太田述正コラム#9918(2018.7.1)
<皆さんとディスカッション(続x3755)>

<太田>(ツイッターより)

 「…40代以降、筋肉は1年で約1%ずつ落ちてい<く>。…大きな変化が訪れるのは70代<であり、>ここからは筋力低下がより加速する傾向が<みられる。>…」
http://www.asahi.com/relife/special/kinkatsu/11638180?iref=comtop_fbox_d1_01
 70歳直前で筋トレを始めた私はギリギリセーフだった?
 それとも所詮は焼け石に水?
 「筋活」って言葉もあるみたいね。

 「…決勝トーナメント…進出…16チーム…のうち、欧州…10チーム、南米4チーム、北米1チーム、アジア1チーム…アフリカ…0…チーム…」
http://news.livedoor.com/article/detail/14944521/
 サッカー文化は、斉彬がまだ出現しておらず、依然イギリス文明の支配下にある。
 まず、宗主国語を放擲し、フットボールと呼ぶ所から始めよ。

<TSY>(昨日)

 太田さん、こんばんは。感想送ります、これが最後です。
 以下ご留意くださるとありがたいです。
・同一領域に自説(主体的理解(実存的理解)のための予備作業)をたてるまでは、他人の説は読まないという方法論はお伝えしました。僕の方法論の長所は、この感想が示してくれると思っています。
・日蓮のは太田さんの誤解です。僕が日蓮なら、日本人の人-間主義を法華経の読書を通じて再発見した時点で、仏教そのものをすてて、愛情深く生きていきます。宮沢賢治も同様です。僕なら童話を書きません。黙って生きていきます。この沈黙している本当の人-間主義の体現者たち、真の日蓮、真の宮沢賢治の存在が、少なくとも僕の生を、よりまともなものにすることを助けてくれています。そう信じています。

⇒「誤解」だとすりゃ、斉彬も貞明皇后も宮沢賢治も石原莞爾も板垣征四郎も(多分)松井石根も日蓮を「誤解」してたことになるけれど、私に関してはともかく、斉彬等に失礼過ぎやしませんか。
 もっとも、宮沢賢治の童話を否定するんなら、斉彬の逝去後のオトモダチたるアジア主義者達の言動全ての意義を否定しなければならないところ、以下を読むと、結構彼らの言動に感銘を受けておられるようにもお見受けするので、あなたのここまでの言とこれ以降の言は、180度矛盾してますねえ。
 ま、ともかく、以降のあなたの言を読むと、(TSYマークII突然出現ってカンジで仰天したけれど、)私の仏教観、人間主義観、が分かり、かつ、それらに同意した上で、論旨を展開されている、と受け止められるので、まいっかって感じですが・・。(太田)

● 4 島津斉彬コンセンサスの形成と展開 (1) 精忠組による島津斉彬コンセンサスの形成
・近思録
若い頃に読んだ本は残るものだし、それが輪読ならなおさらである。『近思録』を覗いてみる。対象への仮説→対象調べ→仮説の批判的検討→バージョンアップした仮説。このサイクルを学習の基本だとすると、この本は僕らが思うような対象調べがなく、仮説のオンパレード。太田さんに、典拠は? ととっちめられた読者の皆さん、典拠ゼロでも、ほら、名著? 書けるんですよ。太田の田植えだけが、米作りではないかも。
校長先生のお説教と同じつくり、ろうかは走らないようにという注意があったかと思うと、偉い人はこういっているという引用があり、人間はこうあるべきだというテンション高めの決めつけがある。
長短様々な仮説の列挙という点では論語と似てみえるが、違う。論語は孔子と弟子の過酷な人生経験が背景にあり、その経験を共有しているもの同士のせっぱつまった言葉のやりとりがある。同じ釜の飯を食った男の活躍が、失敗が、死が、痛切な感情をともなった言葉で語られる。『近思録』はそんなんじゃないから。
朱子学の「気」「理」の説明を期待した人は、そういうこと書いてありませんから。これを朱子学の入門書とさらっと書くWikipediaは乱暴さんです。
・雰囲気を伝えるためにいくつか抜いてみると(漢字はこのPC環境ででるもので適当にまにあわせ、よみやすさ優先でひらがな表記多用)
「仁者はもとよりひろく愛す。しかれどもすなわち、ひろく愛するをもって仁となすは、すなわち不可なり」(第一巻 程伊川)
「多聞はもって天下のことを尽くすに足らず。いやしくも多聞をもって天下の変をまつとき、すなわち道はもってその、かって知れる所にこたうるに足るのみ。もし之れを不測に脅かすときは、すなわちついに窮せん」(第二巻 張横渠)
「先生、史を読むごとに、一半に到りてすなはち巻をおおいて思量し、その成敗を測り、しこうして後にかえって看る。合わざる所あれば、またすなわち精思す」
(第三巻 程伊川)
「世人多くムコを選ぶに慎んで、嫁を選ぶにゆるがせにす。そのじつムコはみやすく、嫁は知り難し。かかわる所はなはだ重し。あにゆるがせにすべけんや」
(第六巻 程伊川)
「之れを心に得る、これを有徳という。勉強を待たず。しかれども学者はすなわち須く勉強すべし。古人カラダをすて、命をおとす者あり。もし「実」に見得せずんば、則ちいずくんぞよく此のごとくならん。須くこれじつに生は義よりもお重からず、生は死よりも安からざることを見得すべし。故に身を殺して仁を成すことあり、だだこれ1個の是を成就するのみ」(第七巻 程伊川)
・戦略的思考はゼロ。必死で探して、政変への言及をみつけても(ほんとに少ない)、たとえば唐末の乱世招来について、このレベルの寝言。
「唐の天下を保つ、治平と号すといえども、しまもまた夷狄の風あり。三綱正しからず、君臣・父子・夫婦なし。そのもと太宗に始まる。故にその後世の子弟、みな止むべからず。君をして君たらず、臣をして臣たらざらしむ」
(第八巻 程明道)
朱子が生きた11世紀は、ヨーロッパでもイスラムでもまだ見るべき社会科学的記述はなく、朱子だけを責めるわけにはいかない。でもこれを19世紀の日本で輪読するセンスの悪さには空いた口がふさがらない。
・近思録の仏教批判
「学者、釈氏(釈迦のこと)説においては、直ちにすべからく淫声美色のごとくもってこれに遠ざかるべし」(第13巻 程明道)

