太田述正コラム#14897(2025.4.22)
<皆さんとディスカッション(続x6232)/映画評論245:武則天(その30)>
<cmWiOg1k>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
なんで、選挙にいかない人がいるんですか?
病気の方、ご高齢の方はわかりますけど、自分の生活はもとより、日本国の未来がかかっているのに…。
わかりません。教えてください、太田さん。
⇒日本が脳死したと自覚した頃から、私自身、国政選挙(以下「選挙」と言う)に行くのがおっくうになっていて、前回の選挙の時には、投票券を落としてなくしたため・・というか藉口して?・・、生れて初めて選挙に行かなかった。
私(わたし)的に言えば、戦後日本には、政党は岸カルト政党とバカ政党しかない、よって、候補者にだって岸カルトシンパかバカしか基本的にいない、んだから、選挙に行く意味なんてもはや、殆どないのよね。
念には念を入れて更にかみ砕いて説明すればだな、岸カルトってのは再軍備回避の国賊集団であり、バカ政党ってのは岸カルトが再軍備を追求してると(本心からか戦略的にかはともかくとして)指弾してる(岸カルトの勝手連的応援)集団である、ワケ。
その結果として(技術革新力も活力も人口も減っちまって)日本の経済は停滞し・・それ自体は環境負荷軽減に資してて悪いこっちゃないんだけどね・・、日本は(米国、次いで将来は中共の)属国であり続けたために(頭を殆ど使わないもんで)政府が脳死しちまっ、たんだよな。(太田)
<太田>
安倍問題/防衛費増。↓
<せめて、恥の上塗りの安倍改憲だけはやらずに日本は静かに消滅して行って欲しい。↓>
「憲法改正「賛成」59%で過半数 「反対」の29・9%を大きく上回る・・・」
https://www.sankei.com/article/20250421-XK6TLCU44BI4VARHMSZTUDVCH4/
<岸カルト政党化しつつあるバカ政党の国民民主?↓>
「参院選の比例投票先で国民民主の勢い続く 13%で2位 自民が首位、立民は3位・・・」
https://www.sankei.com/article/20250421-OQSFSXWSWVNJNMY3EHO5YU3JNQ/
ウクライナ問題/ガザ戦争。↓
<どーしょーもないアホやね。↓>
「トランプ政権、ウクライナに「クリミアをロシア領に」と提案・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1ca4a66ab732c9c68f058e0380fcd513470d952
<改めて勉強したい人用。Google翻訳でもしてね。↓>
Why does Putin insist Ukrainians and Russians are ‘one people’?–The answer spans centuries of colonization and resistance・・・
https://asiatimes.com/2025/04/why-does-putin-insist-ukrainians-and-russians-are-one-people/
妄想瘋癲老人米国。↓
<いーねー。↓>
「NY株 一時1000ドル超下げ トランプ大統領がFRBに利下げを求めたうえでパウエル議長を罵ったことなどから急落・・・
円相場は1ドル=140円台での取引が続いています。」
https://news.yahoo.co.jp/articles/9569412aca480f8fe6d3898fea859409a5210f9b
「米国産米の輸入拡大案が浮上 関税交渉巡り 政府、来週にも提示検討・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/acc3941a40f0e5d2baaffa441b141c2a8e45f984
それでは、その他の国内記事の紹介です。↓
なし。
日・文カルト問題。↓
<ご愛顧に感謝。↓>
「「10年で店舗数が30倍」“日本式ラーメン店”が韓国で爆増したワケ。「昨年だけで約600軒オープンしました」・・・」
https://news.livedoor.com/article/detail/28601494/
<ハイハイ、ということに。↓>
「・・・フランスで文化相を務めたアンドレ・マルローが「日本列島が沈没する時、ただ一つだけ持っていくならこれを選ぶ」と絶賛した仏像<が>・・・百済観音・・・だ。高くそびえる炎の形をした光背、水瓶を持つ指の曲線、つま先で波打つ裾…「東アジア美術の宝庫」である奈良・法隆寺の所蔵品の中でも圧巻とされている。法隆寺では後ろ姿を見ることができないが、今回の展示では360度ぐるりと一周して鑑賞できる珍しい機会だ。
7世紀の飛鳥時代を代表する傑作だが、その「名前」のためにこれまで百済から渡った作品だと考えられていた。なぜ日本の仏像に「百済」という名前がついたのだろうか。実は、「百済観音」と呼ばれるようになってからは100年しかたっていないという。もともとの名前は「虚空蔵菩薩」だ。1919年に日本の哲学者・和辻哲郎(1889-1960年)が書いた『古寺巡礼』に「わが百済観音像」という表現があり、有名になった。日本で製作されたが、百済からの渡来人が作った仏像かもしれないし、百済の影響を受けて作った日本の仏像かもしれない。仏教彫刻研究者の閔丙賛(ミン・ビョンチャン)元韓国国立中央博物館長は「日本では昔から、すばらしくて美しいものは『百済(くだら)』のものだという認識があった。当時、韓日両国が緊密に文化的なつながりを築いていたことを意味する」と話す。・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/04/21/2025042180064.html
