太田述正コラム#13561(2023.6.23)
<皆さんとディスカッション(続x5571)/映画評論88:ダウントン・アビー/新たなる時代へ>

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 <岸カルト民のごリッパさ。↓>
 「・・・ 日本の世論調査によると、日米同盟は強く支持される一方、自衛隊が積極的に軍事的役割を果たすことについては依然として反対が多い。ある調査では、米中が衝突した場合の対応について、27%が「米国と協力すべきではない」、56%が「後方支援にとどめるべき」と回答した。「日本は米国と一緒に戦うべき」という答えは、わずか11%だった。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc141879d874551b9517867c521d6813fbecb0b3

 ウクライナ問題。↓

 <その調子。↓>
 「ウクライナ軍、クリミア結ぶ橋攻撃・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/90acd37eb8d74dac58c234df94eebb8fd9a60215
 <プーチンの馬鹿。↓>
 Russia accuses Ukraine of using UK-supplied missiles to strike bridge to Crimea–Chonhar Bridge is one of a handful of infrastructures linking Crimea with the mainland・・・
https://www.theguardian.com/world/2023/jun/22/russia-accuses-ukraine-uk-missiles-strike-bridge-to-crimea
 <見出しも中身も意味不明。ゲルマン人文化総体・・(仏を含む)欧米とロシア・・が共倒れしつつあるのが現在のウクライナ戦争、というのが私の見方。↓>
 「アメリカもロシアと変わらない? 政治介入への批判は「アメリカ国内がパニックに陥っている証拠」とエマニュエル・トッド氏・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/5be8c063021489333b90673e0efa02b5b0e16091

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 AbemaTVで棋聖戦藤井-佐々木大地戦をたまにチラ見鑑賞中。
 藤井名人竜王が王座も獲得して8冠になったら、藤井対局、たまにチラ見はしなくなると予想。

