太田述正コラム#15205(2025.9.22)
<皆さんとディスカッション(続x6385)/映画評論450:禁じられた歌声>
<太田>
安倍問題/防衛費増。↓
<キャー、なんちゅうことを。やめてー。↓>
「台湾に「安倍晋三研究センター」 総統も式典に出席、協力推進を期待・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E3%81%AB-%E5%AE%89%E5%80%8D%E6%99%8B%E4%B8%89%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC-%E7%B7%8F%E7%B5%B1%E3%82%82%E5%BC%8F%E5%85%B8%E3%81%AB%E5%87%BA%E5%B8%AD-%E5%8D%94%E5%8A%9B%E6%8E%A8%E9%80%B2%E3%82%92%E6%9C%9F%E5%BE%85/ar-AA1MZOUz?ocid=msedgntp&cvid=8006b39948864ef6835f64421a303a23&ei=23
ウクライナ問題/ガザ戦争。↓
<そーだそーだ。↓>
Mandy Damari’s daughter Emily was shot in the leg and hand when she was dragged from her home and kidnapped during the 7 October attacks.
The mother of a freed British-Israeli hostage has accused Sir Keir Starmer of “rewarding” Hamas after the UK government said it would formally recognise a Palestinian state.
Mandy Damari, whose kidnapped daughter Emily was held for 15 months, criticised the decision being taken when “the hostages are still not back, the war is not over and Hamas are still in power in Gaza”.・・・
Conservative leader Kemi Badenoch called the decision to recognise a Palestinian state “absolutely disastrous”.・・・
https://www.bbc.com/news/articles/cy50079dv4qo
妄想瘋癲老人米国。↓
なし。
それでは、その他の国内記事の紹介です。↓
アングロサクソン文明は日本文明に相対的に最も近似、だからねえ。↓
「英紙が見た「英国の松本清張ブーム」と「日本のミステリーの独特さ」─『点と線』は10万部突破、『砂の器』は「傑作中の傑作」・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe0cc11c1a425ce782092208d69790a17c2eeffb
日・文カルト問題。↓
<日韓交流人士モノ。↓>
「韓国SKグループ「先端半導体」対日投資の拡大検討…崔泰源会長、AIや半導体で日韓連携「成長の原動力に」・・・」
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20250921-OYT1T50107/
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<守ってね。↓>
「香港メディアの香港01は20日、日本旅行で知っておくべき「法律のわな8選」を紹介する記事を掲載した。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b960872-s25-c30-d0052.html
<ヘヘイ。↓>
「在日中国人ブロガーの陳生大王氏は・・・、「もう2025年だ。日本人が最もすべきことは、中国からネットショッピングで購入することを学ぶことだ」と言及した。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b960709-s25-c30-d0052.html
<ふむ。↓>
「・・・中国政府商務部によれば、25年1-7月に、外資による対中直接投資は13.4%減少したが、日本企業による投資は逆に53.7%増加した。この傾向は中国にとって非常に貴重だ。中国がグローバルな分業と資本の流動において関与度を維持するための重要な支えとして、日本企業をいかにして真に引きとどめるかは、中国にとって深く探究すべき課題だ。
総じて言えるのは、日本企業の中国での経営および業務についての基本的な姿勢は「喜憂が混在」および「愛憎が入り交ざる」状態だということだ。・・・香港メディアの香港01」
https://www.recordchina.co.jp/b960862-s25-c30-d0198.html
<太田>
連休の間の「超」臨時一人題名のない音楽会です。
今回のは、母校シリーズを兼ねています。
NHK大河「べらぼう」のテーマ音楽が前から気になっていたので、作曲者のジョン・グラム(John Roderick Graham。?年~)について調べて見ました。↓
「幼少期にイギリスのサリーにあるチャーターハウス・スクールで歌とオーケストラの作曲を学びはじめ、伝統的なオーケストラ音楽を勉強しつつも、バンドで歌と演奏を始める。卒業後、ウィリアムズ大学 、スタンフォード大学 、UCLAで映画音楽を学び、ワーナー・ブラザースの専属オーケストレーターとして数多くのハリウッド映画音楽の編曲とオーケストレーションを手がける。高度なオーケストレーションと独自の制作手法を用いて、近代的なハリウッド・サウンドを紡ぎだすベテラン作曲家としてハリウッド映画音楽業界でも一目置かれる存在である。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0
というふれこみで、これじゃ、スタンフォード大でも「映画音楽を学」んだとしか読めないかったのですが、前から同じく感心していたところの、同じ大河の、下掲も、グラム作曲だとその時知りました。(汗。)↓
麒麟がくる(2020/ジョン・グラム)|広上淳一 – NHK交響楽団 3.19分
https://www.youtube.com/watch?v=_izyhcwTRDI&list=RD_izyhcwTRDI&start_radio=1
おっと、忘れないうちに、現在の「べらぼう」のもどうぞ。↓
べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜(2025/ジョン・グラム)|広上淳一 – NHK交響楽団 3.12分
https://www.youtube.com/watch?v=ggmgSpcyrP0&list=RDggmgSpcyrP0&start_radio=1
そしたら、こんなの見っけたー。
なんと、なんと、グラム、私のスタンフォードビジネスの後輩じゃあないの!
