太田述正コラム#13003(2022.9.18)
<皆さんとディスカッション(続x5295)>

<HH>

 先日は小生の疑問に対してディスカッション上にてご回答いただきありがとうございました。
 あれからも考察を行っていますが、確かに当時の大日本帝国の米国と比べて1/4程度の国力から戦時占領はともかく長期にわたって大東亜共栄圏を維持するのは困難であろうと思い始めております。
 その意味で開戦に持ち込むことが構想の核心であるならばどこかの時点での限界点を考えていたはずで、国力的に選択の余地を残すプランBの余地はなかったと見る方が説得力があると思い始めております。
 ただ前回のメールでインパール作戦と大陸打通作戦とフィリピン作戦の連関性があるのではという仮説に対し、比島作戦は引き延ばしに過ぎないというお話でしたが仮に引き延ばしのつもりでも比島決戦に勝ってしまったらどうだったのかというイフもあります。
 比島決戦に勝つということは米軍の攻勢が止まるということと対日決戦の橋頭堡を確保できない状況になりますし蒋介石降伏の決断は高まるでしょうから中途半端な状態で太平洋戦線は膠着しソ連も手を出しかねる状況になってしまう、場合によってはソ連の方から和平仲介の話が出てくるかもしれないと想像しています。
 果たしてその場合、それを断ることが如何に杉山といえども困難ではないでしょうか。

⇒日本が「比島決戦に勝ってしまったら」は、ありえないでしょう。(太田)

 もう一つ、しっくりこないのはソ連が果たして北海道を軍事的に占領することが可能だったのかという疑問があります。上陸作戦自体、兵員兵器の揚陸というものの困難さに加えて圧倒的な火砲による上陸支援と膨大な物資の補給維持という海軍戦力が求められると思いますが、米軍も帝國陸海軍との南北太平洋戦線の経験によりようやくそのノウハウを会得したのだと思います。それに対し演習すら碌にできておらず海軍力も貧弱なソ連軍が本土同然の北海道に簡単に上陸しかつ兵站を順調に維持できる可能性は非常に低いと思いますし(個人的には単独では皆無だと思います。米海軍の全面支援があれば別ですが)帝国陸軍も同じ考えを持っていたと思えるからです。

⇒「<ソ連参戦直前の>南樺太・千島列島・・・を含めた・・・第五方面軍<の>・・・航空兵力は貧弱なままで、北海道内とあわせ80機程度にとどまっていた。・・・8月18日に・・・、ヴァシレフスキーは、2個狙撃師団に北海道上陸命令を下達していたが、樺太方面の進撃の停滞とスタフカ<=群総司令部
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%95%E3%82%AB#:~:text=%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%95%E3%82%AB >からの命令により実行されることはなかった。[要出典]」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E9%80%A3%E5%AF%BE%E6%97%A5%E5%8F%82%E6%88%A6
 「日本が降伏した翌日の八月十六日、スターリンはトルーマンに対して、
 「日本本土を半分にわけて軍司令官二人による統治はソビエトとしてもあまりにも過大の希望であると思うので、これは引っ込めるが、北海道を留萌と釧路を結ぶ線で二つに分けて、その北半分をソビエト軍が統治したい。留萌と釧路の町は当然ソビエト軍のなかに入るものとする。もしこの希望が叶えられないならば、ソビエト国民の世論が承知しないだろう。テヘラン会談以来の米ソ関係がこれによって悪化することもあり得るかもしれない。それはアメリカ政府としては十分に考えていただきたい」という強硬な書簡を寄越して、北海道の北半分の領有を求めて<きた。>」
https://president.jp/articles/-/60313?page=6
 といったことから、意図的にはもちろん、(海軍の全残存潜水艦は24隻あった
https://www.spf.org/opri/newsletter/467_1.html?latest=1
けれど、オホーツク海に展開していた隻数はわずかだったでしょうし、)能力的にもソ連の北海道侵攻は可能だったと思います。(太田)