⇒ここまでのくだりは、西郷を理解するためには意味があるけれど、斉彬ないし斉彬コンセンサスを理解するためには殆ど役立ちません。
 ほぼイレレバントなので、本来、この部分は転載から落とすべきかもしれませんが、一応残しておきます。(太田)

 仏教が儒教の商売敵だったこともあって、仏教の悪口には、かなりのページ数が割かれている。近思録を、鵜呑みにするおバカさん薩摩武士は、廃仏毀釈という行動方針、諸手を挙げて賛成したんじゃないだろうか。

⇒私が、何度、それと、薩摩藩の廃仏毀釈とは直接関係はなかろう、と書いても、心ここにあらず、聞く耳をもたず、ってことですか?(太田)

・誠忠組
 暴発したものと、生き残った者の差はなにか。島津家(とくに斉彬)との距離の近いものは生き残るという仮説がたつが、はたしてそうか。
・・有村次左衛門
 桜田門外の変の実行者。さらに井伊の直接の下手人(Wikipediaによる)。島津家との距離はわからなかったが、示現流の達人(日本歴史大事典による)で、北辰一刀流(坂本龍馬と同流。またこの流派開祖の千葉周作は水戸藩に出仕)に留学経験あり。暴発したのは、水戸藩との距離が近かったこと、という理由で僕は納得ができた。
 {井伊直弼の水戸藩を勅状をネタに揺さぶるという戦術は興味深いと思いました}
・・有馬新七
 寺田屋で久光の手の者に殺される。他人の倒幕作戦に利用されたことに久光が腹をたてるのはわかるが、手段が乱暴。斉彬ならこんなやり方はしない。新七も寺田屋では殺されていないだろう。江戸に遊学した点は先の有村次左衛門と同じ。東郷流弓術、神影流剣術の達人。武術に秀でたことも有村と同じ。
久光利用の倒幕計画をした仲間、真木和泉、田中河内介との接点は、みな江戸に滞在していたことがあり尊皇思想を持っていた程度のことしかわからない。
 {真木和泉はWikipediaによると長州で「日本は軍事的に一つに外国に対処する必要があり、そのためには天皇親政を実現させなければならない」とまるで斉彬のような説を説いたとある}

⇒斉彬は「天皇親政」めいたことは全く言ってませんよ。(太田)

● 4 島津斉彬コンセンサスの形成と展開 (2) 拡大島津家
{読めない人名と、生来関心のない結婚話、太田さんはイヤにならないのかな?}

⇒ユーレカ
https://ja.wikipedia.org/wiki/Eureka
ってなもんで、今となっては何がきっかけで、幕末における大名等の縁戚関係の重要性に気付いたのか、忘れちゃったけれど、そっからは、芋づる式に色んなことが「分かって」いったんで、「イヤにな」る遑なんてありませんでしたね。(太田)    

 {封建時代。こうも姻戚がたてこんでくると、うっかりしてると、自分の家の家の利害を、嫁の実家に左右されてしまう。嫁と実家の縁を絶ち、嫁の利害を、嫁ぎ先の利害に一致させるよう教育する。なるほど、これが何代も続き、抽象化されて家訓になれば、嫁姑争いの定型句が揃う。現在の嫁姑争いの背景に、時代遅れの封建時代が隠れていると思うと、複雑な気持ちになる}

⇒考え過ぎです!(太田)

 {近衛文麿によい印象をもっていないので、彼の祖父の近衛篤麿の母親貞姫が、斉彬の実の娘でないことに、ちょっと安心しました}

⇒文麿観については同感ですが、杉山等の操り人形としちゃ、主役級なので、「講演」原稿で、彼について項を立てるを忘れちまったのは、大失敗でした。(太田)

