太田述正コラム#15341(2025.11.29)
<皆さんとディスカッション(続x6450)/映画評論501:行き止まりの世界に生まれて
>
<太田>
安倍問題/防衛費増。↓
<下僚ども喧しい騒ぎが続いている。↓>
「一線を越えた挑発と独断専行で、高市首相は自業自得の結末を招く・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2025/1128/c94474-20396466.html
「国防部「自ら揉め事を招けば日本は必ず代償を払う」・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2025/1128/c94474-20396404.html
「王毅氏「日本の現職指導者が台湾関連の挑発的発言を行い、公然と歴史を逆行させている」・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2025/1128/c94474-20396331.html
「外交部「高市首相の台湾関連発言は『台湾独立』分裂勢力に重大な誤ったシグナルを送る」・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2025/1128/c94474-20396543.html
「反省がなく、撤回もないのに、対話と交流ができるのか・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2025/1128/c94474-20396204.html
<ありがたいご託宣だねえ。これだと、南樺太も全千島も、ロシアに対しては日本領だと主張できることになるわー。↓>
「外交部「高市首相が不法で無効な『サンフランシスコ平和条約』を強調するのは過ちに過ちを重ねる行為」・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2025/1128/c94474-20396289.html
<下僚どもの邦人のおトモダチがデビュー。↓>
「日本のインフィニティ合同会社の田代秀敏・チーフエコノミストはこのほど新華社のインタビューに応じ、「高市早苗首相の中国及び日中関係に対する認識は現実と深刻に食い違っており、最近の一連の行動が日中関係に重大な影響を与えている」と指摘した上で、「方針転換しなかった場合、日本経済に根本的な打撃をもたらす」と述べた。・・・
http://j.people.com.cn/n3/2025/1128/c94476-20396148.html
<全て、その通りではあるが、本人は自身が活動を続けられるようにあえてそうしていると思いたいけれど、自民党の存在論的批判を控えちゃってるね。↓>
「旧統一教会を追うジャーナリスト・鈴木エイト氏「山上被告をテロリストと言うのは待って欲しい。思考停止になりかねない」「洗脳された母親も被害者」裁判で見た家庭崩壊の実相“絶望と苦悩の果て”・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E6%97%A7%E7%B5%B1%E4%B8%80%E6%95%99%E4%BC%9A%E3%82%92%E8%BF%BD%E3%81%86%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88-%E9%88%B4%E6%9C%A8%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%88%E6%B0%8F-%E5%B1%B1%E4%B8%8A%E8%A2%AB%E5%91%8A%E3%82%92%E3%83%86%E3%83%AD%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%A8%E8%A8%80%E3%81%86%E3%81%AE%E3%81%AF%E5%BE%85%E3%81%A3%E3%81%A6%E6%AC%B2%E3%81%97%E3%81%84-%E6%80%9D%E8%80%83%E5%81%9C%E6%AD%A2%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%8B%E3%81%AD%E3%81%AA%E3%81%84-%E6%B4%97%E8%84%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E6%AF%8D%E8%A6%AA%E3%82%82%E8%A2%AB%E5%AE%B3%E8%80%85-%E8%A3%81%E5%88%A4%E3%81%A7%E8%A6%8B%E3%81%9F%E5%AE%B6%E5%BA%AD%E5%B4%A9%E5%A3%8A%E3%81%AE%E5%AE%9F%E7%9B%B8-%E7%B5%B6%E6%9C%9B%E3%81%A8%E8%8B%A6%E6%82%A9%E3%81%AE%E6%9E%9C%E3%81%A6/ar-AA1RmLgm?ocid=hpmsn&cvid=692a6b4cc8184d6e88e4dbb0a23843a0&ei=13
ウクライナ問題/ガザ戦争。↓
<ゼレンスキーも次から次へとホント、大変。↓>
Zelensky’s top aide, lead negotiator resigns amid corruption probe–Andriy Yermak, the head of Ukraine’s presidential office, had emerged as one of the most contentious and powerful figures in the country.・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2025/11/28/yermak-resignation-zelenky-war-ukraine/
<トラの評判、まだまだ米国で高過ぎだよ。↓>
A report by The Daily Telegraph outlining plans by the U.S. to recognize Russia’s control over Crimea and other occupied Ukrainian territories as part of a proposed Trump-led peace deal has sparked alarm among allies and commentators.・・・
https://www.newsweek.com/trumps-reported-plan-to-hand-russia-ukrainian-territories-sparks-outrage-11124454
<頑張り続けるイスラエル。↓>
