太田述正コラム#10535(2019.5.5)
<皆さんとディスカッション(続x4063)>

<太田>(ツイッターより)

 「…一般…参賀者数は14万1130人。平成の即位礼後に行われた一般参賀(10万9800人)を上回った。…」
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019050400130&g=soc
 上皇ご夫妻、天皇ご夫妻、それぞれのご貢献度がどれ位かについて私見の開陳は控えるが、今や天皇制は安泰そのもののようで大変結構なことだ。
 でも、これから一体どうなる?

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 典拠がきちんと付いてないがありうるハナシ。↓

 「・・・「世界5カ国の5000人を対象とした最近の調査によると、日本以外の国の回答者たちは、日本が世界でいちばんクリエイティブな国だと答えました。ところが、日本がもっともクリエイティブだと回答した人の割合は、なんと日本人がいちばん低かったのです」・・・」
https://blogos.com/article/373633/

 どんどん過激になりつつある朝鮮日報。↓

 「「反日」で韓国を駄目にして日本を助ける「売国」文在寅政権・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/05/03/2019050380059.html
 「韓国教育現場の「反日」扇動は生徒に毒だ・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/05/03/2019050380062.html

 イスラム教とユダヤ教の内ゲバの一環だが、とにかく、よりアカンのはイスラム教側。↓

 Six killed in Gaza as Israel responds to multiple rocket attacks–An infant and her pregnant mother among Palestinian dead as ceasefire falters・・・
https://www.theguardian.com/world/2019/may/04/israel-gaza-strip-palestine-90-rockets-fired

 軽い運動もアタマにはいいとさ。↓

 A single, moderate workout may immediately change how our brains function and how well we recognize common names and similar information・・・
https://www.nytimes.com/2019/05/01/well/move/how-exercise-affects-our-memory.html?fallback=0&recId=1KnLfWR7gtyRHlJSTghk9eR5jW3&locked=0&geoContinent=AS&geoRegion=13&recAlloc=home-desks&geoCountry=JP&blockId=home-living-vi&imp_id=67315327&action=click&module=Smarter%20Living&pgtype=Homepage

 地球のマグマが噴出して月ができたとさ。↓

 A Violent Splash of Magma That May Have Made the Moon・・・
https://www.nytimes.com/2019/05/01/science/moon-earth-collision.html?action=click&module=Discovery&pgtype=Homepage

 表がいくつか載っているのがミソ。↓

 Nature’s emergency: Where we are in five graphics・・・
https://www.newsweek.com/2019/05/10/gaming-picks-speed-1408910.html

 胡錦涛が江沢民の了解も取り付ける必要があったからといって、それだけで、どうして習近平が「既得権益派」ってことになるのよ。
 また、米中対立を短期的・ミクロ的視点から捉えようとするのはいかがなものか。↓

 「・・・2003年に誕生した胡錦涛政権は、富の偏在を是正すべく党内の既得権益にメスを入れ、新たな社会保障制度を整備し(富の再分配)、日米との緊張緩和につとめた。
 しかし、この改革を持続させるために重要だった2007年の党大会における後継者選びで、胡錦涛は子飼いの李克強を国家主席候補に据えることができず、既得権益派が担いだ習近平が候補者筆頭に躍り出た。これにより既得権益派に向けられた改革の矛先が再び鈍ることとなった。
 まさにそうしたタイミングで、リーマンショックが発生したのである。米国を震源とするこの金融危機に際して、中国は莫大な額の財政出動をおこない、なんとか経済の破綻を回避しつつ、先進諸国の景気回復を辛抱強く待つこととなった。
 ところが、巨額の財政出動という苦肉の策が図らずも世界経済の信用回復に貢献したために、世界的に中国に対する評価が過剰なまでに高まり、対照的に米国こそが世界経済のスタンダードであるという通念が大きく揺らぐこととなった。・・・」(東北大教授、慶大法博・阿南友亮(「米中対立はなぜ深刻化したのか–露呈した「社会主義市場経済」の限界–」學士会會報No.936 PP12)

 もちろん、このコラムの筆者が言うように、米中対立を長期的・構造的な人種主義的/イデオロギー的観点から(だけ)捉えようとするのも間違いだが・・。↓

 Because China isn’t ‘Caucasian,’ the U.S. is planning for a ‘clash of civilizations.’ That could be dangerous.–The United States tried that with Japan. It didn’t end well. ・・・
https://www.washingtonpost.com/politics/2019/05/04/because-china-isnt-caucasian-us-is-planning-clash-civilizations-that-could-be-dangerous/?utm_term=.565330542ef6

