣、侍従長を相手に麻雀をしてをられた」・・・
 この虚言を耳にした侍従長の鈴木貫太郎は、「麻雀なんかといふものは、見たこともない」とあきれたという・・・
 現実の昭和天皇は、軍部などの暴走による憲政の崩壊を憂慮し、一時不眠状態にあった。元老の西園寺公望は7年2月にこう語っている。
 「陛下は、陸軍の跋扈(ばっこ)について頗(すこぶ)る御心配で、実は夜もろくろくお休みになれないらしく、十一時頃侍従を侍従長の家に遣はされて、『すぐ来てくれ』といふやうなお言葉もあつたとか、まことに畏れ入つた話である…」・・・」
https://special.sankei.com/f/society/article/20190224/0001.html

 そりゃ、いるだろな。↓

 Greece’s invisible minority – the Macedonian Slavs・・・
https://www.bbc.com/news/stories-47258809

 ナンセーンス。↓

 「一度に食べていいフライドポテトは6本だけ。驚愕の研究結果に悲しみの声・・・」
https://www.huffingtonpost.jp/2018/12/04/french-fries-6_a_23608763/

 今日も懸命、朝鮮日報。↓

 「ボルトン氏訪韓中止、中朝蜜月と対照的な韓米関係–米朝会談に向けた調整は韓米首脳による35分の電話だけ・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/02/24/2019022480026.html
 「日本ともめている間に中国機が「独島挑発」飛行・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/02/25/2019022580021.html
 「外交的に孤立する韓国…米と足並みそろわず日中とは摩擦・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/02/24/2019022480025.html

 だからどーした。↓

 China has put 1 million Muslims in concentration camps. MBS had nothing to say.・・・
https://www.washingtonpost.com/opinions/global-opinions/china-has-put-1-million-muslims-in-concentration-camps-mbs-had-nothing-to-say/2019/02/24/370be676-36e4-11e9-854a-7a14d7fec96a_story.html?utm_term=.eabee14fabb0

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <新材料による日本へ行けキャンペーン。↓>
 「中国メディア・東方網・・・記事は「総じて、宮崎駿氏のアニメのような美しい景色を感じたいのであれば、京都の嵯峨野を訪れるべきだ。日本人はどうしてこんなに想像力があって、独特な2次元作品を創作できるのかと思うことがあるが、嵯峨野観光鉄道を体験して、日本の自然や風光に対する感受性、美に対する徹底的な追求が、確かに素晴らしい芸術的インスピレーションの源になっているということが分かった」と結んだ。」
http://news.searchina.net/id/1675974?page=1
 <これもだ。↓>
 「<東京>の<戸越銀座商店街等の>商店街は魅力的だ! 日本人の日常を味わうことができる・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1675997?page=1
 <同じく?↓>
 「飲み食いも、入浴までできてしまう日本のネットカフェに中国ネット「住みたい」・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1675975?page=1
 <定番。↓>
 「日本のマンションはなぜ「中国と違って外壁に室外機が設置されていないのか」・・・中国メディアの太平洋電脳網・・・」
http://news.searchina.net/id/1675976?page=1
 「日本とドイツの自動車の性格は全然異なる、その違いはどこから出てくるのか?・・・」
http://news.searchina.net/id/1675977?page=1
 <見出しの付け間違いじゃないか、といった内容。↓>
 「日本と中国の「賃貸不動産」の違い、日本の初期費用はとても高額だ・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1675980?page=1
 <声援していただき、代わって御礼。↓>
 「26歳になった中国でも人気の石川佳純、今年は正念場の1年に・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1675986?page=1
 <いや、だからこそ、「伝統」なぞにとらわれず、日本文明総体継受なんてことをやらかしつつあるんだよ。自信持ちなさい!↓>
 「中国メディア・東方網・・・記事は、「世界で多くの人が中国とインドを比較する。なぜなら、中国もインドも世界で最も古い文明を持つ国だからだ。そして、また同じアジアにあり、人口の規模も似ていることもその理由だ」としたうえで、かつて中国とインドを旅行した経験を持つ日本人が両国に対して当を得た評価を下したとしている。
 まず、中国については「中国の伝統文化を感じるために現地を訪れたのに、今の中国は本当に現代化されていて、急速に発展していた。街では多くの車がまるで水の如く流れ、その両側には高層ビルが立ち並んでいる。想像していた歴史的な純朴さや重厚さが感じられなかった」と評したことを伝えた。
 その一方で、インドについては「現地人は自国の伝統文化を非常に重視し、守っている。街では多くの現地人が伝統的な服装や装飾を施しており、非常に美しい。そして、インドの食べ物は中国ほど種類が豊富ではないが、いずれも手作りで添加物が入っていない。そして食感もとてもいいのだ」とし、この日本人が中国よりも伝統文化をしっかりと受け継いでいる印象を覚えたことを紹介している。
 そして、貧富の格差や治安状況なども含めたうえで、この日本人が最終的に「中国がインドに勝っている」との評価を下したものの、「それでもやはり多くの中国人はこの評価に心が痛む思いをした。その具体的な原因は『伝統文化』の4文字なのだ」と結んだ。」
http://news.searchina.net/id/1676003?page=1
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<太田>

 本日、08:30に所轄の税務署に電話。
 今回の更正申告を受け、納め過ぎの税金額は還付される由。
 その前3か年についての質問については、折り返し電話をくれることに。
 その電話だが、「2015年は、そもそも、今回と同じ項目での減価償却費の記載漏れを更正しており決着済み(注)、2016年は当該減価償却費は記載されている。

(注)2015年のプリントアウトされた申告書には当該減価償却費は記載されていなかったので、その状態が、2016年のにも2017年のにも引き継がれた、と、私は想像したわけだが、そもそも、このプリントアウトされた申告書、当該減価償却費が記載された更正申告書じゃなかったということ。

 2017年はeTAXの調子が悪かったのか、紙で申告されているが内訳書が付いていないので当該減価償却費がどうなっているのか確認できなかったので、そちらで確認の上、やはり更正する必要があると判断したら、紙で、再度、更正確定申告をして欲しい」、とのこと。
 というわけで、最初から最後まで、私のチョンボ続きだったことが判明。
 この時期、忙しいはずなのだが、親切でユーモアも交えた署員の対応に感心した。
 日本はアタマの方からどんどん腐ってきているが、第一線の公務員の皆さんはまだまだしっかりしているもんだ、と思ったな。

 話変わるが、FTの記事が、どの登録メルアド/パスワードのセットでも読めなくなってしまった。
 ここのところ、段々読みづらくなってきていたが、ついにこの日がやってきた。
 公式には、FTが有料購読者以外を締め出したということではなさそうなんだけど、困っている。
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太田述正コラム#10397(2019.2.25)
<丸山眞男『政治の世界 他十篇』を読む(その24)>

→非公開