 {家系図の忘れられた子供たちが気になります。鎌倉将軍家でさえ、吉川弘文館の『日本誌年表』の系図には3代までしかのっておらず、皇室出身の将軍は系図からはずれています。徳川家将軍の全子息を網羅した系図をつくるとおもしろいかもしれませんね}
 {近代の戦争がむごいのは、敵味方に血族関係、姻族関係が弱いからかもしれませんね。このところの大統領で移民に冷たい政策をとっているTrumpの奥さんが移民であることに、歴史の皮肉を感じます}
 {嫁入りが、藤原家の子孫が現在まで血脈を表舞台で生き延びらせることができた秘密のツール。江戸将軍の嫁取りにそんなルールがあったとは。『大奥』みてたら通になれていたのか?}

⇒ここ、もうチョイ具体的に書かないと、少なくとも一般の読者には分かりませんよ。(太田)

● 間奏曲[藩論の「威力」]
・<私は>戊辰戦争の長岡藩に同情的で、薩長に好意的でなかった。しかしこの藩論を読むと、藩によって事情が違いすぎることがわかった。藩毎に丁寧な対応なんてしていたら、征伐が進まず、敵地へ長逗留とリスクが激増する。薩長としては権柄尽くになっても先を急ぐ必要があったのかもしれない。
・ 松平定敬 (さだあき)
美濃、江戸、京都(禁門の変)、コスタリカ号(プロイセン)、柏崎、会津、仙台、榎本武揚の軍船、函館、米国船、上海、横浜と移動距離がすごい。身分が低い新撰組の連中でもこんなには動いていない。殿様としては(米国にいった木村などを除くと)一番多い部類か。婿養子に入ったときの許嫁が待っていたくれたことはちょっとよい話。
S.R.ブラウンという明治学院大学の創立メンバーに英語を習ったことがわかりました。彼の人生が明治まで続いたことに少しほっとしました。
https://meigaku.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=1719&item_no=1&attribute_id=18&file_no=1
・尾張藩
・・斉彬ドクトリンは血族という集団で、継承されていく。江戸時代が、絶対的な世俗の力をもった徳川将軍家と、文化的伝統的な力をもった天皇家との二項対立とみるみかたがあります。ずいぶんと天皇側に力がないのに、二項と呼んでいいのかと思っていました。しかし、こうして太田流に血族の目でみてみると、徳川将軍家が、300年かけてドンドン浸食していかれたようにみえてきました。将軍様に土木工事だの警固だのを命じられ出費を強制されてきた恨みが、形式的には徳川の中枢の家臣であるはずの大名家を、天皇に近づけ、さらにそことの姻戚関係がますます天皇への親近性を強める。その機運のなかで、斉彬ドクトリンは最も効率よく働けたということでしょうか。
鳥羽伏見は軍事的冒険だった、時代の流れを見切れたのは西郷だった、というようなことを司馬遼太郎が書いてました。しかし、この天皇との血族関係に着目すれば、徳川将軍家に勝ち目がなかったことは、あきらかです。慶喜などは反徳川信仰をもった徳川将軍にみえます。
 {姻戚関係の理解が甘かったことを猛省しています。自分が近代日本史も世界史も今生きているこの人生も非常に重要な点がまるでわかってなかたことに気づかされました。ここまでわかってないというのは、一種の能力の欠落で、取り返せない可能性もあると覚悟しました。}

⇒いや、この点は、私も全く同じだったわけであり、そんなに反省する必要ないですよ。(太田)

● 4 島津斉彬コンセンサスの形成と展開 (3) 島津斉彬コンセンサス中のアジア主義の展開 ア 薩摩藩英国留学生達
・富国強兵の道具としての海外留学とは、まるでちがったことが書いてあって夢中で読みました。太田さんが、斉彬ドクトリンの影響というこの論考の主筋に戻していただいているので(英国の脅威をより具体的に実感すること)安心して、薩摩藩の留学生に戻ります。
電脳文明(産業革命から現代もつながる科学技術文明)にまずい点を感じて、対抗策を提案する人達がいます。そういう人達はしばしば新興宗教を作ります。ある意味きわめて電脳文明的な現象ですが、留学生がそれに巻き込まれたというのは、彼らが電脳文明の先端的現象に触れた経験になったでしょうし、欧米人種の一皮めくったところにある不安を赤裸々に見聞する機会になったと思います。逆にこういう、次から次へとおこる怪しげな集団現象を、切り離した形で日本学校式の西洋像ができているような気がします。厚みのある留学体験と僕には感じられます。
・Thomas Lake Harris は”The Breath of God with Man”という本を書いていますいます。この本をながめることで、留学生 にちかづいてみたいと思います。

 西洋の宗教家なのでそれらしいことを書いています。たとえば、
But for a body, composed of noble spirits, possessing the Divine life in the very circulations of the frame, to be debauched by prosperity is impossible.
(巡り続ける炎の中で神聖な生命を得ている、高貴なる魂より成りたる肉体には、富貴によって堕落することなど不可能だ)

