太田述正コラム#12837(2022.6.27)
<皆さんとディスカッション(続x5213)>

<TSY>

 太田さん、<TSY>です!
 こんにちは!
 <一>昨日は、楽しい一日をありがとうございました。
 太田日本史の完成、おめでとう、ございます!!
 『ソクラテスの弁明』によると、ソクラテスは、偉い人のとこに行って質問し、その結果、憎まれるのは怖かったけど、神様の命令なのだから、しかたがない、と、自分を鼓舞して、やるべきこと(問答による吟味)をやった、と言っていたように思います。
 プラトンの対話編から学ぶべきことが、このソクラテスの勇気であるとしたら、プラトンの弟子たる、太田さんは、見事にソクラテスで、生きられたのではないでしょうか。
 いつもは、用意していった質問は、すべて発言できているのですが、昨日は、一つ落としました。
 次回、太田さんの、スタンフォード時代の、家庭教師役を探してまでの、数学集中学習(少なくともそれに取り組もうとされた)の動機を教えて下さい。あわせて、数学についての太田さんの私見をご披露いただければ、幸いです。
 僕の落とした質問というのは、昨日は「数直線」でしたが何か、お互いよく知っている数学の断片を間において、まず、僕の思っている、自由な発想(非日本の教室的な)の数学的説明を聞いてもらって、それについて、太田さんの批評(以前に、類似の発想をもったかということを含め)をお伺いしようと思っていました。
 物理(技術)と接点のある数学をしっかり自分の一部にしたいというのは、僕の個人的な願いですが、数学的道具立を使った、経済のシミュレーションや環境のシミュレーション、疫病のシミュレーション、戦争のシミュレーション、は、政治的な説得材料として、いわば、日常化してきました。
 しかもその効果は絶大です(悪影響も甚大)。
 典拠の信用度を値踏みする目とともに、数学的シミュレーションの妥当性を値踏みする目も、今後は、意志決定者には、必要になるように思います。
 晩年の時間の過ごし方について、思いつきを一つ提案させてください。
 こんご、太田コラムが、『近世日本国民史』的な決定的な仕事の一つとして評価を受けた場合(それを望んでいますが)、太田さんのこの仕事までの道のりを(勉強法、師からの影響、受けた講義、読んだ本)、知りたくなる読者が出てくると思います。
 なので、自伝を書いていただけると、僕はうれしいです。
 (太田さんが数人の若い人(編集者と院生)相手に自伝を口頭で発表、聴講者が質疑応答をし、その結果が月一連載になる。
 で、24回完結。300ページぐらいの上下二冊が、できれば校閲のしっかりした講談社からでる、みたいになるといいのですが)
 また、秋にお会いできるのを楽しみにしています。

<太田>

 どうもどうも。
 一番最後の件ですが、しばらく前まで間歇的に出ていたところの、太田コラムのエッセンスを本にして出版する、或いは、マンガにして出版する、という話と同じで、需要がないのに、そういうことを考えてもしょうがない、という気がします。
 私の「自伝」にしても、それをでっちあげる材料は、既に、これまでのコラムの中に十分過ぎるくらいあるので、将来、「太田伝」の需要が生じたら、その時、編纂すりゃいいし、できますよ。
 但し、私が選挙に出た時のことは、前半部分までしかコラムには書いておらず、後半部分が抜け落ちていることが、自伝云々とは無関係に、前から気にはなっており、時間的には2~3カ月に過ぎないとはいえ、極めて大きな影響、というか、日本の政治についての知識と経験、を私に与えてくれたことから、どうしても書かなければならないとは思いつつも、今更感が強く、永久に書かずじまいになりそうな予感が。
 ああ、それに、もう一つ、これまた、わずか数カ月に及ぶ、これも私に、ある意味で強烈な影響を与えている事件・・日課に決定的影響を与えると共に、ディスカッションの構成にも大きな影響を及ぼしている!・・があったのですが、これは、事柄の性格上、ちょっと書くわけにいかない、というのもありますね。

