太田述正コラム#15245(2025.10.12)
<皆さんとディスカッション(続x6404)/映画評論453:心と体と>
<金龍>
歴史的に感慨深い連立解消があった
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6555088
ので書き込みしました。
やはり日蓮系の団体は脳死であっても日本を動かす理念があるのか、ないのか…。
あと、太田さんの江戸時代の歴史観は凄く興味深かったです。
なんで将軍がリーダーシップ取らなくなったのか、今までの歴史の説では納得出来てはなかったので。
秀吉政権が倒れても秀吉コンセンサスは裏?で受け継がれていたということでしょうか。
なかなか難しいですが、今後も思考停止せずに考え続けたいと思ってます。
<太田>
Well said!
<太田>
安倍問題/防衛費増。↓
<沈没しつつある船からネズミが逃げ出しただけってことに気付いてないおバカちゃん達。↓>
「・・・公明党・斉藤鉄夫代表は10日に行われた高市氏との党首会談で、政治とカネの問題に対する解決策として、企業・団体献金を存続させた上で、政党本部と都道府県単位の組織に限定して受け取ることができる案を提示した。高市氏は党内に持ち帰って協議するとしたが、斉藤氏はこれを受け入れず、連立離脱に至った。伸晃氏は「これは作られた理由」と、公明サイドの主張はあくまで建前だと指摘。「自民党がのめない案をずーっと考えて出してきて、きのうの決裂に至ったんだと私は思っています」と分析した。 そして同党の本音として「高市総裁の理念が絶対に合わない」と断言。同じく保守色が強かった安倍晋三首相時代には連立離脱しなかったという声には「そこは人間力がカバーしてきた」。第2次政権当時の菅義偉官房長官らは公明との強いパイプを築いていたが「今回は誰もやってない」とコミュニケーション不足があるとした。」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3e60b2c975dd5ba7196f3d0762d3b9fcd649942
<同じく。↓>
「・・・ 政治ジャーナリストの青山和弘氏は幹事長代行のポストに萩生田光一氏を起用したことが、公明の離脱を招いた一因だと指摘。「政治とカネ(の問題)もそうですが(23年5月に萩生田氏が)東京都連会長の時に(当時の公明・石井啓一幹事長が)『東京での信頼は地に落ちた』と。その時の関係性も影響している」と衆院小選挙区定数の「10増10減」に伴う候補者調整で自公に亀裂が入った遺恨が、いまだに残っていたと指摘した。
さらに2つ目の原因にも言及した。「創価学会の幹部にも取材しましたが、萩生田さんの件もそうですが、最初に国民民主党に行っちゃったことが面白くなかった」。・・・」
https://hochi.news/articles/20251011-OHT1T51024.html?page=1
ウクライナ問題/ガザ戦争。↓
なし。
妄想瘋癲老人米国。↓
なし。
それでは、その他の国内記事の紹介です。↓
ならいいけどねえ。↓
「・・・なぜ、イグ・ノーベル賞を受賞する日本人の研究者は多いのか。古澤特任准教授はエイブラハムズ氏に尋ねたことがある。
「日本人研究者の面白いところは、視点や着想の独特さ。一般の人から見たら変な研究を 実際にやってみようとすること。そして、そんな人たちを『白い目』で見て排除しない国民性にあるのではないか、とマークは言います。他のイグ・ノーベル賞関係者も同様のことを口にします」(同)・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E8%B3%9E%E3%82%82%E3%82%A4%E3%82%B0-%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E8%B3%9E%E3%82%82-%E5%87%BA%E7%99%BA%E7%82%B9%E3%81%AF%E5%90%8C%E3%81%98-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%8C%E8%AA%87%E3%82%8B-%E5%A5%BD%E5%A5%87%E5%BF%83-%E3%81%A8%E5%B0%82%E9%96%80%E5%AE%B6%E3%81%8C%E5%8D%B1%E6%83%A7%E3%81%99%E3%82%8B%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%AE-%E7%90%86%E7%A7%91%E9%9B%A2%E3%82%8C/ar-AA1OfK0G?ocid=msedgntp&cvid=68ea18ec0cf6414a87077d1306fd7196&ei=7
