太田述正コラム#12412(2021.11.27)
<皆さんとディスカッション(続x5000)>

<太田>

 コロナウィルス「問題」。↓

 <見慣れた風景がのどやかに続く。↓>
 「・・・死者は2人増えて計1万8354人となった。・・・」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODL250V00V21C20A1000000/
 <異界のハナシね、なーんちゃって。↓>
 The newest coronavirus variant is raising alarms. The pandemic is not over.・・・
https://www.washingtonpost.com/opinions/2021/11/26/covid19-omricon-variant-vaccines/

 それでは、その他の記事の紹介です。

 “”が付いてるが、そもそも、安倍改憲のどこが極右どころか右なんだよ、アホンダラ。右でも左でもない、脳死なんだわ。↓

 「露呈した“極右”の正体。安倍元首相と維新が煽る「ゴリ押し改憲」の横暴・・・」
https://www.mag2.com/p/news/519675?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000003_fri&utm_campaign=mag_9999_1126&trflg=1
 <こっちは、new right、だが、全く同じ勘違いをしてる。↓>
 Japan’s new right marching in a muscular direction・・・
https://asiatimes.com/2021/11/japans-new-right-marching-in-a-muscular-direction/

 引用最終センテンスが全てだな。
 より端的に言えば、トップから末端まで、社員のほぼ全員が何も考えずに自分に与えられた目の前の仕事だけしかしてないってこと。
 脳死だよ。↓

 「・・・みずほ障害頻発の・・・「真因」・・・
 金融庁が「過去のシステム障害も踏まえた危機管理を含む高度な専門性が求められる」とした最高情報責任者(CIO)は人事畑の石井哲氏(来年4月に辞任)がつとめていた。障害時に影響の大きさを正確に判断し、的確な指示を出すことが求められる要職だが、ある金融庁幹部は「『初めまして』という人材を起用した坂井社長の任命責任は重い」と語る。・・・
 みずほの経営陣は新システムが自動運転モードに移行したと判断し、傾けていた人材資源を大幅に減らした。システムの運営を担う傘下のみずほリサーチ&テクノロジーズでみのりに携わっていた人材はこの3年間で7割減った。
 幹部クラスを含めて開発初期段階からかかわってきた人材は離散し、システムの現状を正確に把握している人材は細っていた。・・・
 <見かけ上業績好調に見えるワケだ。↓>
 みずほのシステム部門経験者は「機器は期限ギリギリまで使うように、という雰囲気が強かった」と証言する。坂井社長が就任した18年度に79%だった経費率は、直近の21年4~9月期で60%まで下がり、純利益を上半期として過去3番目の高水準に引き上げる土台となった。粗利益の増加分もあるが、人件費を含むシステム関連費用の低下が経費率を押し下げたが、坂井社長の構造改革が裏目に出た一面ともいえる。・・・
 システムの復旧が先決で、顧客は後回しという姿勢は一連の障害に通底する。・・・
 金融庁幹部は「自らの所管でないことには口を出さない姿勢が3メガバンクの中で際立っている」と指摘する。・・・」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB262120W1A121C2000000/?unlock=1

 NYタイムスが取り上げたそうな人物ではある。↓

 Jakucho Setouchi, 99, Dies; Buddhist Priest Wrote of Sex and Love・・・
https://www.nytimes.com/2021/11/26/world/asia/jakucho-setouchi-dead.html