 広末涼子を巡って。↓

 <アカン。真逆だってのに・・。↓>
 「・・・広末とその子供たちを支えるべく、事務所からの要求にも、広末の裏切りにも独り耐えてきたキャンドル氏。にもかかわらず、広末から“事務所がジュンさんと繋がっているんじゃないか”とグル扱いされてしまうとは、あまりに筋が違うのではないかという声が相次いでいる。 《いつだって、事務所もジュンさんも「味方」であろうとしたはずだし、広末さんを守ろうとしてきたはずです》 《事務所とジュンさんが繋がってるという言い方が、まるで自分は被害者みたいな言い方ですね。裏切られたのはご主人で、裏切ったのは広末涼子の方なのに、何か逆ギレしてるみたい》 《ジュンさんも、事務所も広末さんのイメージを守るため、協力していた事は間違いないのでは?何だか、裏切った方が庇っている方々を信頼出来ないとか。理解が出来ないです》 《結局、夫にも事務所にも迷惑かけたという思いより、なんで私の思い通りに動いてくれないの?という気持ちが強いんですね》 文春への“釈明”が火に油を注ぐ形となってしまった広末。ここから盛り返す術はあるのかーー。」
https://news.yahoo.co.jp/articles/71bd74439e6ef86d82e697f86aff2c4090078648
 <日本のメディアに品格を求めてもせんないわさ。(下出沖縄報道記事も参照。)↓>
 「・・・結婚前からアーティストとして活躍していたジュン氏は、当時からファッション誌やカルチャー誌で取り上げられてきていて、「当時の取材は、写真の確認ですとか、原稿の確認などなどが当たり前にあるように行われておりました」と語る。  しかし、広末さんと結婚してからは、「家を出てもどこに行っても多くのメディアの方たちがいきなりカメラを向けてこられて、何もしゃべらなくてもあることないこと書かれ、メディアの方たちと自分の関係が大きく変わることになりました」と続けた。<以下、省略>・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/33e18ec1cded8a83e438e6f07384083c5c89e70b
 <躁期になぜ不倫するのか。彼女の場合、空き時間は自慰し続けでそれでも収まらないレベルだと思った方がいい。↓>
 「・・・キャンドル氏は会見で広末の“不倫周期”について「2年に1度くらい心の安定が崩れる」と表現していた。・・・
 『週刊文春』(6月29日号)によって報じられたのだ。 「記事によれば佐藤健さんのときは、キャンドルさん、佐藤さん、そして佐藤・広末双方の事務所の関係者を交えて話し合ったとあります。しかし、これとは別に不倫があったとの証言をとっているのです。そのお相手が舞台俳優の成河<(ソンハ)>(42)さんだと。広末さんとは2012年に舞台で共演、“後に親密な関係に発展したそうです”とあります。キャンドルさんは不倫を察して成河さんサイドに接触。自然なかたちで別れてもらえるよう段取りを組んだそうです」(スポーツ紙記者)・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/5caa3ef7c43c8406e3a21358a8901faa75330bd8
 「・・・当時成河も既婚者で「06年に結婚して子供も生まれていた。2児のパパだった」。つまり、この時もダブル不倫だったことになる。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/5daa807288036bb88a8767996020ef1293cf5214
https://www.msn.com/ja-jp/news/entertainment/%E5%BA%83%E6%9C%AB%E6%B6%BC%E5%AD%90%E3%81%A8%E9%9F%93%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E4%BF%B3%E5%84%AA%E3%81%AB%EF%BD%97%E4%B8%8D%E5%80%AB%E7%96%91%E6%83%91-%E5%BD%93%E6%99%82%E3%81%AE%E4%BA%8B%E5%8B%99%E6%89%80%E3%81%AF-%E6%B5%81%E3%82%8C%E5%BC%BE-%E3%81%AB%E5%9B%B0%E6%83%91-%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F/ar-AA1cTVKg?ocid=msedgntp&cvid=d54dedade8f94eceb2a648879e8437cf&ei=19
 <山口君、山勘によるまぐれ当たりね。↓>
 「山口真由・・・氏は「キャンドル・ジュン氏の会見を朴訥とした人柄がにじむと捉えるか、策士の緻密な計算が功を奏したと見るかで評価が180度変わってくるように思う」と私見をツイート。「そして人をどう評価するかは自己がどういう人間かを映す鏡で、前者の人は素直で後者の人は…。そして私はこういうとき自分が性格が悪いと実感するのだ」と後者の考えを抱いたとみられる感想を口にした。・・・」
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2023/06/20/kiji/20230620s00041000342000c.html
 <方や、精神障害の疑いがあるだけなのに対してこちらは実際の車いす利用者だとはいえ、これだけ「差別発言」が問題になるというのに、広末に対する心無い中傷が続いているのはどういうこっちゃ。↓>
 「「平等とワガママを一緒にするな、我慢しろ」名古屋城エレベーター撤去問題の討論会で飛び交った車いす利用者への差別発言、河村市長は「熱いトーク良かった」と話し後日陳謝・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4c68195059de820cb47e7854a7aaa505215fa1d

 報じることなく、講釈を垂れることと利益追求とにこれ務めてきた日本のメディア。↓

 「じつは「大本営発表」以上に戦意旺盛だった「社説」…戦争当時、新聞は「沖縄戦」をどう報じていたか・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ad7c1d612d88f2c912c0d883cabdee425fd6412

 紀三井寺そのものが、ちょっと不思議な寺だわ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%80%E4%B8%89%E4%BA%95%E5%AF%BA ↓