<アンタも好きねー。↓>
「米日実施の台湾紛争ウォーゲームで中国空母が謎の1敗を喫した理由とは–産経「昨年2月のキーン・エッジ演習で実施」–台湾攻撃に乗り出した中国、在日米軍基地にミサイルを発射–自衛隊の戦闘機が米国の要請を受けて中国の上陸艦隊を攻撃–「中国の空母は攻撃対象として優先順位が低い」・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/04/21/2025042180004.html
<メッ。↓>
「日本、EEZで韓国漁船拿捕 「命令従わず逃げた船長を現行犯で逮捕」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/332816
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<ご愛顧に深謝。↓>
「「名探偵コナン 隻眼の残像」が北京国際映画祭で大好評・・・中国のSNS・微博(ウェイボー)で611万人以上のフォロワーを持つブロガー・・・「まさかここまで絶賛されるとは」・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b951951-s25-c30-d0201.html
「台湾メディアの民視新聞網は・・・、「反日は仕事、精日は生活?」と題し、中国人観光客の海外旅行先として日本が人気になっている現状を報じた。
「精日」とは「精神日本人」の略語で、元は「自分は中国人ではあるが精神的には日本人である」と考える人を指す言葉だったが、近年では「親日」に近い意味でカジュアルに使われている。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b951949-s25-c30-d0052.html
<日中交流人士モノ。↓>
「日本のラーメン店で和やかだった空気が一変、中国人女性「土下座と切腹で謝罪したいと…」・・・中国のSNS・小紅書(RED)・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b951948-s25-c30-d0052.html
<太田>
–眼鏡–
老眼鏡のレンズの片方が、ネジがゆるんで落っこちてしまい、拾い上げてはめこんでだましだまし使っているところ、直してもらうべく、(買ったところじゃないけど、)最寄りの眼鏡屋に、これから行ってくる。
フレームを替えなきゃダメだと言われたら、パソコン作業がしばらくできなくなってしまうので、大変困るが・・。
–映画評論245:武則天(その30)–
56~57話で、「史実」では「武則天を皇后に立てることに反対したために左遷された」はずの褚遂良が、武則天が感業寺から宮中に戻った時点で早くも高宗から忌避されて左遷されてしまたのには驚いた。
ちなみに、褚遂良は、「初唐の三大家の中でも最も優れている」とされる書家でもある。
(「欧陽詢・虞世南・褚遂良の3名を初唐の三大家と称し、この三大家に至って楷書は最高の完成域に到達する。・・・三大家はともに江南(長江南岸地帯)の出身で、欧陽詢と虞世南はほとんど同年輩で、どちらも80歳を過ぎてから亡くなっている。褚遂良は彼らより一世代若く、父の褚亮が欧陽詢の友人で、欧陽詢は褚遂良を高く評価していた。虞世南が亡くなったとき、書法の後継者として魏徴が太宗に褚遂良を推薦した。三大家は単に書法に優れていただけでなく、学者であり、官僚であった。唐朝の任官の資格には、身(容姿)・言(言語)・判(判断能力)の他に、書(書法)が必須とされており、三大家は政治と文化の交わりの中で高い地位にいた。太宗が即位してから弘文館が置かれ、天下賢良の士を選び、欧陽詢・虞世南・褚亮らが選ばれて弘文館学士の称号を与えられた。この職務を授けられることは臣下として大変名誉なことであり、彼らは政府の官僚でありながら、学士を兼ねたのである。弘文館では、書を好んで学ぶ者、書の素質のある者を集め、欧陽詢と虞世南は書法を教授し、ここから多くの能書が輩出した。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%9D%E5%94%90%E3%81%AE%E4%B8%89%E5%A4%A7%E5%AE%B6
ところで、54~55話に関する補足だが、そもそも、太宗の死後、「武<則天>は出家することとなった<ところ、>額に焼印を付ける正式な仏尼になることを避け、女性の道士(坤道)となり道教寺院(道観)で修行することとなった。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E5%89%87%E5%A4%A9
というのが「史実」なのに、53話の中で、武則天は頭を剃って浄土宗系の感業寺で修行する設定になっている上、これまでも、南無阿弥陀仏という念仏が唱えられる場面こそあれ、道教がらみの場面が皆無なのは、中共当局に道教忌避の意向があるからだと見た。
と、書いたところで、念のために感業寺の百度百科をチェックしてみたら、太宗の遺詔に従い、武則天は仏教寺院たる感業寺に入り、そこで2年間過ごしたとあり、
https://baike.baidu.com/item/%E6%84%9F%E4%B8%9A%E5%AF%BA/9047332
武則天の邦語ウィキペディアが間違っていることが分かった。
危ない危ない。
とはいえ、中共当局の道教忌避についての私見は変更しない。
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太田述正コラム#14898(2025.4.22)
<檀上寛『陸海の工作–明朝の興亡』を読む(その24)>
→非公開