太田述正コラム#15281(2025.10.30)
<皆さんとディスカッション(続x6420)/映画評論471:ストレイ 犬が見た世界>

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 <当事国でも被援助国でもない以上、ノーベル平和賞発言は媚び。↓>
 「「こうやって男に散々媚びてきたんだろうな」柴田淳 トランプ大統領をノーベル平和賞に推薦した高市首相を揶揄した投稿が物議・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f32f884c28280d3822568a41e6e6b860e8b2d193
 <そりゃそうだけどさあ、相手は女性問題で脛に傷あるトラだから、そもそも、女性に気に入られたっぽい演技をする必要あんのよね。↓>
 「志らく、志位共産党議長の高市批判に反論「気に入られる芸当は誰でもできない」・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/entertainment/%E5%BF%97%E3%82%89%E3%81%8F-%E5%BF%97%E4%BD%8D%E5%85%B1%E7%94%A3%E5%85%9A%E8%AD%B0%E9%95%B7%E3%81%AE%E9%AB%98%E5%B8%82%E6%89%B9%E5%88%A4%E3%81%AB%E5%8F%8D%E8%AB%96-%E6%B0%97%E3%81%AB%E5%85%A5%E3%82%89%E3%82%8C%E3%82%8B%E8%8A%B8%E5%BD%93%E3%81%AF%E8%AA%B0%E3%81%A7%E3%82%82%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%AA%E3%81%84/ar-AA1Pqmiq?ocid=msedgntp&cvid=69028e2b2afb4fc9be54b3c341dbcc01&ei=14

ウクライナ問題/ガザ戦争。↓

 <ノンフィクションでノーベル文学賞を受賞した女性ですら、モンゴルの軛を直視しないのねえ。↓>
 ・・・The quest for empire feeds the desire of President Vladimir V. Putin of Russia to seize Ukraine, she said in the interview. He has promulgated a mythic Russian Empire that never really existed, the writer said, but that mythology resonates in Russia, especially outside Moscow and St. Petersburg.
 Ideology alone is not fueling the war, she said. She described the experience of a journalist friend who was interviewing a woman about her dead son. The woman suddenly clammed up, fearing being denied the death benefits she needed to buy her daughter an apartment.
 “Putin bought Russia,” Ms. Alexievich said, and has committed a “moral crime” by trying to depict the invasion as a continuation of the fight against Nazi Germany.・・・
https://www.nytimes.com/2025/10/11/world/europe/russia-svetlana-alexievich.html
 <ハマスの自業自得。↓>
 Israeli strikes in Gaza kill 104, health ministry says, after Hamas accused of killing soldier・・・
https://www.bbc.com/news/articles/cgjdy5eevn2o
 As violations rock Gaza ceasefire, Hamas’ control of territory is thin・・・
https://www.csmonitor.com/World/Middle-East/2025/1029/As-violations-rock-Gaza-ceasefire-Hamas-control-of-territory-is-thin

 妄想瘋癲老人米国。↓

 なし。

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 ついに、日本でサファリを、のご案内が出始めたわ。
 最初のは豪州のTV番組。↓

 Raw Video: Bear Attacks Tourists in Japan・・・
https://www.youtube.com/watch?v=PLMlqw5O9_E
 Japan to Send Troops to Help Stop Bear Attacks–With the number of people killed by bears reaching a record nationwide, the defense ministry is preparing to send the military to one badly hit area to set traps.・・・
https://www.nytimes.com/2025/10/29/world/asia/japan-bear-attacks-military.html

