太田述正コラム#15207(2025.9.23)
<皆さんとディスカッション(続x6386)/映画評論451:DOGMAN ドッグマン>
<太田>
安倍問題/防衛費増。↓
<連日、旧統一教会への愛を叫び続ける、トラのトモダチ。↓>
「・・・ギングリッチ氏は17日にX(旧ツイッター)を通じ「韓国の新たな左派政権は複数の宗教を攻撃する狂った意図を持っているようだ」と批判した。8月27日にはメディアへの寄稿を通じて韓国の保守政党や教会指導者などへの家宅捜索に言及し「新政権が、政治で反対する人たちや宗教の自由を擁護する人たちをこれほど過激に弾圧するとは予想できなかった。弾圧を見ていると息が詰まりそうだ」と批判した。・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/09/23/2025092380017.html
ウクライナ問題/ガザ戦争。↓
なし。
妄想瘋癲老人米国。↓
なし。
それでは、その他の国内記事の紹介です。↓
ハイ、軍事無視のぶつ切り出たとこ勝負史観の典型ここにあり。
私が、今週末の東京オフ会「講演」原稿で述べる史観と対比させるために、紹介しておこう。↓
「・・・ロシアの勢力が千島・樺太方面に南下してきていることを知った田沼意次は、対応を考えることとなった。すなわち、蝦夷地を幕府直轄とし、入植者を送り込んで開拓を進めることによって日本の領土とし、ロシアとは交易を行って利を得よう、という大胆な北方政策を構想したのだ。
もともと、市場の原理を重視して経済を発展させる考え方の強かった意次が、対外政策でも交易を積極的に進めようとするのは当然だった。これが「開国」の源流となる。
ところが、田沼意次を追い落とした松平定信は、農本主義への回帰を目ざそうとした。凶作や飢饉によって米価が急騰し、打ち壊しや一揆が頻発する状況を打開するためには、農村の立て直しから出発する必要がある、と考えたからだ。これまで老中・若年寄を輩出してきた譜代の小大名たちも、同じ考え方に立って定信を支持していた。・・・
ここで定信が持ち出したのが「鎖国は祖法」というロジックだった。・・・
自由主義的な「田沼カラー」を嫌った定信は、出版文化の抑圧にも乗り出す。・・・
一方で、田沼時代〜寛政年間には「この国のかたち」を考える学問としての国学が、全国的に普及してゆく。すでに水戸徳川家では、徳川光圀による『大日本史』の編纂事業を通じて「水戸学」と呼ばれる思潮が形成されていた。これら国学や水戸学が、「尊皇」思想のベースとなってゆく。・・・
となれば、多くの人が学問を志し議論を重ねる中で、「尊皇」と「鎖国は祖法」のロジックが結びついて、「尊皇攘夷」となるのは当然だった。
本人たちは知るべくもないが、田沼意次と松平定信の二人は、結果として幕末という時代を準備することとなったのだ。」
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/90468?utm_source=editor&utm_medium=mail&utm_campaign=link
「・・・「大政」は徳川家が朝廷から預かったもの、という認識が人々の間に広まったのはいつなのかというと、ずばり大河ドラマ『べらぼう』で描かれている、田沼時代〜寛政の改革の時期なのである。・・・
「そもそも徳川家が天下を治めていることの正当性は何なのか?」という原理原則論的な疑問が、人々の間で頭をもたげてくる。ここに登場したのが「国学」という学問だ。
国学とは一言で説明するなら、「この国のかたち」を考えようという思想運動である。そして、国学が賀茂真淵や本居宣長によって体系化・理論化されたのが、まさに『べらぼう』の時代だったのだ。」
https://jbpress.ismedia.jp/articles/gallery/89902?photo=7
「・・・「大政委任論」が広まるためには、国学が全国に普及しなければならない。いや、その前に、多くの人たちが歴史を学んで議論を繰り返さなければ、国学そのものが体系化されなかったはずだ。・・・
