太田述正コラム#13537(2023.6.11)
<皆さんとディスカッション(続x5559)>

<太田>

 次回オフ会がらみの問いかけに対する回答を寄せていただいた方々、ありがとうございました。
 このあたりで閉めさせていただきますが、勝手ながら、USさんに、的中賞に代わる、同等のニアピン賞を指し上げることにしました。
 (もっと早い時点でUSさんから同内容の「応募」があれば、的中賞を指し上げるかどうか相当迷ったことでしょう。)
 USさんは名誉有料読者ですので、名誉オフ会幹事にさせていただき、オフ会出席者に事前に配信することにしている、オフ会「講演」原稿案・・ディスカッションで公開されるのはその後の修正等を加えたもの・・、を、今後、毎回、同報で配信させていただきます。
 かえって御迷惑かもしれませんが、今回に関しては、「正解」を2~3日前に知ることができる、というメリットがあろうかと存じます。

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 なし。

 ウクライナ問題。↓

<ウクライナ軍による威力偵察が始まっていることは間違いない。↓>
 With Probes of Russian Lines, Ukraine’s Counteroffensive Takes Shape–Ukraine is using its new arsenal of Western tanks and armored vehicles in what is expected to be one of the largest military operations in Europe since World War II.・・・
https://www.nytimes.com/2023/06/10/world/europe/ukraine-counteroffensive.html
https://www.nytimes.com/video/world/americas/100000008946932/colombia-children-rescue.html <威力偵察だけで若干の戦果。↓>
 「英国防省は10日、ロシアの侵攻を受けるウクライナ軍が過去48時間に、同国の東部と南部で大規模な作戦を実施したとの分析を公表した。「いくつかの地域では前進し、ロシアの第1防衛線を突破した可能性が高い」とした。・・・」
https://www.sankei.com/article/20230611-CT7JEE2BANPXTB6M4J3SLC7AJU/
 <当たり前だがや。↓>
 ・・・“If Russia loses the corridor to Crimea, it will be a very serious blow,” she said. “Everyone understands how important it is for Putin, and it will mean Putin has again not calculated the situation correctly and again not managed the situation. It will mean a very serious failure.”
https://www.washingtonpost.com/world/2023/06/10/putin-political-risks-ukraine-counteroffensive/
 <エイブラムス戦車よりは使い慣れているようで・・。↓>
 「・・・ウクライナ軍、FPV神風ドローンでロシア軍トラックの前に回って攻撃「かなり精確に敵を破壊できる」・・・」
https://news.yahoo.co.jp/byline/satohitoshi/20230610-00353295
 <粗暴犯って、粗暴の発揮の仕方がヘタクソってことかも。↓>
 Russian Convict Troops Suffered Greatest Losses in Ukraine・・・
https://www.newsweek.com/russian-convict-troops-suffered-greatest-losses-ukraine-report-1805768

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 細川家の人々が明智光秀の子孫としての心情も抱いているとはね。↓

 「光秀の子孫・細川珠生さんの心情「反逆者として描かれるのは子どもの頃からすごく嫌」・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/839c3d715789dca8589f832809766991b9b0412f

 納得。↓

 「・・・鉄砲装備とは、まさに西高東低であり、武田勝頼は、懸命に鉄砲そのものと、玉薬の確保を行おうとしていた。だが、南蛮貿易や東アジア貿易の恩恵を、直接受けられぬ内陸国甲斐・信濃では、それは困難だった。しかも、どうやら織田信長は、武田・北条などの敵国に対し、経済封鎖を行っていたらしい。
 武田・北条ら東国大名にとって、西国・畿内の物資を仲介してくれる重要な存在は、伊勢商人であったと推定される。とりわけ大湊の商人は、信長の圧力を受けながらも、交易を継続していた。天正3(1575)年、大湊が織田氏の支配下に入った後も、秘かに東国大名との交易は続けられていたようだ。しかしながら、その規模は縮小するいっぽうであり、信長の物資統制が、武田勝頼を苦しめていたことは想像に難くない。
 このようにみてくると、長篠合戦とは、「新戦法対旧戦法」ではなく、豊富な物流と物資を誇る西国、畿内を背景にした織田と、それに乏しい東国の武田の戦い、つまり西と東の激突といえるだろう。むしろ、物量の差という側面こそを重視すべきである。」
https://news.yahoo.co.jp/articles/3891cd6551f9174defab26c511364e3f1bfae42d

