太田述正コラム#14899(2025.4.23)
<皆さんとディスカッション(続x6233)/映画評論245:武則天(その31)>

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 <こそばゆいである。↓>
 Japan’s railgun ready to zap Chinese hypersonic missiles–Japan deploys a ship-based railgun, marking a breakthrough in electromagnetic weaponry and saturation missile defense・・・
https://asiatimes.com/2025/04/japans-railgun-ready-to-zap-chinese-hypersonic-missiles/

ウクライナ問題/ガザ戦争。↓

 なし。

 妄想瘋癲老人米国。↓

 なし。

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 「桂園時代は、陸軍・山県閥に属する桂太郎と、伊藤博文の後継者として立憲政友会第2代総裁に就いた西園寺公望が、政権を交互に担当した1901年(明治34年)から1913年(大正2年)の10年あまりをいう。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%82%E5%9C%92%E6%99%82%E4%BB%A3
ところ、桂も西園寺も、従って、後藤も原も、山縣の掌で踊らされてただけさ。↓

 「・・・政友会と藩閥の力の均衡のうえで交互に政権交代がおこなわれた桂園時代、片や原は西園寺、一方の後藤は桂と異なる陣営に属するなかで、満鉄をめぐる両者の考えの根本的な相違が明らかとなっていった。
 それは満洲「経営」か満洲「政策」かの対立でもあった。
 後藤にすれば主役はあくまでも満鉄であって、開発を中心とした満鉄による満洲経営が満洲の安定と繁栄をもたらし、ひいてはそれが日本の権益を確実なものにするのだと考えた。
 一方の原は満鉄はあくまでも一つの駒でしかなく、対外交渉を中心とした政府主導による満洲政策によってまず満洲での日本の権益を獲得し満鉄の活動の場を確保してから満洲の開発を進め、権益を確実なものとしようと考えた。
 二人の考えは究極的には日本の権益を確実なものとする点で同じであるが、その方法論において異なり、思想的にも大きく異なっていた。このことは究極的な一致という「未来」よりも眼前の相違という「現在」が重い意味を持つ現実政治のなかでは決定的な対立を生むことになる。そして、外では辛亥革命による清朝の崩壊と中国内政の混乱、内では第一次護憲運動による藩閥政治の終焉と政党の台頭という政治の一大変革期を境に原と後藤の力関係は逆転し、満鉄はいよいよ政治の世界の荒波に翻弄されていく。
 辛亥革命のなかで日本の対応がもたついたのとは逆にイギリスが列国の主導権を握ったことで、その影響力が満洲へも及び始めるのではないかといった懸念が日本のなかに芽生え、満鉄をめぐる環境にも大きな変化が訪れる。」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E6%BA%80%E6%B4%B2-%E7%B5%8C%E5%96%B6-%E3%81%8B-%E6%94%BF%E7%AD%96-%E3%81%8B-%E6%94%BF%E6%B2%BB%E3%81%AB%E7%BF%BB%E5%BC%84%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F-%E6%BA%80%E9%89%84-%E9%81%8B%E5%96%B6%E3%82%92%E3%82%81%E3%81%90%E3%81%A3%E3%81%A6%E6%B8%A6%E5%B7%BB%E3%81%84%E3%81%9F-%E6%80%9D%E6%83%91-%E3%81%A8-%E5%BE%85%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E5%9B%BD%E5%A4%96%E6%83%85%E5%8B%A2/ar-AA1Dlv3C?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=7360f26e1c1842c18b71990f097d65ca&ei=66

 日・文カルト問題。↓

 <忝さに涙こぼるる。↓>
 「大韓商工会議所会長「日本などパートナーとともに市場育てなければ」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/332872
 <だよー。↓>
 「韓国の漁船が日本のEEZで拿捕、停船命令に応じず逃走=韓国ネット「みっともない」「中国と同じ」・・・韓国メディア・アジア経済・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b952005-s39-c10-d0191.html
 <好むと好まざるとに書かwらず、日韓は運命共同体?↓>
 「韓国のコメを日本に持ち込む人が急増=韓国ネットには懸念の声「また値段がつり上がる」・・・韓国メディア・アジア経済・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b951963-s39-c30-d0195.html

 何度でも書くが、新疆ウィグル地区ではこういった事件は対に起きないんだが・・。↓

 More than 20 killed after gunmen open fire on tourists in Indian-administered Kashmir・・・
https://www.bbc.com/news/articles/cy9vyzzyjzlo
 <グロテスクな連名やねえ。↓>
 Kashmir Massacre: Trump, Putin, Iran, Israel Condemn Jihadist Attack on Hindu Tourists・・・
https://www.newsweek.com/kashmir-massacre-trump-putin-iran-israel-condemn-jihadist-attack-hindu-tourists-2062760 

 The Guardian view on Tunisia’s democratic regression: burying hope where the Arab spring began–
 The sentencing of opponents and other public figures to as much as 66 years in prison highlights the president’s dismantling of political achievements・・・
https://www.theguardian.com/commentisfree/2025/apr/22/the-guardian-view-on-tunisias-democratic-regression-burying-hope-where-the-arab-spring-began