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <日本へ行けキャンペーンの一環。↓>
 「通常の桜より1カ月遅れて咲くこの<芝>「桜」が、日本中をピンクのじゅうたんで埋め尽くす!・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1678446?page=1
 <ハイハイ。↓>
 「中国製ペット用トリミングばさみ、日本で10倍の価格に 中国製の質が評価され始めた・・・」
http://news.searchina.net/id/1678447?page=1
 <定番。↓>
 「日本人の衛生概念は「度を越している!」、中国人がそう語る理由とは・・・中国メディアの快資迅・・・」
http://news.searchina.net/id/1678452?page=1
 <これもだ。↓>
 「同じ自動車大国なのに、日本と中国で好まれる車種に違いが生じる理由=中国メディア・・・中国メディアの一点資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1678451?page=1
 <レクサスにも色んなのがあるみたいだけど、とにかく、定番になりつつある。↓>
 「中国でレクサスの人気が衰えないのは「それだけの理由があるからだ」・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1678448?page=1
 <当時清の経済力が世界一だったかは知らんが、それ以外はその通り。↓>
 「・・・中国メディアの網易は・・・「世界一のGDPを誇った清が日本に勝てなかった理由」と題する記事を掲載した。当時日本のGDPが清のわずか5分の1だったのに負けてしまったのは不思議だという。
 記事はまず、国家の実力は、GDPだけでは測れないと指摘。工業、農業、サービス業のいずれもGDPの数字に表すことができるが、数字が同じでも発展の程度が同じとは言えないとしている。一方は農業国でもう一方は工業国ということもあるからだ。
 記事は、「日本と清がまさにそうだった」と違いを指摘。日本は明治維新後に各分野を西洋から学び、制度、文化、技術、さらにはライフスタイルまで吸収し、徹底的な改革を遂げた。そのおかげで急速に工業化を進めることができたのだが、「中国は違った」という。中国も西洋から学んだものの、「単純に技術面だけ」を学び「縁木求魚(えんぼくきゅうぎょ)」になってしまったと残念がっている。
 その点、日本は西洋から学んだ結果、大胆に改革できたという。中国の洋務運動が国営企業を変えられず、「正常な運営さえもままならないのに技術の進歩など期待できない」状態だったと指摘した。日本と清とはGDPでは大きな格差があったものの、「一方は工業国、もう一方は農業国」だったために日本の勝利が可能になったと記事は主張している。特に、国内で装備を準備した陸軍においては差が歴然としており、「だから日本は中国本土に攻め入ることが可能になった」と論じた。」
http://news.searchina.net/id/1678450?page=1
 <ご立派・・かしらん。↓>
 「中国メディア・東方網は・・・「どちらも土着のイヌなのに、日本の柴犬は高値でもてはやされるのに、中華田園犬は好かれないのか」とする記事を掲載した。
 記事は、「多くの人が、日本の柴犬がとてもコミカルで愛くるしいことを知っている。そして、同時に、多くの人が日本土着の柴犬と中国土着の中華田園犬が似ているにもかかわらず、どうして柴犬は高い値段で購入されるのに対し、中華田園犬には誰も見向きもしないのか」と疑問を提起した。
 そして、中華田園犬が市民に危害を加える可能性があると理由で、中国の一部都市でその飼育が禁じられていることに対して理解を示す一方で、十把一からげに禁止してしまう状況というのは「本当に、中国土着のイヌたちを悲哀に追いやっているという感覚を禁じ得ない」と指摘している。
 そのうえで記事は、攻撃性の強い中華田園犬が多く存在する背景には、人間がしつけをしっかりしてこなかったことがあると説明。もし人びとがほかのペット同様にまるで赤ん坊のように、わが子のように扱っていれば世情や人情に疎く、単に主人に好かれるために見知らぬ人を攻撃するような凶暴さは見せないはずだと論じた。
 記事は、「飼育する人たちにとって、イヌの血統が純粋なものかは大きな問題だ。しかし、中国で外来のイヌがもてはやされる一方で、中華田園犬の血統については蔑ろにされ、雑種ばかりが増えてしまい、原種の数がどんどん少なくなっているのだ」と伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1678453?page=1
 <なるほど・・かしらん。↓>
 「中国メディア・参考消息は・・・幕を下ろした日本の平成時代は「謝罪文化の時代」だったとする記事を掲載した。
 記事は、平成時代の約30年を振り返ってみると、謝罪会見が非常に多く、この時代の代名詞とも言える存在になったと紹介。しかも、謝罪の主役が政治家に始まり芸能人、企業関係まで多岐にわたり、謝罪の理由も実にさまざまだったとしている。
 また、謝罪会見は昭和の時代には決して多くはなく、平成に入って以降日常的に見られるようになったと説明。その背景には、平成の幕開けとともに日本のバブル経済が崩壊し、経済や社会に停滞した空気が漂うようになったことがあると伝えた。
 「バブル崩壊後に経済が失速した日本では多くの産業が厳しい状況に立たされ、少なからぬ企業が体面を良く見せるために経営不振の現実を隠し続け、ついに耐えきれなくなって破産した。そこで謝罪会見を開かざるを得ない場面が増えたのだ」と記事は説明している。
 また、不景気に伴う企業の業績不振以外にも、インターネットの発達によってまさに「悪事千里を走る」状況になったことも大きいと指摘。問題を起こした当事者となった時に、真っ先に謝罪をしなければ火に油を注ぐことになるため、「延焼」を防ぐために記者会見を開いてすぐに謝罪するケースが増えたとした。
 記事は最後に「昭和時代にはあまり見られなかった謝罪記者会見が、平成に入ってから日常茶飯事になった。そして、平成が終わり、令和の時代を迎えた。『謝罪の時代』に人びとは多くの教訓を得たはずだが、それでも謝罪に至るような常軌を逸したトラブルや事件が後を絶たないのだ」と結んでいる。」
http://news.searchina.net/id/1678454?page=1

