太田述正コラム#8664(2016.10.12)
<皆さんとディスカッション(続x3128)>
<太田>(ツイッターより)
 「「慶應ミスコン中止」の陰に…葉山町内にある広研の「合宿所」<での>…9月2日<の>…1年生女子「集団強姦」<事件があった。>…
 その様子を別の学生が撮影し、実況まで行っていたという。…」
http://news.livedoor.com/article/detail/12132188/
 慶応大よ、こんなことで東大を超えてどうするだ。
 「…日本の万葉集に登場する植物種類は約166に達しており、この数は、ユダヤ民族の聖書、インドのヴェーダ、中国の詩経より多く、世界の古典の中で最も多いとされる。
 万葉集に登場する植物の上位10位までは、…総て実用植物でなく、花や姿に特徴のある植物である。
 ウメ、タチバナ、サクラなどは果樹でもあるが、…関心は植物の美学的側面に向けられていた<ということ。>…
 一方、聖書の上位10位までは、ほとんどが食用および衣料用の実用植物である。…
 10位以外のものをみてもほとんど<同様だ。>…」
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e3%80%8c%e7%b5%b1%e8%a8%88%e3%80%8d%e3%81%ae%e9%86%8d%e9%86%90%e5%91%b3%e3%82%92%e5%8f%a4%e5%85%b8%e6%96%87%e5%ad%a6%e3%81%ae%e3%82%ad%e3%83%bc%e3%83%af%e3%83%bc%e3%83%89%e5%88%86%e6%9e%90%e3%81%a7%e5%ae%9f%e6%84%9f%e3%81%99%e3%82%8b/ar-BBxj6mE?ocid=iehp#page=2
 恵まれた豊かで人間主義社会日本!
<1wjBuet.>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
 北朝鮮、「日本への攻撃は問題にならない」と挑発的なコメント
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00338729.html
 何の後ろ盾もなく近隣大国にこんなん言えるわけないんだよなあ。
 アクセル踏めってせっつかれてるんだろけど、もう少し言わされてる感の少ない挑発をお願いしたい。
<kqt08pGU>(同上)
 ちょっと前だけど、こういう記事もあったし、
 『愛子さまが学校を8日間欠席 「女性天皇論」に不安との憶測も』
http://news.livedoor.com/topics/detail/12114890/
 今上天皇も女性天皇までは考えてないんじゃないのかなあ?
 お言葉に、それは含まれてないのでは?
 今のところ皇太子・秋篠宮さま・悠仁さまと3人も跡継ぎがあるし、いきなり順序を変えるようなことを、今上陛下が望まれるかなあ?
⇒そんなことより、今に始まったことじゃないだけに、もっと心配なことがあるよ。(太田)
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 「世界の道」=英米の道、太平洋戦争→日本の敗北、と決めてかかってんだろが、いまだに吉田ドクトリンにすがりつく、アタマのカチカチな加藤陽子ら、日本の知識人達には、侮蔑を通り過ぎて、哀れみしか感じないだ。↓
 「太平洋戦争への道筋で世界が日本に、「貴国はどちらを選択するのか」と問うたときが3回あったと、著者は説く。リットン報告書、三国軍事同盟、日米交渉。・・・
 リットンが語った「世界の道」は、はからずも吉野作造が用いた「世界の大勢」と重なりあう。満州が大切なのはわかるが、貴国は「世界の道」、つまり「正気に戻るのですか」と問うたというのである。
 日本はその道に戻らず、孤立していった。・・・」
http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2016100200004.html?iref=comtop_list_cul_b01
 中共官民による日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
 <日本を手放しで礼賛。↓>
 「・・・財新網は・・・「日本に比べて、中国の科学はどこが劣っているのか」とする記事を掲載した。記事は、日本の科学技術が近年長足の進歩を遂げ、ノーベル賞受賞者を次々と生んでいると紹介。同賞受賞者の輩出は、国民の自信を高めるほか、日本経済の発展にも一定の推進作用を持っているとしている。
 そのうえで、日本が科学教育立国を実現し、次々とノーベル賞受賞者を生むことに成功した背景について5つの観点から解説した。まず、国の重大な政策決定を行う上で科学者が積極的に検討に参加している点を挙げた。また、基礎科学に対する長期的かつ安定した支援、外国の研究者を積極的に呼び寄せて交流を図る姿勢、日本人のまじめで辛抱強い性格といった点も大いに関係していると論じた。