 新興宗教らしく若者優遇です
The plum-tree affected with the disease called black knot, the peach corrupted with the yellows, imparts the malady to healthful plants of the same species, the only remedy being extirpation; but we cannot extirpate the vitiated human trees. The barbarism of a vigorous young people is ameliorated by culture, and a few generations in their lapse, witness the advent and the growth of civilization; but an old people, like the aged individual, so far as history is a proof, never rises again to power.
 (黒コブ(Apiosporina morbosa)病にかかったプラムの木、萎黄病にかかった桃は、同種の健康な木に病気を移してしまう。唯一の治療法は罹患した木を取り除くことである。しかし病気にかかった人間を木のように取り除くことはできない。若くて活動的な若者の野蛮は文化によって改良できる。二三世代もたつとそこには文明が訪れ成長していることがわかるだろう。しかし年寄りは、年をとった木と同じように、歴史が教えてくれるように、2度と生気をとり戻すことはない)

 反ユダヤ的な傾向もあります
Into the bosom of the inverted Hebrew race the spirit opposed to Christianity slides as naturally as water into its channels; as a corporeality it perpetually repeats our Saviour’s crucifixion.
 (キリスト教に改宗したユダヤ人の胸には、キリスト教に敵対する精神が、水か水路に流れ込むように自然に入り込んでいます。具体的に説明すると、ユダヤ人の精神は繰り返し、繰り返しイエスを磔の刑に処しているのだ)

 雄弁です
The world in general possesses neither Church, University, or Society. The institutions which tenant their places serve but to occupy the ground until the real order appears.
 (世界には本来、教会も、大学も、協会も存在しない。こういった組織は場所を借りて活動しているのだが、その土地の占有が続くのは、真の秩序がもたらされるまでのことにすぎない)

 日本国、薩摩藩(薩摩国)と国(nation)にこだわっていただろう留学生に対して、Harrisはこんなことをいいます。
On beholding them, the spirit which has prompted the civilized nations of Europe to overrun the earth, takes possession of them, the spirit of Cortex and Pizarro.
 (彼らを見てわかることは、ヨーロッパの文明国を主導している精神は、大地を蹂躙し、それを私物化する。まさに南米を蹂躙したコルテスとピサロの精神そのものだ。{Cortex は Cortesのだぶん間違い})

 当時の米英のキリスト教文化に即した、ハリスの既存宗教明批判は米英人には、賛成するにせよ、反対するにせよ理解可能な、よくあるお話でした。しかし、そういうものになじみのない留学生にとってはどうでしょう。彼らが理解に苦しんだであろうことは容易に想像できます。こんな人を紹介してくる紹介者は、自分の信仰に夢中で、留学生の状況をみていない、自分勝手な人に僕には思えます。

● 4 島津斉彬コンセンサスの形成と展開 (3) 島津斉彬コンセンサス中のアジア主義の展開 イ アジア主義の系譜—帝国陸軍
 {台湾出兵をしなかったら、明治維新(今となっては小事件に感じられるようになりましたが)の意味はないとわかるようになりました}
 {清に古物の武器を売るときに、清にいる欧米諸国の情勢を視察してこいと、した斉彬のインテリジェンス指向が、川上に継承されていると感じます}

⇒そんな風に、きちんと「講演」原稿に書くべきだったですねえ。(太田)

 {軍と植民地担当部署が実行していた、植民地(植民地候補地、将来の戦場予定地含む)への多角的で綿密な調査方法は、満鉄の調査部でさらに洗練され、その方法が戦後は大企業に伝わり、いまでも資本の古い日本企業の競争力の源泉の一つになっているという、仮説を立ててみました。もしこれが成り立つなら、これも斉彬の恩恵の一つですね }
● 石原莞爾
・国防の共同、経済の一体化、政治の独立。EUの現状に近い。興味深い理想だと思いました。政治と言えば国防(戦争)という欧米標準政治観とは違うものがここにはあります。
・石原莞爾のベルリン日記は、筆致、内容のたいくつさで、人をうんざりさせるものです。ただその中に、本人がやたらとはしゃいで、書いていたのが、日本から坊主が来て、それを案内するという出来事でした。例によってどこで、何をしたかは、わかるように書けていません。ただ、その坊主にあった石原の喜びだけは伝わってきました。太田さんの文章から察するに、坊主は国柱会の偉い人だったんでしょうね。
● 岩畔豪雄
● 岩畔豪雄 (いわくろひでお)
広島県安芸郡出身。
・参考資料
日本歴史大事典でみるとこの項は執筆者は小林元裕
参考文献は
『岩畔豪雄談話速記録』(日本近代史料研究会 1977)
『参謀長岩畔豪雄』(土屋英一 非売品1972)

・・Baiduによると(中国も着目)
日本語のWikipediaより詳しいという印象。
1918年12月步兵少尉任官,北越的新发田步兵第16联队付。 在当地开始参禅学佛。
1921年8月作为台湾步兵第1联队付在热带的台中生活。
1926年12月陆军大学38期毕业。在陆军物流整备局管理课工作,
1930年参加桥本欣五郎为首的陆军青年将校的结社樱会,研究国家改造方案。 满洲事变后的
1932年8月调职为关东军参谋,作为对满事务局事务官担当新满洲国的组织的整备,和产业的培养等经济事务。当时的关东军宪兵司令就是东条英机。 [2]
・・ネット上の論文
一軍人の戦後: 岩畔豪雄と京都産業大学:(上)
https://ksu.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=2419&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1
一軍人の戦後: 岩畔豪雄と京都産業大学:(中)
https://ksu.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=2447&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1

