太田述正コラム#3989(2010.5.5)
<皆さんとディスカッション(続x824)>
<ΥΥββ>(「たった一人の反乱」より)
 「【首相訪沖】首相「海兵隊が抑止力と思わなかった」
 鳩山由紀夫首相は4日、米軍普天間飛行場の移設問題に関し「昨年の衆院選当時は、海兵隊が抑止力として沖縄に存在しなければならないとは思っていなかった。学べば学ぶほど(海兵隊の各部隊が)連携し抑止力を維持していることが分かった」と記者団に述べた。
 また、昨年の衆院選で沖縄県外、国外移設を主張したことについて「自身の発言に重みを感じている」とも語った。」
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100504/plc1005041845021-n1.htm
 記事のタイトルを読むと、鳩山総理があたかも海兵隊の存在目的を知らなかったように受け取れるが、実際の発言は↓(19時のNHKニュースの聞き書き)
 「その当時、海兵隊の存在というものそのものを取り上げれば、必ずしも抑止力として沖縄に存在しなければならない理由にはならないとおもっていました。
 ただこのことを学べば学ぶにつけて、沖縄に存在している米軍の存在全体の中での海兵隊の役割というものを考えたときに、それがすべて連携をしていると。
 その中での抑止力というものが維持できるのだと、いう思いに至ったところでございます。
 それを浅かったと言われればあるいはその通りかもしれませんが、全てを外に、県外あるいは国外に踏み出すという結論には私の心の中に、ならなかったと。」
 産経の書きっぷりの酷さは置くとして、これは太田さんの海兵隊不要論に近い(近かった)?
 なんで転向(?)したかは謎だが、色々と大人の事情があったのかな?
 それとも、知性溢れる我らが鳩山総理のお言葉を、真面目に考えるのはバカバカしい?
<太田>
 日経だって、首相発言を
 「記者団が「抑止力の問題は衆院選の時点でも分かっていたはずで、認識が浅かったのでは」と質問すると、首相は「当時は海兵隊が必ずしも抑止力として沖縄に存在しなければならないとは思っていなかった」と釈明した。そのうえで「(認識が)浅かったと言われればその通りかもしれない・・・」って要約してた
http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/g=96958A9C93819481E2E6E2E3938DE2E6E2E7E0E2E3E29F9FEAE2E2E2;bm=96958A9C93819481E2E6E2E3E48DE2E6E2E7E0E2E3E28297EAE2E2E2
から、首相のしゃべり方がまずかったというよりは、首相が「転向」したという受け止め方でいいんじゃないかな。
 カギ括弧に入れたのは、彼、転向するほど知識も関心もなかったと思われるからだ。
 なお、私は、『実名告発 防衛省』で、「実働部隊を沖縄に残したまま、<海兵隊の>司令部・・・をグアムに移転させる・・・<というのは、>軍事的合理性に反する・・・案<だ>」(203頁)、「朝鮮戦争終了後、海兵隊の部隊が北東アジアにおいて実戦に投入されたことは一度もない」(204頁)等と指摘し、爾来、米国は今後、海兵隊を北東アジアで使う意思はない、と言い続けてきているところだ。
 2ちゃんの諸君、議論する時は、きちんと引用して議論しろよな。
 ところで、
 「米側は、杭打ち桟橋方式について、過去の日米協議でテロの危険性が高いことを理由に却下した経緯などを指摘。徳之島案については、「沖縄の海兵隊陸上部隊との距離が離れすぎていて、運用上受け入れられない」と明確に反対する立場を表明した・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100505-OYT1T00007.htm?from=top
っちゅうから、これで何も決められない状況がほぼ確定したね。
 これから長期にわたってカネを日本政府から最大限しゃぶれる、と沖縄と徳之島じゃみんな喜んでるんちゃうかな。
<モッキー>
 中国調査船がEEZ内に=海保に測量中止要求-奄美沖・外務省が抗議
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100504-00000043-jij-soci
 とってもクールな太田さんは、最近の中国の不穏な動きに関して、特に感想はないのでしょうか?
