太田述正コラム#14919(2025.5.3)
<皆さんとディスカッション(続x6243)/映画評論320:グレートウォール>
<Oz4OKAmo>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
「君たちはどう生きるか」はどうだった?
⇒「コピー制限」と表示されてたのでまともに録画出来ておれば、だが、後ほど、鑑賞してみたい。
ところで、『マルホランド・ドライブ』(コラム#14667)を引き合いに出しているところの、この宮崎駿アニメ映画の一番出来がよさそうな評論、を見つけた。↓
「・・・本作は血湧き肉躍るエンターテイメント映画ではなく、難解で分かりづらいアート映画なのだ。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d81138cd1190abf4f09473a232dac5f31c7bdecd
私見では、「難解で分かりづらいアート映画」って、要は筋に論理的な脈絡のない「夢」的なものを映画にしたものであるところ、自分が見る夢は逃れようがないが、映画は逃れようと思えば逃れられるんだから、そんなもん見ないようにしなくっちゃ、なんだが、この映画、玄人筋に好評だっただけじゃなく大ヒットもしたんだから、そのトリックを解き明かすことができれば、と、見ることにしているわけだ。(太田)
<太田>
安倍問題/防衛費増。↓
<世も末だよ。↓>
「日英伊の次期戦闘機開発、サウジを「パートナー国」として参画容認へ・・・」
https://www.asahi.com/articles/AST5242ZCT52UTFK019M.html?iref=comtop_7_05
ウクライナ問題/ガザ戦争。↓
なし。
妄想瘋癲老人米国。↓
なし。
それでは、その他の国内記事の紹介です。↓
彼女が双極性障害ってことなんて、ずっと前から、精神科医じゃなくったってすぐ分かるけどなあ。↓
「・・・広末涼子(44)が2日、双極性感情障害と甲状腺機能亢進(こうしん)症と診断されたと個人事務所の公式サイトで発表した。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/5326367b7ae65532fc84d266be10d7d79bca5b8a
こういうのに出っくわした。↓
「【海外の反応】40年経った今…世界中で大ブームに!「日本は世界の最先端を行っていた…」日本の70年代の楽曲が凄いことに!【GJタイムス】・・・」
https://www.youtube.com/watch?v=Lfunx4x1Opk
日・文カルト問題。↓
<本件で日本がらみの記事を載せることは理解する。↓>
「2次関税交渉の日本「為替レート、安全保障議論しない」…5月中旬以降に再協議・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/333332
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<ご愛顧に深謝。↓>
「劇場版「名探偵コナン 隻眼の残像」の主題歌の生演奏に中国ネット「まさに視覚と聴覚の盛宴」・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b952461-s25-c30-d0201.html
<・・・。↓>
「石破首相のベトナム・フィリピン訪問<について、>・・・遼寧大学米国・東アジア研究院の呂超院長は中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報の取材に「米国が全世界を対象に関税戦争を仕掛ける中、日本はASEAN諸国を訪問し関係を強化し、新規市場の基礎を固め開拓しようとしている。このような行動は外交的には非難すべき点はない」とした。
その一方で呂氏は「日本は相次いで与党重役を中国に派遣しながら、周辺諸国を『中国への対応』に抱き込んでいる。一連の動きは日本の複雑な心理を反映している」と説明した。
さらに「注意すべきは日本は関税問題で米国とこう着状態になってはいるが、米国のいわゆる『インド太平洋戦略』への協力では米国側についている」と言及。「フィリピンが対中関係で挑発を続ける中、これを利用し米国との溝を埋めようとする可能性を否定できない。日本の今後のベトナムおよびフィリピンでの具体的な動きを注視し続ける必要がある」との見方を示した。」
https://www.recordchina.co.jp/b952508-s43-c10-d0059.html
<『失敗の本質』は戦前の日本を、これは現在の日本をサゲてるわけだが、どっちも、高度成長期の日本をスルーしちまってる点で同じ、噴飯物の誤りをおかしとるのよね。分かるかい、人民の皆さん。↓>
日本経済の低迷の原因が「日本人の意地悪さ」にあるとする大阪大学などの研究が、中国のSNS上でも話題になっている。
話題になっているのは「President Online」が2021年5月25日に掲載した「ニューズウィーク日本版」の記事「日本経済、低迷の元凶は日本人の意地悪さか 大阪大学などの研究で判明」で、日本経済がバブル崩壊以降、30年にわたってほとんど成長できない状況が続いている原因として、大阪大学社会経済研究所を中心とした研究グループの研究から「日本人は米国人や中国人などと比較して他人の足を引っ張る行動が多い」という結果が得られたことを伝える内容だ。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b952546-s25-c20-d0052.html
<ブロガーが正しいハズ。↓>
「「日本の新幹線は中国高速鉄道よりはるかに清潔」と主張の中国人ブロガーに批判殺到、一方で冷静な声も・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b952539-s25-c30-d0052.html
一人題名のない音楽会です。
今回もピアノソロ演奏小特集です。
Gershwin Rhapsody In Blue (solo piano version) 編曲・ピアノ:Vestard Shimkus 15.09分
https://www.youtube.com/watch?v=nH9pU7z1NVk
Smetana La Moldau(solo piano version)(注) 編曲:H.de Kaan ピアノ:François-Xavier Poizat 13.01分
https://www.youtube.com/watch?v=5nNq3JqVIWk
(注)前に(コラム#12917で)日本人による編曲・ピアノ演奏を紹介したことがある。
–映画評論320:グレートウォール–
今回の「『グレートウォール』(・・・長城 / The Great Wall)は、2016年製作の中・・・米・・・合作映画<で、>万里の長城を舞台に繰り広げられる壮絶な戦いを描いた歴史戦争アクション映画<であり、>チャン・イーモウ監督、マット・デイモン主演<、>ジン・ティエン、ペドロ・パスカル、ウィレム・デフォー、アンディ・ラウらが出演<しているところの、>宋王朝時代。黒色火薬を求めて宋に辿り着いた欧州の傭兵ウィリアムとトバール<が>、・・・正体不明の怪物に襲われ<、>」この怪物集団を宋と協力して打ち倒す、というものだ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%AB_(%E6%98%A0%E7%94%BB)
「欧州の傭兵」と言うけれど、英語をしゃべる米国人俳優・・パスカルについては
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%83%91%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%AB
を参照・・2人が活躍するのだから、制作自体が中米合作であることもあり、これは、中米両国が、中共の科学技術的・経済的優位の下に対等に協力するところの、中共側から見た近未来を過去に投影した映画だということになろう。
いずれにせよ、かかる、中共側の「中華」臭付きではあるけれど、累次にわたって懸命に差し出されたオリーブの枝を乱暴に払いのけて、米トランプ2次政権は中共を叩き潰しにかかっているわけだ。
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太田述正コラム#14920(2025.5.3)
<渡辺信一郎『中華の成立–唐代まで』を読む(その3)>
→非公開