 ま、そんなとこやろな。↓

 「中世の瀬戸内海はどのような場所だったのか。名古屋市立大学大学院の川戸貴史教授は「海運の要衝として栄える一方、海賊による略奪行為が横行した。彼らは金銭で手懐けておけば、水先案内人の役割を担った」という・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E6%B5%B7%E8%B3%8A-%E7%84%A1%E6%B3%95%E8%80%85%E3%81%AE%E9%9B%86%E5%9B%A3-%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F-%E7%80%AC%E6%88%B8%E5%86%85%E6%B5%B7%E3%81%AB%E3%81%84%E3%81%9F-%E6%B5%B7%E3%81%AE%E9%A0%98%E4%B8%BB-%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AE-%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%9F%E3%81%8B%E3%81%99%E3%81%8E%E3%82%8B-%E7%94%9F%E3%81%8D%E6%AE%8B%E3%82%8A%E6%88%A6%E7%95%A5/ar-AA1Ppsvs?ocid=msedgntp&cvid=69028c91594b4d3e98fae4c8ea7ecad7&ei=26

 日・文カルト問題。↓

 <日本の新聞じゃないんだからさあ。↓>
 「「世界で最も偉大な同盟」「最高レベルの同盟国」 米日黄金時代の幕開け–トランプ・高市、首脳会談で関税合意文書に署名し、レアアース同盟–日本、防衛費増額も約束…そろって米空母に乗艦、経済・安全保障の新たな蜜月・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/10/29/2025102980044.html
 <併せりゃ祝着至極ってことに・・。↓>
 「韓米 対米投資巡る交渉で合意=直接投資2千億ドル・年間上限2百億ドル・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20251029004800882?section=politics/index
 「トランプ氏 韓国の原子力潜水艦開発を承認=「米造船所で建造」・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20251030000300882?section=politics/index
 <報道価値なし。↓>
 「韓日外相会談 安定的な関係発展へ努力確認=高市政権発足後初・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20251029004900882?section=japan-relationship/index
 <健闘を祈る。↓>
 「「優れた韓国独立映画、日本でも注目される作品にしたい」・・・」
https://www.donga.com/jp/article/all/20251029/5929939/1

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <英語媒体より。
 率直でよろしい。↓>
 ・・・The most important bilateral relationship in the world today is between the United States and China, and Trump has bungled it. He started a trade war that Washington has been losing, and if a truce is formalized this week, it will likely be one with China holding power over America and leaving our influence diminished.・・・
https://www.nytimes.com/2025/10/29/opinion/china-us-trade-war-xi-trump.html
 <ここからは、レコードチャイナより。
 それだけのこと。↓>
 「・・・中国のSNS微博では、今年1〜9月の日本による対中投資額が大幅に増加したことが紹介されて注目を集めた。・・・
 中国国家統計局のデータによると、24年の日本の対中投資(実行ベース)は前年比46%減の21億ドルと05年以降で最低の水準にまで落ち込んでいた。このため、今回の「前年同期比55.5%増」については相対的に捉える必要がありそうだ。」
https://www.recordchina.co.jp/b962995-s25-c10-d0193.html
 <どうでもよかんべ?↓>
 「「トランプ氏が1分間に2回高市氏を無視」、中国で話題に・・・中国のSNS微博・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b962994-s25-c10-d0193.html
 <ご愛顧に深謝。↓>
 「・・・中国のSNS・小紅書(RED)に「今の日本アニメはなぜ中国の若者たちの心をつかめなくなったんだろう?」と問い掛ける投稿があり、中国のネットユーザーからさまざまな意見が寄せられている。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b962996-s25-c30-d0201.html
 <総体継受、進捗中。↓>
 「「ううう…かわいそうな私」=大阪で困った中国人女性、心優しい店員に助けられる・・・中国のSNS・小紅書(RED)・・・」