「大東亜共栄圏を考える」
https://kokushikan.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=10693&item_no=1&attribute_id=72&file_no=2

再検討・軍部大臣現役規定復活問題
https://www.jstage.jst.go.jp/article/shigaku/99/9/99_KJ00003675347/_pdf/-char/ja
・調べてわかったこと
 (以下、岩畔豪雄の情報源はhttp://www.iwakuro.com/chapter_1/chapter_1-3.html
・・シベリア出兵から帰って参禅したお寺は 広島の仏通寺。これは臨済宗。初期の島津家の宗派も臨済宗。
・・上司 小磯国昭
 新庄藩 (庄内藩を裏切る)出身。戦時の総力戦の物流整備を担当する整備局の局長。岩畔豪雄が経済の実際に視野を広げるのはこの整備局に転勤してから。ここまでは禅にこる変わり者の軍人というレベル。小磯がどの程度岩畔豪雄を意識していたかは、自伝『葛山鴻爪』を見ればわかるかも。
・・・桃齢院(貢姫)
『新庄藩(山形県新庄市)の十代藩主・戸沢 正令 まさよしの正室として島津家から嫁いだのが 桃齢院とうれいいん。 父・島津重豪しげひで は、薩摩藩第8代藩主で、斉彬の曽祖父にあたる。桃齢院は、重豪が76歳のときの子で、2008年 NHK大河ドラマの主人公・篤姫あつひめの大叔母にあたる』
https://www.pref.yamagata.jp/ou/somu/020026/mailmag/special/dokuzi/201802.html
いちおうお題の拡大島津家と岩畔のつながりは、小磯国昭経由ということでお許し願えませんか。

⇒おー、これは素晴らしい。
 これで決まりでしょう。
 『輪舞』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BC%AA%E8%88%9E
完結です。
 私は阿南惟幾の線を追求しちゃったのがマズかったんですなあ。(太田)
 
・満州国の殖産興業
すでに書物で読んだことを現場で試す、という精神が昭和の日本にあるから、斉彬よりは比べものにならないくらい楽な作業。ただ、一挙にたくさんという点は似ている。
 『岩畔らの八面六臂の活躍により満州の地に新規の産業が次々と立ち上げられていった。在任中に岩畔が書き上げた会社の定款だけで65本あったという。新規の会社は、役員として「満州人」を必ず1人は置かなければならないと規定されていた。
 植民地に過ぎないとの批判はあるものの、「理想国家」の建設に対する関東軍のこだわりは強かったようである。経済的利益を求めるだけの日本企業の進出は厳しく制限された。』
 (ここからは 荒木側資料https://www.kyotosu.ac.jp/about/enkaku/kenkokoro.html
・ 盟友 荒木俊馬
 アインシュタインの直弟子。最後の国士{←私案}。和魂洋才を最後まで追求する。岩畔豪雄に手伝わせて京都産業大学を作る。彼は、熊本出身で、濟々黌の理念を継承している。濟々黌の理念は僕にはどこか西郷経由の島津斉彬ドクトリンを感じさせます。
濟々黌スピリットの申し子のような荒木を友達にしたことから、岩畔豪雄が斉彬ドクトリンに親近性をもっていたと、推定してよいような気がします。

⇒小磯プラス荒木ってわけですね。フムフム。(太田)

● 松井石恨
 陸軍幼年学校卒業者のアジア人への愛情と、その理想に向かっての軍事的手段の構築。この両面を体現している人だと思いました。彼の事跡を読んで、陸軍の欧米からのアジア解放という第二次大戦の戦略目標を、文字通り信じてもよい面がある(その人がいるから信じられる)と感じました。戦略目標を達成したのだから勝利。実感がわいてきました。
一方、岩畔でも感じたのですが、電脳文明化の産業のスピードという問題は未解決のまま残ります。市場は、自由になんかやらせると、労働・賃金問題で必ず破綻します。しかしその一方で、スピードに対応するためには、お役所的軍隊的計画ではむりで、「やれゆけドンドン」のモーレツ社長型のセンスも必要とします。そのさじ加減が彼らにわかっていたか。やっぱり市場でバリバリやった経験がないと、その感覚は身に付かないように思います。

⇒必ずしもご心配には及ばず、です。
 私の日本型経済体制論・・有料読者は自由にダウンロード可・・を読んでください。(太田)