 もちろん本州、九州決戦が終了し完全降伏後の平和進駐であれば何も問題ありませんが、そんな状態であれば何もソ連に平和進駐を求めるのではなく米国による日本全体単独占領を前提とするのが自然な構想ではないかと思います。
 さて、閑話休題になりますが杉山の人事の妙はこれは私も感じておりました。
 様々な思惑を秘めた軍官僚を平時、戦時問わず、10年にわたり掌握していたのですから。ウィキペディアにある東條英機や梅津美治郎に担がれたという記述は正に噴飯物。
 担ぐなら寺内寿一のように下から見れば毛並みが良くて御し易い人物になるでしょうし、更にいえば担がれるだけの存在は賞味期限が切れれば直ぐに下ろされてしまうと思います。
 それが昭和6年の軍務局長以降、中枢にいたのは単なるお神輿ではあり得ないですね。
 とは言え太田さんが言われるような歴代次官に彼が杉山構想の全貌を伝えていたかというと私は疑問に思います。
 次官は確かに官僚組織の事実上のトップでしょうが陸軍の場合はその上に参謀総長がおりますし、所詮、年次で交代するスタッフの一つでしかないのではないかと思います。

⇒参謀総長は全く別系統で天皇に直結した存在であり、陸相・次官に指示することはできないので、「上」じゃあありません。
 他方、陸相は、陸軍政務次官とは違ってお客さんとまでは言えないけれど、次官とは違って、必ずしも年次に捉われることなく、(三長官の同意が必要ですが)政治的に決まるし、議会対策を含む外向けのことが主な仕事であり、非軍事官庁と同じではないが、人事等の省内マターは事実上、次官の専管事項だったはずなので、次官に私は着目した次第です。
 このことは、杉山元次官以降の全次官
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8B%E5%8B%99%E6%AC%A1%E5%AE%98%E7%AD%89%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7
のその後のキャリアが、ことごとく、杉山構想の全貌を明かされていたと見て矛盾がないこと・・但し、山脇正隆は、その上で同構想の完遂に賛成しなかった可能性あり・・
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E8%84%87%E6%AD%A3%E9%9A%86
からも裏付けられるのではないでしょうか。(太田)

 当然、実力派もいれば年次の都合でなれたような軽量級もいるでしょう。
 私はそれよりも省部課長クラス、特に軍事課長、作戦課長といった要職の人材に小出しに情報を与えてこれはという人材のみにある程度、構想を伝えていたのではないでしょうか。
 岩畔豪雄や稲田正純<(コラム#12962(未公開))>などがその対象だったと思います。
 ただその全貌を平時もしくは準戦時の段階で伝えられた人材は梅津美治郎を除けばいないと考えても良いのではないでしょうか。

⇒杉山構想実行に係る人事や施策等を杉山や梅津だけでやれるわけがなく、事務的な総合管制塔が継続的に必要であり、それを歴代次官にやらせた可能性が大だ、というのが私の考えです。(太田)

 というより梅津は別格で杉山との接点を見ると陸士は少し年次が離れていますが、陸大が1期違いで、ここで知り合い、更に杉山が軍務局長の時代に軍事課長、恐らくこの時期に二人で杉山構想の骨子を組み立てたのだろうと思います。

⇒この点は、これまで気付きませんでした。(太田)

 あとは(同期である小磯から能力を伝えられた)岩畔豪雄くらいでしょうか。岩畔は彼の実力と一匹狼という性格を見込んである程度、明かした上で重用したのではないかと思います。

 なぜなら杉山=梅津コンビはともかく、他の軍人たちが簡単に負けて勝つようなシナリオに同意できるのかという思いは禁じ得ません。

⇒仮にそうだったとすれば、開戦時に、陸軍省や参謀本部の将官クラスの中から反対の声が起きてしかるべきだったのに、全く起きていないのですから、杉山構想の全貌を明かされていなかった者達ですら、(海軍の連中とは違って、)対英米戦争の費用対効果比はそう悪くはない、ということくらいは想像できた、ということでしょうね。(太田)

 この杉山構想、就中、対露戦略について理屈では太田さんの意見に理があるとは思っていますが、まだ自分では対露西亜、負けて勝つ戦略を消化し切れていないです。
 その後の歴史を知っている我々でさえ、このレベルですから当時の陸軍軍人がそれに直ぐに得心できるとは思えず、更にいえば派閥やグループが横行していますから、秘中の戦略が漏れることで潰される危険性もあります。
 その意味で杉山構想中の島津斉彬コンセンサスのエッセンス程度はある程度明かしていたが横井小楠コンセンサスについては殆ど明かさなかったのではないでしょうか。その意味で私は東條英機や板垣征四郎クラスでも怪しいと思っています。