日・文カルト問題。↓
<本件で日本を引き合いに出すことを一応許す。↓>
「日本が15年間かけて脱中国化を進める間に政治的理由で資源安保を犠牲にし続けた韓国【10月11日付社説】 中国レアアース輸出規制・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/10/11/2025101180019.html
<文カルト健在。↓>
「「カラ」「ペンキ」「シマイ」…韓国軍で使われる言葉に旧日本軍の名残、共に民主議員が国防部に改善訴え・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/10/10/2025101080102.html
<「侵略」そのものを謝罪したとすりゃ、無知による「祖先」への冒涜だぜ。↓>
「「祖先に代わって謝罪します」 壬辰倭乱で朝鮮を侵略した日本の武将の子孫たちが許しと和解を求め来韓 /沃川–忠清北道沃川の佳山寺を訪れ、許しを請う・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/10/11/2025101180038.html
<クマや鹿や猿でも有名なサファリランド日本へぜひ観光にらっしゃい。↓>
「「東京の路上でネズミにかまれて出血」…旅行客が載せた映像・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/339631
https://japanese.joins.com/JArticle/339632 ←写真
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<邦語媒体より。
普通人の皇帝家はこんなものなのね。↓>
「・・・たしかなことは、<隋の>独孤皇后の一夫一婦主義が、時代を先取りしすぎていたことだ。文帝が外廷で改革した制度は、科挙も含めて後世まで受け継がれたが、独孤皇后の一夫一婦主義は、彼女の死とともに消えた。のみならず、隋がわずか二代で亡ぶ遠因にもなった。・・・」
https://toyokeizai.net/articles/-/905540
<同じく。↓>
「・・・金・・・の皇帝・海陵王、その”異常すぎる”荒淫ぶり 妃だけで12人、母と娘や姉妹にも手を出し、妊娠中の侍女には・・・
海陵王は在位12年目の1161年、60万の大軍を率いて、南宋を攻めた。33、34年前の靖康の変(1126年〜1127年)のときは、金軍は宋軍を打ち破り、あっというまに首都・開封を落としたが、今度はそうはいかなかった。・・・
「南船北馬」と言うとおり、華北平原では無敵の金の騎馬軍団も、川や湖が多い江南の地では機動力を発揮できず、南宋軍を相手に苦戦したのだ。海陵王が臨安を攻めあぐねているあいだに、金の本国では海陵王の反対派が立ち上がった。反対派は海陵王のいとこ、完顔烏禄を皇帝に立てた(世宗)。進退窮まった海陵王は、遠征先の揚州で部下の反逆により殺された。享年40。
海陵王は死後、帝位を剝奪され、海陵郡王に落とされた。その後、さらに降格して庶民とされ「廃帝海陵庶人」と呼ばれた。ただし、一般には「海陵王」と呼ばれる。
世宗は、自分のために命を犠牲にした夫人をしのび、在位28年のあいだ皇后を立てなかった。また後宮の規模と制度を簡素なものとした。・・・」
https://toyokeizai.net/articles/-/909912?utm_campaign=link_back&utm_content=related&utm_medium=http&utm_source=yahoo
<これもそう。↓>
「・・・<明の>永楽帝は数え62歳になっていた。そろそろ「終活」を考え始める年齢だ。彼は、皇帝暗殺未遂の大逆事件を名目に、後宮の宮女や宦官を整理することにした。こうして、2180人余りが極刑になった。 人数が多すぎて一度に処刑できない。永楽帝は政務や外征で多忙を極めたが、宮女を処刑するたびに自ら立ち会い、刀をふるって宮女の肉をそいだ。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/cdae6eba06f9cb2666e59b6035dea032d5015549
<ここからは、レコードチャイナより。
総体継受、進捗中。↓>
「・・・「みんなは『日本は買い物が楽しい』『写真が映える』と言うけれど、帰国して痛感したのは日本がどれほど快適で静かな環境だったか。親切で礼儀正しい雰囲気、そして独特の魅力を持っていたかということだ」とし、「清潔な道路、レシートの細やかな工夫、自主性に支えられた公共交通、全体的に統一感がありピカピカの車たち…」などと列記した。
