太田述正コラム#7401(2015.1.3)
<皆さんとディスカッション(続x2496)>
<太田>(ツイッターより)
 「…子作り適齢期の…18歳から34歳までの女性の39%が処女で、男性の36%が童貞だ…「性的に積極的な女子大生」は、2005年には60%いたが、2012年には47%に下がった…<このままでは、日本>が破滅する見込みは非常に高い…」
http://news.livedoor.com/article/detail/9633350/
日本を破滅から救うためには、女性の強制的社会参画、売春・売春宿の合法化、等による、日本社会の江戸時代以前、望むらくは平安時代以前への復帰しかないね。
 世界が心配してるというのに日本国内での危機意識が余りにも希薄過ぎる。
 そのためにも、日本を「独立」させてかかる戦略的思考ができる国に!
「降機したチーフパーサーには同情しない…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/01/03/2015010300723.html
 正月早々、朝鮮日報が、ホンダやトヨタの「一介のサラリーマン」達の気概を引き合いに出して反省を迫る、スンバラシイ論説を載せた。
 今年こそ、人民網に倣って、朝鮮日報が脱皮することを期待したい。
<太田>
 関連記事だ。
 朝鮮日報、既に日本讃嘆記事を多数掲載。↓
 「漢字文化圏の日本、なぜ旧正月は休まないのか・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/01/02/2015010200517.html
 「【社説】地下空洞探知、日本企業任せの現状に危機感持て・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/01/02/2015010201386.html
 そーだそーだ。↓
 「韓国人作家「蔑称『チョッパリ』はただの哀れな呻き」と指摘・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/9636228/
<lxS.JUO2>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
 「イスラム国」指導者バグダディ容疑者、米軍収容所で過激思想に染まった可能性
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150101/k10014385981000.html
 本当ですかね?NHKは偽情報信じたんじゃないだろか。
 文章中に出てくるハシミは『2011年12月、アメリカ軍がイラクから撤退した直後に多数派のシーア派主体のマリキ政権からテロを企てた疑いで逮捕状が出され、隣国トルコに亡命』というもので米軍の政権作りを批判する目的で真偽不明な情報を言ったのでは、そもそも収容所で考えるような思想(ムハンマドの頃へ回帰)なのかな?
<komuro>
≫とりあえず、下掲の三つのサイトを一瞥しました。
http://www.bakoonproducts.com/product/amp-12r/
http://www.nightanddayaudio.com/shop/bakoon-products-amp-12r/
http://www.amazon.co.jp/Bakoon-Products-%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%97-AMP-5521-SATRI-IC-UL/dp/B00MY7NYIC ≪(コラム#7399。太田)
 上の2つは、韓国メーカーから発売されている同社の製品です。
 これは韓国メーカーから製作者・永井氏に回路設計してほしいという依頼があって、外側(ケースやリモコンなど)はあちらで製作したとのこと。
 現在韓国ではオーディオが人気で、イベントには若い人もたくさん訪れると、以前永井氏のツイッターに書いてありました。
 下の1つはアマゾンですね。久々に思い出しました。
 数年前から東京の中野で、ポータブルオーディオを中心とした「ヘッドホン祭り」というイベントがあるのですが、ここに同社が出品したところアメリカのオーディオ愛好家
http://www.head-fi.org
の間で高音質と評判になり、それからアマゾンでも購入できるようになりました。
≫で、オーディオ関係の記事の紹介から。・・・日本の音楽業界がストリーミング型に消極的であるのは、・・・業界構造が保守的で、新しいビジネスモデルを信じていないという状況で<も>ある<からな>のは否めません。≪(同上)
 最近のハイレゾブームからすると、データ量が小さい(低音質の)ストリーミング配信とは相入れない気がします。
 ストリーミング配信だと、いつ音楽が途切れてもおかしくないし、少なくてもオーディオマニア向けじゃないですね。
 あと上記の記事中に、ケータイの「着うたフル」について何も書いていないのが気になりました。ただ最近は「iTunes Store」にシェアを奪われているようですが。
http://job.mynavi.jp/conts/2015/tok/p/33/
<太田>
 オーディオ、コーヒー、と、私が日常的に楽しんでいるものについて、もっとクオリティに配意すべきことを、読者の皆さんに教えていただいた結果、どんどん、私の生活が変わりつつあります。
 昨日、伊右衛門のギフトセット・・深蒸し煎茶と抹茶入り煎茶のミニ缶2個セット・・が最寄りのスーパーで半額で出ていたので買いました。
 引っ越してから、2Lペットボトル入りのお茶を大量に飲むようになっていたところ、最近、それに、年代ものの煎茶(茶葉)を熱湯で時々飲む習慣が加わっていたので、この茶葉が無くなった後、「高級」煎茶で代替しよう、という気になった次第です。
 このギフトセットについてきた説明書きと、深蒸し煎茶について、ネットで調べた下掲とは、お湯の最適温度一つとっても、微妙な違いがありました。↓
 深蒸し煎茶 80度 
http://www.ocha.tv/how_to_brew/nihoncha/hukamushi/
 というのは、説明書きの方では、70度、と指定されていたからです。
 他方、抹茶入り煎茶の方は、伊右衛門独特の製品のようですが、説明書きでは90度と指定されています。
 で、この際と思い、紅茶についても調べてみました。
 (紅茶も、時々、Liptonのティーバックを使用して飲んでいます。このほか、フォーションやハロッドの缶入り紅茶も持っていますが、四半世紀も前のもので、どんな味がすることやら。)
 紅茶 下掲の上の方に出てくる円筒形のポットを持っていることを発見!
