太田述正コラム#15233(2025.10.6)
<皆さんとディスカッション(続x6398)/映画評論447:悪魔の棲む家>
<太田>
安倍問題/防衛費増。↓
<あらゆることに藉口して、持てる者と持たざる者との格差が更に拡大!↓>
「円下落、一時149円半ば 積極財政掲げる高市早苗氏の勝利受け 対ユーロでも下落・・・」
https://www.sankei.com/article/20251006-5PVJIJNVYBNJLGA5GSFB6ZKBDQ/
「東証一時、1700円超の大幅高に 高市新総裁誕生で財政拡張観測 取引中の最高値更新・・・」
https://www.sankei.com/article/20251006-2CKAUIEFONMVTFHENYQHMG6JYM/
<宗主国のタイム誌サマが大きくおとりあげ。↓>
What Japan’s First Female Prime Minister Could Mean for the Country’s Gender Politics・・・
https://time.com/7322887/japan-sanae-takaichi-ldp-leader-election-first-female-prime-minister/
ウクライナ問題/ガザ戦争。↓
<見上げたもん、イスラエル。↓>
Israel continues Gaza bombardment as Trump plan negotiators arrive in Cairo・・・
https://www.theguardian.com/world/2025/oct/05/israel-continues-gaza-bombardment-trump-plan-negotiators-arrive-in-cairo
妄想瘋癲老人米国。↓
なし。
それでは、その他の国内記事の紹介です。↓
大奥政策は幕臣に節約を強いる目的、出版統制は私の指摘した目的、両者は別個のものだよ。↓
「・・・じつは、遊里などを描いたいわゆる好色本は、すでに享保7年(1722)、8代将軍吉宗による「享保の改革」のもと、町触で禁じられていた。だが、時間を経て有名無実になっていた。そこで定信は、寛政2(1790)年5月と9月、70年近く前の禁令を確認する御触書を出し、洒落本の刊行を原則として禁じることにした。将軍家斉が入り浸る先の大奥を徹底的に締め上げ、年間20万両といわれた経費も3分の1にまで減らしたという定信。市井の男性が入り浸る遊里も嫌ったのか、遊里を舞台にした戯作は事実上、出せなくしてしまった。しかも、続けて10月には洒落本や黄表紙などを刊行する場合、地本問屋の仲間内で、内容に問題がないかどうか「行事」が確認する「改」を行うように義務づけた。相互監視システムによって、徹底的に取り締まろうとしたのである。
だが、蔦重は「べらぼう」でも描かれているように、定信の締めつけに確信犯的に抵抗したのだろう。京伝に『仕懸文庫』『青楼昼之世界錦之裏』『娼妓絹籭』という3冊の洒落本を書かせ、寛政3年(1791)に刊行した。とはいえ、なんら配慮をしなかったわけではない。それらは遊女たちの風俗を題材にしながらも、舞台や時代の設定を変え、遊びに深入りしすぎるとマズいという教訓まで織り込んで、単なる好色本ではないように仕立ててあった。それでも、綱紀粛正の徹底を図る定信のお目こぼしを得ることはできず、蔦屋も京伝も、さらには「改」にかかわった地本問屋仲間の「行事」までもが、重い罰を受けることになってしまった。大奥の倹約と綱紀粛正。市井の遊里を対象にした洒落本の禁止。両者のあいだには、共通点がないように見えて、じつは「女の園」でつながっている。それらへの定信の介入には、女の園への入り浸りを嫌がる定信の性癖も、見てとれるように思われる。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/968122430972906297f1c8f02fd0efa5462fefaf
老中就任前にはまだ就任後に聞かされる「秘密」を聞かされてなかったというだけのこと。↓
「・・・定信が、かなりクセの強い人物だったことは、老中就任前に将軍に出していた上奏文からも伝わる。その書面で定信は、かなり大胆な告白をしていた。
「中にも主殿頭(田沼意次のこと)心中その意を得ず存じ奉り候に付、刺し殺し申すべくと存じ、懐剣までこしらへ申し、一両度まかり出候処、とくと考へ候に、私の名は世に高く成り候へども、右にては天下に対し奉り、かえって不忠と存じ奉り候」。つまり、みずから懐に剣を忍ばせ、機会があれば意次を刺し殺そうとし、実行しようとしたこともあったと、自分から将軍に申し述べたのである。
定信が意次を恨んだ最大の理由は、田安徳川家に生まれ、聡明で次期将軍にも擬せられていた自分が、意次のせいで奥州白河藩に追いやられた、と考えたことだ。定信の自伝『宇下人言』には、定信が田安家を継ぐという約束を、意次が反故にした旨が書かれている。そして、この「恨み」が根深い以上、定信の政策はいきおい「反田沼」になった。
また「反田沼」は、定信をバックアップする御三家や一橋治済の意向にもかなう方針だった。とくに御三家は、「米不足と打ちこわしは田沼政治が悪かったから起きた」という考えだったのでなおさら、定信は「反田沼」のキャンペーンを張った。・・・」
https://president.jp/articles/-/101960?cx_referrertype=yahoo&yhref=20251005-00103203-president-soci
この「伝統」も光圀が創ったようなもん。↓
日・文カルト問題。↓
<女酋長、安倍チャンがやった唯一のいいことくらいは、何が何でも踏襲するだろうな。↓>