 中村さん、本居宣長を誹謗しちゃあいけませんや。↓

 「『源氏物語』とはどのような文学作品なのか。作家の中村真一郎さんは「女性解放の教科書や貴族社会への弾劾文などと評価する専門家がいるが、そうではない。当時の貴族を愉しませることを目的とした作品で、深い意味を見出すのは間違っている」という――。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/9033fd35fcfde42e9027665280c4707786d7e13b

 日・文カルト問題。↓

 <ちょっとだけだが、ご愛顧に感謝。↓>
 「清渓川に響き渡ったJ-POP・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/06/10/2023061080037.html
 <人間主義者の日本人、と、韓国人とでは、将来とも収斂しないのでは?↓>
 「「100歳まで生きたい」韓国人は50%、日本人は22%・・・
  大阪大学の佐藤真一名誉教授は「日本は長生きすれば、結局他人の世話になることになり、これに対する心理的抵抗感がある」とし「100歳長寿に対する両国の考え方は今でこそ大きく異なるが、高齢化が進むほど韓国も日本のように変わっていくだろう」と話す。・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/06/08/2023060880171.html
 <とにかく、こういう記事を載せるのが遅過ぎ!↓>
 「韓国も海に恥ずかしいものを捨てていた時期があった【コラム】–1988年から27年間、毎年600万トンを投棄–福島汚染水の放流は不愉快なことだが、「安全」という国際判定が出たら隣国の事情に理解も示すべき・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/06/08/2023060880172.html
 <健闘を称える。↓>
 「中国でも日本でも模倣品が登場…世界市場で韓国即席麺の人気上昇・・・韓国・韓経ビジネス・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b915244-s39-c30-d0195.html

 この「大事件」、続報でかなりのことが分かって来た。
 狩猟採集社会育ちの、赤ん坊を含む女の子が年長13歳の子供達4人、が飛行機の後席に乗ってたんだわー。
 だから、彼らの母親を含む、前席の大人3人が即死した墜落事故から40日間、ジャングルで生き延びられたんだ。↓

 4 children, including a baby, survived a plane crash and 40 days alone in the Amazon jungle・・・
 ・・・the children were found 3 miles from the crash site in a small forest clearing. He said rescue teams had passed within about 160 feet from where the children were found on a couple of occasions but had missed them.
https://www.latimes.com/world-nation/story/2023-06-09/4-children-lost-in-the-jungle-for-40-days-after-a-plane-crash-are-found-alive-in-colombia
 ・・・Gen. Pedro Sánchez, the commander of the Joint Command of Special Operations, told the Associated Press that the operation was like trying to “find a tiny flea in a huge rug that moves in unpredictable directions,” in a dense jungle with visibility as low as 20 yards or less, and up to 16 hours of rain a day that threatened to wipe away any signs of the children.・・・
 More than 100 members of the military, as well as volunteers from Indigenous communities, took part in the search operations. The children’s grandmother recorded messages to the children in their native language, Huitoto, telling them to remain where they were.・・・
 It’s not yet clear how exactly the children survived — but the Organization of the Indigenous Peoples of the Colombian Amazon tweeted that the children’s survival was “a sign of the knowledge and relationship with the natural environment of life, which is taught and learned from the mother’s womb and is practiced from a very early age.”
 This was echoed by Fátima Valencia, the children’s maternal grandmother, who told Agence France-Presse that the eldest child, the 13-year-old<(女の子!)>, had a “warrior”-like nature and “always took care” of her younger siblings, including by giving them fruit from the forest. Their grandfather, meanwhile, said the 9- and 4-year-old brothers were very “skilled” at walking through the forest.・・・
 “Four Western kids of the same age would have died” there, he said, but many children from Indigenous communities in the Amazon “mature very early” and at an early age learn basic skills for surviving in the forest, including how to find food and how to avoid predators. In some communities with which he has worked, children may begin climbing trees as early as 1 year old.・・・
 In that part of the Amazon, there will be about 80 different species of snakes, but only five of those are venomous and they [Indigenous people] can distinguish poisonous from nonpoisonous snakes.・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2023/06/10/colombia-plane-crash-children-survived-explainer/