Israeli raid on Syrian town kills 13, including children, residents say–Israel’s military said it conducted the raid in Beit Jinn in southern Syria to apprehend several people it accused of planning attacks.・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2025/11/28/israel-beit-jinn-syria/
妄想瘋癲老人米国。↓
なし。
それでは、その他の国内記事の紹介です。↓
国際的事件に。↓
Aftershocks of an Epic Art Crime Reverberate in Japan–At least four works by a famous convicted forger have been discovered in Japan. Transparency about the mistakes, however, has sparked as much curiosity as scandal.・・・
https://www.nytimes.com/2025/11/28/world/asia/japan-art-forgeries.html
日・文カルト問題。↓
<日韓交流人士モノ。↓>
「巨人の来季1軍打撃コーチに元4番・李承燁–現役時代のチームメートだった阿部慎之助監督が提案・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/11/28/2025112880012.html
<これもだな。それにしても、韓国ではエラく人気出てきたねえ。↓>
「高市首相のファッションに隠された外交戦略【朝鮮日報コラム】・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/11/27/2025112780139.html
<文カルト危うし? 日本をクジラに、韓国をエビに喩えた記事出現!↓>
「クジラの争いでエビが笑う? 中日対立で反射利益を狙う韓国・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/341566
<文カルト危うし? 日本を見習え記事が増えてきた。↓>
「東京の事例が教訓、「ソウルも絶えず魅力都市に生まれ変われなければ」と・・・中央日報・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b965071-s39-c30-d0059.html
<一審がひど過ぎた。↓>
「徴用賠償金の供託 「不受理は不当」と一審取り消し=韓国裁判所・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20251128004800882?section=society-culture/index
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<総体継受、進捗中。↓>
「・・・中国のSNS・微博(ウェイボー)で240万超のフォロワーを持つブロガーは27日、大使館の呼び掛けを報じた中国国営メディアの報道を引用しつつ、「こんなことになっているにもかかわらず、某書(中国のSNS・小紅書(RED)を指す)には『日本はとても安全』とか言っているやつらが山ほどいる」と指摘。「東京1日目!私は安全です!」などとつづられた女性の小紅書への投稿のスクリーンショット画像を添付した。実際、小紅書にはほかにも同様の投稿が散見される。
同ブロガーの投稿に他のユーザーからは「トラがいると分かっている山に自ら入っていくとは!」「国が控えろと言っているのに」「これが売国奴というやつだ」「あれらは走狗であり、もともと鬼子(日本人の蔑称)の残党」「こういうやつらは殴られても中国のせいにする」「いいじゃないか。殴られに行け。殴られるまで帰ってくるなよ」「あいつらは(日本で)殴られて喜ぶ、われわれはそれを見て喜ぶ、殴ったやつも喜ぶ。誰も傷つかない世界が爆誕」といった批判が相次いだ。
一方で、「安全だよ。日本は信頼できる旅行先」「日本は実際安全。一部の偏った報道を全部と決めつける。本当に井の中の蛙だな」「(関係悪化が鮮明になった)11月15日以降、そういう事件はあったの?」「安全かどうか以前に、今は行くのも難しい。こんなニュースを流すのは子どもじみている」「そんなに疑問なら、日本に行って殴られるかどうか検証してみたら?」「(日本に)行ったことがないなら反論する権利なし。新聞聯播(中国国営テレビのニュース番組)でも見てろよ」「これ(日本が危険だという報道)が政治的な要因で流されていることはみんな理解している。あなたはこれだけ多くのフォロワーを持っておきながら、本当の安全か偽の安全かも分からないのか?」といった声も寄せられている。」
https://www.recordchina.co.jp/b965092-s25-c30-d0052.html
<要するに、おもてなし精神の有無だよ。↓>
「日本と中国を訪れたノルウェー人に両国の違いを聞いたら予想外の答え・・・
中国のSNS・小紅書(RED)<の>・・・動画は、中国を旅行で訪れたノルウェーの若者2人に英語でインタビューする内容。中国滞在2日目だという2人は、中国に来る前に日本に1週間滞在していたという。投稿者の男性が「日本と中国の最大の違いは?」と尋ねると、2人は「言葉の壁」を挙げた。
男性が「日本人は英語を話すの?」と驚いたように尋ねると、2人は「はい」と返答。「私たちはここ(中国)で何度も翻訳アプリを使ったけど、日本では必要なかった」と語った。男性が「英語で彼らとコミュニケーションできたの?」と聞くと、「いや。(店の)タブレットで英語を選択できるようになっていたから。ここ(中国)ではそういうのはあまりない」と答えた。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b933079-s25-c30-d0052.html
<太田>
一 昨日のスタンフォード時代の集まり
Suicaがスマホに入ってからも、相変わらず、しばらく使っていないと駅の係員の手を煩わせて、使えるようにしてもらわないといけないが、これ、何とかしれくれないかなあ。
とまあ、こういった経験をさせてくれることも含め、公共交通機関を使っての外出の機会を表記等が作ってくれるのはいいことだ。
二 日本の主要メディア
表記のTV局、こういう分かりやすい図示をしてくれよ、と、つくづく思う。
A visual guide to how the Hong Kong fire spread
https://www.bbc.co.uk/news/resources/idt-c9792622-43e7-4b04-8374-2771dce4fcd1