<太田>

 ウクライナ問題。↓

 <パチパチ。よくできました。↓>
 「・・・私は、ウクライナ軍参謀部の情報発信をほぼ毎日見ている。  
 6月に入り、その数は減っている。情報分析の長年の経験上、情報の発信量の変化があれば、そこには、「何か異常なことがある前兆だ、あるいは意図が隠されている」と感じる。  
 また、バイデン政権は「秘密主義」ゼレンスキーのせいで、ウクライナ軍の作戦や損失について情報を共有されていないことに不満を漏らしていると、米紙(6月14日)が報じている。  
 ウクライナ政府は機密情報や作戦計画の詳細を米国側に伝えていないというのだ。  
 ウクライナ政府関係者も米国にすべての情報を渡しているわけではないと認めている。  
 これを受けてなのか、6月15日になって突然、ウクライナ軍兵站責任者は、次のように語った。  戦車約400両、歩兵戦闘車約1300両、ミサイル発射システム約700基など、それぞれ最大で50%を失った。東部戦線では、1日の死傷者が約1000人(戦死者200~500人)に上っている。  
 ウクライナは、米国から要求されたからか、それとも何か意図があって、この情報を発信したのか。  
 これまで、ウクライナに関する情報を提供しなかったにもかかわらず、米国の大型追加支援が発表されてから、ウクライナの被害の大きさを発表した裏には、何か意図があるとしか思えない。  
 それは、ウクライナ軍がこれまで、本当に苦境に陥っていたことを秘匿していたか、あるいは、本格的な反攻をロシア軍に気づかれないように秘匿している、また、反攻ができないのだという偽編をやっているかのどちらかだろう。  
 自国軍の情報を詳細に発信してしまえば、自国軍の意図・問題・弱点を暴露してしまう。だから、当然のことだろう。  
 それにしても、ウクライナ軍の動向についての情報発信が少なくなった後、6月15日になって損害の大きさを改めて発表したことには、かなり違和感を覚える。  
 これは、何かの前兆と見るのが妥当だろう。  両軍が厳しい戦いをしているのは、東部のドンバス地域であって、キーウは稀にミサイル攻撃があるだけで概ね穏やかであ<る>。  
 ハルキウとヘルソン正面では、ウクライナ軍が攻勢に転じてはいるが、その速度は緩やかである。  戦闘が劣勢になり苦境で情報発信ができないのではなく、何かを隠そうとする意図があると見た方がよいだろう。  
 その意図とは、ウクライナ軍の本格的な反攻作戦の準備や企図を隠しているということだろう。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef86c2973d3f96f6c2e905918320f0584f459941
 <これはセットパターン。↓>
 「ドンバス要衝地が陥落も…「ロシア軍の戦闘力消耗でウクライナに勝算」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/292554
 <苦難のウクライナ・シリーズ。そうこなくっちゃ。↓>
 A bloody retreat as Ukrainian unit hit by Russian cluster bombs・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2022/06/26/ukraine-kramatorsk-cluster-bomb/
 Russian missiles hit Kyiv, shattering the capital’s relative calm・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2022/06/26/ukraine-kyiv-blasts-playground/
 <で、ドジ露軍シリーズ。アンタも好きねー。↓>
 「「あれがなぜUターンするのか」…ロシア軍が撃ったミサイル、空中で戻ってきて発射台を襲った・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/292541
 「ウクライナ兵防ごうと爆弾設置したが…ヤギが踏みロシア兵だけ負傷・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/292544
 <同意。↓>
 ・・・“There is no analogy between 1914 and the situation in Ukraine now,” Clark said. “The first world war began in an incredibly complex, around-the-houses way. Whereas in the case of the invasion of Ukraine, in 2014 and this year, it’s quite clearly a case of the breach of the peace by just one power.
 “It’s a very different set-up. There’s no Balkan crisis, there’s no sequence of will-they won’t-they decisions. Europe is not divided into a binary pair of alliance systems. In Europe, at least, Russia is isolated this time.”
 Clark also rejected comparisons between the current geopolitical situation and that on the eve of the second world war, one favoured by those who accuse Berlin of appeasing Moscow. “I don’t see it being like 1938 either, and Putin is not like Hitler,” he said.
 “Hitler had a profoundly racist philosophy, where the Germans were a biomass that was going to expand across the European continent. A better analogy would be with the opportunist Russian predations of the 19th century – most of which we in the west don’t know much about, because they were at the expense of the Ottoman empire. The world in general is more and more like the 19th century: multipolar and unpredictable.”・・・
https://www.theguardian.com/world/2022/jun/26/historian-says-dont-compare-ukraine-invasion-with-his-book-on-first-world-war
 <ゼレンスキーの短所。たったこんだけ。↓>
 ・・・Despite presenting himself as a clean break from the double-dealing status quo, Zelenskiy himself is indebted to Ihor Kolomoisky, the Ukranian-Cypriot-Israeli billionaire who controls the 1+1 TV channel and supported Zelenskiy’s presidential campaign. Kolomoisky, who denies any wrongdoing, has been banned from the US on suspicion of “significant corruption”.
 And Zelenskiy is surrounded by his own band of cronies, one of whom, a former economics minister, was recorded telling a group of journalists how his boss had a “fog in his head” when it came to economic matters. It’s also said that Zelenskiy once made light of Ukrainian protesters in the Donbas.・・・
https://www.theguardian.com/books/2022/jun/26/zelensky-a-biography-by-serhii-rudenko-review-from-voice-of-paddington-to-global-giant