⇒横井小楠コンセンサスは島津斉彬コンセンサスの部分集合だ、というのが私の説明であるところ、ここは、おっしゃる意味がつかめませんでした。(太田)

 余談ながら稲田正純がノモンハンの失敗で鶴首されなかったのはおかしいような記載がありましたが、作戦課長とはいえ佐官クラスを個人的な不祥事でもないのに予備役に追い込むのは組織運営上やりすぎという配慮があったのだと思います。

⇒これはおっしゃる通りで、本日の有料コラム冒頭の「訂正」欄でコラム#12962を訂正しておきます。(太田)

 彼はその後、省部中枢に復帰していませんから事実上、ノモンハンの責任と能力の限界を問われて干されたことを軍官僚全体は理解したのではないでしょうか。
 それでは、来月のオフ会を楽しみにしております。・・・

<太田>

 安倍問題。↓

 本日もなし!

 ウクライナ問題。↓

 <良くやった。↓>
 「ウクライナ軍、ウクライナ製の攻撃ドローン「R18」でロシア軍の約185億円相当を破壊・・・」
https://news.yahoo.co.jp/byline/satohitoshi/20220917-00315414
 <小さい声で、良くやった。↓>
 「ウクライナ中南部ザポリージャ州の占領地域でロシアの支援を受ける行政府のトップは17日までに、地元高官が殺害されたと明らかにした。・・・
 死亡したのは同州ベルジャンシク市の高官とその妻。・・・ベルジャンシク行政府のナンバー2と選挙委員会委員長を務める妻が殺害されたとしている。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/80c7d36f454767b5c6f394dbac14c1cbca515328
 <こういうことよね。↓>
 「80年代の人気ドラマ『冒険野郎マクガイバー』は、手近な材料やアーミーナイフを武器に機転を利かせて敵を打ち負かす痛快アクションだ。『ニューヨーク・タイムズ』紙はこの作品に言及しつつ、軽兵器の力を最大限に引き出して善戦を続けるウクライナ軍について「マクガイバー式戦術」を取っていると解説した。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC%E5%BC%8F%E6%88%A6%E8%A1%93-%E3%81%A7%E9%9C%B2%E8%BB%8D%E3%82%92%E8%8B%A6%E3%81%97%E3%82%81%E3%82%8B%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A/ss-AA11KMY0?ocid=msedgntp&cvid=0ddcde2a5c7945dd8a89221f4900267d#image=1
 <んだ。↓>
 Ukraine depends on morale and Russia on mercenaries. It could decide the war・・・
https://www.theguardian.com/world/2022/sep/17/ukraine-depends-on-morale-and-russia-on-mercenaries-it-could-decide-the-war
 <そのようね。↓>
 「ロシアの軍事備蓄、当初想定より少ない可能性=独国防相・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%81%AE%E8%BB%8D%E4%BA%8B%E5%82%99%E8%93%84-%E5%BD%93%E5%88%9D%E6%83%B3%E5%AE%9A%E3%82%88%E3%82%8A%E5%B0%91%E3%81%AA%E3%81%84%E5%8F%AF%E8%83%BD%E6%80%A7-%E7%8B%AC%E5%9B%BD%E9%98%B2%E7%9B%B8/ar-AA11U88d?cvid=dd0bd164a7da4821ae60d53ff103d04a
 <ウクライナ軍によって奪回されたばかりの北部の様子だ。↓>
 ‘Look, these are our boys’: Ukrainian troops drive Russian tanks on new front line・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2022/09/17/look-these-are-our-boys-ukrainian-troops-drive-russian-tanks-new-front-line/?itid=hp-top-table-main-t-3
 <その付近のロシア領内もウクライナ軍は攻撃している。↓>
 Ukrainian strikes into Russia’s border towns compound Putin’s troubles・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2022/09/17/ukraine-belgorod-putin/?itid=hp-top-table-main-t-3
 <ドンバスのウクライナ側最前線の様子だ。↓>
 The ‘Wild Field’ Where Putin Sowed the Seeds of War–In one small town in the Donbas region, everything suddenly fell apart. It was part of Vladimir Putin’s grand plan, and it helped lay the groundwork for the invasion of Ukraine. Now things are heating up again.・・・
https://www.nytimes.com/2022/09/17/world/europe/ukraine-war-donbas-putin.html
 An eastern city under attack wonders how far Ukraine’s offensive can go.・・・
https://www.nytimes.com/2022/09/17/world/europe/an-eastern-city-under-attack-wonders-how-far-ukraines-offensive-can-go.html
 <周辺国の人々だって生きた心地がしていない。↓>
 「リトアニア、対ロ警戒消えず=NATOの「アキレスけん」―不安広がる国境の町・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%AA%E3%83%88%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%82%A2-%E5%AF%BE%E3%83%AD%E8%AD%A6%E6%88%92%E6%B6%88%E3%81%88%E3%81%9A-%EF%BD%8E%EF%BD%81%EF%BD%94%EF%BD%8F%E3%81%AE-%E3%82%A2%E3%82%AD%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%81%91%E3%82%93-%E4%B8%8D%E5%AE%89%E5%BA%83%E3%81%8C%E3%82%8B%E5%9B%BD%E5%A2%83%E3%81%AE%E7%94%BA/ar-AA11VbQe?cvid=f5383fad6c8149549c2e7789663517d2
 <だろうなあ。↓>
 「軍事力の誇らさを伝えようと友人から届く画像…日本在住のロシア人から見た母国の今・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7d780a737a88f22ed9aaca5b9bef4ce5356dcd8