 日・文カルト問題。↓

 <コロナ死者数公表定休日だが、さすがに中央日報だけは報じた。↓>
 「・・・新型コロナで死亡した患者は52人で過去最多だった。前日の39人より13人も多い。死者数は累計3492人・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/285180
 <嘘つき使徒。(よっぽど追い詰められてんのねえ。)↓>
 「韓国の有名ラジオパーソナリティ「日本の感染者急減、韓国の診断キットなくて変異株検出できず」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/285173
 <こちらは、まあ真面目な記事。昨日紹介した、韓国での新説を珍説扱いしているね。↓>
 「韓国の接種率は日本とほぼ同じなのに感染者数は36倍…専門家が挙げる4つの理由とは–日本は韓国に比べ飲食店・カフェ・ショッピングセンターに行く人「少」–軽症者・無症状者の検査「少」–10代の若者の接種「多」–抗体が長く持つmRNAワクチンのみ接種・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/11/27/2021112780008.html
 <「日本に張り合って」の典拠は?↓>
 「韓国コロナ感染再拡大は「人災」。日本に張り合って11月から時短解除、首都圏で医療崩壊へ ・・・」
https://www.mag2.com/p/money/1128852?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000003_fri&utm_campaign=mag_9999_1126&trflg=1
 <いいことやわ。↓>
 「日本が残した資産「帰属財産研究」 韓国学者の執念、反日史観に挑む・・・」
https://www.sankei.com/article/20211127-AN5OBVHNIJLMLKL4P2V2453FUI/
 <中央日報がカルトの走り使いするなんて。↓>
 「独島「報復チーム」まで設置した日本、外相間の電話もなく…岸田首相の本性=韓国・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/285177
 <まともな人物であることは確かだが、政治感覚が鈍すぎるな。こんな時期にわざわざ「朝鮮総督」と歓談するなんて。↓>
 「韓国野党候補 日本大使に関係改善の必要強調・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20211126002200882?section=japan-relationship/index
 <だから、与党候補が巻き返すの当たり前だな。↓>
 「韓国大統領選候補支持率 野党の尹氏42%・与党の李氏は39.8%・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20211126001900882?section=politics/index
 <一瞬を切り取ってもねえ。↓>
 「韓国で「反日」超えた「嫌中」 中国映画の配給中止も・・・」
https://www.sankei.com/article/20211126-2W327MQY55JWVM7NVRU7T7P7RI/
 <おー、客観報道だな。↓>
 「米日が25年間推進してきた普天間飛行場の移転にブレーキがかかった–沖縄県知事、安全上の問題から辺野古の埋立地の工事中止を要求・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/11/27/2021112780004.html
 <冗談なしよ。↓>
 「日本、「有事の対北先制攻撃能力」本格議論開始へ–日本政府と与党が国家安保戦略の改定に着手–平和憲法の修正につながる可能性も・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/11/26/2021112680015.html
 <アイゴー。(日本語版にも載せろー。)↓>
 More Japanese Restaurants in Seoul Gain Michelin Stars・・・
http://english.chosun.com/site/data/html_dir/2021/11/26/2021112600899.html

 いかにもありそうなハナシだが、それにしても、ウクライナにモンゴルの軛症候群が見られなさそうなのは面白いね。↓

 Ukraine’s Zelensky alleges Russia plotting coup against him for next week・・・
https://www.washingtonpost.com/world/europe/ukraine-zelensky-russia-coup/2021/11/26/16e51c80-4e0d-11ec-a7b8-9ed28bf23929_story.html
 The fault lines between Ukraine and Russia run deep. Western and Ukrainian officials have raised alarms about a Russian military buildup near Ukraine, where Russian-backed separatists have been fighting Ukraine’s Western-allied forces since 2014. The Russian moves have brought concern over the possibility of the conflict escalating or even a Russian invasion of Ukraine — accusations that Moscow rejects.・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2021/11/26/ukraine-russia-military/

 驚天動地のおハナシ。AIに将棋よりもずっと前に負けたチェスの「名人戦」が話題に。
 おっと、プロじゃなくアマチュア同士の対戦だと受け止めりゃいいのね。↓

 Who will win the World Chess Championship?・・・
https://www.economist.com/graphic-detail/2021/11/26/who-will-win-the-world-chess-championship?utm_campaign=the-economist-today&utm_medium=newsletter&utm_source=salesforce-marketing-cloud&utm_term=2021-11-26&utm_content=article-link-7&etear=nl_today_7

 あたぼうよ、そりゃ、世界の大部分は弥生人だからさ。↓

 ・・・why people willingly choose danger and suffering in their life – motivates the psychologist Paul Bloom’s new book, The Sweet Spot. It’s not just mountaineering: he also covers more mundane, but still puzzling, choices. Why do people watch films that make them scared and disgusted? Why do people have sexual fantasies – and practices – that involve violence? Why do they have kids?・・・
https://www.theguardian.com/books/2021/nov/24/the-sweet-spot-by-paul-bloom-review-the-pleasure-of-pain