「・・・「絶対に<靖国神社参拝>は、外交問題にされるべきことではない。お互いに祖国のために命を落とした方に経緯を払いあえる、そういった国際環境を作るためには、私は一生懸命努力していきたい」・・・高市新総裁・・・
韓国の京郷新聞は、この「外交問題にされるべきことではない」のくだりを「不明確な立場を示した」と論評し、「日韓関係が迷宮入りした」とした。
蒸し返される「つけ上がる」発言
共同通信などによると、高市氏は22年2月に都内で行った講演で、首相就任後も靖国神社参拝を続ける意向を示し、周辺諸国から予想される反発について「途中で参拝をやめるといった中途半端なことをするから、相手がつけ上がる」と話していた。
京郷新聞は、この「つけ上がる」発言を「韓国に対して妄言を吐き、外交上の失態を招いた」と指摘している。
朝鮮日報は、会見の発言を伝える中で、
(以下引用)
「高市氏が自民党内でも強硬保守派であることから、日韓関係にも赤信号が灯る可能性があるとの懸念が示されている」
「離れた自民党の岩盤支持層を再び取り込むべき課題にも直面していることから、支持層を意識して就任初期に神社参拝に踏み切る可能性もあるとの見方も出ている」
(以上引用)
としている。
「毎日経済」も、高市氏が靖国を参拝してきた経緯から
(以下引用)
「協力基調を続けてきた日韓関係にも影響が及ぶ可能性がある」
(以上引用)
と指摘。「つけ上がる」発言について「韓国に対して妄言を吐いたりもした」としている。
仮に高市氏が首相就任後に参拝すれば、現職首相の参拝は13年12月の安倍晋三元首相以来となる。」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%A4%96%E4%BA%A4%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%AB%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%84-%E3%81%AF%E3%81%9A%E3%81%AE%E9%9D%96%E5%9B%BD%E7%A5%9E%E7%A4%BE-%E6%97%A9%E3%81%8F%E3%82%82%E7%81%AB%E7%A8%AE-%E9%AB%98%E5%B8%82%E6%96%B0%E7%B7%8F%E8%A3%81%E4%BC%9A%E8%A6%8B%E3%81%AB-%E6%97%A5%E9%9F%93%E9%96%A2%E4%BF%82-%E8%BF%B7%E5%AE%AE%E5%85%A5%E3%82%8A-%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2/ar-AA1NSZtL?ocid=msedgntp&cvid=b3994caf1ade40cec0ad2c83f4964339&ei=25
<「葛藤」の使い方が間違ってるってのに絶対直さないね。それにしても、朝鮮日報は、いつまで、高市ボイコットを続ける気だ?↓>
「安倍路線継承の高市氏登場に…米国メディアも「韓中との葛藤懸念」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/339446
まあそんなとこか。↓
・・・Although Engels may have been broadly right in associating wealth with patrilinearity, other factors shaped gender relations, too – such as how a society makes a living. Although Engels may have been broadly right in associating wealth with patrilinearity, other factors shaped gender relations, too – such as how a society makes a living. In February, Chinese and British researchers reported that traditionally matrilineal villages in Tibet have become more gender-neutral over the last 70 years, as they moved from an agricultural economy to a market-oriented one. Conflict also plays its part. Although matrilocal and patrilocal societies are equally warlike, says anthropologist Carol Ember of Yale University, internal strife – as opposed to war against an external enemy – prods societies towards patrilocality, because warring clans prefer to keep their sons close.・・・
https://www.theguardian.com/science/2025/oct/05/was-prehistory-a-feminist-paradise
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<邦語媒体より。
そんなこたあありません! 日本人は支那の江南文化系の人々と潜在的には分かり合えるのよ。↓>