 「・・・天正13年(1585)にイエズス会宣教師のフロイスが総長へ発信した報告書に「雑賀の住民は言わば富裕な農夫」と記し、「軍事では海陸共に根来(・・・根来寺の僧兵・衆徒)に劣らず、戦場での武勇によって日本で大いに有名になった」と紹介しているが、海陸における軍事力には経済力の裏付けが不可欠。雑賀衆の場合、それはまず小雑賀をはじめとする11ヶ村による舟運の収入だったのだろう。当時の海面は今よりも高く、小雑賀は湾の入り口近くにあった。南には当時隆盛を極め最盛期には160名の僧が居住したという紀三井寺(きみいでら)があり、入り海の浜に接していた。開拓田四十九町(640石前後)を寺領としていたというから(『紀伊続風土記(きいしょくふどき)』)、その年収は現代の価値で3000万円弱。さらに寄進や祈祷料、それらを用いた金融業、参拝者の宿坊などでも利益をあげていただろう。その経済拠点・紀三井寺と紀ノ川~大坂方面を結ぶ水上流通の担い手が、雑賀衆だった。この運漕力はさらに発展し、遠く薩摩との交易ルートを開き、その上に中国大陸の明国まで延びていった。海外交易は莫大な利益を生んだのである。小雑賀以下の11ヶ村は海際で山も迫っていたため農業には適さなかったが、和歌川・紀ノ川をさかのぼった内陸はふたつの河川によって肥沃な土地となり、そこに属する宮郷(みやごう)・中郷(なかごう)・南郷(なんごう)は農業生産にも恵まれていた。前述のようにフロイスが雑賀の人々を「富裕な農夫」と形容したのは、小雑賀と周辺10ヶ村、北の十ヶ郷(じゅっかごう)とともに「雑賀衆」の構成要素となっていたこの三ヶ郷を念頭に置いてのことだったろう。この五ヶ郷が俗に「雑賀五緘(さいかごからみ)」と称される由縁だ。舟運と農業、このふたつが雑賀衆の軍事力を支える大きな柱だったことは間違いない。他に製塩業も雑賀の産業に含まれていたらしいが、誰に頼るでもないこれらの収益を、周囲の敵と対抗すべく彼らは軍事に回した。大規模な合戦が無い紀伊国でなく他国を軍事的な出稼ぎ場所とする新たな収益モデルを築いたのだ。逆に他地域から見れば金次第で手配できる便利な戦力となる。こうして雑賀衆は「傭兵集団」としての性格を備えていった。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb8c56f14a36b15093249dc75a88b0c83009587f

 こいつぁ面白い。↓

 「・・・弥生時代の最後に銅鐸を祭器に用いた地域は、銅鐸を巨大化させていた。理由は、威信財をひとりの強い首長(王)に独占させないためで(強い王を望まなかった)、集落のみなで、銅鐸を祭器に用い、勝手に首長が墓に副葬できないようにしたのだ。北部九州のような、銅剣や鉄剣、鏡を副葬して首長の権威を誇っていた地域とは、異なる発想で、しかも「強い王を求めない地域の人びと」が、3世紀の初頭に、奈良盆地の南東の隅に拠点を作り、それがヤマト建国のきっかけとなっていく。これが、纏向遺跡(奈良県桜井市から天理市の南端)の誕生である。忽然と、三輪山山麓の扇状地に、政治と宗教に特化された都市が誕生したのだ。纏向遺跡には外来系の土器が多いことで知られている。 内訳は伊勢・東海49パーセント、山陰・北陸17パーセント、河内10パーセント、吉備7パーセント、関東5パーセント、近江5パーセント、西部瀬戸内3パーセント、播磨3パーセント、紀伊1パーセントで、銅鐸文化圏の2つ、東海と近江を合わせると過半数に達する。北部九州の土器がほとんど流入していないことも特徴的なのだ。しかも、最初に集まってきたのは、銅鐸文化圏の人びとだった可能性が高くなってきている。また、ヤマトを含む銅鐸文化圏の人びとは、縄文時代から継承されてきたネットワークを利用して、交易を行う人びとでもあった。考古学者の設楽博己は、ヤマト周辺の諸集団は独占的にネットワークを支配していたのではなく、互恵的な社会システムが機能していたと言う。(『考古学による日本歴史9』白石太一郎ほか編/雄山閣出版)。また考古学者の寺前直人は、ヤマト周辺では青銅器も入手可能だったのに、あえて二上山産サヌカイトの石製短剣を集落の人びとが所持し、強い権力者を排除していた様子が見てとれると言う。そして銅鐸に関して、前段階の社会秩序でもあった平等志向を維持することを目的に、この地域の人びとは青銅製武器を非実用品に変質させ、銅鈴に伝統的な文様を与えて、大型化をはかったと推定できる(『文明に抗した弥生の人びと』吉川弘文館)。と述べた上で、近畿地方南部の人びとは、一時的とはいえ、大陸や半島からもたらされた魅力的な文明の導入に抗うことに成功した経験を持つ人びとだったと指摘している。これまでにない発想であり、物証をそのまま歴史に当てはめれば、そう考えざるを得ないのである。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd3d8dd725966a9fff8db3e4620091fcac2533ca