投稿者は、帰国するとこれとは真逆の環境が待っていることをほのめかし、「人が嫌いになる」と評した。・・・中国のSNS・小紅書(RED)・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b961825-s25-c30-d0052.html
<ゲップ。↓>
「中韓は「畏敬」と「嫉妬」が交錯、ノーベル医学・生理学賞と化学賞の日本人受賞・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b961760-s25-c30-d0059.html
<なれてから考えようね。↓>
「・・・環球時報は、高市早苗氏が新たな自民党総裁に選ばれたことについて、中国の専門家による評論記事を掲載した。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b961824-s25-c10-d0193.html
<太田>
–Thunderbird–
<太田>
HP新パソコンでThunderbirdの設定をしようとして、魔が差してしまい、MSIパソコンのThunderbirdのiniファイルを大昔のK.K指示書に従って上書きてしまった結果、Thunderbirdが使えなくなり、同パソコンのThunderbirdを入れなおしたのですが、メルアドのYYYYYY@ohtan.netはたぶんあっているのでしょうが、パスワードが分かりません。
何を入れればよかったんでしたっけ?(HP新パソコンでも同じ状況です。)
<ASUSパソコンから>本日届いた貴信へ返信する形で送ったメールが行方不明なので、同趣旨の簡単なメールを再送します。Thunderbirdを初インストールした時にメルアド、パスワード入力を求められますが、前者はYYYYYY@ohtan.net だとして、パスワードには何を入れたらよかったんでしたっけ?
<US>
Thunderbird 上では、YYYYY@ohtan.net 宛のメールを見ていらっしゃらないと思います。アドレスは、XXXXXX@gmail.com かと思います。パスワードについては探してみます。
<太田>
通常のGoogleのパスワードでよさそうです。とりあえず、認証作業を続けます。
ASUSパソコンのThunderbirdでは、<US>さんに返信したメールは見れないけれど、このMSIパソコンで入れなおしたばかりのThunderbirdでは見れました。
うまくいきました。今、気が付いたのですが、Thunderbird側で何もしなくても、年別にThunderbird上にメール群が表示されるんですね。それにしても、送ったメールが表示されないのは困ったものです。また、J:COMのメールが受信できるかはこれからやってみます。同じことを、HP新パソコンでもやる予定です。どうもありがとうございました。
<US>
よかったです。なお、探しましたが、太田さんの Google のパスワードはわからなかったです。
フォルダの設定は、Thunderbird ではなく、クラウド側(Googleのサーバー上)のGMAILで行っています。なので、どのPCでThunderbirdを動かしてもGMAIL上の設定がそれぞれのPCでThunderbirdを通してみていることになります。送ったメールが見えない現象が続くようでしたら、また別途ご相談ください。
一人題名のない音楽会です。
昨日、アップを忘れてしまい、一日遅れのアップです。
ショパンのノクターンとワルツの小特集です。
Nocturne C-sharp minor 編曲・指揮:Peter Dimitrov オケ:Sofia Philharmonic Orchestra 5.47分
https://www.youtube.com/watch?v=V8QB2B7HcLA&list=RDV8QB2B7HcLA&start_radio=1
同上 編曲:? ヴァイオリン:YuEun Kim ピアノ:? 4.36分
https://www.youtube.com/watch?v=T7k2pmKUXxI&list=RDT7k2pmKUXxI&start_radio=1
Nocturne Op.9 No.2 編曲:? チェロ:yoonkyung ピアノ: HOON TO-BE 5.05分
https://www.youtube.com/watch?v=5aiMKF60DMg&list=RD5aiMKF60DMg&start_radio=1
Nocturne in F minor, Op. 55 No. 1 編曲・指揮:Marcin Mirowski ピアノ:? オケ:Marcin Zebrowski Music School Symphony Orchestra 5.55分 ←編曲の傑作!