https://www.recordchina.co.jp/b962941-s25-c30-d0052.html

<太田>

一 ウォーキング

 ウム。↓

「・・・体重がおおむね1キログラム減ると、収縮期血圧が1mmHg減る計算になります。ですから、ウォーキングをして体重が減れば、血圧は下がります。・・・
 第2に、ウォーキングなどの有酸素運動をすると、全身の血管が広がり、血圧が下がるのです。・・・
https://www.msn.com/ja-jp/news/other/%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%A7-%E8%A1%80%E5%9C%A7%E4%BD%8E%E4%B8%8B%E3%82%84%E8%85%8E%E6%A9%9F%E8%83%BD%E6%94%B9%E5%96%84%E3%81%AB-%E3%81%AA%E3%81%9C%E6%AD%A9%E3%81%8F%E3%81%A8%E8%A1%80%E5%9C%A7%E3%81%8C%E4%B8%8B%E3%81%8C%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B-%EF%BC%92%E3%81%A4%E3%81%AE%E3%83%A1%E3%82%AB%E3%83%8B%E3%82%BA%E3%83%A0%E3%82%92%E5%B0%82%E9%96%80%E5%AE%B6%E3%81%8C%E8%A7%A3%E8%AA%AC-2025%E7%B7%A8%E9%9B%86%E9%83%A8%E3%82%BB%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3/ar-AA1OR42W?ocid=msedgntp&cvid=2375c7c0c88d4e6186bd0eba9972123b&ei=26

二 NYタイムスとワシントンポスト

 表記後者が要約記事しか読めなくなったと思ったら、今度は表記前者の記事が全文読めるケースが増えた。
 この両者の動きには関連性があるのかも。

 (この際と思って、NYタイムスが攻勢を仕掛けているのかも、という意味。)

 
          –映画評論471:ストレイ 犬が見た世界–

 今回の『ストレイ 犬が見た世界』(Stray)は、「動物愛護に関する国民の意識が非常に高く、安楽死や野良犬の捕獲も違法とされているトルコ<の>イスタンブール・・・を舞台に、路上で生きる犬たちの視点から世界を捉えた<2020年の米>ドキュメンタリー<映画>」
https://eiga.com/movie/96332/
で、NHK4Kでやっている世界の猫ドキュメンタリーの犬版といった趣のもの。
 なんだか、トルコのイメージに合わないな、と、少し調べてみた。
 「イスラム教では猫とは違い、犬は不浄の動物とされ、忌避されることもあります。
1909年にイスタンブールでは、多数の野良犬が捕獲され、マルマラ海にある孤島に置き去りにされました。その数は数万頭に上るとも言われています。行政側は「犬は適切に世話され、エサも与えられた」と主張しましたが、実際にはほとんどの犬が餓死したと伝えられています。
 しかし、その3年後の1912年にマルマラ海沿いで大地震が起こり、トルコの人々はその地震を、犬たちへの仕打ちに対する神からの罰だと考えたと言われています。
 それから長い時を経て犬たちに対する意識も変化し、2004年の動物保護法により、野良犬たちの生活が保護されるようになりました。・・・
 そして、2021年には動物愛護法の改正法案が可決されました。この法律は「動物の権利法」とも呼ばれるようになり、動物を「モノ」ではなく「生きている存在」として認め、権利を有することを示しています。・・・
 <ところが、>トルコ南東部の都市、ガズィアンテプで飼われていた2頭のピットブルが4歳の女児を襲い、首や顔に咬みついて重傷を負わせた事故です。・・・
 2024年7月、トルコの野良犬たちは大きな転機を迎えました。トルコ議会が、数百万頭に上る野良犬を捕獲し、保護施設に収容することを定めた法律を可決したのです。・・・
 この法律では、・・・自治体に対して野良犬を捕獲し、保護施設でワクチン接種や去勢・避妊手術を行い、その後里親に譲渡することを義務付けています。攻撃的な犬や、治療が困難な病気を持つ犬については、安楽死も認められています。」
https://cheriee.jp/articles/37180/
 というわけで、私としては、やっぱり、トルコはトルコだった、と、おかしな安心をした。

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太田述正コラム#15282(2025.10.30)
<清水廣一郎『中世イタリアの都市と商人』を読む(その9)>

→非公開