 それでは、その他の記事の紹介です。↓

 ダッカラー、計算し易い1ドル100円にしろって言ってんだよ。↓

 「円の適正価格は90円74銭・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/money/other/%E5%86%86%E3%81%AE%E9%81%A9%E6%AD%A3%E4%BE%A1%E6%A0%BC%E3%81%AF90%E5%86%8674%E9%8A%AD-%E6%97%A5%E9%8A%80%E3%81%8C%E3%82%BF%E3%82%AB%E6%B4%BE%E3%81%AB%E8%BB%A2%E3%81%98%E3%82%8C%E3%81%B0%E4%B8%8B%E6%94%AF%E3%81%88%E3%81%AB-%EF%BD%82%EF%BD%8F%EF%BD%86%EF%BD%81/ar-AAYT8uL?ocid=msedgntp&cvid=7e50159654784487898b497998306c49

 鼻ピクピク未満。↓

 「日差しを遮りファンで涼める、3,980円のウェアラブルクーラー・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/lifestyle/shopping/%E6%97%A5%E5%B7%AE%E3%81%97%E3%82%92%E9%81%AE%E3%82%8A%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%81%A7%E6%B6%BC%E3%82%81%E3%82%8B-3-980%E5%86%86%E3%81%AE%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC/ar-AAYOhGK?ocid=msedgntp&cvid=0af1569b6b8843caac30a413c7dd872e

 分かっとるでー。↓

 「「緑茶は体に良い」を科学的根拠から徹底解剖!紅茶・烏龍茶との違いも・・・」
https://diamond.jp/articles/-/304986?utm_source=daily_dol&utm_medium=email&utm_campaign=20220627

 見て来たようなウソをつき・・。
 富国強兵は既定路線だったし、恐れおののく必要は必ずしもなく、連中が相争う時をチャンスと見ればいいって戦略が、既に、島津斉彬コンセンサスには備わってたぜ。↓