(ビジネススクール側もちゃっかり彼をPRに起用。ちなみに、ウィリアムズ大学では、彼、英語文学専攻だった、と語ってます。)↓
John R. Graham, MBA ’87: To Be an Artist You Need to Be an Entrepreneur 2.17分
https://www.youtube.com/watch?v=jexn-oQ8ODg
ただ、ユーチューブにアップされている彼の作曲した曲で、視聴数を稼いでいるのは上掲2曲だけであるところ、この際、同じく日本の映像作品のテーマ音楽である下掲だけ紹介しておきますが、これも視聴数がゼロに近いのはさすがに理解に苦しみます。
いい曲だと思うんですがねえ。↓
Battle For The Crown City / JOHN GRAHAM (Final Fantasy XV Kingsglaive) (Official Audio) 7.28分
https://www.youtube.com/watch?v=1B9rwN0vQBc&list=RD1B9rwN0vQBc&start_radio=1
–映画評論450:禁じられた歌声–
今回の『禁じられた歌声』(Timbuktu)は、2014年の仏・マリ映画であり、イスラム原理主義グループに占拠されたティンブクトゥに起こる不条理と悲劇を、美しいというか、美しく撮った、風景を背景に描いたもの
https://en.wikipedia.org/wiki/Timbuktu_(2014_film)
https://filmarks.com/movies/58358 ←映画ファン達によるコメント群に拍手!
であり、秀作。
とはいえ、いかにも、芸術映画でございます臭のする作り込み方が、私をいささか鼻白ませはした。
リベラル・スノッブのNYタイムス・サマが、’In 2017, ・・・ranked it the 12th best film of the 21st century so far.’(上掲)と、この映画を絶賛したのは、だからこそ、驚くに足らない。
出演者達については、第三世界出身者ばかりであることもあり、紹介しないが、監督のアブデラマン・シサコ(Abderrahmane Sissako。1961年~)は、父親はマリ人だが母の国であるモーリシャス生まれのマリの監督、制作者で、奨学金を得てモスクワの Gerasimov Institute of Cinematographyに留学し、そこに12年間滞在した後、旧宗主国フランスのパリに移り、現在もパリに拠点があると思われるところの、エチオピア人の映画監督を妻にしている人物であり、名前から分かるように、イスラム教徒だ。
私は、米国の奴隷を祖先とする黒人達が、名前はもとより、姓も失ってしまったことを無慙だと思っているのだが、シサコのご先祖様が強制か自由意思かは知らねども、姓は残しつつも名前を「失って」しまったことも、遺憾に思えてならない。
(蛇足ながら、私は、昔の黒人アフリカだって、赤の他人による人違い的勘違いを防ぐため、どこでも姓的なものはあっただろうと思っている。)
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太田述正コラム#15206(2025.9.22)
<古松崇志『草原の制覇–大モンゴルまで』を読む(その28)>
→非公開