https://www.youtube.com/watch?v=6VaaPzKykoU&list=RD6VaaPzKykoU&start_radio=1
Waltz in C sharp minor 編曲:Alexander Glazunov 指揮:Roberto Molinelli オケ: Russian Philharmonic Orchestra 4.54分
https://www.youtube.com/watch?v=zTohxfJaamw&list=RDzTohxfJaamw&start_radio=1
Grand Brilliant Waltz 編曲:? 指揮:Herman Makarenko オケ:Kyiv Classic Orchestra 6.30分
https://www.youtube.com/watch?v=CTJ4bILZF7U&list=RDCTJ4bILZF7U&start_radio=1
なお、現在進行中のショパン・コンクールで第二次予選の演奏まで終えた、芸大卒の桑原志織さんの、大変失礼な言い方ながら、その頑丈そうな体から繰り出される、細部まで目配りが行き届いた素晴らしい演奏に注目しています。
https://www.youtube.com/shorts/BYkwuK1jO0U
–映画評論453:心と体と–
今回の「『心と体と』(・・・<英題: On Body and Soul>) は、イルディコー・エニェディ監督による2017年のハンガリーのドラマ映画である。第67回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門で上映されて最高賞である金熊賞を受賞し、さらにFIPRESCI賞とエキュメニカル審査員賞も獲得した。第90回アカデミー賞外国語映画賞にはハンガリー代表作として出品され、最終選考9作品に残っている。また出演のアレクサンドラ・ボルベーイが第30回ヨーロッパ映画賞でヨーロッパ女優賞を獲得した。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E3%81%A8%E4%BD%93%E3%81%A8
https://en.wikipedia.org/wiki/On_Body_and_Soul ←筋
とまあ、超名作という評価なのだが、『最高の人生のつくり方』(コラム#15239)が老老恋愛であるのに対し、今回は老若恋愛であり、しかも、「老」の方の男性が名声もカネもないフツーの人であって、「若」の方の女性がインテリであることから、そもそも、ほぼありえないハナシであることに加えて、同じ夢をこの2人が見ることが2人が関係を深めるきっかけになるという設定が荒唐無稽で、私はついて行けなかった。
ただ、ボルベーイ(Alexandra Borbély。1986年~)は、ハンガリー系スロヴァキア人女優で、スロヴァキアの Academy of Performing Arts in Bratislava を経て、ハンガリーの Budapest の University of Theatre and Film Arts卒であるところ、その個性的な美人性
https://en.wikipedia.org/wiki/Alexandra_Borb%C3%A9ly ←写真も
は印象的だった。
なお、先般の自民党総裁選に立候補して落選した茂木君で人口に膾炙するところとなった写真的記憶能力をこのボルベーイ演ずる主人公も持っているという設定は、私自身、この能力を持つ友人がいることもあり、大変興味深かった。
最後に、昨日、この欄で言及したばかりのダイアン・キートンがまさに昨日死去したが、彼女が「ゴッドファーザー」シリーズに出ていたとは気が付かなかった。
ご冥福をお祈りしたい。↓
https://digital.asahi.com/articles/ASTBC7G1STBCBQBQ042M.html?iref=comtop_7_07
こんな懇篤なる弔辞記事まで。↓
An ethereally self-aware comedy genius: the loss of Diane Keaton is devastating・・・
https://www.theguardian.com/film/2025/oct/11/an-ethereally-self-aware-comedy-genius-the-loss-of-diane-keaton-is-devastating
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太田述正コラム#15246(2025.10.12)
<岡本隆司『中国」の形成』を読む(その15)>
→非公開