http://www.ocha.tv/how_to_brew/blacktea/straighttea/
 ミルクティー 下掲に出てくる定番の瀬戸物製ポットはもちろん持ってます。
http://www.ocha.tv/how_to_brew/blacktea/milktea/
 いずれも、ヤカンで沸かしたての熱湯でなきゃいけない、とのこと。
 これを今まで怠ってましたね。
 古い方の湯沸かしジャーは、98度、85度、60度に設定できるのに対し、新しい方の湯沸かしジャーは、98度、90度、80度に設定できるところ、この二つを、コーヒー(80度)、緑茶(98度(番茶)、90度、80/70度)用に、一体どう使い分けて用いるべきか、頭を悩ましています。
 お湯を冷ますとして、食品用温度計を買うべきか、なんてね。
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 筑波大のタッガート・マーフィー教授(ハーヴァード大卒、同大MBA)
http://www.mbaib.gsbs.tsukuba.ac.jp/jp/facultyindex/taggartmurphy/
が、日本についての本を出したんだね。
 (タッガートもピリングもどっちもまだまだ全然ダメだが、日本人一般よりはマシかもね。(太田))↓
 <日本は依然として米国に占領されたままだ、と。↓>
 ・・・R Taggart Murphy, professor of international political economy at Tokyo’s Tsukuba university, ・・・writes<, i>n this view, one shared by many on both the Japanese right and the left, Japan remains essentially an occupied nation, subject to a US-written constitution and honeycombed by US military bases.
 <民主党の鳩山元首相の志を継ぎ、日本は再軍備すべきだ、と。↓>
 Rather like Hatoyama, he recommends Japan taking responsibility for its own defence and seeking a new accommodation with China.・・・
 <問題は、日本がいまだに古い日本のままであるところにある、と。↓>
 Japan, in other words, has never properly destroyed the old order, a state of affairs perpetuated when the US occupation ducked its chance to topple the emperor.・・・
 <日本は近代的に装っているけれど、と。↓>
  The tragedy of Japan, says the author, stems from the fact it merely grafted the trappings of a modern state on to its existing system. To this day, he contends, there continues to be a “yawning gap between the political reality in Japan and the fictions with which that reality” is understood.・・・
 <安倍現首相の下で、その日本が更に先祖返りしようとしている、と。↓>
 Shinzo Abe, the nationalist prime minister, becomes yet another throwback — one of the “vampires” from the darkest period of Japan’s history, in Taggart Murphy’s description.
 <返す返すも、米国政府が、鳩山政権をつぶしたのが悔やまれる、と。↓>
 For this sorry state of affairs, the author concludes, Washington has only itself to blame. It “cavalierly” destroyed Japan’s best hope of revamping its political system and of repairing poisonous relations with China.
 <書評子たるピリングは、タッガートは、民主党を持ちあげ過ぎだし、そもそも、日本を低評価し過ぎだ、と批判している。↓>
 Yet this is to credit the Democratic Party of Japan with a revolutionary agenda that it simply did not possess. It is also to depict modern Japan, for all its many faults, in too unrelentingly gloomy a light.