 私も極力、努めて冷静にこれが何を意味しているのか考えているのですが、見えません。
 狙いは、単に性器の大きさを自慢したい程度のハッタリなのか、領土・資源を本当に狙っているのか。
 ただ、鳩山政権にとっては、沖縄駐留米軍の必要性の言い訳にはなるので、追い風かも知れませんね。
<太田>
 お示しのような国際法違反行為や、先般の中共海軍搭載ヘリの海自艦艇への異常接近といった危険な行為に対しては強く抗議すべきですが、中共海軍のデモンストレーション自体に対しては余り騒ぎ立てない方がいいでしょう。
 そんな対応をすることは、まさに先方の思うつぼだからです。
 これは、以下のコラムの論調でもあります。↓
 ・・・Compounding its lack of naval air power, China reportedly has no major program to build ships for at-sea replenishment of necessities like food, and most of its submarine fleet is better suited to littoral warfare than to open-ocean operations.・・・
→要するに、中共海軍なんて、まだ外洋海軍なんて到底言えないところの、米海軍が歯牙にもかけていない代物だということです。(太田)
 According to an article in China’s Global Times, a state-owned newspaper, the flotilla conducted “open-sea actual-force confrontation training” and, interestingly, “opinion war, psychological war and legal war.”・・・
→その海軍によるデモンストレーションなど、心理戦以外の何物でもない、ということを、中共当局自身が事実上認めているわけです。(太田)
 By instilling such disquiet in the region’s media and blogosphere the Chinese may have achieved the exercise’s “opinion and psychological warfare” objectives. Sometimes, perception drives reality, or so at least the Chinese appear to hope.・・・
 The regional response to developing Chinese naval power should be calmly to stay the course. ・・・
→だから、そんなもの、当面無視してればいい、ということになります。(太田) 
http://online.wsj.com/article/SB10001424052748704608104575221130565188088.html
<sawasiro>
 <コラム#3710>「政治的宗教について(その6)」<を読み>ました。
http://blog.ohtan.net/archives/51970463.html#comments
 太田さんの主張は突飛なように見えて、日本のスタンダードを明確に捉えており肯定的に受け止めています。
 ただ、「文明に序列があるという発想」は、日本においてどれほどスタンダードなのか疑問です。
 太田さんは以前討論番組で、アングロサクソン諸国との同盟を重要視する理由について、
 「岡崎久彦氏は『アングロサクソンはケンカに強いから』というもので、太田は『アングロサクソン文明と日本文明は親和性があるから』というもの。」
 旨の発言を討論番組でされていると思いますし、日本文明とアングロサクソン文明の親和性について各コラムで力説されている。
 しかし、例えば法学の世界では、明治期の日本法は大陸法系を継授したと記憶します。
 明治の起草者たちでさえ、「アングロサクソン文明と日本文明は親和性がある」とは考えなかったし,英米文明と大陸文明の選択について、岡崎氏ほどなさけない思想ではないにしろ、「序列」で考えず、「手段」としてしか考えなかったのでは?
 お忙しいとは思いますが、お暇な時にでもご教授くだされば幸いです。
<太田>
>太田さんの主張は・・・日本のスタンダードを明確に捉えており
 ちょっと意外ですね。
 実例をお示しいただけるとありがたいですが・・。
 さて、明治日本がどうして大陸法系を採用したか、は以前にご説明したことがあるかと思いますが、判例法系であるアングロサクソン法系・・憲法に至っては、存在しない!・・を短時間で移植(継受)するのは極めて困難だから、という理由から(典拠省略)であり、それだけのことです。
 他方、下掲のように、明治の初期に英国の超お固い本の翻訳本が日本でベストセラーになったことを一つとっても、当時の日本の朝野が、いかに英国、つまりはアングロサクソン文明、に入れ込んでいたかが分かろうというものです。↓
 「英国人サミュエル・スマイルズの著になる『Self-Help』は、明治4年<(1871年)>、教育者・明治啓蒙思想家であった中村正直の翻訳により『西国立志編』として日本で出版され・・・ベストセラーになりました・・・」
http://www.dnp.co.jp/nenshi/nenrin/museum/meijisyoki.html
 「1872年 ベストセラー (明治5年)・・・
 学問のすすめ・・・福沢諭吉 ・・・
 自由之理・・・J・S・ミル著・中村敬宇<訳>」
http://www.1book.co.jp/cat_84.html
<TA>
「選択の自由という重荷」シリーズ<(未公開)>、とても興味深く読ませていただきました。
 ところで、
≫イエンガーが、肝腎な点についての論争に最終的に勝利を収めることを祈ってい
ます。≪(コラム#3988。太田)
の「肝心な点」とは何を指すのでしょうか。
 そして太田さんは何故それを「祈って」いるのでしょうか。
 お教えください。
<太田>
 肝腎な点とは、「選択肢の数と<人間が>選択を行う能力との間に・・・相関関係」があるのか、という点です。
 「ある」という結論が最終的に確定すれば、イエンガーの勝利、ということになります。
 どうしてイエンガーの勝利を祈るかって?
