太田述正コラム#15337(2025.11.27)
<皆さんとディスカッション(続x6448)/映画評論499:ダーク・プレイス>

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 <トラが自分よりも更に知性がオツル属国女酋長をおしおきしたってこと。↓>
 「トランプ氏、高市首相に中国を刺激しないよう助言・・・」
https://www.sankei.com/article/20251127-AODNGXDGBFIXDLMWB4IWUAURKA/
 <国賊相手に彼女の答弁が「国益を損ねた」と矮小なことをのたまう我らがアサヒ。↓>
 「〈社説〉台湾有事答弁 国益を損ねた責任は免れない・・・」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/452036?rct=politics
 <スパイ防止法を一貫して作ろうとしてこなかったところに、自民党の国賊政党たるゆえんが端的に表れている。↓>
 「「スパイ防止法」に高市首相「年内に検討開始」と前向き、国民民主党と参政党が法案…課題は山積み・・・」
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20251127-OYT1T50002/
 <などと、習ちゃんは皆目思っちゃないどころか、その真逆だと思ってるんだよね。↓>
 「「平和憲法」を厳守して初めて日本は国際社会に受け入れられる・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2025/1126/c94474-20395378.html
 <下僚どもの寝言。↓>
 「外交部「在日中国人と中国系機関の安全を確保するよう日本側に促す」・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2025/1126/c94474-20395419.html
 「日本で「中華人民共和国に台湾問題を論じる資格なし」との声 中国外交部が厳しく反論・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2025/1126/c94474-20395215.html
 「真冬の到来を前に日本経済は早くも「厳冬」に入るのか?・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2025/1126/c94476-20395167.html
 <なら、台湾有事は韓国有事でもある筈だが、韓国は全くそうは考えていない。
 空母等の防御はできるがシーレーンの防衛なんぞ不可能だからだ。
 だからこそ、日本も(、そして恐らく)韓国も石油等の備蓄をしている。
 要するに、海がぶっそうな間は、備蓄を取り崩してやり過ごすのさ。
 ま、国賊自民党の議員を務めたような人物の言など、それだけで、本来、取り上げるに値しないが・・。↓>
 「台湾有事は日本有事?弱点はエネルギー海外依存度の高さ…中国による海上封鎖で2週間で決着する=浜田和幸・・・」
https://www.mag2.com/p/money/1664574?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000003_wed&utm_campaign=mag_W000000003_20251126
 <そうなんだろうが、それは下僚レベルのハナシ。習ちゃんは、日本を再軍備させる最後のチャンスと見て、中共のため、そして日本のため、に、頑張ってんだよ。↓>
 「前駐中国大使の垂秀夫氏<は、>・・・「いまアメリカはトランプ大統領はディールの世界に入ってるので台湾問題を含め、中国を挑発することはない。そうした時に、なぜ弟分の日本が、日本ごときが何故首を突っ込んできたんだ?と。これが例の(汚い首発言の)大阪総領事の発想になるわけです」と解説した。  「アメリカですら発言してないことを、日本が一線を越えてきた。これは許せないという話になります」と解説した。  さらに習主席に日中首脳会談を提案した中国外務省は「完全なミス」になったと指摘。現在の中国側の日本批判は尋常でないとし「いま自分たちを守るために、必死になって日本を叩いているわけです」と語った。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef5ac726193745159c5a859877d8d23adad9c361
 <宗主国サマ主要メディアは、引き続きその酋長を始めとする土人達の生態に興味津々。↓>
 Spat With China Becomes an Asset for Japan’s New Leader–Japan’s prime minister, Sanae Takaichi, is not backing off from comments about Taiwan that enraged China. Many of Japan’s voters like her stance.・・・
https://www.nytimes.com/2025/11/26/world/asia/japan-china-taiwan-takaichi-dispute.html
 An Asia-Pacific Showdown–China and Japan are in a diplomatic feud over Taiwan, with President Trump in the middle.・・・
https://www.nytimes.com/2025/11/26/world/china-japan-trump-showdown-fire-riyadh.html

ウクライナ問題/ガザ戦争。↓

 なし。

 妄想瘋癲老人米国。↓

 なし。

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 関ケ原の戦いの時に惨めに敗北し刑死したんだから、恵瓊の「情報力と洞察力」のひどさが目に当てられない。
 そんな恵瓊がどうして、その20年前には有名な予言ができたのか?
 これは、次の次の東京オフ会の「講演」材料だな。↓

 「・・・1580年、恵瓊が毛利輝元へ送った書状に「信長の勢いは弱まり、秀吉が伸びていく」という趣旨が書かれていました。
 その2年後に本能寺の変が発生し、信長が急死。
 その後、秀吉が天下へ突き進んだことで、この書状は“予言”として語り継がれるようになります。・・・
 織田政権の内部事情や諸大名の動向をよく理解したうえでの分析で、彼の情報力と洞察力の高さを示す記録なのです。・・・
 岐阜県不破郡関ヶ原町には、安国寺恵瓊が関ヶ原の戦いで陣を構えた「安国寺恵瓊陣跡」が残っています。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/6551d41b7e04cf5b4954cfce2fc2243e6e2ff495

 アホちゃうの。
 天下=日本、だとして、そんなちんけな望みなんてのは確かになかったけれど、彼や秀吉は世界の解放を目指したんだぜ。↓

 「戦国武将・織田信長に天下統一の「野望」はなかった・・・」
https://www.sankei.com/article/20251127-DD6JXEVMLNONBFTLFAPJ7KXPMM/