<太田>

 USさんに、オフ会申し込みフォームを修正してもらいました。↓

東京オフ会 2019年 6月29日(土)
場所 場所の詳細はオフ会の前日にメールでお教えします。最寄駅は西馬込か大森。
時間 14:00~20:00
会費 500円 当日徴収
一次会
14:00
机等の準備・参加受付
14:15
講演: 「G・B・サンソムの日本史観と戦後日本」
自己紹介
15:15
休憩
質疑応答
・・途中で帰るのは自由
(ソフト飲料付。第三のビールを@時価、コーヒー(豆挽を含めセルフ)を@70円で希望者に提供)
二次会(追加的会費不要)
18:00(目途)
参加者は、各自、自分用のおかずと飲み物を持参。西馬込駅から太田宅に向かう
途中のコンビニ2か所(どちらもセブンイレブン)ないしスーパー(キタムラ)・・全て左側・・で購入してくることを推奨。
太田宅の冷蔵庫、電子レンジ、ガスコンロ等使用可。お湯、氷は提供。
白飯、食パンも提供。
20:00
机等の後片付けの後お開き
・・途中で帰るのは自由
東京オフ会お申し込みは下掲から
https://www.ohtan.net/meeting/

<komuro>

≫昨日の夕刻、Bluetooth送受信機(A)、と、受信機(B)、到着。≪(コラム#10533。太田)

 AのBluetooth送信機とDACの接続は、DAC背面の”AUDIO OUT VARIABLE”をRCAケーブルで繋ぐか、ヘッドホン端子を3,5mmミニジャックケーブルで繋ぎます。
 どちらもDACのボリュームで音量調整ができます。
 BのBluetooth受信機には、まずは安物ヘッドホンを差し込んで音が出ているかを確認してください。
 Bの音量調整ボタン+-で調整してください。
 あと試すとしたら、洗面所にB受信機を持ち込んでも送信できるかですね。
 購入した製品は割と良さそうなので、問題無さそうです。

<太田>

 「ヘッドホン端子を3,5mmミニジャックケーブルで繋ぎます」の方が、切り替えの必要がないのでよさそうですね。

>安物ヘッドホンを差し込んで音が出ているかを確認してください。

 確かに、安物のじゃないと、挿しこみ部分の大きさが合わなくて「確認」ができませんよね。

<komuro>

 こういうテストや実験を行うときは、もし壊れても被害が少ないモノを使います。
 長く趣味をやっていると、今は使わなくなったモノが少なからずあるのです。
 そういうモノを活用できるようなると、実力がワンランク上昇したと感じます。

