太田述正コラム#14969(2025.5.28)
<皆さんとディスカッション(続x6268)/映画評論245:武則天(その41)>
<HN>
中国の人がこんなことを言ってます。↓
「消えゆく中国の中流階級、貧困層に転落!中国社会の逆流が止まらない…なぜ日本だけが東洋の文明を守れたのか 日本は東洋の中心であり文化の柱!・・・」
https://youtu.be/9OrBqxCfK3g
<太田>
<ご教示>サンキュー!
でも、能書きとは違って、現在の、日本と比較しての、中共の経済/社会の問題点の指摘が中心でしたね。
<3ZKSZ5tc>(『たった一人の反乱(避難所)』より)
≫私はパックごはんしか食べない≪(コラム#14967。太田)
noshとかの宅食の利用はしないんですか?
あまりの便利さに専業主婦とか本当に要らんと思っちまったで。
⇒歩いてスーパーに行くことで毎日速足プラス坂の駆け上がりかけ下がりウォーキングをしなきゃ、すぐに足が衰えちまう。
その際、健康維持だけのためのウォーキング等を毎日やっている人を見かけるが、そんな意志の強さは私にはない。
なお、ご飯を炊かないのは、それほどご飯そのものが好きじゃないのと炭水化物摂取量を減らして体重増を回避するため。(太田)
<太田>
安倍問題/防衛費増。↓
なし。
ウクライナ問題/ガザ戦争。↓
なし。
妄想瘋癲老人米国。↓
なし。
それでは、その他の国内記事の紹介です。↓
なし。
日・文カルト問題。↓
<報道価値なし。↓>
「大韓商工会議所会長、石破首相と面談…「韓日両国緊密に協力」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/334288
https://www.donga.com/jp/article/all/20250528/5628133/1
<本件で日本に言及することを許す。↓>
「ハーバード大学の留学生、東京大学・香港大学が受け入れる…支援に出た日本と香港・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/334289
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<ハイハイ。↓>
「<卓球>日本が64年ぶり男子ダブルス優勝・・・咪咕体育の微博アカウント・・・
中国のネットユーザーからは「いやいや本当にすごい戦いだった」「台湾ペアは本当に惜しかった」「日本は本当に運が良かった。準決勝でフランスペアが棄権しなかったら、決勝には進めなかっただろう」「台湾ペアは(第1シードの)フランス・ル・ブラン兄弟を破ったのだからすごい」「(日本が)次優勝するのは66年後かもしれないな」など、台湾ペア側に立ったコメントが目立った。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b953705-s25-c50-d0193.html
<総体継受、継続中。↓>
「中国のSNS・微博(ウェイボー)に・・・「日本の食品はどれほど変態か」との動画が投稿され、反響を呼んでいる。・・・
中国ではパッケージの写真や図と中身が一致していないことがよくあり、ネットユーザーからは「日本人はきちょうめんだな」「消費者に優しい」「(中国)国内も学んでほしい」「中国もこうなってほしい。『パッケージは参考』はやめてくれ」「パッケージの写真を見て商品を選べるというのは本当に気持ちがいい」「どこが変態なんだ。明らかに職人魂じゃないか。細部まで丁寧に作られて、細かいところまで行き届いてて、使いやすくて、幸福感まで上がる。これはわが国も学ぶべき!」「これが正常。中国こそが変態」といったコメントが寄せられている。」
https://www.recordchina.co.jp/newsinfo?id=953786
<太田>
一 ミニオフ会-
昨夕、最寄りの医者に来たので、と、HNさんが来訪し、ミニオフ会に。
二 穴だらけの歴史研究
こんなことすら解明できてない人類なんだから、高等生命たる自身の歴史なんて殆ど解明できてないハズだって思わないか。
だからこそ、私の出番があるのよ。ウェッヘン!↓
「・・・科学者も哲学者も等しく悩ませる3つの大問題、それは、物質の起源、生命の起源、心の起源である。たいていの人は、難しい問題(ハードプロブレム)の中でも一番難しいのは意識の問題だと考えていて、その点では私も同意見だ。しかし意識的経験には、私たちが直接知覚できるという強みがある。あなたも私も、意識を持っているとはどういうことかを(定義上)つねに経験している。しかし、生きているとはどういうことかを直接感じることはけっしてない。生命はほかのあらゆるものと同じく、私たちの意識的経験をすり抜けてしまうのだ。
生命のどのような特徴が普遍的であるかに関して、統一した見解はない。それどころか、生命は存在するか否かや、解くべき問題が存在するか否かに関してすら、幅広い同意には至っていない。しかも、生命は存在しないと唱える人たちのあいだでも、自分たちは何が存在しないと訴えているのかに関して、意見は一致していない。生命という概念の定義はあまりにも心許ないのだ。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc7a12d866222d62859bb006827bcc3c39cb67fb
「生命は存在せず「幻想」であるという奇妙な考え 既知の物理学はなぜ「生命」を説明できないのか・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/4cb85a1e7ef28f968ad6d2447603d90af40ceeb7
<相対的高等生命に係る本件は解明されてるが・・。
なお、こっから分かるのは、オスとメスは、一見極めてよく似てるけど実は全く異なった代物だってことだぜ。↓>
「生物が「オスとメスとに分かれた」究極の理由多様性を求めたからこそ人間は絶滅から逃れた・・・」
https://toyokeizai.net/articles/-/374367?utm_campaign=link_back&utm_content=related&utm_medium=http&utm_source=yahoo
--映画評論245:武則天(その41)--
78~79話では、「映画評論285:王朝の陰謀 武則天殺人事件狄仁傑」(コラム#14818)で登場した狄仁傑が、明崇儼(前出)と共に、武則天の指示を受けて、宮廷陰謀の首謀者をつきとめるべく活動を始めるが、明崇儼が殺されてしまうという場面が出てくる。
それにしても、このTVシリーズ、後、3話しか残されていないのに、武周時代を織り込みつつどうやって終わりに持っていくのか、信じ難いものがある。
なお、狄仁傑(630~700年)は、科挙の明経に合格した官僚だが、稀に見る、温情あふれる能吏であり、彼を重用し、彼の献策を殆ど受け入れることとなる武則天の器の大きさもうかがい知ることができる。
しかし、彼の2人の子供の出来が悪かったこと、しかもうち一人は武則天に直接推薦していること、そしてまた、武則天に「異民族との戦いで軍事に力をいれすぎていることを諫め、異民族の王に僻地を支配させ(羈縻政策)、攻められた際には防御に徹し清野の計を行うことを進言している。」こと
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%84%E4%BB%81%E5%82%91
は、科挙官僚の将来の堕落を暗示しているように思える。
とまれ、後者の進言を武則天が採用しなかった武則天(上掲)はさすがと言うべきか。
しかし、彼女の子供達や孫玄宗の出来が悪く、彼女がせっかく唐に「大政奉還」したというのに、彼女の政治的経済的遺産を食いつぶした玄宗の時代に、唐は事実上の崩壊状態に陥ってしまうことになるわけだ。
(続く)
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太田述正コラム#14970(2025.5.28)
<渡辺信一郎『中華の成立–唐代まで』を読む(その28)>
→非公開