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。
 支那の「慰安婦」にはホントに「強制」された人も少なからずいたと思われる。ご冥福を祈る。↓>
 「旧日本軍の「慰安婦」制度被害者・余愛珍さんが死去 享年98歳・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2021/1126/c94475-9925065.html
 <クシュン。↓>
 「卓球日本男子の張本選手がまさかの初戦敗退 世界選手権–日本男子全員敗退の波乱・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2021/1126/c94475-9924732.html
 <報道価値なし。↓>
 「孔鉉佑駐日大使が日中経済貿易センター会長と会談・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2021/1126/c94474-9924986.html
 <ここからは、サーチナより。
 あ、そう。↓>
 「日本と韓国の竹島をめぐる対立が激化し、中国も注目・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1703818?page=1
 <同じく。↓>
 「ミャンマーで、日本の中古車価格が上昇している・・・中国のポータルサイト・網易・・・」
http://news.searchina.net/id/1703820?page=1
 <間歇的定番。↓>
 「日中で異なる「白い服」のイメージ、日本では「白無垢」、中国では・・・中国メディアの網易・・・」
http://news.searchina.net/id/1703822?page=1
 <同じく。↓>
 「中国人の間で大阪が人気で、大阪に「親近感」を持つ中国人が多い・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1703828?page=1
 <落語か?↓>
 「・・・中国メディアの快資訊・・・記事は、中国における日本文化の浸透ぶりを示す事例として「中国に存在する日本街で、和服を着て写真を撮りたがる中国人女性が数多く存在すること」や「中国で日本の女子高生の制服風ファッションが流行していること」、「若年層を中心に、日本のアニメ、漫画ファンが数多くいること」を挙げた。
 そして、こうした浸透ぶりについて「大したことはない」と思っていてはならないとし、「無意識のうちに浸透する日本文化は知らず知らずのうちに中国人の思考に影響を与えている」と主張。「人は何かに傾倒した時、それを無意識で認め、一体感を持つようになる」と主張し、日本文化や日本に一体感を持つ中国人が増えれば、それは恐ろしいことであると主張した。
 続けて、「日本文化による侵略」を後押ししている存在があると主張し、それは中国が制作し、放送している「抗日ドラマ」である主張。近年、抗日ドラマの内容が現実離れし、荒唐無稽なその描写は「抗日神劇」などと揶揄されているが、記事は一部の抗日神劇を例とし、「登場する中国人は煌びやかな服を身に纏い、豪邸に住み、葉巻を吸い、コーヒーを飲み、強力な火器で旧日本軍をやっつける」描写があると紹介した。
 こうした「抗日神劇」を見た子どもたちは「中国人が日本人をイジメている」ように感じるのではないだろうかと主張し、抗日神劇のような歴史を尊重しない態度のままでは、「日本文化による侵略」を阻止することなどできるはずがないと主張した。」
http://news.searchina.net/id/1703823?page=1
 <習ちゃん、自分の天皇化より少子化対策が優先だぜ。↓>
 「・・・中国メディアの騰訊・・・記事は・・・第7回人口センサスでは中国の女性1人あたりの出生率は、日本の1.34をさらに下回る「1.3」しかなかったことを強調。そして、出生率が1.5を下回ると、「子どもを産んで育てる負担が増すため、出生率がどんどん低下する」という「低出生率の罠」に陥る可能性があることを指摘したうえで、中国はその警戒ラインすら既に下回っていることを伝えた。・・・」
http://news.searchina.net/id/1703826?page=1
 <新しい。↓>
 「・・・日本には「我が家のルール」を決めている家庭が多く、不二家ファミリー文化研究所が行った調査では、子どものいる母親の66%が何らかのルールを決めていると答えていた。
 中国メディアの百家号は・・・、「日本のある母親が決めた家のルール」を6つ紹介しつつ、中国人も参考にできると伝えている。・・・」
http://news.searchina.net/id/1703827?page=1
 <ささやかなガス抜き記事。↓>
 「・・・中国メディアの快資訊・・・記事は、・・・<日本では、>高所得世帯の子どもは幼稚園から私立学校に通えるので一流大学に入りやすいが、低所得の家庭ではそれができず、親の収入が子どもの学歴に影響して「階層」が生まれていると伝えた。
 また、私立学校は都市部に多いので大都市に住む人は選択肢が多く、地域による格差も生まれると指摘している。それで記事は、日本社会は誰でも教育を受けられるという公平性はあるものの、私立学校の発展と公立学校との格差が「社会の不平等に拍車をかけている」と主張した。」
http://news.searchina.net/id/1703829?page=1
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 一人題名のない音楽会です。
 殆ど知る人がいない作曲家による、佳品の37回目です。

