太田述正コラム#3115(2009.2.24)
<皆さんとディスカッション(続x408)>
<michisuzu>
≫こういう話をするんだったら、きちんと経費を典拠付きで明らかにした上で、納税者がいかなる「対価」を得ているかについても、できるだけ具体的かつ詳細に論じるべきだね。≪(コラム#3113。太田)
 皇室関連経費年間300億円だって?!下参照:
 ほんまですかね?いくらなんでも多すぎるように思いますが?
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?action=m&board=552020085&ti
<ベラドンナ>
≫<天皇を>その対価として国民側が利用するのは当然の権利です。≪(コラム#3113。michisuzu)
 「利用」された天皇が自殺していたら「日本のトップの不祥事に対する姿勢も何かをするときの基準がもっと崇高になったであろう」なのですね。
 他人をパンダに例えるあなたに「天皇のために戦争で犠牲になった人たち」はどう言うんでしょうね。
 このような偽善を読むと空しくなってきます。
<michisuzu>
 偽善ですか?昭和の戦争でどれだけの日本人が昭和天皇の為と教育されて死んでいったのかをまったくご存知のない貴方にそんなこと言ってほしくないなあ?
御祖父さんか御祖母さんにちょっとは昭和のことを聞いてみたら、私の主張も多少は理解できますよ。
 偽善というならむしろ痛いところには目をつぶってる貴方のほうでしょう。
奇麗事言ってるのはどちらなんでしょうかねえ?
<ηζζ>(http://society6.2ch.net/test/read.cgi/mass/1196337365/l50x
 以前の立川談誌のようにテレビでは使いにくい(危険なんだな)のが現状だろう。
KYの本家で、周囲を凍りつかせる…見ているほうは面白いことこのうえないが…。
 談誌の場合なんぞ、生放送中に他のタレント(有名無名関係無く)に向かって嬉しくも無いのに嬉しいふり、驚いてもいないのに驚いたふりなんぞ見苦しいからすんなッ! って怒鳴って、あの司会の能天気が売りの所ジョージをして沈黙+顔が引きつっていた・・。
 未だに高座でも(流石にテレビではボツ)ヒロポンを使っていたことを平気で言っているし(昔は薬局で売っていた)、他にも言い放題で、見ているこちら側は楽しい♪
 おーたんも名誉毀損で訴えられることさえ覚悟の上の「たったひとりの反乱」… (昔のおいらの好きな名作映画 マーフイの戦いのような)を公僕を辞して挑むという、既に絶滅したはずの武士の魂を持っている『特別天然記念物』のような人間なんだな。
 ・・・この道は 冥府魔道なのかしらん。
 両者ともにたぐい稀なる生き物で、生きているうちにナマで見れることを感謝。
<太田>
 上質の短編小説のようなコメントをありがとう。
 なお、私の言ったり書いたりしているものが、「楽しい」ってのはちょっと寂しいやね。
 鏡に映った自分自身の醜い姿をつきつけられて「苦しい」と思うようになってくれることが私の望みさ。
 その上で、みんなが立ち上がってくれたら・・。 
<太田ファン>
 かねてより、太田先生が提唱する日本属国論や吉田ドクトリン批判をなるほどと聞き及んでおりました。
 先日、たかじんの委員会で昭和天皇・マッカーサー会見(豊下 楢彦)等を引き合いに、日本の対米従属路線には共産化を忌嫌った昭和天皇の御意向があったのではないかと、評論家諸氏が番組内で発言しておりました。
 そのことにつき、太田先生はどのようにこの論点を整理しているのかお聞きしたくメールさせていただきました。
<太田>
 コラム#3105で触れたばかりです。そちらをご覧下さい。
 記事の紹介です。
 アカデミー賞関係は、本日の非公開コラムに譲ることとし、それ以外です。
 麻生首相、オバマに呼びつけられてメシ抜きで一時間・・いくら英語がお得意の麻生首相だって通訳を使うだろうから30分ということです・・会ってくるだけだとよ。
 属国の悲哀が身に染みるぜ。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090224/amr0902240836001-n1.htm
 「「世界ぜいたく品協会(WLA)」の報告によると、07年12月から09年1月までの中国のぜいたく品消費総額は、世界市場の25%を占める86億ドルに達した。中国は米国を初めて超え、<日本に次ぐ>世界第二のぜいたく品消費国となった。・・・金融危機の影響を受け、各国のぜいたく品消費は各国で下落した。ブランド志向が世界で最も強い日本では、ブランド品消費への影響はそれほど大きくはなかった。だが金融危機の中心となった米国では、ぜいたく品の購買力は大きく落ち込んだ。・・・」
http://j.peopledaily.com.cn/94476/6599088.html
 ブランドは、先進国としては異常な女性差別構造の下にあり虐げられている日本の女性の麻薬というところですかね。哀れとしか言いようがないね。
 宗政国家イランで、モラルが崩壊し、麻薬とインテリ女性売春がはびこり、少子化が進行しているとさ。
http://www.atimes.com/atimes/Middle_East/KB24Ak02.html
 石油価格の大暴落が起こる前に既にこんな風になっていたというのですから、イランの反革命の勃発も遠くない?
 最後に、再びクラシックの話題です。
 ラフマニノフ(Sergey Vasilievich Rachmaninov。1873~1943年)が1912年に作曲したヴォカリーズ(Vocalise=歌詞がなく母音のみで歌われる歌曲)作品34 14番をお楽しみ下さい。
1 原型:ピアノ伴奏付き歌曲
 歌:キャスリーン・バトル(Kathleen Battle)
http://www.youtube.com/watch?v=HvBwoEmWciw&feature=related
 歌:アンナ・モッフォ(Anna Moffo)(ピアノがオケに置き換えられている)
http://www.youtube.com/watch?v=kU8RwT8ODHA&feature=related
 歌:キリ・テ・カナワ(Kiri Te Kanawa)(同上)
http://www.youtube.com/watch?v=fW630zFA93Y&feature=related
2 ラフマニノフによる交響曲バージョン
 指揮者もラフマニノフであるのがこれ↓
http://www.youtube.com/watch?v=5AqWDPurX8g&feature=related
 そうじゃないもの↓
http://www.youtube.com/watch?v=Gg0GkaGs-tM&feature=related
3 Richardsonによってピアノに編曲されたバージョン
 ギレルス(Emil Grigoryevich Gilels)↓
http://www.youtube.com/watch?v=R5IiC1kAdzM&feature=related
 フィオレンティーノ(Sergio Fiorentino)↓
http://www.youtube.com/watch?v=q30JUz8jn9E&feature=related
4 バイオリン協奏曲バージョン
 パールマン(Itzhak Perlman)
http://www.youtube.com/watch?v=h7UZhorAki4&feature=related
5 ピアノ伴奏付きチェロ・バージョン
 ペレニュイ(Miklos Perenyi)
http://www.youtube.com/watch?v=7zgr7ndNuko&feature=related
6 ピアノ伴奏付きフルート・バージョン
 カッシニョール(Jean Cassignol)
http://www.youtube.com/watch?v=sAvkcUuUpLo&feature=related