 だって、私、女性や少数派の味方ですからね。
 その女性が美人であれば、なおさらです。
<kt2>
 「それでも、医学部や文系学部よりずっとましですね。」<と投稿したら、>
≫それでも、医学部<は>文系学部よりずっとましですね。≪(コラム#3987。太田)
<と太田さんに手を入れられました。>
 比較対象の範疇が異なっていたため、誤解を与えてしまったようです。
 理学部や工学部の研究レベルと比較して、医学部や文系学部の研究レベルが低い、という意図です。
 よく知られていることですが、医学部や文系学部において、世界100位以内にランキングされる大学はわが国には一校もありません。
<太田>
 誤解とは必ずしも言えないでしょう。
 多田富雄氏は、「千葉大学医学部教授、東京大学医学部教授、東京理科大学生命科学研究所所長を歴任」されてますし、ノーベル賞には、生理学・医学賞がありますからね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9A%E7%94%B0%E5%AF%8C%E9%9B%84
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E7%94%9F%E7%90%86%E5%AD%A6%E3%83%BB%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E8%B3%9E
 ま、生理学・医学を医系の学問ととらえ、上の文章に更に手を加えて、
 「それでも、医<系>学部<は>文系学部よりずっとましですね」
とでもしておれば、もっとよかったかもしれませんが・・。
<きたしろこくぞく>
 <桜井正光経済同友会代表幹事は27日、同友会版『10年後のこの国のかたち』と題した政策提言をまとめると表明した。>
 ネオリベ改革散々やって全国津々浦々荒廃させてまだ懲りないらしい。
 私物化横領でしかなかった郵政改革に固執する売国奴集団。
 「若者がやる気と希望を持てる国」が聞いて呆れる。
 一つ覚えの「民間活力」かよ。
 「民間活力」でオリックスは公営病院をちゃんと維持できたのかよ。
 グッドウイルは何をしたかもう忘れたのか。
 これだから財界人は「奴隷を食い物にする豚の集まり」といわれるのだ。
 司馬遼太郎先生に謝れ。
 「この国のかたち」という日本語がが穢れる。
<太田>
 これかい。↓
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100427/biz1004271741035-n1.htm
 なお、私、司馬遼太郎センセ、嫌いなんで覚えといてね。
<masafumi_nkgw>(ツイッターより)
 縄文から弥生、応仁の乱。日本民族におけるパラダイムシフトはこの2つだけという文脈で良いのでしょうか?
<太田>
 縄文時代から始まり、(広義の)弥生時代、平安時代(縄文モード・マークI)、武家の時代(弥生モード・マークI)、江戸時代(縄文モード・マークII)、明治大正期(弥生モード・マークII)、昭和期~(縄文モード・マークIII)、と、パラダイムシフトは都合6回、というのが私の今のところの認識です。
 それでは、記事の紹介です。
 ニューヨークでの爆弾テロ未遂事件の犯人逮捕をめぐる報道をまとめておきます。
 爆弾が仕掛けられた車も、この未遂犯が空港に向かう際に乗っていった車も日本車だったんですねえ。
 法律問題も喧しく論じられています。↓
 ・・・Mr. Shahzad’s last-minute arrest capped a fevered two-day manhunt in which investigators scoured footage from 82 city cameras mounted around Midtown and an untold number of business and tourist cameras, and raced to track the provenance of the Pathfinder. ・・・
 ・・・he drove a 1993 Nissan Pathfinder found loaded with gasoline, propane, fireworks and fertilizer into the heart of Times Square on Saturday evening. ・・・
http://www.nytimes.com/2010/05/05/nyregion/05bomb.html?hp=&pagewanted=print
 ・・・two Times Square vendors who alerted police to the suspicious vehicle・・・<one of them was> the 56-year-old Vietnam War veteran・・・
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/05/04/AR2010050400192_pf.html
 ・・・the bomb malfunctioned. ・・・
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/05/03/AR2010050303385_pf.html
 ・・・Mr. Shahzad bought the Pathfinder from a Connecticut woman within the last three weeks for $1,300, officials said, and it was that transaction that eventually led to his arrest on the airport tarmac. ・・・
 Mr. Shahzad was arrested while the Dubai-bound Emirates flight was still at the gate.・・・
 Mr. Shahzad, a naturalized United States citizen from Pakistan, had apparently driven to the <Kennedy International> airport in a white Isuzu Trooper that was found in a parking lot ・・・ 
(NYタイムス上掲)
 ・・・The suspect, Faisal Shahzad, was interrogated without initially being read his Miranda rights under a public safety exception, and provided what the F.B.I. called “valuable intelligence and evidence.”