 日・文カルト問題。↓

 <ご愛顧に感謝。↓>
 「「大韓民国・東京市」は本当だった…今年1-5月に訪日した韓国人は258万人・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/06/23/2023062380014.html
 <健闘を祈る。↓>
 「福島汚染水巡る環太平洋地域の反応、先に到達する米国とカナダは平然・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/06/23/2023062380016.html
 「元IAEA幹部の韓必洙氏「IAEAの報告書には多数の専門家が参加」「日本の主張だけが反映されることはあり得ない」–「IAEAの調査報告書は数多くあるが、それらが専門性や客観性で問題になったことはない」・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/06/23/2023062380022.html
 「サンリオの流行に韓国キャラクターで反撃…「ベリーゴム」が「シナモロール」に立ち向かえるか・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/305811
 「日本市場に再挑戦するヒョンデ、ライフスタイル企業と提携・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/305806
 <文カルト健在。↓>
 「韓国福祉相・疾病庁長・食品医薬品処長に向かって「福島汚染水を飲めるか」と詰め寄る共に民主・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/06/23/2023062380036.html
 「江陵を訪れた李在明氏「汚染水放出に反対すべき」、与党「風評で漁業者を脅かす」と批判・・・」
https://www.donga.com/jp/home/article/all/20230623/4241773/1
 <地方に関しては投票権を付与して然るべきだと前から私は言ってるで。↓>
 「4~5世代にわたり住んでいるのに…日本、在日韓国人に投票権認めない理由・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/305815
 <日本製品を引き合いに出すな。↓>
 「韓国ヒョンデ、ベトナム市場でトヨタを抑え1位を奪還=韓国ネット「日本車を追い抜くなんて…」・・・韓国・朝鮮ビズ・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b916111-s39-c20-d0191.html

 ゲルマン文化の象徴にして帰結?↓

 「タイタニック探検の潜水艇の破片を発見…タイタン号は数ミリ秒の間に「爆縮」した可能性が高い・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/456130aceec6c1a4867a9470ad9e3d14e9d709e8

 形式たる民主主義よりも、実質たる良い統治かどうかで特定の政府は判断されるべきだよ。↓

 ・・・The quandary is not limited to India. How the United States manages its relationships with elected autocracies, from Poland’s Law and Justice government to Benjamin Netanyahu’s far-right coalition in Israel to Recep Tayyip Erdogan’s government in Turkey, is one of the most important strategic questions of American foreign policy.・・・
https://www.nytimes.com/2023/06/22/opinion/biden-modi-meeting.html
 <てなこと言ってたってねえ。↓>
 ・・・Since Mr. Modi took power in 2014, India’s once-proud claim to being a free democratic society has collapsed on many fronts. Of the 180 nations surveyed in the 2023 World Press Freedom Index, India sits at 161, a scant three places above Russia. ・・・
https://www.nytimes.com/2023/06/22/opinion/narendra-modi-india-democracy.html