<太田>

 その後、TVに付いてきた、長いオーディオ用光デジタル出力用ケーブルも発見。
 でも、Aには、TVにもマランツUSB-DACにも使える、ミニジャックケーブルを常に挿しこんでおくことにしました。
 これで、オーディオ用光デジタル出力用ケーブルを使う機会は永遠になくなったのかもしれません。
 なお、1階の電子ピアノに挿しこんであった「安物」のDenonヘッドフォンをBluetooth接続の検証用に2階に持ってきました。
 このヘッドフォンは、ミニジャックケーブル端子用のミニ/ノーマル変換用アダプターを装着して使っていた・・最近は電子ピアノは全く使っていませんが・・ところ、マランツUSBからAに出力する場合に限り、このアダプターを用いる予定です。
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 我がスマーホーム(リモコンがらみの部分)に深刻な問題発生。
 LiveSmartのサポートに下掲のメールを送付しました。
 全部、Amazon Alexaの方の問題だ、とはまさか言わないことを期待。

            記

 空調機のオン・オフはLSアプリからもEcho Dot(Amazon Alexa)からもできている。
 (JケーブルTV会社の)STBのオン・オフはLSアプリからはできる。しかし、(Amazon Alexaアプリ上に登録されていてエラー表示も出ていないのに)Echo Dotからはできない。
 TVについては、Echo Dotからもオン・オフができていたが本日からできなくなった。
 LSアプリ上でSTBとTVを「J:COM」として括り、一緒にオン・オフできるようにし、Alexaアプリ上に「J:COM」がデバイスとして表示されるに至っているが、Echo Dotからは「J:COM」をオンにすることしかできなかったところ、本日からはオンもできなくなった。
 Amazon Alexaアプリ上では「J:COM」のところに、エラーが発生しましたというエラー表示が出ており、そこをクリックすると、「スイッチがオフになっています」という表示が出る。
 その表示のすぐ上のスイッチのマークのところを押すと一瞬「スイッチがオンになっています」という表示に変るがすぐ「スイッチがオフになっています」に戻ってしまう。

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 休日・・日曜ですが、こどもの日でもあります・・の臨時一人題名のない音楽会です。
 Patricia Janečkováの小特集を、本日と明日に分けてお送りします。
 本日は、クラシック音楽篇です。

Voi Che Sapete(Marriage of Figaro(Mozart)より)、及び、Ach, Ich Fühl’s (Magic Flute(Mozart)より)
https://www.youtube.com/watch?v=nEHglN7IFSI

Ave Maria(Schubert) 演奏:Hraje Janáčkův komorní orchestr
https://www.youtube.com/watch?v=zK4W_hI10t4

Les oiseaux dans la charmille(Les contes d’ Hoffmannより) (Offenbach) 指揮:Heiko Mathias Förster オケ:Janáček Philharmonic Ostrava
https://www.youtube.com/watch?v=mVUpKIFHqZk

Ave Maria (Caccini) 演奏:Slovak pop opera trio La Gioia
https://www.youtube.com/watch?v=Ge-_KeBMpAM

La Pastorella dell’Alpi(注) (Rossini) ※
https://www.youtube.com/watch?v=xIr6mVtbkzM

(注)アルプスの羊飼いの娘(?年)。歌曲集「音楽の夜会」(Soirées musicales)全12曲の第6曲。詩はカルロ・ペポリ(Carlo Pepoli, 1796-1881)によるもので、チロル民謡を取り入れた、軽快な歌。
https://meikyoku.exblog.jp/11407824/

Když mne stará matka(注)(Dvořák)
https://www.youtube.com/watch?v=49iWV-Vw62Q

(注)我が母の教えたまいし歌(1880年)。ジプシー歌曲集 Zigeunermelodien》作品55の第4曲。「日本語名の「我が母の教えたまいし歌」は、英語名“Songs My Mother Taught Me ”からの訳であり、ドイツ語では、「老いた母さんが歌うことを私にまだ教えてくれた時 Als die alte Mutter mich noch lehrte singen 」という題名と歌詞になっている。NHKでは「母が教えてくれた歌」と表記し、CD等の音楽ソフトでもその様に表記される事が多い。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%91%E3%81%8C%E6%AF%8D%E3%81%AE%E6%95%99%E3%81%88%E3%81%9F%E3%81%BE%E3%81%84%E3%81%97%E6%AD%8C

(続く)
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太田述正コラム#10536(2019.5.5)
<三谷太一郎『日本の近代とは何であったか』を読む(その13)>

→非公開