After investigators determined there was no imminent threat to be headed off, Mr. Shahzad was later read his rights to remain silent, but he waived them and continued talking, the F.B.I. said. Authorities charged him as a civilian on Tuesday・・・
 The Supreme Court has ruled that an American citizen captured in Afghanistan could be detained as an enemy combatant, but it is not clear whether that would apply to citizens detained on American soil.
Under the Military Commissions Act of 2006, only noncitizens can be tried in a military commission, meaning the law would need to be changed to bring Mr. Shahzad before such a tribunal. ・・・
 Because of the limits on the handling of Mr. Shazad, Senator Joseph I. Lieberman of Connecticut, suggested legislation that would strip the citizenship of Americans tied to terrorism. Speaking on Fox News, he noted that existing law removes citizenship from Americans fighting for enemy militaries. ・・・
http://www.nytimes.com/2010/05/05/nyregion/05arrest.html?hp=&pagewanted=print
 先の大戦の際、捕虜の殺害は、連合国側でもめずらしいことではなかったようですね。↓
 ・・・Allied soldiers committed war crimes in Normandy(ノルマンディー上陸作戦) to a much greater extent than was previously realized.・・・
 American, British and Canadian troops killed German POWs and wounded soldiers. They also reportedly used soldiers belonging to the German Wehrmacht or Waffen SS as human shields and forced them to walk through minefields.・・・
 ・・・many Canadian and American units were given orders on D-Day to take no prisoners. ・・・
 ・・・shooting innocent hostages was part of the German strategy for fighting the French partisans who struck out after D-Day. Up to 16,000 French citizens — men, women and children — fell victim to the terror of the Wehrmacht and the SS.・・・
http://www.spiegel.de/international/world/0,1518,692037,00.html
 書き言葉も含めれば、確かにそうかも。↓
 「・・・日本語学習は、中国語、英語、フランス語学習よりはるかに困難である。」
http://j.peopledaily.com.cn/94473/6969023.html
 英国じゃ、組織的売春を合法化するかどうかが議論になってるんですね。
 ススンでるなあ。↓
 ・・・The laws governing sex for sale are clear ? it is legal for one person to sell sex to another as long as elements including soliciting, trafficking, coercion and under-18s are not involved. However, if sex workers operate together they are breaking the law.
 During its review of prostitution the government considered allowing more than one person to work together on the grounds that it would improve safety and would encourage those involved in street prostitution to work indoors, making them less vulnerable to attack. Much to the consternation of sex workers and their advocates, the government ultimately decided not to pursue this proposal.・・・
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2010/may/03/prostitutes-vulnerable-brothel-law
——————————————————————————-
<オフ会幹事団>
太田述正関西講演会について告知いたします。
今回は初めて神戸で開催されます。
太田述正 関西講演会「私の考えを形作った本」
日時 6月5日(土) 13:30~17:00
場所 兵庫県民会館 7階 会議室 ぼたん
http://hyogo-arts.or.jp/arts/kenminmap.htm
会費 500円
※飛び込み、途中参加大歓迎。
プログラム
1 太田が「私の考えを形作った本」について、1時間程度話
を行う。
2 質疑応答
・二次会 18:00頃~
飯屋 おかん 元町店
http://www.hotpepper.jp/strJ000019694/map/
予算 3,000円程度
※参加をご希望の方は、5月22日までに申込み下さい。
いまのところ15人まで参加可能です。
この日以降は、15人に達した時点で締め切らせていただきま
す。
・三次会 21:00頃(予定)~
場所 イーエイチ バンク(予定)
http://www.bento.com/kansai/revj/9006.html
 一次会(講演会)のみの参加はもちろん、二次会からの参加
も大歓迎です。
 ご不明な点、ご要望がおありでしたら、申し込みフォームの
伝言欄からお問い合わせ下さい。
 皆様のご参加を待ちしています。
http://www.ohtan.net/meeting/
———————————————————————-
 一人題名のない音楽会の連休版の最終回です。
 今回は、息抜きです。
 音楽ってそもそも息抜きだろうって?