意欲、能力とも不足してて期待できないってことは百も承知ながら、日本の新聞、こういう詳細な報道をしてくれー。↓
Officials Had Been Warned for Over a Year Before Hong Kong Fire–Residents of Wang Fuk Court apartments had raised concerns about flammable foam panels and scaffold netting, but the government did not take decisive action.・・・
https://www.nytimes.com/2025/11/28/world/asia/hong-kong-fire-officials-warned.html
Trapped for Two Hours in a Burning Tower: One Resident’s Account–In his own words, William Li, a resident of the Hong Kong apartment complex that became an inferno, recounted how he and two neighbors survived until help arrived.・・・
https://www.nytimes.com/2025/11/28/world/asia/hong-kong-fire-survivor-escape-story.html
三 感謝の気持ちを抱きつつ生きるメリット
だよね。↓
How Gratitude Transforms Our Physical and Mental Health・・・
https://time.com/7334526/thanksgiving-gratitude-mental-health/
一人題名のない音楽会です。
デビルマンのうた(Devilman)小特集です。
この歌は、作詞:阿久悠 作曲:三沢郷 歌唱:土田敬三 で、1972~73年に放映されたアニメ『デビルマン』の主題歌です。
https://dic.pixiv.net/a/%E3%83%87%E3%83%93%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%81%86%E3%81%9F
三沢剛(ごう。1928~2007年)は、東大文(哲学科美学専攻)卒、1976年から米国に移住し、パームスプリングスで亡くなっています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%B2%A2%E9%83%B7
歌唱:水木一郎 3.34分
https://www.youtube.com/watch?v=6xCENMhms8o&list=RD6xCENMhms8o&start_radio=1
歌唱:Nanao 3.30分
https://www.youtube.com/watch?v=wmf5xqGeNLc&list=RDwmf5xqGeNLc&start_radio=1
編曲:Michał “FalKKonE” Sokołowsk 歌唱:Rena 3.11分
https://www.youtube.com/watch?v=_OYgynwLNRQ&list=RD_OYgynwLNRQ&start_radio=1
ラテン編曲:Okami 演奏:Neko Machine 3.23分
https://www.youtube.com/watch?v=CY8qt8Jjbek&list=RDCY8qt8Jjbek&start_radio=1
歌詞英訳・歌唱:Caleb Hyles 3.10分
https://www.youtube.com/watch?v=3lPqYlAYImo&list=RD3lPqYlAYImo&start_radio=1
歌詞英訳:? 歌唱:Niklas Gabrielsson アンサンブル:Platina Jazz 3.39分
https://www.youtube.com/watch?v=Hg8l1ZAza3I&list=RDW8dXOz_XZL8&index=6
オマケ:
『真赤なスカーフ』(「宇宙戦艦ヤマト」より) 歌唱:Rinko等 3.25分
https://www.youtube.com/watch?v=LIY7xlGoXt4&list=RDLIY7xlGoXt4&start_radio=1
Nothing Can Stop Me Now(どうにもとまらない) 歌詞英訳・歌唱:? 3.47分
https://www.youtube.com/watch?v=cpUs_j1ecNY&list=RDVym4wcW-EPw&index=25
Howl’s Moving Castle Theme Jazz Piano cover 編曲・ピアノ:Jimindorothy 2.37分
https://www.youtube.com/watch?v=mLNWCvV5B1A
–映画評論501:行き止まりの世界に生まれて–
今回の「『行き止まりの世界に生まれて』(Minding the Gap)は、ビン・リュー監督による2018年のドキュメンタリー映画であ<り、>イリノイ州ロックフォードで育ったスケートボード好きの3人の青年たちがとらえられ<、>サンダンス映画祭ブレイクスルー映画製作米国ドキュメンタリー部門特別審査員賞を受賞し、また第91回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされた。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%8C%E3%81%8D%E6%AD%A2%E3%81%BE%E3%82%8A%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AB%E7%94%9F%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%A6
ものであり、「トラウマ、制度的な人種差別、経済的転落といった<米国>社会そのもの<を描いており、>」(上掲)面白いとは言えないが佳作ではある。
無名の青年達が出演者になっており、その中には女性は含まれていない。
監督のリュー(Bing Liu。1989年~)は、中共生まれで米国で母親が再婚した白人の義父に虐待を受けたところの、漢人系米国人の監督、撮影監督で、イリノイ大シカゴ校(文学)卒。
https://en.wikipedia.org/wiki/Bing_Liu_(filmmaker)
—————————————–
太田述正コラム#15342(2025.11.29)
<Morris, Marc『The Anglo-Saxons: A History of the Beginnings of England』を読む(その29)>
→非公開