 それでは、その他の記事の紹介です。↓

 なんで、ワシントンポストだけ報じないんだよー?↓

 Japan tells 2m to shelter from ‘very dangerous’ Typhoon Nanmadol–Authorities urge evacuations in Kyushu before arrival of storm that could cause flooding, landslides and collapse of houses・・・
https://www.theguardian.com/world/2022/sep/17/japan-typhoon-nanmadol-residents-evacuate
https://www.bbc.com/news/world-asia-62938608
https://www.nytimes.com/2022/09/17/world/asia/japan-typhoon-nanmadol.html

 「シベリアに<日本人>女<性>はいないはずですよ」と…数百人いたはずの“女性抑留者たち”の存在は、なぜ歴史から消えたのか?・・・
 「シベリアに女はいないはずですよ」と…数百人いたはずの“女性抑留者たち”の存在は、なぜ歴史から消えたのか?・・・」
https://bunshun.jp/articles/-/57251

 出来悪兄弟。↓

 「・・・<信雄領の>尾張・<信孝領の>美濃の国境問題の結末は不明であるが、その後、解決されたことが確認できないので、信雄・信孝の溝が埋まらなかったようだ。国境問題は互いが納得する形で解決せず、不満だけが残った。
 こういう問題があったので、葬儀の場で信雄も信孝も会いたくなかった。それゆえ、秀吉が率先して葬儀を執り行ったのである。秀吉の謀略でも何でもないのだ。」
https://news.yahoo.co.jp/byline/watanabedaimon/20220918-00315180