 イギリスの今は昔。↓

 <知らなんだ(唖然)。↓>
 「・・・ヘースティングズの戦いから100年以上前、アングロサクソン人はイングランド建国のきっかけとなる戦いで決定的な勝利を収めた。937年の「ブルナンブルの戦い」だ。当時は「大いなる戦い」として知られていたにもかかわらず、その後の数世紀で、戦地を含む詳細が忘れ去られてしまった。ここでは、ブルナンブルの戦いについて、わかっていること、わかりかけていること、わかっていないことを紹介しよう。
 ブルナンブルの戦いは、分裂したグレートブリテン島で争いが頻発している時代に起きた。この島は3つのグループに占領されていた。現在の北イングランドの領有権を主張するバイキングの貴族。現在のスコットランド、ウェールズの大部分を支配するケルト人。そして、北欧、ブリタニアをルーツとする王国の連合で、島の中部と南部を支配するアングロサクソン人だ。  
 アングロサクソン人は時代とともに王国を統合し、927年までには、ウェセックス王アゼルスタンが島の大部分を支配下に置き、未曽有の権力を手に入れた。しかし、アゼルスタンの治世に対する反発は、特に北部と西部で大きくなっていった。928年、アゼルスタンとその同盟国がバイキングの王国ヨークを侵略すると、周辺諸国は、アゼルスタンがスコットランドとウェールズの征服も試みるのではないかと心配し始めた。  
 この心配は的中した。934年、アングロサクソン人はアルバ(現在のスコットランド)の一部に侵攻した。アルバ王コンスタンティンは領土の一部を差し出し、アゼルスタンをなだめた。その一方で、コンスタンティンはひそかに隣国のケルト人やバイキングと同盟を結び、南部にいるアゼルスタンに立ち向かう軍隊をつくり始めていた。アングロサクソン人を撃退するため、かつて敵だったダブリン王オラフ3世やストラスクライド王オーウェンが加勢した。
 937年、コンスタンティンの同盟はアゼルスタンに先制攻撃を仕掛けてイングランドに侵攻し、ブルナンブルでの決戦に挑んだ。  
 ブルナンブルの戦いはその後、中世の年代記や詩に何度も登場することになるが、最も信頼できる情報源は、約60年後に編さんされた「アングロサクソン年代記」だ。アングロサクソン年代記はこの戦いを英雄的に記述しており、騎兵隊の突撃、旗ややり、死体で埋め尽くされた「虐殺の場」が描かれている。  
 アングロサクソン年代記によれば、戦いが終わったとき、5人の王、7人の伯爵、そして、「数え切れないほどの兵士」が命を落としていた。アゼルスタンとアングロサクソン人は勝利を宣言し、同盟軍の生き残りはアイルランドに逃亡した。  
 新しい時代が始まった。アゼルスタンは新しい統一国家であるイングランドの王となり、939年に生涯を終えるまで君臨した。・・・」
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/053100270/
 <もちろん、よーく知っていた。↓>
 「たった1日でイングランドを永久に変えたヘースティングズの戦い・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d878de67fd1e5fa6b710d7ae1b51ecbbfe900dc