「・・・中国と中国人を、半永久的に隣に鎮座する「別物・別者」であると主張する。 大陸と島国で本質的に骨格が異なる他者同士は、敵でも味方でもなく、互いに欠けたものを持つ者同士。ゆえに相互補完の関係にある。排外主義は日本の国益にも日本人の幸福にも結びつかない・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/85a770e06e433f50ea74eeaf734911297b52520a
<太田>
一 ゴミ箱
先般の町内会分会大会議の結果、11月から、生ごみは自分の家の専用ゴミ箱に入れて共同ゴミ場所に出さなければならないことになった(コラム#省略)ので、室外用ゴミ箱を買わなければならなくなった一方、現在、生ゴミ用に室内で使っている蓋無しプラスチックゴミ箱では、段ボール箱から切り取ったものを三重にして使っているところ、見てくれが悪いし、ぴったり蓋ができないので夏場は匂いが漏れるという問題もあり、こちらも蓋付のゴミ箱に切り替えるか、それとも、蓋をまともなもので置き換えるか、も含め、色々検討した。
まずは、蓋用にこれを買うか考えた。↓
だが、結構値が張るこれを買うくらいなら、室内用ゴミ箱自体を「高性能」なもので買い替えた方が賢明な気がしてきた。↓
30L ゴミ箱・・・ペダル式 ゆっくり閉まる ふた付き 密閉 洗えるインナーボックス ダストボックス・・・ステンレス
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%AC%E3%82%B9-%E3%83%80%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%9C%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88-%E3%81%AA%E3%81%BE%E3%81%94%E3%81%BF-%E3%81%8A%E3%81%97%E3%82%83%E3%82%8C/dp/B08YNKW79D/?_encoding=UTF8&pd_rd_w=MlMhZ&content-id=amzn1.sy
その上で、しかし、結局、「低性能」だが、室内・室外兼用可能なコレ・・プライム感謝祭先行セール対象・・を買う結論を下した。明後日届く。↓
二 Kindle
Kindle英語本をまた買ったが、(前にも書いたと思うけど、)もともと、Amazonは、私は洋書を買うためだけに使っていたものだ。
洋書の場合、新刊でも郵送料がかかるし、ペーパーバック版があるものでも、とにかく、高いので、届くまでメッチャ時間がかかる古本でよほど廉価で買えるものがない限り、Kindle版にせざるをえない。
三 映画評
『ドント・ブリーズ』(コラム#15066)の映画評が出ていた。
全く、そんなことなかったけどねえ。↓
「トラウマ確定…怖すぎて二度と観たくない海外映画・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2330bc6fa7098498ba7baad6b00780275576a88
四 スマホの電池
ゾッ。
今まで、膨らんじまった、iPhoneにさんざ手を焼いたが、発火しなくてホント、よかった。↓
「水では消せないリチウム電池火災…韓国・専用消火器はいまだ「ゼロ」・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/%E6%B0%B4%E3%81%A7%E3%81%AF%E6%B6%88%E3%81%9B%E3%81%AA%E3%81%84%E3%83%AA%E3%83%81%E3%82%A6%E3%83%A0%E9%9B%BB%E6%B1%A0%E7%81%AB%E7%81%BD-%E9%9F%93%E5%9B%BD-%E5%B0%82%E7%94%A8%E6%B6%88%E7%81%AB%E5%99%A8%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%A0-%E3%82%BC%E3%83%AD/ar-AA1NSGC1?ocid=msedgntp&cvid=68e2e72cf0d2480e9fefe785dbda4848&ei=195
–映画評論447:悪魔の棲む家–
今回の「『悪魔の棲む家』(・・・The Amityville Horror)は、2005年の<米>ホラー映画<で、>1979年の同名のホラー映画のリメイクであり、」主演はライアン・レイノルズ、助演はメリッサ・ジョージ、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E9%AD%94%E3%81%AE%E6%A3%B2%E3%82%80%E5%AE%B6_(2005%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB)
だが、ホラー映画としては出来の良い方。
レイノルズ(Ryan Rodney Reynolds。1976年~)は、加米二重国籍の無学歴の男優、制作者、起業家
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%83%AB%E3%82%BA
で、超売れっ子だというけれど、
https://en.wikipedia.org/wiki/Ryan_Reynolds
私は今まで全然知らなかった。
ジョージ(Melissa George。1976年~)は、『マルホランド・ドライブ』にも出演していたらしいが、私にとっては、今回が初出に近い、まあ美人で、豪・米二重国籍で無学歴。
https://en.wikipedia.org/wiki/Melissa_George
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太田述正コラム#15234(2025.10.6)
<岡本隆司『中国」の形成』を読む(その9)>
→非公開