太田述正コラム#3943(2010.4.12)
<皆さんとディスカッション(続x801)>
<殺人鬼>
 ・・・<コラム#3939で>私に、「典拠は?」とおっしゃいますが、貴方の得意技である典拠、、、、『「特殊である」と言う』典拠もありませんよね。
 もっとも、こんな単純な議論には典拠など必要ないし、過去にあった、典拠必要・不必要論争を繰り返すつもりも毛頭ありません。特に、これはコメント欄に書きこんでいるのであって、太田さんもコメント本来の意味は御存じの上で、あえて言っているのかどうかは判断できませんが、コメントと言う語の本来の意味から言って、典拠を要求するコメントってあるのでしょうか。
<太田>
 私が、かつて自分のコラムに書いたことを踏まえて、意見や事実を述べる際、典拠としてそのコラム#等をつける必要などあるわきゃないでしょ。
 もとより、コラム#等をつけることもあるけれど、それは、時間がある時の読者サービスに過ぎません。
 他方、投稿者の方は、実名の場合はまずないし、仮に実名であったとしても、ネットをい調べれば容易にその人のことが分かる方は少ないでしょうから、意見や事実の指摘には、それがどんなに短いものであろうと、典拠をつけてもらわなければ心許ない限りです。
 世界中でその人だけの特異な意見であったり、でたらめな意見や事実を記したものであったりする可能性があるからです。
 (典拠がついていない投稿は、(削除がそもそもできない2ちゃんのものはともかくとして、)名誉毀損や侮辱的内容のものを除き原則削除こそしませんが、(2ちゃんのものを含め、)原則コラムに転載することはしないところ、これまた、今回、気が向いてあなたの投稿をコラムに転載した、というだけのことです。)
<カチハヤ>(2008.12.11~2009.12.31)http://blogs.dion.ne.jp/kachihaya/archives/cat_307541-1.html
 面白いコラムの紹介です。
2008年12月11日・・・
 戦争に関して書かれた本を紹介しているコラムで面白いものがあったので紹介したいと思います。
 防衛省OB太田述正アングロサクソン文明と軍事研究ブログ
  『人間は戦争が大好きだ(その1)』
  『人間は戦争が大好きだ(その2)』
2009年06月02日・・・
 今回紹介するのは、以前にも取り上げたことのある 太田述正氏のブログ から 『 友人の効用 』 というコラムです。
 親密な友人の存在が、我々の身体、精神にどのような影響を及ぼしているのか……。
 男性の友情と女性の友情はどちらが強固なのか……。
 興味のある方は読んでみてください。
 ・・・
  ・・・有名な童話作家であるアーサー・ランサムの半生について書かれた本の書評です。
 アーサー・ランサムは、童話作家としての表の顔と、スパイ、あるいは二重スパイとしての裏の顔をあわせ持った、非常に興味をそそられる人物です。
 『 アーサー・ランサムの半生(その1) 』
 『 アーサー・ランサムの半生(その2) 』
【追記】
 今回紹介したコラムと関係のあるもので、以前紹介したつもりになっていたものがあるので、そちらも併せて紹介したいと思います。
 『チャーリーとチョコレート工場』で有名な作家ロアルド・ダールについて書かれた本の書評です。
 彼もやはり裏の顔を持っていました。
 『 ロアルド・ダールの半生(その1) 』
 『 ロアルド・ダールの半生(その2) 』
2009年09月11日
 面白いコラムがあったので紹介します。
 ・・・ 
 僕は太田氏のメールマガジンを有料購読しているので初見は半年ほど前になるのですが、先日無料公開されたのを改めて読んでやっぱり面白いと思ったので、ここで紹介しておこうと思います。
 諜報機関の話というと難しそうと思う人も多いでしょうが、大した知識のない僕でも面白く感じられましたので、どうぞ気軽に読んでみてください。
 『英諜報機関の100周年(その1)』
 『英諜報機関の100周年(その2)』
2009年12月01日・・・
 ・・・『除去主義』というコラムです。
 このコラムは、米国人のダニエル・ジョナ・ゴールドヘーゲンの著した ‘WORSE THAN WAR Genocide, Eliminationism, and the Ongoing Assault on Humanity’ という本の書評と、著者へのインタビュー記事を紹介したものです。
 『 除去主義(その1) 』
 『 除去主義(その2) 』
<太田>
 太田コラムをご紹介いただき、ありがとうございます。
 それでは、記事の紹介です。
 もう目も当てられないね。
 鳩山・小沢のダブル退陣の秋は目前だ。↓
 「・・・鳩山内閣の支持率は28.6%と初めて3割を割り込んだ。・・・
  政党支持率は、民主党の27.4%に対して自民党が24.3%、3番手はみんなの党で5.5%、10日に旗揚げしたたちあがれ日本は0.2%となった。・・・」
http://www.news24.jp/articles/2010/04/11/04157190.html
 ロシアがキルギスタンに頭に来てたの当然だって気になってくるね。↓
 ・・・Little more than a year ago, the Kremlin regarded Bakiyev as an ally, promising him more than $2 billion in aid during a visit to Moscow at the height of the global economic crisis.