この、多くの人たちが学んだり、議論をするステージを作り出したのが、自由な経済活動を許容する田沼時代の空気であり、蔦屋重三郎も携わった出版文化の隆盛なのである。出版文化が盛んになったことで、地方の武士や一般庶民に至るまで、書物に触れる機会が増えていったのだ。
大河ドラマ『べらぼう』に登場する、朋誠堂喜三二や恋川春町、太田南畝といった戯作者は武士ではあるが、版元の蔦重とは身分の垣根を感じさせることなく付き合っている。実際、身分家柄にこだわっていたら、多くの人々を楽しませる作品など作れなかったろう。経済の発展と田沼時代の自由な空気は、士農工商の枠組みにも穴を開けていったのだ。・・・
実は『べらぼう』の時代は、各地で藩校の設立ブームが起きていた時代でもあった。しかも、幕藩体制はもともと民政部門が貧弱だったから、民政を充実させるためには民間からの献策も必要だ。こうして、庶民の中でも向学心に優れた者は藩校で学ばせよう、という気運が生じてくる。・・・」
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/89908
「・・・こうしたさなかの天明3年(1783)、東北地方を中心に襲った冷害に浅間山の大噴火などが重なって米が大凶作となり、史上最大級の飢饉が到来することとなった。・・・」
https://jbpress.ismedia.jp/articles/gallery/89066?photo=6
「・・・田沼意次という人物には、どうしても賄賂政治家のイメージがつきまとう。こうしたイメージが成立した理由の一つは、意次を追い落として寛政の改革を断行した松平定信が、田沼時代の政策を軒並み否定して徹底的なネガティブキャンペーンを行ったことにある。・・・」
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/89069
これは、そんなものかもね。↓
「・・・島根半島は最も近い海外の先進地域である朝鮮半島南東部、日本の先進地域である北部九州、当時の主要輸出品であるヒスイを産出する越の3つの地域とほぼ等距離(約300キロ)の位置にある。
国内物流と海外物流の中心となったハブ港として島根半島は機能したのである。・・・
青銅器祭祀文化圏という大きな枠で捉えた場合、その中心にあったのが出雲だったのではないか。だからこそ、北部九州も畿内も出雲に青銅器を運び、埋納したのだろう。
紀元前1世紀から後1世紀にかけて、各地の勢力に青銅器が広がっていく中で、出雲は青銅器祭祀のハブとして機能した。出雲は各地の青銅器文化が集結する中心地であり、出雲の首長は青銅器のクニの王となったことから、出雲の神は地上世界の主宰神としての神格を与えられたと考えられる。」
https://news.yahoo.co.jp/articles/df77d9b49566a91c4c16c439c22788f3a04fabee
日・文カルト問題。↓
<健闘を祈る。↓>
「ハクサイ価格上がった上に円安まで…輸出の道険しくなる韓国キムチ・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/338916
<その調子。↓>
「尹前政権と癒着 旧統一教会総裁逮捕=証拠隠滅の恐れ・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20250923000800882?section=politics/index
<韓国に対しても習ちゃん、やり過ぎや。↓>
’Why does China prefer war?’ The K-drama line that infuriated the Chinese internet・・・
While China has never admitted to a ban, the abrupt dearth of K-content since 2016 is widely believed to be a protest against South Korea’s decision to deploy a US anti-missile system in 2016, which China sees as a threat to its military operations in the region.