 実に良い傾向である。↓

 During Francis’s papacy, evangelical Protestantism and secularism continued to remake Latin America’s religious geography, especially in Brazil.・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2025/04/22/pope-francis-latin-america-catholic-decline/

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。
 ハテ?↓>
 「中国に根を下ろしたトヨタの60年 中国の発展への「信任票」を投じる・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2025/0422/c94476-20305362.html
 <抑えて抑えて。↓>
 「日本の外務省はこのほど、中国を渡航先とする修学旅行等を検討・実施する学校関係者向けに、中国の治安に関する注意喚起を行った。これに対し、外交部(外務省)の郭嘉昆報道官は22日、「日本側の『注意喚起』は中国のいわゆる『安全リスク』を悪意をもって誇張したもので、政治的操作の意図は明らかだ。中国側はこれに強い不満を表明し、断固として反対し、日本側に厳正な申し入れを行った」とした。・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2025/0422/c94474-20305734.html
 <BBCサマもこの事件にご関心でもあり・・。↓>
 China executes man who stabbed Japanese school boy・・・
https://www.bbc.com/news/articles/c2kv93y4289o
 <ここからは、レコードチャイナより。
 もう分かったよ。↓>
https://www.recordchina.co.jp/b952080-s25-c10-d0052.html
 <総体継受継続中。↓>
 「中国のSNS・小紅書(RED)に21日、「雨の日、福島で日本人に感動させられた」と題する投稿があった。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b952019-s25-c30-d0052.html
 <遺憾である。↓>
 「東京で華人男性がひき逃げにより死亡・・・新京報・・・中国ネット「日本でもひき逃げってあるんだな」

https://www.recordchina.co.jp/b951995-s25-c30-d0193.html

<太田>

一 眼鏡

 やはり、その店で買った眼鏡ではないけれど、数年前にフレームが折れてレンズを小さくした上で新しいフレームに替えてもらったことがあるところの、大森駅前の眼鏡屋、に、ネジが緩んで片方のレンズが外れてしまった老眼鏡を持ち込んだら、550円でネジを締め直してくれ、ついでに、この老眼鏡とかけていった普通の眼鏡のくもり取りをやってくれた。
 しかし、ベッドの上で腰掛けて歪んだ老眼鏡のフレームの歪み直しは、フレームが折れる恐れがあるとしてやってもらえなかった。

二 Webカメラ

 その後、その近くのドンキホーテで買い物をした後一旦家に戻ってから再度出かけ、今度は反対方向のコジマ/ビックカメラで、ビックのポイントとポイ活で貯めたポイントをAUペイの残高に変換したものを使って、(予定外だったが、)最高級のエレコムのWebカメラを購入したら、無償でダウンロードできる録画ソフト・・簡単な動画編集なら可能・・とともに、X299パソコンで使えるようにした。
 なお、マイク付きであることを買った後で知った。
 ここまでくると、オフ会での「講演」撮影用にも使えるようにしたい。
 で、まずは、単純に、USB3対応のUSB延長ケーブルを探し、これに目を付けた。↓

USB 延長ケーブル USB3.0
https://www.amazon.co.jp/UGREEN-%E9%AB%98%E9%80%9F%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E8%BB%A2%E9%80%81-USB%E5%BB%B6%E9%95%B7%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89-%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%B3%E7%B7%A8%E3%81%BF%E8%A3%BD-%E5%8F%96%E3%82%8A%E5%9B%9E%E3%81%97%E3%82%84%E3%81%99%E3%81%84/dp/B086ZJB2JN/ref=sr_1_5?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=1QAWWJRMA5TBS&dib=eyJ2IjoiMSJ9.njDSqGCp99CsB-ygfbCny5ZZ25RTrAhjGF1BzkFZxPDrJd8y4nHek7dLCqO2xsLN6SHaq8rD-pUIqE3XcQRkWto5G699AcfeW7YxbRbcQjdNPGrcmWo7PTj-pCqCudXCc9jX53q9yL29MHPdNfuLMWObyO2mjDy6-pk8GhUjh5xayRl563vfTQSQq-dNZqvSFoCrnHmWHV0eGBQ8r8Pi4uTaleMQ8ESAchSl9p9LklxdfMqZ_LUohZGEpcJ6clufT49C7g5at0x9m7_yCM21YE08BmmS0ZfsKAsWNQhRZEc.GIw7BM5myYaSBTiuWVrULXLT8C_UaDCTGzqyukCEz14&dib_tag=se&keywords=usb%2B%E5%BB%B6%E9%95%B7%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB&qid=1745363618&sprefix=usb%E5%BB%B6%E9%95%B7%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB%2Caps%2C166&sr=8-5&th=1

 しかし、どっこい、USBケーブルは曲者であることが判明。↓

USBケーブルを延長する方法(USBカメラも延長可能)
https://www.klv.co.jp/corner/usb-cable-extention.html

