太田述正コラム#14977(2025.6.1)
<皆さんとディスカッション(続x6272)/映画評論340:ブラザーズ・ブラッド>
<IvUuq.9.>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
「昭和天皇「日本再起まで300年」――広島原爆後、厳しい講和条件覚悟 東郷茂徳の手帳全文判読で初確認 東大・加藤教授ら分析・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e72122d1c2409a538340926f93e27c26bdb95b8
もう再起する事はないし…。
⇒というか、昭和天皇の頭の中じゃあ、「再起」=「再軍備」、なんであって、むしろ、「300年」どころか、自身じゃあ「未来永劫」日本には再軍備して欲しくなかったんだろうが、当時の鈴木貫太郎首相らへの「公的」発言の中では、さすがに「未来永劫」とまで言ってしまうと、自身のホンネがバレかねないので思いとどまった、ということじゃないかな。
まさに、この天皇こそ、日本の歴史上最凶の、国賊であるのみならず、(これが重要なんだが)全人類の敵でもあること、を、せめて太田コラム読者には正しく認識して欲しいね。(太田)
<太田>
安倍問題/防衛費増。↓
<安倍カルトの巫女を利用しまくるトランプとプーチン。↓>
「トランプ大統領に続いてプーチン大統領にも日本首相より先に会った…安倍元首相の妻がロシア訪問・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/334437
ウクライナ問題/ガザ戦争。↓
<ついでに、すぐ近くの金坊やもヤッちまってくれいないかしら。↓>
「ウクライナの「作戦」か、極東・ウラジオストクで2回の爆発…事実なら「露領内で最も奥に侵入」・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b25fd0bf605311c0108ce68529d56ce0afe875fd
妄想瘋癲老人米国。↓
それでは、その他の国内記事の紹介です。↓
とにかく、普及の遅さには呆れかえる。
要は、そんだけ、日本人の人間主義度≒清潔症度、が突出してるってことなんだろうが・・。↓
We decided to become a shoes-off house. It was more complicated than I thought–We are still in the beginning of our new shoeless lives, but already there is no turning back・・・
https://www.theguardian.com/lifeandstyle/2025/jun/01/shoes-off-or-on-we-decided-to-become-a-shoeless-house
解説が的確かどうかはともかく、ずっと前に読んだ解説を通じて、望月論文は一種の詭弁、という印象を受けたけどなあ。↓
「理解者は20人、数学の天才も批判 異常事態のABC予想証明の行方・・・」
https://digital.asahi.com/articles/AST4J0G2BT4JPLBJ008M.html?_requesturl=articles%2FAST4J0G2BT4JPLBJ008M.html&pn=19
このコラムの主眼はともかく、私は私自身の引用箇所に興味を覚えたな。↓
<これがコラムの主眼。↓>
The real meaning of Japan’s ‘men without chests’–Before booting America and reviving the Tang Dynasty, first let us understand what ‘men without chests’ actually means・・・
<これが私が興味を覚えた箇所。
米国が押し付けたんじゃなく、昭和天皇以下の選択だった以上は、変えるのはほぼ不可能。↓>
A recent article published in Asia Times, written by an author whose pen name is Han Feizi, used a phrase that caught my attention. The author spoke of “men without chests,” a phrase used by Francis Fukuyama in “The End of History and the Last Man.”
The article was the second of a multi-part series titled “Asia without America” and presents a (compelling) case that the American military, the Central Intelligence Agency (CIA) and the political and cultural occupation of Japan have been corrupting post-war Japan since the founding of the Liberal Democratic Party in 1955.
The author hopes for the possibility of a “Tang renaissance” in Japan in which a truer and more authentic Japan would emerge if only America’s influence was withdrawn. Han Feizi writes, “Japan has everything to gain from America’s military departure and rebuilding a nation of men with chests.”・・・
https://asiatimes.com/2025/05/the-real-meaning-of-japans-men-without-chests/
座布団3枚!↓
「・・・田沼に対ロシアの政策の必要性を説き、蝦夷地の調査などを主導した土山宗次郎も、500両の横領の疑いがかけられ、天明7年(1787)末には斬首されてしまう。ということは、<大田>南畝が<金づるの>宗次郎とつるんで吉原で遊ぶのにかかった金額も、不正で得られた可能性がある。実際、南畝は幕府から目をつけられたとされる。折しも、松平定信が主導して、風紀の乱れを厳しく取り締まった寛政の改革がはじまったこともあり、以後、南畝は幕臣としての職務に立ち返り、執筆は細々と続ける程度になった。ただ、もともと優秀なのだ。寛政4年(1792)には幕府の登用試験に<旗本ではなく御家人ながら>首席で合格し、寛政8年(1796)に支配勘定に出世している。そして、享和元年(1801)に大坂の銅座に赴任すると、南畝の名声を知る人たちの強い要望を受け、蜀山人の名で、細々とではあるが狂歌を再開している。死去したのは文政6年(1823)で、数え75歳になっていた。一時はにらまれながらも、うまく立ち回った人生だったといえよう。「今までは/人のことだと/思ふたに/俺が死ぬとは/こいつはたまらん」という、人を食ったようでいて、いい得て妙の時世の歌を遺している。」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d13e5602df4f7fa424d0feca38fc380973ef5cd5