 日・文カルト問題。↓

 「韓流コンテンツの視聴、販売のみならず、韓国式のファッション、言葉遣いやアクセントにまで取り締まりの対象を広げるなど、韓国文化の影響排除に血眼になっている北朝鮮当局。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20220917-00315510
 「・・・ なぜ金正日は日本人を拉致したのか、漫画か映画みたいな話だが、南北統一工作のためだった。日本人を工作員にしたり、工作員の日本語教育係にすることを目的にしていた。統一戦争も、本気で考えていた。日本人拉致が本格化する直前の1975年に、金日成主席は北京を訪問し「戦争になれば、失うものは軍事境界線。得るものは、統一」との有名な演説をした。
 戦争を危惧した中国首脳は、金日成主席に「北朝鮮から戦争を始めたら助けないが、攻撃された場合には考える」と通告した。北朝鮮は、攻撃されたら統一戦争は可能だと解釈した。
 翌1976年に、米軍と北朝鮮軍が共同管理する板門店で、米軍兵士が北朝鮮兵士に斧で殺害された。金日成主席が謝罪し、事態をおさめた。後になって、この事件は米軍の戦争を挑発し、北朝鮮を攻撃させる金正日の計画だった、と語られた。
 また、1983年に北朝鮮の工作員が、ミャンマーで韓国の全斗煥大統領暗殺を謀った事件も、金正日氏の指示だった。普通の国なら、北朝鮮を攻撃するが、全大統領と米国が韓国軍を抑えた。この暗殺未遂も後になって、統一戦争に誘導するためだったと、分析された。・・・」
https://www.dailyshincho.jp/article/2022/09180701/?all=1
 <これは意外な成行。↓>
 「韓国野党・共に民主党支持率31%、李在明代表就任後は続落・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/09/17/2022091780631.html
 <祇園精舎の・・・の音・・。↓>
 「在日韓国人とパチンコ ・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/09/16/2022091680974.html
 「在日韓国人が生計を立ててきたパチンコの没落…店舗数は最盛期の半分以下に–景気の冷え込み、コロナで経営難…上野の大手業者も次々と廃業–日本政府、パチンコの射幸性を大幅に落とし、「大当たり」の可能性を半分に–1990年代のパチンコ人口は3000万…2020年には710万人にまで縮小–主な業者の本社が集まっていた上野でも、およそ30店舗のうち残っているのは三つだけ・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/09/16/2022091680975.html
 <頑張りーな。↓>
 「米国・日本は半導体に大規模投資するが、韓国は後手・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/295611

 イギリスじゃあ、軍人たりうることが尊敬の対象だっちゅうのに、戦後日本じゃ・・。↓

 「ヘンリー王子、特例で軍服の着用認められる チャールズ国王の意向か、孫たちによる通夜で着用へ・・・
 未成年への性的暴行疑惑で公務を退いた女王の次男アンドルー王子は、16日夜に国王を含む女王の4人の子供たちによって行われる通夜でのみ「母への特別な敬意の印として」軍服の着用が認められたことから、ヘンリー王子にも同様の措置を取るべきだとの声が上がっていた。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/entertainment/celebrity/%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC%E7%8E%8B%E5%AD%90-%E7%89%B9%E4%BE%8B%E3%81%A7%E8%BB%8D%E6%9C%8D%E3%81%AE%E7%9D%80%E7%94%A8%E8%AA%8D%E3%82%81%E3%82%89%E3%82%8C%E3%82%8B-%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BA%E5%9B%BD%E7%8E%8B%E3%81%AE%E6%84%8F%E5%90%91%E3%81%8B-%E5%AD%AB%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E9%80%9A%E5%A4%9C%E3%81%A7%E7%9D%80%E7%94%A8%E3%81%B8/ar-AA11Vpoc?ocid=msedgntp&cvid=dfd45c3022eb40cc8b587f5543a78ca9

 よっしゃあ。↓

 「「謝罪はしない」エリザベス女王の“耐え難い痛み”を願い非難された米准教授 支援表明書に4千人超が署名・・・」
https://news.yahoo.co.jp/byline/iizukamakiko/20220915-00315000

 いや、振り返りゃあ、民主主義が、アテネの軍事力の強大化、そしてアテネの覇権、をもたらしたんだよ。↓

 「軍事との接近がアテネ民主主義を終焉させた・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E6%B0%91%E4%B8%BB%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E3%81%AE%E7%A0%B4%E5%A3%8A%E8%80%85-%E8%BB%8D%E4%BA%8B%E3%81%A8%E3%81%AE%E6%8E%A5%E8%BF%91%E3%81%8C%E3%82%A2%E3%83%86%E3%83%8D%E6%B0%91%E4%B8%BB%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E3%82%92%E7%B5%82%E7%84%89%E3%81%95%E3%81%9B%E3%81%9F/ar-AA11Uw0Y?ocid=msedgntp&cvid=dfd45c3022eb40cc8b587f5543a78ca9