 結局、これが良さそうだということに。↓

5m延長USBアクティブリピーターケーブル
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%AF%E3%82%B5%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4-KB-USB-R205N-5m%E5%BB%B6%E9%95%B7USB%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB/dp/B08QVP81XG/ref=sr_1_6?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=TKO0B4QC92C6&dib=eyJ2IjoiMSJ9.XqhueVvQNpZOmzH-KAZi9MVmD-4iLBU0gnk3Pdb8BtMsqsikS2DPjJJX-5EH1DwPpKk1gqF_yde3gAaIlum59KZUZkRVkSZI_zeNiP0DpYKawaC2SdbPtf76ZNP3c6IbRQFHT4-gAaP0i9V1cggBryyVorggOPX-voD8eBRfJKW4Btiy6sPf66hCkzrl7bZoafaNVBDw4wy_IGvzWDfu-rFUEJ8uDFYsk0hglIXKGmA9xaV4LHzt3k646otfCa0EsgY-swuiR7dvxoTyDWKQmuPd6Ayj7VoIQ5CI5nGl2f4.z0dAf-e-8lFgJMINq5J1Pmh0Mm84cR90VklmEL1wIrE&dib_tag=se&keywords=usb+%E3%83%AA%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB&qid=1745365925&sprefix=usb%E3%83%AA%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB%2Caps%2C162&sr=8-6

 で、ついでに、これも買った方がよさそうということに。↓

WEBカメラ用卓上スタンド
https://www.amazon.co.jp/dp/B089GLSTTL/ref=syn_sd_onsite_desktop_0?ie=UTF8&psc=1&pd_rd_plhdr=t&aref=A3ZmEAKdxK

 しかし、まずは、一度録画して、ファイル収納場所を確認しなくっちゃ。

三 MOMO ROOM ダニ2ヵ月

 表記が到着したのでさっそく使用を始めたが、案じた通り、空気清浄機のニオイ除去ランプが点灯した。
 現在エアコンは切れているが、使用すれば、更に、表記の効果が減殺されるのではないかと心配しきり。

 で、当分の間、空気清浄機はオフにしておくことにして様子を見ることにした。

           –映画評論245:武則天(その31)–

 58~59話では、高宗の最初の皇后であった王皇后と張り合っていた粛淑妃の四男の李素節(648~690年)の幼児の雍王時代がスポイルドチャイルドとして描かれるが、「史実」では、彼は、「のち岐州刺史に転じ、郇王に改封された。しかし母の蕭淑妃が武則天と争って死ぬと、素節は申州刺史に流された。乾封元年(666年)、素節は病のため入朝しなくてよいとする詔が下った。素節は実は病ではなく、『忠孝論』を著して自分の考えを述べた。倉曹参軍の張柬之がこの『忠孝論』を献上すると、武則天は不愉快に思い、素節を収賄事件に連座させて鄱陽王に降格し、袁州に身柄を移した。儀鳳2年(677年)、素節は終身禁錮とされ、岳州に移された。永隆元年(680年)、岳州刺史に転じ、のちに葛王に改封された。武則天が称制すると、許王に進封され、舒州刺史となった。載初元年(690年)、異母兄の沢王李上金とともに逮捕され、洛陽の南の龍門駅で縊り殺された後、庶人の礼で葬られた。子の李璟・李瑛・李琪・李琬・李瓚・李瑒・李瑗・李琛・李璡ら9人は処刑されたが、李琳・李瓘・李璆・李欽古らは幼かったので、雷州に流されて幽閉された。<武則天の子で異母弟にあたる>中宗が復位すると、素節は生前にさかのぼって許王の封を回復し、開府儀同三司・許州刺史の位を追贈され、乾陵に陪葬された。李瓘が許王の位を継ぎ、実封400戸を受けた。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%8E%E7%B4%A0%E7%AF%80
という人物であり、この素節が58話でケンカする場面が出てくるところ、その相手が劉氏の子で高宗の長男たる李忠(643~665年)だが、彼は、臆病者にしてウソつきとして描かれるが、「史実」では、「貞観20年(646年)、陳王に封ぜられた。永徽元年(650年)、雍州牧に任ぜられた。永徽3年(652年)7月に皇太子に立てられた。顕慶元年(656年)、武則天が高宗の皇后となると、太子位を廃されて梁王に降格され、梁州都督に左遷され、次いで房州刺史に左遷された。この頃には李忠は殺害されることを恐れ、常に女装していたという。顕慶5年(660年)7月、庶民に落とされ、黔州に流されて、以前に伯父の李承乾(父高宗の兄で同じく廃太子)が幽閉された旧居に軟禁された。麟徳元年12月(665年1月)、黔州で死を賜った。享年22。<クーデタで復位した中宗によって、>神龍初年、燕王に追封され、太尉・揚州大都督の位を追贈された。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%8E%E5%BF%A0_(%E5%94%90)
という人物だ。
 これら「史実」からは、中宗の兄弟愛、つまり、優しさがうかがえるが、その点では、中宗は、実母の武則天より、実父の高宗似であると言えそうだ。

(続く)

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太田述正コラム#14900(2025.4.23)
<檀上寛『陸海の工作–明朝の興亡』を読む(その25)>

→非公開