太田述正コラム#11729(2020.12.21)
<皆さんとディスカッション(続x4659)>

<太田>(←Lineでの初送信!)

 最近音沙汰がありませんが、先程、送ったコラムが不達になりました。
 お変わりないですか?

<Tsuzu>(Line)

 お気遣いありがとうございます。
 両親の介護に忙しく中々時間が取れておりません。
 メールアドレスは昨年xxxxxxxxxxxに変更しております。
 古いアドレスoooooooooooは現在使っておりません。

⇒原因が分かりました。
 不達になったのは、あなたの購読期限が来ますよ、という私発の同報メールだったんですね。
 この場合の同報メールの宛先は、K.Kさん作成の大福帳で当月該当者のメルアドを自動ソートしてそれをメールソフトにコピペしているところ、大福帳の方のあなたのメルアドを新メルアドに切り換えるのを忘れていた次第です。(太田)

<Tsuzu>

≫イベルメクチンはアフリカなどで寄生虫による感染症撲滅に効果を上げたが、海外の研究では新型コロナウイルスの増殖を抑える≪(コラム#11727)

 お世話になります。
 イベルメクチンは副作用も殆ど無くまた安価な薬なので、早速海外通販で購入し服用しました。
 私にとってインフルエンザは過去に何度か掛かってかなり辛い思いをしたので今は予防接種は欠かしておりませんが、新型コロナは正直全く恐れていません。
 しかしコロナ患者差別が日本ではあまりにも酷く、罹らないに越した事はないので、イベルメクチンに飛びつきました。セルフ治験です。(笑)

<globalyst>

≫⇒この欄になにもないってのはショック。
 そんだけ、なんだかんだ言っても、日本人、時節柄、総体的にはおとなくしてるんだろな。(太田)≪(コラム#11727。太田)

 記事が、引用されていません。

<太田>

 「コロナウィルス問題」と「日・文カルト問題」の間にいつも来る、「その他の記事の紹介です」のところに載せるべき記事がない、ということを言っているつもりなのですが、分かりにくかったようで・・。