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <邦語媒体より。
 遠藤誉おばさまも、たまには参考になることをお書きになるわ。↓>
 「・・・毛沢東は「日本軍と共謀した」だけあって、日本の「中国進攻」に感謝していたので、日本語通訳関係者を文化大革命の時も守っている。そのために二人とも生き延び、田中角栄元総理訪中の時も、大いに活躍している。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20220914-00315066
 <これなんざあ、(特に引用前段については)クソみたいなハナシ。そんなことに習ちゃん以外の連中が賛同するワケなかろ。↓>
 「・・・習近平が三期目を狙う最大の理由は、何と言っても拙著『習近平 父・習仲勲を破滅させた鄧小平への復讐』で書いたように、父の仇討ちである。
 習近平の父・習仲勲は、鄧小平の陰謀により1962年に国務院副総理兼国務院秘書長など全ての職を剥奪されて、その後16年間も監獄・軟禁・監視生活を送らされている。なぜそのようなことが起きたかというと、毛沢東が習仲勲を可愛がって、後継者の一人にしようとしていたからだ。
 というのも、1935年に毛沢東が蒋介石率いる国民党軍の攻撃を逃れて「長征」を続け北上した時、もう中国全土のどこにも共産党軍の革命根拠地がなくなっていた。唯一残っていたのは、習仲勲らが築き上げていた陝西省を中心にした西北革命根拠地だった。毛沢東が最終的に蒋介石に勝てたのは、ここに「延安」があり、延安を新たな「革命根拠地」として戦うことができたからだ。毛沢東は習仲勲に救われたようなもので、1949年10月1日に新中国(中華人民共和国)が誕生した後も、習仲勲ら西北革命根拠地を築いていた英雄たちを大切にした。野心の強かった鄧小平は、このままでは自分の将来がなくなることを恐れ、陰謀を図って習仲勲を失脚させたのである。・・・
 二つ目は習近平の内的要因ではなく、アメリカに潰されるわけにはいかないという危機感が習近平を三期目へと追いやっているという外的要因があるということだ。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20220912-00314760
 <英語媒体より。
 そんなに時間かかるかしらねえ。↓>
 ・・・According to the forecast, China’s GDP will be about 47% bigger in real terms in 2031 than it was ten years earlier (an average growth rate of less than 4% a year). Its prices will be roughly 30% higher, and its exchange rate will be almost 13% stronger. It is the combination of these three factors, rather than growth alone, that will determine whether China ever becomes the world’s undisputed economic heavyweight champion.・・・
https://www.economist.com/the-economist-explains/2022/09/06/will-chinas-economy-ever-overtake-americas?utm_campaign=a.coronavirus-special-edition&utm_medium=email.internal-newsletter.np&utm_source=salesforce-marketing-cloud&utm_term=20220917&utm_content=ed-picks-article-link-8&etear=nl_special_8&utm_campaign=a.coronavirus-special-edition&utm_medium=email.internal-newsletter.np&utm_source=salesforce-marketing-cloud&utm_term=9/17/2022&utm_id=1322771
 <次に、人民網より。
 日中交流人士モノ。↓>
 「羽生結弦さんが中日国交正常化50周年祝賀式典に出席・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2022/0917/c94638-10148349.html 
 <ここからは、レコード・チャイナより。
 ご冗談を。↓>
 「日本の学校の新学期の様子がまるで2020年・・・
 中国版ツイッターの微博(ウェイボー)で14日、あるアカウントが・・・授業中にすべての子どもがマスクを着用しているだけでなく、それぞれの机の上には飛沫防止パーテーションが設置されていることなどを紹介した。
 この写真を見た中国のウェイボー利用者からは、「本当に今現在の写真?」「画像加工してない?」「大げさすぎる」「中国でもここまではしない」「防疫マニア?」「なぜ一斉PCR検査しない?」「昼食はどうするの?」「とても日本的な光景」などの反応が見られた。」
https://www.recordchina.co.jp/b901215-s25-c30-d0192.html
 <ご心配無用。↓>
 「日中国交正常化50周年、「日本は対中協力によって発展得られる」と・・・中国網・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b901240-s25-c100-d0059.html

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太田述正コラム#13004(2022.9.18)
<『海軍大将米内光政覚書–太平洋戦争終結の真相』を読む(その3)>

→非公開