 「大久保利通、初海外で「円形脱毛症」になった背景 岩倉使節団で欧米を視察し、どんどん寡黙に・・・
 アメリカ、イギリス、フランスは、あまりに日本とかけ離れすぎており、手本にはできない。その一方で、これから訪れる国に期待を寄せて、こんな言葉を書き連ねている。
 「必ずわが国のあるべき姿を示してくれるであろう、この両国に注目したい」
 大久保が日本の手本にしようと考えた2つの国。それが当時のヨーロッパでは後進となるドイツとロシアだった。・・・
 「小国がその自主の権利を守ろうとすれば、その実力を培う以外に方法はない」
 これからの日本に「富国強兵」が必要なのはいうまでもない。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E5%A4%A7%E4%B9%85%E4%BF%9D%E5%88%A9%E9%80%9A-%E5%88%9D%E6%B5%B7%E5%A4%96%E3%81%A7-%E5%86%86%E5%BD%A2%E8%84%B1%E6%AF%9B%E7%97%87-%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%9F%E8%83%8C%E6%99%AF-%E5%B2%A9%E5%80%89%E4%BD%BF%E7%AF%80%E5%9B%A3%E3%81%A7%E6%AC%A7%E7%B1%B3%E3%82%92%E8%A6%96%E5%AF%9F%E3%81%97-%E3%81%A9%E3%82%93%E3%81%A9%E3%82%93%E5%AF%A1%E9%BB%99%E3%81%AB/ar-AAYS1Bu?ocid=msedgntp&cvid=28c11b3545fc4ebe879afdc25fdf953b

私見では、「一体化」していた近衛家からの要請を受けて、島津氏は、あの手この手で秀吉の唐入りの邪魔をし続けた、というもの。(コラム#省略)↓

 「・・・「島津義久は明との連携を考えていた」と強調するのは、尚古集成館(鹿児島市)の松尾千歳館長(62)。昨年、「薩明合力計画について」と題した論文で島津家の“裏”の動きに迫った。  鍵を握るのが、義久が重用したお抱え医師で明出身の許儀後(きょぎご)だ。明の史料「海防迂説(かいぼううせつ)」によると、許は文禄・慶長の役の際、明に「秀吉は朝鮮に兵を送り国を空にしている。薩摩に残る兵を集めれば4万人ほど。福建から船に明の精兵2、3万を乗せて島津と一緒に攻めれば、秀吉の首を取れる」と提案している。  
これ以前にも、許は弟子の郭国安(かくこくあん)と協力し、出兵直前に「秀吉が近く朝鮮や明を攻める」と明の福建軍門に通報した。情報を得た明は、島津領に工作船を送り込む。スパイが内之浦(肝付町)に入り、秀吉のいた名護屋城(佐賀県)に潜入した。松尾さんは「立地や秀吉の動静を探ったと史料にある。島津の協力なしでは不可能だ」と語る。
 薩摩と明の連携は以前から知られ、鹿児島県史にも記述があるが、信ぴょう性に乏しいとの見方だった。一石を投じたのが、鹿児島国際大学元教授の増田勝機さん(77)=東洋史=だ。1990年代から自著や論文で計画をひもといてきた。・・・  
松尾さんは、許が明にもたらした情報を記す「全浙兵制考(ぜんせつへいせいこう)」の一節に注目する。「薩摩国君臣が東海道と通じて謀反を起こそうと密議していた」との記述だ。松尾さんは「東海道とは、この地を長く本拠としていた徳川家康だろう」と推察する。ちなみに許は、出兵情報を流したことが秀吉に露見してしまう。釜ゆでで処刑される寸前、秀吉を説得して救ったのが家康だった。  
 松尾さんは「1人の明国人を家康が助命する理由はない。裏で手を組んでいたなら、関ケ原で敵対したものの島津家へ甘い対応をしたことや、家康の『家』の字を初代藩主の家久に与えた優遇ぶりまで理解できる」と読み解く。
 ただ、謀反計画は実現しなかった。和平が進んだこと、明の主要人物の失脚、皇帝まで話が通らなかったといった要因が重なったとされる。  
 では、なぜ島津家は明との連携を画策したのか。松尾さんは「自由だった明との交易が、秀吉の天下統一によって制限が生じる状況を望んでいなかった」とし、「朝鮮出兵に不満を持っていた義久の指示で、許儀後が動いたと考えるのが自然だ」とみる。  お家存続のため戦地で奮闘する長弟の義弘に対し、義久は豊臣政権と距離を置いていた。次弟の歳久が切腹させられ、秀吉を恨んでいたとも伝わる。  朝鮮出兵に詳しい鹿児島国際大学の太田秀春教授(49)は「実現性がどれほどだったかは分からないが、明と組もうとする発想自体が、交易で広く世界とつながる島津にしかできない」と解説。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b73da7c0ba73870f872a3a8d39e22159e42f8819