<globalyst>

 理解しました。

<太田>

 コロナウィルス問題。↓

 <じっと我慢の子。↓>
 「・・・死者は36人増えて計2917人となった。・・・」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODL250V00V21C20A1000000
 <一体どうなっとるんや。↓>
 「・・・審査報告書・・・は、承認を申請した富士フイルム富山化学の臨床試験(治験)の結果について「統計学的に有意な差が認められたとの結果を否定することはできない」としつつも、医師側がどの人がアビガンを飲んでいるかを知っている「単盲検」の手法で実施したことなどを挙げ、「得られた結果の臨床的意義に疑義が残る」として、判断が困難だとした。」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e3%82%a2%e3%83%93%e3%82%ac%e3%83%b3%e3%80%81%e3%82%b3%e3%83%ad%e3%83%8a%e3%81%b8%e3%81%ae%e6%9c%89%e5%8a%b9%e6%80%a7%e3%81%af%e3%80%8c%e5%88%a4%e6%96%ad%e5%9b%b0%e9%9b%a3%e3%80%8d-%e6%89%bf%e8%aa%8d%e9%9b%a3%e8%88%aa%e3%81%8b/ar-BB1c4Zs7?ocid=UE03DHP
 <さっさとやっちまってればよかったのに。↓>
 「『指定感染症』を5類に…最前線の医師が“提言”--『報道ステーション』(テレビ朝日系)に登場した日本赤十字社医療センターの出雲雄大医師の提言です。これを受けて、多くの人がネット上で意見を書いています。「医療崩壊はこれで解決」に加え、「コロナはこれで解決」といった声も出ています。当然「指定感染症のままでいい」「5類にするのは危険」といった声もたくさん書き込まれています。まぁ、5類にするの難しいんじゃないかな、とも思います。・・・」
https://blogos.com/article/505066/
 <米村氏のような人物が医科学者になっていない点・・法学者へと逃げ出しちゃってる点・・こそが問題。遡れば、東大紛争の頃までに生じていたところの、東大医学部の脳死、こそが日本政府の脳死の前兆だった、というのが私の最新の仮説。↓>
 「・・・病床数は多いが、ICUの数では狭義に定義したICUでは日本はドイツやアメリカの5分の1以下、早晩医療が崩壊してコロナの感染爆発が起きたイタリアよりも少ない。広義に定義したICUを含めても、日本のICUの数は世界の中で決して多い方ではない。 ・・・
 、現在の医療法では政府は医療機関に対して病床の転換やICUの設置、感染症患者の受け入れなどをお願いすることしかできないのだと米村氏は指摘する。しかも、日本は欧米と比べると公立の医療機関よりも民間の医療機関が圧倒的に多いため、コロナ患者を受け入れることで従来の患者を失い、結果的に経営が圧迫される可能性がある民間の医療機関は、政府からお願いをされてもコロナ患者を受け入れようとはしないのだと米村氏は言う。  結果的に今日本では、強制はされなくても「義侠心や使命感」(米村氏)からコロナ患者の受け入れを決めた一握りの医療機関にコロナ感染者が集中し、そこだけで「医療の逼迫」や「医療崩壊の危機」が起きているのだと・・・医師でありまた法学者でもある東京大学法科大学院の米村滋人・・・氏は言う。・・・
 コロナの第一波からもう半年以上が経つ。コロナの登場からはもう一年が経とうかという現段階においても、依然として1日3000人程度の新規感染者しか出ておらず、重症患者はその中のほんの僅かという状態で、世界で最も多くの病床を持つ日本が医療崩壊の淵に瀕している最大の理由が、そのような制度面の不備にあることが、なぜこれまで放置され、ほとんど指摘されてこなかったのだろうか。  
 医療機関が政府の介入を嫌う理由はわからなくはない。病床の転換のような、ある程度の専門性を要する判断は専門家に任せて欲しいという主張もあり得るだろう。また日本では日本医師会のような政治力のある団体が政府や自民党と伝統的に強い結びつきを持ち、影響力を行使しているのも恐らく事実だろう。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/69ad2d59b74bbc490c31879348c7bc6fe7071da3?fbclid=IwAR1AnPefgA1bMZM92oYFbYq1EzWLDT9cQxyicqRhr58zKl1TY8WVEkx6gYs
 <大変でんなあ。↓>
 「ロンドン都市封鎖 欧州各国、イギリスからの渡航禁止へ コロナ変異種急拡大で・・・」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/75560

 それでは、その他の記事の紹介です。

 文教祖の支持率とデッドヒートを演じている菅おじさん。↓

 「内閣支持率39%に急落 GoTo停止「遅すぎ」79%・・・」
https://digital.asahi.com/articles/ASNDN6TWRNDNUZPS003.html?pn=5

 日本は、特定政党や議員との癒着をためらわない宗教団体ばっかしだなあ。↓

 「菅政権誕生で沈む神道政治連盟・・・」
https://diamond.jp/articles/-/256785?utm_source=daily&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor&utm_content=free

 そりゃ、そう、戦後日本の女性が望んでいるからに決まってんじゃん。↓

 「なぜ日本は女性活躍が遅れているのか? 「長く過小評価」「男性中心の権力構造」2人の活躍女性に聞く・・・」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/75575
 <ね。↓>
 「女性リーダー今年までに30%予定が…現実は1桁 政府は目標先送り「25年までに35%」・・・」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/75554