 さらに、日本の科学技術界には信用や信頼を大切にする文化があると指摘。高い信用の上で成り立っている日本社会は科学研究を行ううえで多くのメリットを持っていると解説した。また、日本は「廉恥感」が重んじられる社会であり、一度インチキをすれば科学者としての人生そのものが葬り去られることになりうると説明した。
 一方、中国人の社会では信用や信頼が一般的に不足していることで大量の偽装、剽窃、誇張、課題の略奪といった事が絶えず発生する体たらくであると指摘。科学界では浮ついた、功利を急ぐ雰囲気が深刻であり、ヒーローになるためには各種不正を含めて手段を選ばない風潮にあると断じた。そして、このような状況が健全な学術交流や協力を著しく妨げているとしている。」
http://news.searchina.net/id/1620581?page=1
 <日本人を手放しで礼賛。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「中国人が学ぶべきこと 日本人の災害に対する精神と意志」と題した記事を掲載した。記事は、その突発性が人びとをパニックに陥らせる地震などの災害に対し、「冷静な心を持ち、強い意志を持つ民族がいる。それは、日本だ」とした。一方で、今の中国は豊かさと引き換えに危機感を失ってしまったと指摘し、「日本人だって死ぬのは怖い。しかし、彼らは損害を低減する術を知っている。そして、災害を前にして自らの精神状態を乱すことが他人にも影響し、さらに深刻な被害を生むこともはっきりと認識している」と説明。「正しいやり方をすれば被害を避けられると信じ、不屈の精神によって希望の火を灯す。そしてあきらめない。われわれは、この点で確かに日本人から学ぶべきではないだろうか」と訴えている。」
http://news.searchina.net/id/1620554?page=1
 <日本に行けキャンペーンは一層激しく。↓>
 「・・・ 外務省は・・・中国人に対するビザ発給要件緩和措置を10月17日から運用することを発表した。同措置では、中国教育部直属大学に所属する学部生・院生及びその卒業後3年以内の卒業生は、在学証明書または卒業証明書で経済力が確認できる書類に代えることもできる。
 中国メディアの今日頭条は・・・日本政府のこうした取り組みや観光地としての日本の魅力を前にして、「日本旅行に出かける中国人の足取りを止められる人は誰もいない」と論じる記事を掲載した。
 記事は中国人に対するビザ発給要件の緩和措置について「若者たちにとって大きな誘引となる条件」であると指摘、この緩和措置の効果は大きいという見方を示した。
 さらに記事は観光地としての日本の魅力として「圧倒的に高い民度、礼儀と笑顔が伴う接客、ストレスがない交通状況、すがすがしい空気、清潔さ、治安の良さ、名所旧跡の非常に美しい風景」などの点があると絶賛。ただでさえ魅力的な日本に対し、ビザ発給要件の緩和が加われば、「日本旅行に出かける中国人の足取りを止められる人は誰もいない」と論じた。」
http://news.searchina.net/id/1620553?page=1
 <中共人民を叱咤。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本企業は本当に中国から急いで撤退するのか」とする記事を掲載した。そのなかで、このたび中国のネット上を騒がせた「日本企業の大規模撤退説」は「キャッチーなタイトルを付けたがる日本の記者と、日本語も分からずに報道の一部だけ切り取って伝える中国人の共演によるドタバタ劇」であると解説している。
 そのうえで、騒動の発端となった「日本企業の撤退手続きの迅速化」の報道について、「そもそも日本企業の撤退問題ではなく、日中間の投資や貿易をいかに促進するかの提案を伝えるものだった」と説明。「儲けが出ても撤退手続きが煩雑だとすれば、中国への投資意欲に影響するのは当然だろう」と論じている。また、一部の日本企業に撤退の動きが見られるのは、「国内外の経済状況の変化に伴う戦略的な調整であり、中国市場に対する自信を失ったわけではない」と解説し、主に撤退が進む分野は、紡績など「ローエンド、または、労働集約型の産業」であるとした。
 記事はさらに、ハイエンド産業の核心的な技術を掌握できず、人材育成も進まない状況において「本当に日本企業が大規模な撤退をしてしまったら、われわれの改革や革新のスピードが、彼らの撤退のスピードに追いつけるのか」とし、日本企業撤退という「噂」で喜ぶ論調に対して疑問を投げかけた。」
http://news.searchina.net/id/1620577?page=1
 <中共企業を叱咤。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、中国の過労死問題は日本よりも深刻だと説明している。
 記事は、中国では「仕事の巨大なストレスによって死亡する人は年60万人に達する」と主張、この数字は1日あたり1600人もの人が過労死していることを示すと主張した。