Things had appeared to be easing in recent months, with a few South Korean performers holding concerts in China. But the controversy over Tempest has triggered a fresh wave of support for the ban.・・・
https://www.bbc.com/news/articles/c3vznlzwrw3o
仮にそうだとしても、「個体のため」→「個体の子孫を増やすため」、だろ。↓
「・・・進化は個体のために起こるのであって、種のためには起こらない・・・」
https://diamond.jp/articles/-/372524
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<人民網より。
ご愛顧に深謝。↓>
「浙江省杭州市では初めて、中国国内では10店舗目となるガンダム基地フラッグシップショップが西湖の湖畔にオープンした。中国新聞網が伝えた。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b960954-s6-c30-d0189.html
<ここからは、レコードチャイナより。
総体継受、進捗中・・ということに。↓>
「埼玉・川口で飲酒運転し死亡事故、中国人に懲役9年=中国ネット「軽すぎ<だ、>・・・何の冗談だ」・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b960896-s25-c30-d0052.html
<太田>
–ポンコツ・おーたん–
先週の金曜日に返送用封筒(宛先等記入済)入りの封信を、自宅にある切手では10円不足なので、郵便局で10円切手を買い、それぞれに貼って投函したら昨日、私のところに届いた。
要するに、アベコベ状態で投函してしまっていたわけだ。
本日、休日だが、作り直してポストに投函しておいたが、作り直す過程で、封筒を(郵便番号欄にまたもや私の方の番号を記入してしまったので)1つおシャカにしてしまった上、損してもいいやと料金超過分の切手を貼ろうとして、その寸前に、料金超過分がより少ない切手の選択方法があることに気付いて、またもや損をするのをかろうじて免れた。
しかも、本日朝、スマホが電池切れになっていることを発見した。
自分の事務能力がゼロになってしまっていることを、改めて痛感させられた。
確かに、こんな私が自動車を運転したら何を惹き起こすか分からない、と、我ながらゾッとする。
だから、私が、買った電動のこぎりを一切使っていないのは正解。↓
「操作を誤ったか 枝を切っていた男性の足に電動のこぎりの刃が当たり・・・76歳の男性・・・死亡 岩手・洋野町・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/a04b4b4986b1b5639b1c681c4fd14a3fd7dfede4
祝日の臨時一人題名のない音楽会です。
ショパン(Chopin)の曲の編曲小特集です。
Nocturne Op.9-2 ジャズ編曲・演奏:Eugen Cicero(Double Bass: Peter Witte Drums: Charly Antolini Engineer: Hans Georg Brunner-Schwer) 4.29分
https://www.youtube.com/watch?v=beUvAnjpfLM&list=OLAK5uy_kxieOF879HaCXWeerp474slMqaDwnkSY8
Valse in C-Sharp Minor, Op. 64 No. 2 ジャズ編曲・演奏:Eugen Cicero 5.39分
https://www.youtube.com/watch?v=9I4qIUj9b48&list=RD9I4qIUj9b48&start_radio=1
Prélude in E Minor, Op. 28 No. 4 ジャズ編曲・演奏:Eugen Cicero 7.09分
https://www.youtube.com/watch?v=WliDERufixo&list=RDWliDERufixo&start_radio=1
同上 4.16分 編曲・演奏:Gerry Mulligan Sextet
https://www.youtube.com/watch?v=4ntWWtCmZ2E&list=RD4ntWWtCmZ2E&start_radio=1
同上 編曲・演奏:Jimmy Page 3.40分
https://www.youtube.com/watch?v=QATICdf7b-0&list=RDQATICdf7b-0&start_radio=1
Chopin Ballade No.1 in G minor Op.23 Jazz version 編曲・演奏:高木里代子トリオ 6.24分
https://www.youtube.com/watch?v=aX8NfdylPus&list=RDaX8NfdylPus&start_radio=1
全く言うことを聞いてくれない小犬のワルツ(Dog Waltz) 編曲・演奏:Kunio Matsuzaki 2.17分
https://www.youtube.com/watch?v=GM4VRlmPwH0&list=RDGM4VRlmPwH0&start_radio=1
Chopinesque 編曲・演奏:Jon Batiste等 4.16分
https://www.youtube.com/watch?v=re8teagYB_Y&list=RDre8teagYB_Y&start_radio=1
–映画評論451:DOGMAN ドッグマン–
今回の「『DOGMAN ドッグマン』(Dogman・・・)は、2023年のフランスのアクション映画<で、> リュック・ベッソン監督・脚本<による、> “ドッグマン”と呼ばれる女装した男の愛と暴力の切なくも壮絶な人生を描<いたもので、主役は、>・・・ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ」
https://ja.wikipedia.org/wiki/DOGMAN_%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%B0%E3%83%9E%E3%83%B3
であり、ひまつぶしにはなる程度。
リュック・ベッソン(Luc Paul Maurice Besson。1981年~)が無学だったとは知らなかった。
https://en.wikipedia.org/wiki/Luc_Besson
ジョーンズ(Caleb Landry Jones。1989年~)も無学だが、米国の男優、ミュージシャンで、
https://en.wikipedia.org/wiki/Caleb_Landry_Jones
妖しい魅力がある。
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太田述正コラム#15208(2025.9.23)
<古松崇志『草原の制覇–大モンゴルまで』を読む(その29)>
→非公開