「・・・大田南畝は御徒ということで軽輩ながら幕臣で<したが、>・・・当時御徒組は月に数度の出仕で済んだそうです。現代の感覚からすれば、有り余る時間があったわけです。文化活動に充てるには十分な時間があったことになります。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/93e2d65735d543488ddcf2fde5ad7cac73fe2b6b
文武両道というと聞こえがいいが・・。↑↓
「・・・恋川春町は本名・倉橋格(いたる)。1744年生まれで蔦重より6歳年上。紀伊田辺藩士桑島九蔵の子で、父方伯父の倉橋勝正の養子となる。駿河小島藩一万石松平家の家臣。留守居役、重役加判などの要職を歴任したエリート藩士である。・・・
春町は、1775(安永4)年『金々先生栄花夢』でスマッシュヒットを飛ばし、一躍江戸のヒットメーカーとなった。
現在では『金々先生』は「黄表紙の元祖」とされている。「黄表紙(※)」とは後世の呼び名で、江戸時代には大人向けの大衆小説「青本」と呼ばれていた。現在では、従来の青本と比べて、より風刺的で知的な笑いを追求した「漫画の原型」を「黄表紙」と呼んでいる。
(※青本の表紙の青い染料がすぐに褪せて黄色くなったためにこう呼ばれるようになったという)
春町は得意の黄表紙以外にも、朋誠堂喜三二(演:尾美としのり)とのコンビで多くの挿絵を書き残している。10歳近く年長で同じ武士作家の喜三二とは公私ともに仲がよく、喜三二の媒介で妻も娶ったという。・・・
一方で春町は錦絵をほとんど残していない。現代ならば流麗な絵を描くイラストレーターではなく、ギャグ漫画家 兼 挿絵画家、というイメージだろうか。・・・
春町は黄表紙の黄金時代を招き、30以上の作品を書いた。しかし本業の武士としてもトントン拍子で出世し、多忙となると戯作のほうは停滞。
1788(天明8)年、田沼の失脚後に松平定信の文武奨励政治を風刺した黄表紙が次々と刊行された。盟友喜三二が書いた『文武二道万石通』が空前の売上を伸ばし、彼の代表作となった。春町も翌1789(寛政元年)年、『鸚鵡(おうむ)返文武二道』を執筆(絵は北尾政美)。記録的大成功を収めた。
ところが、この2作の成功は、彼ら2人を思いがけない方向へ導く。
喜三二は主家の久保田藩から叱責を受けて断筆。以降は狂歌師として活動することとなったのだ。それでも喜三二は、呼び出しを受けたのが主家だったからまだよかった。
春町は、松平定信その人から出頭を命じられた。しかし春町は応じず、間もなく没したと伝わる。
病死と記録が残るが、突然の死だったことから自殺説も有力視されている。享年46歳。背景には主家への配慮と、実直な養父との折り合いの悪さがあると考えられている。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/05f79411d1140e20d4c3c88c96fc936bfedfd2e5
日・文カルト問題。↓
<日韓交流人士モノ。↓>
「SKグループの崔泰源会長「韓日の半導体生態系を統合したい」…米LNG「共同購買」の提案も・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/334438
<健闘を称える。↓>
「[韓流]BoAが日本ニューシングル発表 6年ぶり日本ツアーも・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20250530001000882?section=entertainment-sports/index
<ま、お疲れ様。↓>
「韓国 24年版外交白書公開=対日関係では「未来志向の関係構築へ努力」・・・
外交白書は年末に前年版が公表されるのが通常だが、6月3日投開票の大統領選後に直ちに新政権が発足することを踏まえ、前倒しで公開することで尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の成果をまとめる狙いがあるとみられる。・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20250530003400882?section=politics/index
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<中央日報より。
ぬかすでない。↓>
「中国、日本産水産物輸入再開「技術的手続き」に合意…「実質的な進展」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/334439
<ここからは、レコードチャイナより。
取材力に敬意。↓>
「中国メディアの環球時報は23日、「日本のマンションに隠された防災の仕掛け」と題する日本在住の特約記者による記事を掲載した。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b953788-s25-c30-d0052.html
<太田>
–ホィップクリーム–
昨日、HNさんが、コストコ・缶入りホィップクリーム持参で突然来訪。
再び、ミニオフ会。
ホィップクリームを切らしていて、ストックしてある生クリームは1回ホィップ立てするだけの分量しかないので、オフ会が過ぎるまで買いに行けないことから、ホィップクリームがどうしても必要になっても諦めざるをえない状況だったのでありがたかった。
–映画評論340:ブラザーズ・ブラッド–
今回の『ブラザーズ・ブラッド』(Brother’s Blood。原題:8 Tiros)は、2015年のアルゼンチン映画であり、「街を牛耳るマフィアのボス・ビセンテの母親の葬儀に、彼の実弟・ホアンが現れる<のだが、>ビセンテの右腕としてその名を轟かせるも、兄に追放されてからは行方知れずになっていた<ものであり、彼は、>「復讐を果たしにきた」と言い残し、兄の組織を襲撃しては壊滅させていく。」
https://filmarks.com/movies/70919
というものであり、アルゼンチン映画なんて珍しいので鑑賞した次第だが、全般的に不器用な作品でかろうじて鑑賞に耐える出来。
なお、監督も脚本(3人。うち1人は確定だが残りの2人も多分)も主要な3つの役を演じる俳優も全員アルゼンチン人であることが当然と言うべきか面白いと言うべきか。
https://www.imdb.com/title/tt2748060/
https://www.imdb.com/name/nm2953954/?ref_=tt_ov_dr_1
https://www.imdb.com/name/nm4836081/?ref_=tt_ov_1
https://www.imdb.com/name/nm2589728/?ref_=tt_ov_2
https://www.imdb.com/name/nm5151033/?ref_=tt_ov_3
https://www.imdb.com/name/nm0038231/?ref_=tt_ov_1
https://www.imdb.com/name/nm0956249/?ref_=tt_ov_2
https://www.imdb.com/name/nm0117580/?ref_=tt_ov_3
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太田述正コラム#14978(2025.6.1)
<渡辺信一郎『中華の成立–唐代まで』を読む(その32)>
→非公開