On the same trip, Bakiyev announced plans to close the U.S. air base, in what was widely seen as an exchange.
 Four months later, after Russia had made good on $415 million of its pledge, Bakiyev suddenly agreed to keep the air base open when Washington offered more than three times the original rent. Russian officials, including President Dmitry Medvedev, indicated at the time that they had blessed the decision, but it soon became clear that the Kremlin had been cheated — and was furious. ・・・
  In February, Moscow postponed payment of the remaining $1.7 billion of the package, with officials saying publicly that the first tranche had been misused. ・・・
 In addition to the reversal on the U.S. base, analysts said, the Kremlin turned against Bakiyev because he tried to bring China into a Russian deal to build a hydroelectric dam and to extract rent from Moscow for a Russian air base in Kyrgyzstan. Russian leaders were also upset that Bakiyev’s family was buying gasoline from Russia at special prices and selling it to the air base, a scheme worth as much as $80 million per year,・・・
 ・・・people began to worry that the Kremlim might expel the estimated 1 million Kyrgyz migrants who work in Russia and send money home to their families. The remittances account for as much as a third of the Kyrgyz economy and at least half of the government’s budget・・・
 After the opposition announced plans for nationwide protests, Putin provided a final spark by signing a decree March 29 eliminating subsidies on gasoline exports to Kyrgyzstan and other former Soviet republics that had not joined a new customs union. ・・・
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/04/11/AR2010041103827_pf.html
 
 以前に記したことを繰り返すけど、タイの王室の運命はもはや尽きている。
 チベットの王室既になく、(中東を除く)アジアの王室は、残りはブータンと日本だけになるのは目前か。↓
 ・・・The sudden eruption of violence, in which 21 people were killed and nearly 900 wounded, stunned Thailand・・・
 ・・・it is widely believed here that after the failure of both soft and hard approaches, Prime Minister Abhisit Vejjajiva will not last much longer in office. ・・・
 ・・・the chief government spokesman,・・・said that troops were withdrawing to their barracks and that the government would seek a bipartisan investigation into the violence. “We are committed to make sure that justice is being done,” he said.
 He asserted that soldiers had used mostly rubber bullets and had fired live rounds only into the air or in self-defense. ・・・
http://www.nytimes.com/2010/04/12/world/asia/12thai.html?hp=&pagewanted=print
 近代において、「欧米の<影響力>上昇」などはなく、「アングロサクソンの上昇」があっただけだし、上昇の理由もニール・ファーガソンは誤っている。↓
 ・・・western ascendancy”・・・was a historical reality after around 1500, and certainly after 1800. In that year, Europe and its New World offshoots accounted for 12 per cent of the world’s population and (already) around 27 per cent of its total income. By 1913, however, it was 20 per cent of the world’s population and more than half ? 51 per cent ? of the income. Today the west’s share is back down to 12 per cent of the population, but still around 45 per cent of the income.・・・
 There were, in essence, six “killer applications” that allowed the west to establish dominance over the east: market capitalism, scientific method, representative government, modern medicine, the consumer society, and the Protestant work ethic.・・・
http://www.ft.com/cms/s/0/d52db78a-435a-11df-833f-00144feab49a.html
 このコラムの筆者の言う通りだ。
 法王庁から国家資格を剥奪しよう!↓
 The practice of treating the Catholic Church as a state has been bad for women’s equality and gay rights.・・・
http://www.latimes.com/news/opinion/commentary/la-oe-raustiala11-2010apr11,0,2243351.story 
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太田述正コラム#3944(2010.4.12)
<第一次インドシナ戦争(その1)>
→非公開