 35歳から84歳まで余生を八丈島で送った秀家、さぞ難儀な暮らしだったことだろうが、大名でいたよりも長生きできたんじゃないかな。↓

 「エリート武将が島流し、宇喜多秀家「関ヶ原敗北」後の転落人生・・・」
https://ironna.jp/article/16508

 日・文カルト問題。↓

 <一転、日本が勝利。↓>
 「・・・死者が1日で24人と、最多を更新した。」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20201221001600882?section=society-culture/index
 <声援を謝す。↓>
 「米先端武器を開けてみれば…使われた技術は「メイド・イン・ジャパン」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/273567
 <ご心配なく。その次も自民党政権だから。↓>
 「就任100日の菅首相「短命政権」で終わるか…「新型コロナ抑えてこそ反転可能」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/273592
 <自分達が選んだ政府を信じられないワケないでしょ。↓>
 「「政府は信じられない」…東京の民間PCR検査所に「長蛇の列」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/273593
 <中央日報批判を撤回。よく頑張った!↓>
 「韓国の保守系紙が文在寅(ムン・ジェイン)大統領をヒトラー扱いし始めた。泥沼に陥ったこの国の左右対立・・・
 文在寅政権が、その中枢への捜査をやめない尹錫悦総長を排除しようと検察改革に乗り出した。すると、韓国のカトリックの司祭らが一斉に検察改革を叫んだ・・・
 ヒトラーが政権を握ると、3年前まで全体主義的なナチ党への入党を信者に禁じていたドイツのカトリック教会は180度、態度を変え、禁止令を撤回したうえ「正当な権威への服従」を呼びかけた・・・
 文在寅政権の民主主義破壊はヒトラーの全体主義と通底する、とも指摘しました。・・・
 チョン・ヨンギ氏は文在寅氏の危険さをいち早く指摘した記者です。2017年の大統領選挙戦の最中、「米国が北朝鮮を先制攻撃する際、どう対応するか」と聞かれた文在寅氏は、北朝鮮にそれを知らせる、と答えました。
 ・・・チョン・ヨンギ氏だけが「米国にとって韓国は戦争の機密を敵国に渡す国になる」と指摘しました・・・
https://news.livedoor.com/article/detail/19413593/
 <この記事も、慰安婦問題に関し、この2組の女性達を並列に対比させたのはご立派。(もとより、左側の女性達を貶めるところまで行かなくっちゃあ、本当はダメなワケだが・・。)↓>
 「慰安婦難題に絡まり法廷に立った「2人の女性」のストーリー=韓国・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/273584
 <でも、蟷螂之斧もいいところだ。↓>
 「文大統領の支持率39.5% 小幅上昇に転じる・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20201221001300882?section=politics/index
 <アイゴー。↓>
 「韓国首相「7月には国内感染者が少なくワクチンを考えなかった」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/273579
 「在韓米国大使、「対北朝鮮ビラ禁止」「5・18処罰法」に言及して懸念表明・・・
 5・18歪曲処罰法には光州(クァンジュ)民主化運動に対して否認・誹謗・歪曲・ねつ造する場合、5年以下の懲役、または5000万ウォン以下の罰金に処するという内容が盛り込まれている。・・・駐日大使内定者の姜昌一(カン・チャンイル)氏と非公開で面談を行った席で・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/273572
 「英国にまで飛び火した対北ビラ禁止法に韓国与党「内政干渉するな」–英議員「北朝鮮の人権を保護する仕組みが消えた」・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/12/21/2020122180053.html

 まだ全然諦めちゃいないトランプ。↓

 Trump says he spoke with Sen.-elect Tuberville, who has hinted at backing electoral college challenge next month・・・
https://www.washingtonpost.com/politics/tuberville-electoral-challenge-trump-conversation/2020/12/20/1658573e-42db-11eb-b0e4-0f182923a025_story.html

 大統領制って、このMartial charisma制の平時化に他ならぬ野蛮な制度だ、と、つくづく思うねえ。↓

 ・・・Paoli’s fame fizzled after the Corsican rebellion; George Washington retired to his plantation; Toussaint and Napoleon both died prisoners. Martial charisma could be a slow-acting poison. The intimate, sometimes erotic, identification between the leader and the people needed enemies to sustain it. ・・・
https://www.theguardian.com/books/2020/dec/20/men-on-horseback-by-david-a-bell-review-the-power-of-charisma-in-the-age-of-revolution

 ホントかよ。↓

 Early humans may have survived the harsh winters by hibernating–Seasonal damage in bone fossils in Spain suggests Neanderthals and their predecessors followed the same strategy as cave bears・・・
https://www.theguardian.com/science/2020/dec/20/early-humans-may-have-survived-the-harsh-winters-by-hibernating