 補給すらできなかった日本軍が、文禄、慶長の役のどちらでも、撤退を滞りなく行い得たのはどーしてなのよ?↓

 「・・・「日本の一番隊が上陸した5月以降、朝鮮半島の沿海部で日本軍を苦しめたのが、朝鮮水軍が保有していたとされる『亀甲船』
< https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%80%E7%94%B2%E8%88%B9 >
です。亀甲船とは、亀の甲羅のような形状をした平底船で船体に刀をびっしり刺し、計13門もの大砲を有していたと文献に記録されています。朝鮮水軍を率いた李舜臣は、亀甲船を巧みに使い、日本軍を追い詰めました。
 亀甲船が実在していたかはまだ確証が持てません。しかし、私はこの記述をもとに独自の数式を使い、亀甲船と日本軍が渡航に使用した関船の戦力差を数字で表しました」
播田氏の計算によると船の「戦闘力」は、大砲の威力を表す「砲力」と、船の排水量と櫓の推力による速度から導き出される「運動エネルギー」の合計と仮定できる。
「砲力は片舷の砲数×口径の3乗で求められます。亀甲船は片方に口径10cmの大砲を7門有していたため、7× 103=7000です。
 運動エネルギーは艦の排水量×速度の2乗であり、私の計算では6480となります。この合計の1万3480が亀甲船の戦闘力と仮定します」
 一方、日本軍の関船は20~25m長で、大砲を1門だけ積んだ櫓漕ぎ和船だった。関船の砲力は、大砲は口径10cmのものが1門なので1× 103=1000。運動エネルギーは6160。合計の戦闘力は7160にとどまる。つまり、亀甲船の半分程度の戦闘力しかないのだ。この数字からも、日本軍は朝鮮水軍に太刀打ちできなかったと推測される。・・・
 ほとんどの戦闘が小島の近辺で行われたことがわかる。小島の近辺は海底の地形や潮の流れが複雑なため、それを熟知していた朝鮮軍に、日本軍が翻弄されたことも敗北を重ねた理由だ。これによって秀吉軍は、日本本土からは難なく兵を上陸させたものの、後方からの補給は絶望的となった。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E3%81%AA%E3%81%9C%E7%A7%80%E5%90%89%E3%81%AF%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E5%87%BA%E5%85%B5%E3%81%AB%E5%A4%B1%E6%95%97%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B-%E6%9C%80%E6%96%B0%E6%8A%80%E8%A1%93%E3%81%A7%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E9%A9%9A%E3%81%8D%E3%81%AE%E6%96%B0%E8%AA%AC-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%8F%B2%E3%81%AE%E8%AC%8E%E3%82%92%E7%A7%91%E5%AD%A6%E7%9A%84%E3%81%AB%E8%A7%A3%E6%98%8E/ar-AAYRNZB?ocid=msedgntp&cvid=28c11b3545fc4ebe879afdc25fdf953b