斉彬は、こういう機微が殿様のくせに(正確には殿様=消費者経験豊富だから)わかっていたように思います。真面目だとだめなところかもしれません。
● 杉山元
・そもそもアレンビーはまともに中東戦争を仕切っていません。ロレンスの『知恵の七柱』を読んだ印象ではそうです。どこでどうひっくりかえって、こんな話になったのか……
・杉山が(みかけの)敗戦という結末を隠して天皇に報告した、という分析は文句なく賛成です{←直観。欧米の実相は戦場を見聞し、戦争を分析したものが一番正確にわかる。僕らのような世代は杉山世代の外国理解の深さを一項目、念頭に置いておく必要がある(戦場なしの僕らの西洋理解の浅さも)}。ただ、斉彬ドクトリンの一つの柱である、天皇尊重はどうなのでしょうか。もし敗戦になった場合、レーニン、ロシアのように皇族がみな殺しにされるという可能性について、どう思っていたんでしょうか。英・米の過去の行動パターンからは、当事者の天皇は処刑するかもしれないが、継嗣候補を皆殺しにしたりすることはない、そう(合理的に)予見していたのでしょうか。

⇒アメちゃんの場合はともかく、ジョンブルの方は、酋長は生かさず殺さずうまく使って安上がりに植民地を統治するやり方だった(コラム#省略。いや、『防衛庁再生宣言』だったか)のは確かですね。
 昭和天皇は退位させられ、秩父宮・・すぐ亡くなっちゃうなんて誰にも予想不可能・・が次の「酋長」に立てられるだろうし、その方がいい、と杉山が考えた可能性があります。(太田)

● 綾部橘樹(あやべきつじゅ、1894年生まれ)
 岩畔を京都産業大学設立授業にまきこんだ、宇宙物理学者 荒木俊馬(1897年生まれ)と同じ、熊本の済々黌出身。
● 昭和天皇
 佐藤栄作だったろうか、戦後の首相で、ことあるごとに参内し、天皇の顔をみることで気持ちを落ち着かせている人がいた。そんな弱気なことで一国の首相を務めるなよ、と思う一方で、それだけのものがこの天皇にはあるのだなとも感じた。
人間的でありたいのは、立派だ。しかし豺狼の群の中では、人間的であろうと思った瞬間に八つ裂きにされる。杉山は「人間的になりたい」と思った昭和天皇は、もはや斉彬コンセンサスを共に語れる相手ではないと判断したのだと思う。

■ 僕の小論と太田さんの大論文の比較
電脳文明に対する対処法としての殖産興業、富国強兵戦略の立案者が島津斉彬であることは共通。
ただ、僕には斉彬ドクトリンにあった全植民地人の欧米からの開放という大柱が見えていなかった。
これが見えるためには、対欧米比較で日本人の一部が空前絶後の自己犠牲利他業が実行できるという見識が必要。

⇒意識するとせざるとにかかわらず、日本人のほぼ全員のグスコーブドリ化によって、そんな世界史の方向を逆転させる、(明治と昭和の維新という)二段階革命方式での画期的大事業が完遂されたんですよ。(太田)

またこの理想(この域のものを戦略という言葉で呼ぶのはためらわれる)を受け止める分厚い集団的人間関係(現実的利害関係の相克を最後には乗り越え一致団結できる拡大血族関係)の存在が見えていることも必要。
以上 二点が太田論文の長所。

僕の経験と、欧米文化理解(いろいろいっても二つの世界大戦(世界規模代殺戮)をやらかすぐらい、総体的に野蛮。こんな野蛮人が電脳文明の中心的遂行者である。気違いに刃物。しかも刃物の威力は幾何級数的に増加中)から、こんな利他業ができるとしたら、一部日本人しかいないという見当はつく。
理想の受け皿としての集団の形成。おめかけさんに生ませた子供をこれはと思う人物と結婚させる、こういう集団の形成方法を、「道徳=習慣」の色眼鏡で無視してきた、僕の鈍さは、万死に値する。

⇒繰り返しますが、私も同じだったので、「万死」するこたあ全くありませんよ。
 私の皆さんとの違いは、基本的に、幼少時の海外経験に加えて防衛庁勤務経験をしていることからくる、実存的問題意識の有無、だけです。(太田)

祖父の代にあった、おじさん、おばさん、従兄弟がにぎやかに集まる正月風景。祖父におめかけさんがいたら、彼女も、彼女の子供たちも参加したかもしれない。そういう大人数の人間関係がもつ、豊かなテクスチュア。色んな色の糸が、家族という終わりのない織物を、どこまでも織っていく。
同時に二人はダメという建前を守るために、離婚を多発させる英米国社会、愛人は男の甲斐性とする文化をかろうじて維持している仏・伊。複数妻を許容するイスラム社会。並べるとイスラム社会に可能性を感じる(欧米の文化ルーツキリスト教が古代世界の産物であるのにたいし、イスラム派中世なので合理性が高い)。
日本が殺されたとしたら、専業主婦のegoに迎合して、きまじめな一夫一妻制を表の普通にしてしまったことが真因になる。父親と母親と一人の子供。たった三本の糸で、どんな家族の織物がおれるというのだろう?