 ま、そうおっしゃらずに。
 私が大好きな「百万本のバラ」の日本語による歌唱を様々な歌手でどうぞ。
 あなたは、誰のが一番好きですか。
 私は、※のご夫妻によるもの・・お二人のハモった歌唱、歌詞(唯一加藤登紀子によるものではない)、奥様のピアノと笑み、そして編曲・・にしびれました。
石原詢子 (演歌歌手その1)
http://www.youtube.com/watch?v=vgXpMf70PCk&feature=related
八代亜紀 (演歌歌手その2)
http://www.youtube.com/watch?v=R19-f8ByxRg&feature=related
キム・ヨンジャ (演歌歌手その3)
http://www.youtube.com/watch?v=fnfd6Ea4Zd0&feature=related
伊東ゆかり 
http://www.youtube.com/watch?v=fz_xC9V9XLg&feature=related
平原綾香
http://www.youtube.com/watch?v=6xHHe6jGVT4&feature=related
久保田早紀 (「異邦人」で一世を風靡した彼女、懐かしいですねえ。編曲が異邦人風です。)
http://www.youtube.com/watch?v=c8gmeDcNtKY&feature=related
加藤登紀子(ジャズ風編曲)(彼女によるこの歌の歌唱の中では一番好いかも。)
http://www.youtube.com/watch?v=dOHF8FuNyC4&feature=related
 だけど以上すべて、私見では、この歌に関しては不満が残ると言わざるをえません。
 それでは、お口直しを。
徳永英明 (仲代さんとともに男性歌手として気を吐いています。)
http://www.youtube.com/watch?v=KneNgS6sAQo&feature=related
※仲代圭吾・行代美都
http://www.youtube.com/watch?v=hi2BRJzj7EU&feature=related
 そうこうしているうちに、朝鮮半島の歌手によるものを発見しました。
 どちらの歌唱も、徳永、仲代夫妻のレベルかそれ以上のレベルに達していると思います。(キムヨンジャさん許されよ。)
韓国の歌手:沈守峰 (朝鮮語)前に紹介したPark Hwayobi(コラム#3827)の歌い方と似たwhisper的歌唱ですね。うまい!
http://www.youtube.com/watch?v=ey35nEdrgxk&feature=related
北朝鮮の歌手 (ロシア語) (これもまた素晴らしい。透明感ある高い声質に感動。ちょっと甘いかな。)
http://www.youtube.com/watch?v=B_mRnGuh11A&feature=related
 「百万本のバラ」からは離れますが、たまたま、上記を入り口にして、次々に以下を芋づる式に発見しました。
 北朝鮮の人々、というか当局は、日本の30~40年前くらいの歌謡曲が大好きなようです。
忘れな草をあなたに
http://www.youtube.com/watch?v=7Iv30Xx1yKs&feature=related
青い山脈
http://www.youtube.com/watch?v=6GTx_zPckwY&feature=related
修学旅行
http://www.youtube.com/watch?v=WvS2Zy87NTw&feature=related
あの丘越えて+今日も笑顔でこんにちは (律動体操付。面白いよ)
http://www.youtube.com/watch?v=3Sj8QSC0rO0&feature=related
津軽海峡冬景色
http://www.youtube.com/watch?v=PQKKiY46lK8&feature=related
 以下は、私の余り好きでない「ど」歌謡曲ですが、一応紹介しておきます。
星影のワルツ
http://www.youtube.com/watch?v=5NSiHKPgNKs&feature=related
みちづれ 
http://www.youtube.com/watch?v=JX_muB3FS0k&feature=related
北国の春 
http://www.youtube.com/watch?v=Db5uQx9xGD4&feature=related
トラック音頭 
http://www.youtube.com/watch?v=lWKM1tahQj4&feature=related
————————————————————-
太田述正コラム#3990(2010.5.5)
<人間主義を訴える英国女性(その1)>
→非公開