 それでは、その他の記事の紹介です。↓

 それが、古代日本を参考に導入されたのか、また、古代日本とどこがどう違うのか、どうして違うのか(違えたのか)、を明らかにして欲しいな。↓

 「・・・領地・領民・城郭を一括することで、まったく新たな統治システムが創出されたのである。信長版DXとでもよぶべきであろうか。これら領知の対象を一括して石高として数値化して表現したところが革命的だった。  
 しかも、それらはすべて天下人が大名に預けたものであり、中世のような私有の対象ではなかった。これによってはじめて大名の国替が可能になり、同時に百姓は移動が許されず耕作に専念することになった。なによりも、領地をめぐる戦争がありえなくなったことに着目するべきである。・・・
 中世においては、戦争の際にしか軍隊は成立しなかった。  
 この馬揃においては、戦時でないにもかかわらず、天下人の命令で軍隊が機能したのであり、画期的なことだった。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/dffe31fbfcee40f4a94e3db31398d1807a554326

 日・文カルト問題。↓

 <残念でちたねー。↓>
 「日韓首脳「略式会談も行わず」・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba6fde1bbc6a061e78ac97add54029ff0bd6a974
 「NATO会議期間に韓日首脳会談開催ならず・・・」
https://www.donga.com/jp/home/article/all/20220627/3473287/1
 「尹大統領、29日に韓米日3カ国首脳会談に出席…韓日会談は実現せず–韓国、日本、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国首脳会談の可能性も低い見通し・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/06/27/2022062780003.html
 <日韓逆のケースが起きないことを記事にせにゃ。↓>
 「・・・作曲家ユ・ヒヨルの最近発表したピアノ曲が、日本の著名な音楽家・坂本龍一の曲を盗用したという論争に巻き込まれた。ところが、二人が6月20日にやりとりした謝罪と理解の言葉は、これまでの盗作問題とは対照的な風景を見せてくれた。ユ・ヒヨルは坂本龍一に、盗作疑惑が浮上した事実をまず知らせて謝罪した。坂本龍一は、法的に戦う意図はないとして「私は、私が愛して尊敬し、たくさんのことを学んだバッハやドビュッシーからも、確実に強い影響を受けている曲が数曲あります。(中略)全ての創作物は、既存の芸術の影響を受けています」と、ユ・ヒヨルに配慮した。余計なことを言わない謝罪と、大物らしい包容をやりとりする様子は、気持ちよさすら感じさせてくれた。・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/06/24/2022062480091.html
 <なし。単なるセレモニーだよ、セレモニー。↓>
 「韓日米首脳、4年9カ月ぶりに会う…3大観戦ポイントは・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/292552
 <アイゴー。↓>
 「中国が半導体で韓国追撃、韓国メディア「アゴまでやってきた」と危機感・・・環球時報・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b896659-s39-c20-d0193.html
 <とにかく、議院内閣制にしなっての。↓>
 「韓国で前政権の「不正疑惑」捜査が本格化、「政略的利用すべきでない」と左派系紙・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b896479-s39-c100-d0059.html

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <そんなにレスペクトしていただかなくても・・。↓>
 「「東野圭吾氏に謝罪せよ」、中国でドラマ化の「回廊亭殺人事件」に不満と批判の嵐・・・中国版ツイッター・微博(ウェイボー)・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b896643-s25-c70-d0196.html
 <好意的客観報道。↓>
 「香港メディアの香港01・・・記事は成田と羽田について「香港人がよく知っている空港」とした他、「成田は今年もトップ5入りに成功」「羽田は再び世界2位になり、世界で最も清潔な空港にも選ばれている」などと紹介した。」
https://www.recordchina.co.jp/b896551-s25-c30-d0190.html
 <前座の出た出たさん、登場。↓>
 「福原愛さん、4度の五輪出場を振り返る=中国ネット「あなたはすごい人」・・・中国のSNS・微博(ウェイボー)・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b896491-s25-c50-d0202.html
 <真打の出た出たさん、登場。↓>
 「羽生結弦が歩んできたいばらの道、中国国営テレビが賛美するのも納得・・・中国のSNS・微博上でフィギュアスケートの羽生結弦を応援する活動を行っているアカウント・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b571792-s0-c50-d0052.html

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太田述正コラム#12838(2022.6.27)
<伊藤之雄『山県有朋–愚直な権力者の生涯』を読む(その15)>

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