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太田述正
2020/07/31(金) 07:23:07 ID:piobRC0K
昨日、フェイスブック上で、医療専門家を含む太田コラム読者の間等で、新型コロナウイルスの指定感染症の分類を下げるべきであるという議論が盛り上がりましたが、ネット上では依然余り見かけません。
簡単にこの議論のキモをご紹介しておきます。
「2020年(令和2年)1月28日に「指定感染症」として・・・「新型コロナウイルス」<が>・・・閣議決定された・・・
二類感染症:重症急性呼吸器症候群(病原体がコロナウィルス属SARSコロナウイルスであるものに限る。)・・・」
結核やジフテリア等も二類感染症です。
ペスト、痘そう等は一類感染症です。
コレラ、腸チフス等は三類感染症です。
狂犬病は四類感染症(動物、飲食物などを介して感染するもの)です。
インフルエンザ(鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等を除く)、破傷風、梅毒等は五類感染症です。
https://suplab.jp/infection031002/
一類感染症は、「現在、我が国に存在していないもので、治療法が確立していないため、国民の生命に極めて重大な影響を与える病原体」によるもの。
二類感染症は、「一種病原体等ほどの病原性は強くないが、国民の生命及び健康に重大な影響を与えるもの。」
三類感染症は、「二種病原体等ほどの病原性はない(死亡率は低いが死亡しないわけではない。)が、場合により国民の生命・健康に影響を与える」病原体によるもの。
四類感染症及び五類感染症は、「我が国の衛生水準では、通常は死亡に至ることは考えられない病原体」によるもの。
類別の取扱いの違いは下掲に載っており、新型コロナウイルスを二類から三類に下げると、依然、国が感染者を把握しなければならないけれど、病原体等管理規制事項が大幅に減少します。
(四類には該当しなそうなので)五類にまで下げると、国が感染者を把握しなくてよくなります。
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000040509.pdf
上記議論では、三類に下げるのか、五類に下げるのか、まで議論になっていませんでしたが、私自身は、普通のインフルエンザ並み、つまり、五類にまで下げるべきだと考えます。
弱毒化傾向の下とはいえ、欧米ではそうはいかないでしょうが、とにかく、日本では、重症化率、とりわけ死亡率が極めて低いですからね。
もとより、弱毒化傾向が不可逆であるかどうか、見極められるか、という問題はありますがね。
簡単にこの議論のキモをご紹介しておきます。
「2020年(令和2年)1月28日に「指定感染症」として・・・「新型コロナウイルス」<が>・・・閣議決定された・・・
二類感染症:重症急性呼吸器症候群(病原体がコロナウィルス属SARSコロナウイルスであるものに限る。)・・・」
結核やジフテリア等も二類感染症です。
ペスト、痘そう等は一類感染症です。
コレラ、腸チフス等は三類感染症です。
狂犬病は四類感染症(動物、飲食物などを介して感染するもの)です。
インフルエンザ(鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等を除く)、破傷風、梅毒等は五類感染症です。
https://suplab.jp/infection031002/
一類感染症は、「現在、我が国に存在していないもので、治療法が確立していないため、国民の生命に極めて重大な影響を与える病原体」によるもの。
二類感染症は、「一種病原体等ほどの病原性は強くないが、国民の生命及び健康に重大な影響を与えるもの。」
三類感染症は、「二種病原体等ほどの病原性はない(死亡率は低いが死亡しないわけではない。)が、場合により国民の生命・健康に影響を与える」病原体によるもの。
四類感染症及び五類感染症は、「我が国の衛生水準では、通常は死亡に至ることは考えられない病原体」によるもの。
類別の取扱いの違いは下掲に載っており、新型コロナウイルスを二類から三類に下げると、依然、国が感染者を把握しなければならないけれど、病原体等管理規制事項が大幅に減少します。
(四類には該当しなそうなので)五類にまで下げると、国が感染者を把握しなくてよくなります。
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000040509.pdf
上記議論では、三類に下げるのか、五類に下げるのか、まで議論になっていませんでしたが、私自身は、普通のインフルエンザ並み、つまり、五類にまで下げるべきだと考えます。
弱毒化傾向の下とはいえ、欧米ではそうはいかないでしょうが、とにかく、日本では、重症化率、とりわけ死亡率が極めて低いですからね。
もとより、弱毒化傾向が不可逆であるかどうか、見極められるか、という問題はありますがね。