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <邦語媒体より。
 改めて、ご愛顧に深謝。↓>
 「上海に「ワンピース」店舗 グッズ販売、カフェも併設・・・」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/255958?rct=culture
 <ここからは、レコードチャイナより。
 ご愛顧に深謝。↓>
 「日本のアニメ映画が中国で快進撃、もう「大作映画」を妄信しない・・・
 「新海誠監督による『災害三部作』の最終章とされる『すずめの戸締まり』は、作中で日本の風景と文化を展開し、人と自然、伝統と現代、生と死などのテーマも含まれている。ハリウッド作品の中でも災害映画はかつて何度もヒットした。世界の終わりのようなビジュアル効果、孤独な英雄が人類を救う物語はよくあるパターンだ。しかし、新海監督の『災害三部作』は全く違う。『君の名は。』では災害そのものを変えようとし、『天気の子』では災害を受け入れることを選んだ。『すずめの戸締まり』は震災のトラウマと向き合い、人々をがれきから出るよう励ました。この三部作は『命を救う』から『心を救う』までの作品ともいえる」と評した。
 また、「人々にとって思い出深い映画『天空の城ラピュタ』が1986年に公開されてから37年、『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』は2002年に公開されてから21年、『マダム・イン・ニューヨーク』は2012年に誕生し、封切りからすでに11年以上が経過している」と説明。「新作映画や大作映画が映画市場の主流となっている昨今、海外映画の再上映はしばしば成功し、封切りの時よりも高い興行収入と評判を得ることができる秘訣は、決して観客に『気持ち(思い入れ)でお金を払わせる』ことだけではない。年月の経過と共に、多くの観客が人生経験を重ね、考えを深め、かつて自分が愛した作品を見た時、『実はこの作品は大人向けに作られたものだ』と気付く。振り返ってみれば、これらの映画は制作当初から、各世代の観客のニーズに配慮していた。十数年、数十年がたち、大人になった観客が、映画が再上映された際に感じることは往々にして当時と異なり、これこそ観客が『古き良き映画』にお金を払いたくなる決め手となっている」と述べた。・・・中国メディアの今晩報・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b915309-s25-c30-d0052.html
 <日中交流人士モノ。↓>
 「人生90年の足跡―体験で語る日本と中国・・・日中双方のナショナリズムからの批判・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b911671-s530-c30-d1530.html
 <とにかく、心配はいりましぇーんよ。↓>
 「・・・中国青年網は、米国が中国に対して仕掛けている半導体戦争は成功しないとする、国防科技大学情報通信学院の呉敏文氏による文章を掲載した。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b915358-s25-c20-d0193.html
 <とにかく残念ではある。↓>
 「・・・華字メディア・日本華僑報網は「C919が飛んで、日本のネットユーザーは政府に怒りをぶつけた」とする文章を掲載した。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b915359-s25-c20-d0193.html
 <日中収斂中。↓>
 「日本のツイッターユーザーがつづった「この世で1番無駄な言葉」が、中国のネット上でも反響を呼んでいる。
 ツイッターユーザーの「バク@精神科医」さんは8日、ツイッターでこの世で一番無駄な言葉として「あなたよりもつらい思いをしている人がいる」を挙げた上で、「知るか!!今!現在!!私!!!私自身が!!!!つらいんじゃボケ!!!!!」と思って無視するのがいいとアドバイスした。
 また、「お腹減った時にアフリカの子どもの話持ち出してこられるようなもん」とした上で、「今のつらさに他人の我慢聞かされるとかどんな拷問だよ」とつづっている。この投稿は150万回以上表示されるなど、大きな反響を呼び、「素晴らしい」「本当それです!」「全世界、いや宇宙規模で広まってほしい」などのコメントが付いた。・・・
 中国人も共感=「真理だ」「親からよく言われる(涙)・・・中国版ツイッター・微博(ウェイボー)・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b915452-s25-c60-d0052.html

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太田述正コラム#13538(2023.6.11)
<太田茂『新考・近衛文麿論』を読む(その50)>

→非公開