 日・文カルト問題。↓

 <本件に関心を持つことは許す。↓>
 「「いつでも電話を」 中日対立には沈黙…トランプ氏が不安な日本・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/341518
 <同監督も中央日報も異常。同監督は単なる日本人であるべき。
 さもないと、日本人は殆ど存在しないことになっちまうで。↓>
 「22年ぶりに新たな歴史…李相日監督の『国宝』が日本の実写映画興行1位に・・・」https://japanese.joins.com/JArticle/341527
 <それだけじゃ不足。減給分を大学に支払わせなよ。↓>
 「「慰安婦は自発的売春」 元大学教授を不起訴へ・・・
 論争が起きると、学校法人慶熙学院は崔氏に対する懲戒委員会を開き、減給3カ月の懲戒処分を下した。崔氏は昨年2月に定年となり退任している。」
https://japanese.joins.com/JArticle/341523
 <日韓交流人士モノ。↓>
 「囲碁の仲邑菫四段 新韓銀行世界棋仙戦に主催者推薦枠で出場決定・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20251126002400882?section=society-culture/index
 <よろしい。↓>
 「韓国でタクシー事故…意識不明だった日本人の乳児が死亡・・・韓国・毎日新聞・・・韓国ネット「国の恥」「運転手を厳罰に」・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b964932-s39-c30-d0202.html

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <総体継受、進捗中。↓>
 「在日中国人がつづった「日本に残る理由」に賛否=「理解できる」「中国人であること忘れるな」・・・中国のSNS・小紅書(RED)・・・」
https://www.nytimes.com/2025/11/26/world/asia/bamboo-scaffolding-hong-kong-fire.html
 <こんなご時世にとりわけご愛顧に深謝。↓>
 「北京のスシロー大盛況で5時間待ち、「ダフ屋」行為も横行・・・香港メディアの香港01・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b965005-s25-c30-d0052.html
 <下僚どもの寝言。↓>
 「「在日中国人に理由のない暴言や暴行」、中国大使館が注意喚起・・・中国メディアの界面新聞・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b965003-s25-c10-d0052.html
 「米CNNの「日本は何度も謝罪した」に、中国人が疑問・・・中国メディアの観察者網・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b964800-s25-c10-d0193.html
 <残念だが、健闘を称える。↓>
 「・・・香港メディア・香港01は、広東省中山市にあるキヤノンの工場が閉鎖を発表したと報じた。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b964997-s25-c20-d0193.html
 <むしろ、健闘を称えておこう。↓>
 「・・・「今日のわれわれは日本製品だけでなく、米国や英国、韓国などの製品についてもボイコットをほとんど言わなくなった」と述べてから「結局のところそれは中国の産業、中国のブランドが台頭し、国産代替の流れが止められないからだ」と記し、「中国の一般消費者の間で外国ブランドの可視度と影響力が下がり続ける中、いわゆるボイコットは完全に必要がなくなった」「これは巨大な歴史的進歩であり、中国の真の実力を示すものだ」と論じた。・・・中国メディア・観察者網の投稿プラットフォーム・・・」

https://www.recordchina.co.jp/b964820-s25-c30-d0190.html

<太田>

一 あらゆるものに科学的根拠あり

 「・・・すべての動物は、快を好み不快を嫌うような気分(コア・アフェクト)をもつように設計されている。この快と不快に道徳的なニュアンスを加えると、善と悪になる。  興味深いのは、ここから「嫌な気分はなぜずっと続くのか?」という問いにこたえられることだ。  捕食者の匂いを感知した線虫は、不快になってそこから離れようとする。ところがこの気分をすぐに忘れてしまうと、ちょっと動いただけで逃げるのをやめ、食べられてしまうだろう。それに対して嫌な気分を持続させた線虫は、安全なところまで逃げることができたから、このような神経系が淘汰によって残ったのだ。――いつまでもくよくよと悩んでいるのは、あなたのせいではない。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/186baae5e18bb726e9ed1408b60a99ecef04e459
https://www.bookbang.jp/article/814183?utm_source=yahoo&utm_medium=http&utm_campaign=link_back&ui_medium=http&ui_source=yahoo&ui_campaign=link_back#google_vignette

二 マンションはろくでもない

 要は、マンションの高層階に住むってのは、常に風下になる密集地区の戸建てに住んでるのと同じで火災にはてんで弱いってこと。
 一事が万事。マンションをありがたがる人の気が知れないわ。↓

 The Hong Kong Fire Shared Similarities With One at the Grenfell Tower in London–In the Grenfell Tower blaze, a combustible element called cladding that ran up the outside of the 24-story building allowed the fire to jump from floor to floor.・・・
https://www.nytimes.com/2025/11/26/world/asia/bamboo-scaffolding-hong-kong-fire.html
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          –映画評論499:ダーク・プレイス–

 今回の「『ダーク・プレイス』(・・・Dark Places)は、2015年のミステリースリラー映画<で、英・仏・米>共同製作<であり、>ギリアン・フリンの小説『冥闇』を原作にしており、監督・脚本はジル・パケ=ブランネールが務め<、>出演は<、どちらもお馴染みの(太田)>シャーリーズ・セロン、ニコラス・ホルト<ら>」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%B9
というもので、まあまあ。
 原作者のフリン(Gillian Flynn。1971年~)は、地元のカンザス大卒後、シカゴ郊外のノースウェスタン大修士(ジャーナリズム)の米小説家、脚本家である女性だであり、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%B3
Although some readers characterized Flynn’s work as misogynistic, Flynn countered that she was a feminist and that her characters simply demonstrated that malice and violence were not the sole preserve of men.
https://www.britannica.com/biography/Gillian-Flynn
という、「しっかりした」考えの持ち主だ。

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太田述正コラム#15338(2025.11.27)
<Morris, Marc『The Anglo-Saxons: A History of the Beginnings of England』を読む(その27)>

→非公開