Ignacy F. Dobrzynski(注a) Nocturne in f minor, Op.24/1(1834年) 4.37分
https://www.youtube.com/watch?v=PnA1ePhXET0

(注a)イグナツィ・フェリクス・ドブジンスキ(1807~1867年)。ポーランドのピアニスト、作曲家。ワルシャワ音楽院でショパンと同級生。
https://en.wikipedia.org/wiki/Ignacy_Feliks_Dobrzy%C5%84ski

Niels Gade(注b) Symphony No. 5, Op. 25 with Piano(1852年) 25.55分
https://www.youtube.com/watch?v=K6sw12oLGb8

(注b)ニルス・ウィルヘルム・ゲーゼ(またはガーゼ、ガーデ。1817~1890年)。「デンマークの作曲家・指揮者・音楽教師。・・・ライプツィヒ音楽院で教鞭をとるかたわら、ゲヴァントハウス管弦楽団の副指揮者を務めた。メンデルスゾーンと親交を結んで、創作活動において重要な影響を受けたほか、ロベルト・シューマンとも親しくなった。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%82%BC
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<K.K>

 太田さん、DELLパソコンのAcronis True ImageのSystem Monthly Backupに関してですが、DELLパソコンに関しては自動でのバックアップは停止させており、手動で行うことになっていることを思い出しました。手動でバックアップを行う際には、System Weekly Backupで行えば良く、System Monthly Backupは設定し直す必要はありませんでした。
 System Monthly Backupは、「X」のまま、放置ということでお願いします。

<太田>

 「X」はX299パソコンの話(コラム#12404)なんですが・・。

<K.K>

 あー、勘違いしていました。申し訳ありません。
 仮にWindows 10に戻す必要性が生じた場合でも、System Weekly Backupがあれば十分と判断した場合に、下記を行ってください。

1.「200127-01 Acronis True Imageの再設定」の「<3>」の「1」と「2」を行ってください。
2. [E:\Acronis True Image]フォルダ内に、[システムバックアップ]という名前のフォルダが存在することを確認してください。存在しない場合は、[システムバックアップ]という名前のフォルダを新規作成してください。
3.「200127-01 Acronis True Imageの再設定」の「<3>」の「3」以降を行ってください。
(「手順6の(2)」で、「SSD内の3個のパーティションにチェックが入っていることを確認してください。」と書かれていますが、SSDに4個以上のパーティションが存在する可能性があります。SSDのすべてのパーティションにチェックを入れてください。)

<太田>

 本日午後、マウス等が届いたので、さっそく、富士通旧パソコンで100%まで充電してから、レシーバーを通じての2.4GH接続で使ってみた。
 ロジクールのマウスとは違っていちいちペアリングする必要がないので、平素は富士通旧パソコンにレシーバーを通じて用い、ピアノ部屋のASUSパソコンを使う時には、(レシーバーをマウスに収納して持ち運ぶことができるけれど、)レシーバーは富士通旧パソコンに挿したままにしておいて、マウスだけを持参して赤外線接続で用いる、という使い方をすることになりそう。
 (ピアノ部屋では、マウスとマウスパッドの置き場所がなく、膝にのせて使ってきたので有線のケーブルがうざったかった。)
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太田述正コラム#12413(2021.11.27)
<三島由紀夫『文化防衛論』を読む(その12)>

→非公開