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <定番。↓>
 「日本にあった「桃源郷」、日本の農村を見ると「ため息が出る」・・・中国メディアの捜狐・・・」
http://news.searchina.net/id/1695393?page=1
 <同じく。↓>
 「スーパーを見て分かった「日本の食品が世界一安全な理由」・・・中国の動画サイト・西瓜視頻・・・」
http://news.searchina.net/id/1695394?page=1
 <これもそう。↓>
 「住宅に対する価値観、日中でこんなに違っていたなんて!・・・」
http://news.searchina.net/id/1695395?page=1
 <これもまたそう。↓>
 「こんなに多くの人が、日本を好きになる理由・・・中国のポータルサイト・百度・・・」
http://news.searchina.net/id/1695397?page=1
 <これもまたまたそう。↓>
 「日本のマンションの「ベランダ」に素晴らしい設計思想を見た・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1695408?page=1
 <これもまたx3そう。↓>
 「中国人の健康が、日本人より心配な理由・・・中国のポータルサイト・百度・・・」
http://news.searchina.net/id/1695410?page=1
 <案外新しい?↓>
 「・・・中国の運動会では保護者が参加することはおろか、見学もなしで行われることも多く、運動会の雰囲気は日本とはずいぶん異なるようだ。また、日本の運動会はほとんどが団体種目であるのに対し、中国では個人種目が多いのも大きな違いと言えるだろう。
 この・・・中国の動画サイト西瓜視頻・・・動画を見た中国のネットユーザーからは、「これはいい。学ぶに値する」、「日本の教育は中国より数十年進んでいると言わざるを得ない」など、日本の運動会の方式を称賛するコメントが多く寄せられた。また、「日本のスポーツを重視する姿勢は中国と比べようがない。中国ではテストの成績を重視しており、多くの親は運動なんて意味がないと思っている」という意見もあった・・・」
http://news.searchina.net/id/1695398?page=1
 <ま、そんなところだろうな。↓>
 「中国のポータルサイト・百度に・・・9年前に日本の靖国神社に放火した中国人が「今どのように生活しているのだろうか」とする記事が掲載された。・・・
 記事は男について、靖国神社への放火によって穏やかで安定した日々を失ってしまったと評するとともに「現在は理性的な愛国が提唱されている。愛国はこのような暴力的手段によって体現する必要はなく、自国のさらなる成長のために勉学、労働に努めることこそ最良の愛国行為なのである」と結んでいる。」
http://news.searchina.net/id/1695404?page=1
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<太田>

一、ヤマハシステム

 本日午前、ヤマハのサポートに電話。
 電源ボタンが機能せず、従ってリセットも行うことができない点は変らないが、リモコンで電源をオンにした上で再設定はうまくいき、システムは円滑に動いている旨、サポートセンターにフィードバックしておいて欲しいと伝えた後、ヤマハWX-051について質問。
 分かったことは、WX-21を2台持っているのなら、WX-051は、単に、1台でWX-21の2台分の働きをするだけなので、1台も買う必要はない、ということ。
 あらららら。
 性能をきちんと比較する習慣をつけないといけない、と反省しきり。

二、カレンダーと手帳

 最寄りのスーパーが昨年初めて行ったところの、カレンダー・プレゼント企画、が今年はなく、来年は、またも、カレンダー日照りになりそうだ。
 この上、某会社から株主優待の一環として毎年送られてくるカレンダーがなくなったら、と心配しきり。
 (今年はまだ送られてきていない!)
 買うとバカ高いので、ここ数年、カレンダーは買わないことにしている。
 みずほは、ついにお得意様向けカレンダーを廃止したという。
 その代わり、担当者から卓上ミニカレンダーを送ってきてくれたので、これを、現在使用している、スーパーのカレンダー、の代わりにリビングに置き、オフ会の席上、恒例となっているところの、次のオフ会の期日を決める時に使うつもりだ。
 で、1階のピアノ部屋に関しては、電子置き時計がカレンダー機能を持っており、表示されている月を変更することもできることを確認したので、これだけで我慢するつもりだ。
 なお、同じ担当者が気を利かせて、初めて手帳も送ってきてくれた。
 手帳も高いのと外出が減って使用頻度が極度に減っていることとでこの2~3年は買っていなかったが、あると助かることは助かる。
 スマホを手帳代わりにするのは、私のように入力が不慣れな人間にはムリだし、ペン書きメモもとれることは知っているがなんだかそれも抵抗感があるので・・。

三、年賀状

 昨夜、最寄りのスーパーで年賀状を買った。
 その店で毎年売っていたのかどうか思い出せないのだが、現金が残り少なくなっていたところ、クレカで買うこともできるというので、わざわざ日中に郵便局に出向いて買うこともない、と所要枚数を買った。
 私の年賀状は字だけなので、これまでずっと普通の用紙の年賀状だったのだが、インクジェットプリンター向けのものしか売っていなかったのでそれにした。
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太田述正コラム#11730(2020.12.21)
<亀田俊和『観応の擾乱』を読む(その7)>

→非公開