 続けて、仕事に就いている中国人の20%が「過労族」に属し、62.2%の人が「過労死は怖いが働かざるを得ない」状態にあると説明、合計82.2%の人が過労状態あるいは過労状態に接近していると説明。さらに「健康を犠牲にして職務上の地位や金銭を得るというのは、中国のホワイトカラーに普遍的に見られる現状である」とも指摘した。
 厚生労働省の「平成27年度 過労死等の労災補償状況」によれば、2015年における精神障害の労災請求件数は1515件、決定件数は1306件、そのうち業務上と認定された件数は472件となっている。
 従って記事が紹介する「中国人の過労死が毎年60万人」という数字がもし本当なのであれば、中国の職場環境は日本に比べて圧倒的に劣悪ということになる。」
http://news.searchina.net/id/1620555?page=1
 <日本人民を弁護。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本の大学のランキングが低下しているのは「中国人留学生のせいなのだろうか」と疑問を投げかけている。
 記事は、日本政府が2020年までに現在より約10万人多い、30万人の留学生受け入れを目指していることを伝える一方、「その半数は中国人留学生になる見込み」と主張した。
 続けて、日本国内の一部メディアが「大学の総合的な実力が低下している理由の1つは、留学生の質が低下しているため」と報じたと伝えつつ、日本で学ぶ留学生の半分以上は中国人であることを指摘。中国人留学生の質が大学の総合的な実力に影響を及ぼす状況であると伝えた。
 続けて、中国人学生にとって「900万人の同胞たちと競い合う大学入試試験に比べ、日本の大学試験はさほど過酷なものではない」と指摘。日本国内では「日本に留学する中国人は、中国国内の試験に失敗した学生たち」という見方もあると伝える一方、日本語を習得したうえで大学入試に臨む中国人学生たちが払った努力は「中国の大学入試試験に対して払う努力と同等」であると反論し、日本の大学のランキングが低下しているのは「中国人留学生のせい」ではないと反発した。・・・
 記事には「それでも日本はたくさんのノーベル賞受賞者を輩出している。それが現実だ」という意見や、「今ノーベル賞を受賞しているのは日本の競争力が高かったころに大学で学んだ人材だ。これから日本人のノーベル賞受賞者は減っていくに違いない」という意見が寄せられている。」
http://news.searchina.net/id/1620556?page=1
 トランプ大統領の可能性は消えず。↓
 <分かる分かーる。↓>
 「・・・<米>市場関係者の脳裏には、予想外だった英国の欧州連合(EU)離脱決定が刻まれている。「世論が大きく分裂する過渡期に、世論調査など信じられない」(エコノミスト)との意識は強い。・・・」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGN12H0D_S6A011C1000000/?dg=1&nf=1
 <クリントンが女性だから(偏見で伸び悩んでいる)、という論調が一行だけ。及び腰だねえ。↓>
 ・・・Clinton is also attacked for being a woman, and Trump is not attacked for being a man・・・
http://www.bbc.com/news/magazine-36992955
 <米世論調査諸機関、いまだにクリントンに当確打てず。↓>
 US election poll tracker: Who is ahead – Clinton or Trump?・・・
http://www.bbc.com/news/election-us-2016-37450661
 戦前より、戦後すぐの方が、ドイツ(西ドイツ)司法省勤務のナチ(旧ナチ)党員の数は増えたとさ。
 それは、ナチ時代の隠ぺい工作を法的に行うためだったんだろうってさ。↓
 The number of former Nazi party members in Germany’s Justice Ministry grew compared to the number of acting Nazis serving the department during World War II,・・・
 The Nazi-era lawyers went on to cover up old injustice rather than to uncover it and thereby created new injustice,・・・
http://www.csmonitor.com/World/2016/1011/How-did-former-Nazis-sway-post-World-War-II-German-justice
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太田述正コラム#8665(2016.10.12)
<またまた啓蒙主義について(その14)>
→非公開