 斉彬を尊敬するなら、やることは決まっている。現在の電脳文明が引き起こす課題に対処できる、新しいドクトリンの考案だ。

⇒中共の習ちゃん達や習ちゃん達の後継者達が考えてくれているでしょう。
 残念ながら、日本人ができるのは、彼らが構築する世界の中において、独立日本を目指すのか、支那の属国に甘んじるのか、の選択くらいだと割り切った方がよろしい。(太田)

現在、僕のもっている案をメモしておく、軍事的に自立できる(現時点では核武装)が、アフリカで一国(エジプトといったのは彼らがエジプト文明の創立者だから。エジプト文明の人類全体への影響を目下考察中)、中東で一国(ペルシャ帝国の後裔イラン?)、インド、東南アジアで一国(人口でインドネシア?)
 東アジア(希望日本だが、うっかりすると統一朝鮮)、南アメリカ(アルゼンチン? 文学でしかないが世界水準の作家が複数いる。他の南米諸国は各国、一人ずつで弱い)。 この六国会議が、文化的多様性に欠ける中国を、補助しながら、欧米の野蛮を押さえていく。中国の問題点と、国連の欠点を補う点がこの戦略の長所だと思っている。
良いアイデアかどうかは関係ない。意志があれば着々と改良できる。当然ながら、最悪なのは、アイデアがないこと。候補が一つしかなければ、僕のアイデアが不戦敗で日本一になっちゃうゾ。

⇒よって、コメントの必要はないわけですが、二点だけ。
 第一点ですが、エジプトには全く期待できません。(怒り狂うエジプトの人々に殺されちゃうかもしれないけど、植民地の期間が2000年超じゃ、脳死を通り越して、脳など跡形もなく、今や脊髄反射だけで生きている、と私は見ています。)
 第二点ですが、その巨大な人口一つとっても、インドの動向には強い関心を持たざるをえません。(太田)

<豊丘時竹>(2018.6.30)http://d.hatena.ne.jp/toyotoki11/20180630

 –米国、対北朝鮮「敗戦」に伴う屈辱続く–

 ・・・こういう事実を読まされると、太田述正さんの予言の正しさがいつも当たるのがよく分かる。
URL;https://www.ohtan.net/blog/archives/10853

<Terry Teruaki>(フェイスブックより)

 おはようございます。
 2018年も半年が過ぎて文月となりました。
 「紫陽花や 帷子時(かたびらとき)の 薄浅黄(うすあさぎ)」松尾芭蕉
 一層のご自愛のほどお祈り申し上げます。
 今月もご健勝にてお過ごしくださいませ。

<太田>

 いつもどうも。

 それでは、その他の記事の紹介です。

 元の歌詞の復活を!
 (汽車ポッポもちょうちょうも、ユーチューブで元歌詞のを見つけられなかった。)↓

 「・・・長年、歌い継がれてきた童謡だが、昔と今で歌詞が違う歌がある。
 「汽車汽車ポッポポッポ……」。おなじみの「汽車ポッポ」だ。実は、1937年(昭和12年)の発表当時、タイトルが違っていた。その名も「兵隊さんの汽車」。現在、「僕らを乗せてシュッポシュッポ……」と歌うところは「兵隊さんを乗せてシュッポシュッポ……」だった。「万歳万歳万歳」と出征する兵士を見送る詞で、戦時中、盛んに歌われた。
 しかし終戦後、GHQ(連合国軍総司令部)からクレームが付く。NHKの依頼を受けた作詞者が自ら改め「兵隊さん」が「僕ら」に、「万歳」は「走れ」に変わった。
 「ちょうちょう」も歌詞が変わった例だ。明治時代の歌詞は「さくらの花の さかゆる御代に」だったが、戦後になり「さくらの花の 花から花へ」に変更。・・・」
https://style.nikkei.com/article/DGXKZO32057000R20C18A6W11300?channel=DF280120166618&style=1&n_cid=DSTPCS001

 そして、その次はってハナシだろが。↓

 「・・・米国と北朝鮮との交渉が円滑に進み、今年中に朝鮮戦争の終結宣言が出されれば、現実的には在韓米軍の縮小や撤退ではなく、在韓朝鮮国連軍の解体が真っ先に議題になり、実行される可能性が高い。・・・」
https://news.infoseek.co.jp/article/toyokeizai_20180630_227526/

 その間も、米国の屈辱は続く。↓

 North Korea working to conceal key aspects of its nuclear program,・・・
https://www.washingtonpost.com/world/national-security/north-korea-working-to-conceal-key-aspects-of-its-nuclear-program-us-officials-say/2018/06/30/deba64fa-7c82-11e8-93cc-6d3beccdd7a3_story.html?utm_term=.b115e373c7cc

 その米国じゃ、冷戦時代へのノスタルジアが・・。
 ロシアはソ連じゃないんだから、フィンランド化しようたって不可能だよ。↓

 Trump wants to Finlandize the United States・・・
https://www.washingtonpost.com/opinions/global-opinions/trump-is-pushing-the-atlantic-alliance-to-the-breaking-point/2018/06/30/c054f0dc-7c8e-11e8-80be-6d32e182a3bc_story.html?utm_term=.d3fb00b010fe

 英国でもうどんに代わりラーメン時代到来?↓

 Udon noodles: meet ramen’s quieter sibling・・・
https://www.ft.com/content/2a8d132e-7999-11e8-bc55-50daf11b720d