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/f60be252-8aa8-11e4-be0e-00144feabdc0.html
 何だあー。↓
 「世界で最も美しい顔「1位」の<韓国人>ナナ、実は整形顔・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/9634932/
 1215年のマグナカルタにおける権利保護の対象が、1350年にはイギリスの全国民(非自由民、女性)にまで拡大されたってのはやっぱ、(日本を除く)世界的には、スゴイことだよね。↓
 Magna Carta・・・
 . In the 1350s, legislation defined the “no free man” as “no man of whatever condition”. ・・・
http://www.theguardian.com/books/2015/jan/02/magna-carta-800th-anniversary-relevance-david-carpenter
 1871年のパリコミューンの時の、虐殺度は、政府側の方が桁違いにひどかったんだね。↓
 ・・・the Communards had executed 68 hostages, while the Versaillais had executed between 12,000 and 15,000, Communards and non-Communards alike. Thousands more were slaughtered in the streets of Paris, and many more simply disappeared.
 <これが、20世紀の一連の大虐殺の原型となった。↓>
 The Paris Commune may have been the last of the 19th-century revolutions, but as Merriman persuasively concludes, it also served as a chilling introduction to the atrocities of the century to come.
http://www.washingtonpost.com/opinions/book-review-massacre-the-life-and-death-of-the-paris-commune-by-john-merriman/2015/01/02/fbfb6d30-7415-11e4-a589-1b102c2f81d0_story.html
 スゴーイ。↓
 「がん:既存薬で転移抑制 九大教授ら、マウス実験で確認・・・」
http://mainichi.jp/select/news/20150103k0000m040089000c.html
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 一人題名のない音楽会です。
 葬送行進曲小特集の第6回目(最終回)です。
ブリテン フランク・ブリッジの主題による変奏曲(Variations on a Theme of Frank Bridge for String Orch. Op.10)第8変奏(注) 指揮:Bohdan Warchal オケ:Slovak Chamber Orchestra 12:52~
https://www.youtube.com/watch?v=5a6GYKtyFes
(注)Benjamin Brittenが1937年にザルツブルグ音楽祭のために作曲。’The Adagio represented Bridge’s integrity; the March was his energy; the Romance his charm; the Aria Italiana his humour; the Bourree his tradition; the Wiener Walzer his enthusiasm; the Moto perpetuo his vitality; the Funeral March his sympathy; the Chant was his reverence; the Fugue was his skill (it contains a number of references to other works by Bridge; and their mutual affection appears in the Finale.’
http://en.wikipedia.org/wiki/Variations_on_a_Theme_of_Frank_Bridge
 ブリテン(1913~76年)は、イギリスの作曲家・指揮者・ピアニスト。英王立音楽大学(Royal College of Music)卒。
http://en.wikipedia.org/wiki/Benjamin_Britten
 ブリッジ(1879~1941年)は、ブリテンの個人的師匠であり、イギリスの作曲家・ヴィオラ奏者・指揮者。英王立音楽大学卒。
http://en.wikipedia.org/wiki/Frank_Bridge
ショスタコーヴィチ 弦楽四重奏曲第15番: 第5部(注) ヴァイオリン:Philip Setzer、Eugene Drucker ヴィオラ:Lawrence Dutton チェロ:David Finckel 24:33~ それこそ最初は死ぬほど退屈(?)(下出)だが、できれば全曲を聴かれたらいかが。
https://www.youtube.com/watch?v=AxQkpH1JDk0
(注)1974年作曲。テーマは死についての内省的瞑想。第1部はハエさえ空中から落ちるように、そして、退屈で観客を中座させるように演奏せよ、とショスタコーヴィチが指示したとされる。
http://ejje.weblio.jp/content/introspective
 ショスタッコーヴィチ(Dmitri Shostakovich。1906~75年)はロシアの作曲家・ピアニスト。ペトロぐらーど音楽院(Petrograd Conservatory)卒。
http://en.wikipedia.org/wiki/Dmitri_Shostakovich
 最後に、改めて、下掲ウィキペディアの執筆者達に謝意を表明しておきたいと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%91%AC%E9%80%81%E8%A1%8C%E9%80%B2%E6%9B%B2
(完)
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太田述正コラム#7402(2015.1.3)
<河野仁『<玉砕>の軍隊、<生還>の軍隊』を読む(その11)>
→非公開