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。
 カネ出して習ちゃんの宣伝をする奇特な日中交流人士モノ。↓>
 「日本人対象の新疆ツアー第一陣がスタート 「想像以上」に充実のツアー日程・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2023/0621/c94475-20034323.html
 <ここからは、レコードチャイナより。
 ご愛顧に深謝。↓>
 「「すずめの戸締まり」中国で3度目の上映期間延長、興行収入は8億元突破!・・・中国版ツイッター・微博公式アカウント・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b916117-s25-c30-d0203.html
 「アニメ「鬼滅の刃 柱稽古編」はアニオリ全開か・・・香港メディアの香港01・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b916037-s25-c30-d0203.html
 <健闘を祈る。↓>
 「ゴン・ジュンのドラマ「沈睡花園」、まもなく日本初放送!・・・」

https://www.recordchina.co.jp/b916112-s36-c70-d0052.html

              --映画評論88:ダウントン・アビー/新たなる時代へ--

この映画は、「『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』(・・・Downton Abbey: A New Era)は、2022年の<英・米>歴史時代劇映画である。2010年から2015年まで放映されたテレビシリーズ『ダウントン・アビー』の2019年の映画版の続編である。テレビシリーズの原案・脚本を担当したジュリアン・フェロウズが脚本、サイモン・カーティスが監督を務めている。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%93%E3%83%BC/%E6%96%B0%E3%81%9F%E3%81%AA%E3%82%8B%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%B8
 2匹目のドジョウということもあり、「Rotten Tomatoesでは批評家の支持率は155件で85%、平均点は6.9/10となっている。このサイトでは「『ダウントン・アビー』の内容のなさが完全に泡となりかけているにも関わらず、本作の慣れ親しんだ快楽は長年のファンを喜ばせるだろう」としている」(上掲)という、結構辛辣な批評がなされているところ、私は、TV番組時代の評判からタイトルは良く知っていたけれど、TVも前編も見ずしての初見で、頗るつきに堪能してしまった。
 こういう映画に関しては、イギリス英語の、階層による訛の違いとか、言い回しの妙とか、がある程度分からないと面白さが半減してしまうだろう。
 それにしても、故郷に戻ったような心地よさを感じたのはどうしてか、と、不思議に思ったら、フェロウズの経歴を見て腑に落ちた。
 「アラブの専門家で外交官であった父ペレグリン・エドワード・ランスロット・フェロウズと母オルウェンの間にカイロで生まれた。オルウェンと死別した後、父はゲインズバラ伯爵の娘モーリーンと再婚した。フェロウズ家はローマ・カトリックであり、フェロウズは幼い時からローマ・カトリックの教育を受け、後に、ヨークシャーのベネディクト会の名門校アンプルフォース・カレッジに進学し、続いてケンブリッジ大学モードリン・カレッジに在籍した。
 フェロウズは1990年に、第3代キッチナー伯爵ヘンリー・キッチナーの姪に当たるエマ・ジョイ・キッチナー(マイケル王子の妃であるマリー=クリスティーヌの女官)と結婚した。1998年、フェロウズは名字を正式にキッチナー=フェロウズに変えた。2011年、キッチナー伯爵は男系の子孫を残さず亡くなり、キッチナー伯爵の称号の女系相続は特許状により許可されていなかったため、キッチナー伯爵号は廃止された。同2011年、フェロウズは一代貴族として(・・・List of life peerages (2010–present))、ウエスト・スタフォードのフェロウズ男爵に叙爵された。また女王は2012年5月9日付けで妻を「席次の令」により伯爵令嬢扱いの礼遇に処した。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AD%E3%82%A6%E3%82%BA
 つまり、フェロウズは私と同年生まれ(学年は一つ下)で、いつまでそこで育ったのかは分からなかったが、カイロ生れだというではないか。
 場面がフランスでも、そして、あろうことかイギリスでも、カイロそのものの、抜けるような青空、まぶしい太陽、ゆったりと流れる時間、(私の場合は小学校の先生達の)イギリス上流階級のアクセント・・一人だけ先生の名前を憶えているのは、アングロサクソンじゃあなかったけれど(私がミセス腹黒というあだ名をつけていた太っちょでいつも黒いドレスを着ていた)ミセス・カㇵラグリだ・・、に私が故郷を感じた、というわけだ。
 完全なジコチュー映画評になっちまったけどお許しを。