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。
 ご心配なく。↓>
 「W杯、大ブーイングを受ける作戦を取った日本はどこまで進める?・・・
 今大会アジア勢から唯一の決勝トーナメント進出となった日本は本当にアジアを代表することができるのだろうか?また、アジア代表としてどこまで進むことができるのだろう?日本の試合を進めるスタイルやピッチ上でのチームワークは、他の国が参考にする価値があるものだといえるものの、アジアのサッカーをネガティブなスタイルの代名詞にしてはいけない。」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0629/c94473-9476200.html
 <一日遅れの報道がご愛敬。↓>
 「「脇役」はもうゴメン!アジアのメンツかけ日本が今夜ポーランドと対戦・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0628/c94473-9475853.html
 <ここからは、サーチナより。
 ニッコリ。↓>
 「・・・中国メディアの捜狐は・・・日本では一部で「偽中国語」を使った遊びが流行していると伝えつつ、中国人は日本人による「偽中国語」を読解することができるのかを考察している。
 記事が紹介している「偽中国語」は、中国で使われている簡体字の漢字ではなく、日本で使用されている漢字を用いつつ、ひらがなやカタカナを使用せずに会話をするというものだ。例文としては、「我本日帰宅遅(今日は帰宅が遅くなります)」といった偽中国語が紹介されており、日本人ならば意味が通じるだろう。
 記事は、日本には中国に存在しない漢字があるほか、意味が大きく違う単語も少なくないため、中国人にとって偽中国語はときおり意味が通じないものもあることを紹介。たとえば、「面白(い)」という単語を用いて偽中国語を作ると、中国語では「顔が白い」という意味になってしまい、大きく意味が変わると伝えた。
 一方、日本の人気バラエティ番組である「世界の果てまでイッテQ!」でも最近、偽中国語が中国人に通じるかを検証する企画が放送されたことを紹介。そのなかでは、中国人に偽中国語でもある程度、意味が通じていたことを伝え、実際に日本人が作る偽中国語の多くは中国人も読解できることを伝えた。
 また、中国人としては日本で偽中国語で遊ぶ人がいるということは嬉しいことのようで、こうした遊びができるのも中国から漢字が伝わったからであり、中国人が日本人の作る偽中国語を読解できるのも「日本と中国の文化が共鳴しているから」だと伝えている。」http://news.searchina.net/id/1662356?page=1
 <私もこの点じゃ中共人民と殆ど同じ。↓>
 「・・・中国メディアの快資訊は野球に馴染みのない中国人から見た野球の魅力について紹介している。
 記事はまず、せっかちな性格が多い中国人から見ると、「野球」は非常に静かなスポーツで、常に選手やボールが動いているバスケットボールやサッカーのような激しさがないように感じられるうえ、選手は自由に動くことができないため、「退屈」という印象を持つと紹介した。
 一方で、野球は誰が守って誰が攻撃しているのか非常にはっきりしていて、個々の選手が責任を持ってプレーしなくてはならないことを紹介。また、打者はバッターボックスで瞬時にバットを振るか振らないかの決定をし、その選択の結果をすぐに見ることが出来ると紹介し、人生における選択と同じで、自分の選択の結果を受け入れなくてはいけないという教訓を学ぶことが出来ると論じた。
 また、野球は1人で試合に勝つことは難しく、特に点を取るためには連続でヒットを打つなどのチームワークが必要だと紹介。つまり、野球は結果も大事だが、過程も重要なスポーツであることを強調し、こうした点から人生についての教えを学ぶこともできるのだと伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1662358?page=1
 <私はこの点じゃあ日本人民と完全に同じ。↓>
 「・・・中国メディアの快資訊は・・・「日本では好んで食べられている海産物のなかには中国では毛嫌いされているものも多い」と紹介する記事を掲載した。
 中国でも沿岸部では海産物が広く食されているが、加熱調理されることが一般的で、日本のように生で食べられることはない。記事はまず「ウニ」を挙げ、日本では高級食材とされるウニは中国ではあまり好まれないと紹介。一部の高級レストランでは提供されているが、蒸して食べることが一般的で、日本のように生のまま醤油を少しつけて食べることは「多くの中国人は受け入れられない」と伝えた。
 さらに、「イクラ」も非常に生臭くて美味しくないと感じられると紹介。ウニもイクラも日本では高級食材であり、寿司屋などでは他のネタより高額で提供されている食材を苦手とする中国人は多いようだ。また、日本では牡蠣(カキ)を生で食べることもあるが、中国ではやはり火を通して食べることが一般的であるため、生ガキは食べられないという中国人は多いようだ。」
http://news.searchina.net/id/1662359?page=1
 <今後、定番化?↓>
 「たとえ日本であっても「お土産を買うときに注意しなければならないこと」・・・Made in China<かどうかのチェック>・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1662360?page=1
 <定番。↓>
 「日本人は車にメンツを求めないのか? 高級車をあまり見かけない日本・・・中国メディアの百家号・・・」
http://news.searchina.net/id/1662361?page=1
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太田述正コラム#9919(2018.7.1)
<松本直樹『神話で読みとく古代日本–古事記・日本書紀・風土記』を読む(その12)>

→非公開