太田述正コラム#14943(2025.5.15)
<皆さんとディスカッション(続x6255)/映画評論327:ストックホルム・ケース>

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 なし。

ウクライナ問題/ガザ戦争。↓

 <全然やる気ないプーチン。↓>
 「ロシア側代表にメジンスキー大統領補佐官 ウクライナとの直接交渉・・・
 代表団のメンバーはほかに、前駐日大使のガルージン外務次官と露軍参謀本部情報総局(GRU)のコスチュコフ局長、フォミン国防次官の3人。露紙RBKによると、フォミン氏も前回のイスタンブールの協議で代表団のメンバーだった。
 また、代表団とは別に、ウクライナとの交渉に専従するメンバーとして露軍参謀本部の幹部ら4人が承認された。
 15日に計画されている直接協議を巡っては、ウクライナのゼレンスキー大統領がプーチン氏との直接会談を要求していた。」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E5%81%B4%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E3%81%AB%E3%83%A1%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E8%A3%9C%E4%BD%90%E5%AE%98-%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%81%A8%E3%81%AE%E7%9B%B4%E6%8E%A5%E4%BA%A4%E6%B8%89/ar-AA1EMY8m?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=258dd88d58d246e99998a66db684ac18&ei=122

 妄想瘋癲老人米国。↓

 <トランプ批判は当然だが、論理がムチャクチャだ。
 米国ではついに民主主義が機能し始めたんだよ。そして、芸術ないし創造性は民主主義とは基本相容れないんだよ。↓>
 「ハリウッド俳優のロバート・デ・ニーロさん(81)が・・・、フランスで開かれているカンヌ国際映画祭での・・・スピーチでトランプ米大統領を批判し・・・「俗物の大統領」と断じた。 ・・・「私の国は、かつて当然だと思っていた民主主義のために必死に戦っている」「このことはここにいる私たち全員に影響を与えている。なぜなら、芸術は民主的で包摂的で、今夜のように人々を結びつけるからだ。芸術は真実を求め、多様性を受け入れる。だからこそ、芸術は脅威なのだ」と語りかけた。デ・ニーロさんはこれまでにもトランプ氏を厳しく批判している。 「だからこそ、我々は独裁者やファシストにとって脅威なのだ。米国の俗物的な大統領は自らを我が国最高水準の文化施設(ジョン・F・ケネディ・センター)の理事長に任命し、芸術、人文科学、教育への資金提供と支援を削減した」(デ・ニーロさん) トランプ氏が米国外で制作された映画に関税を課す計画があるとの報道については「創造性に値段をつけることはできないのに、関税をかけることはできるようだ。もちろん、これは受け入れられない。こうした攻撃はすべて許されない」と訴えた。 デ・ニーロさんは、これを米国だけでなく世界的な問題だとし、聴衆に「暴力ではなく、強い情熱と決意を持って」トランプ氏に立ち向かうよう呼びかけた。「自由を大切に思うすべての人が準備し、抗議活動を行うときが来た。選挙の時期が来たら投票しよう」・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc94726ef304e315149cc9bf790344d99f3bb26a
 <関連だが、これも誤りだ。
 芸術は、基本、エロ/性的リビドーが原動力だっちゅうのに・・。↓>
 「「ひどい露出のせい?」カンヌのレッドカーペットから追い出された中国人女優・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/e632e27f84d940c04cced18b6517fb4339cc1350

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 何はともあれ、拍手。↓

 「京都発の1本のインディーズ映画が、メジャー映画ひしめく「第48回日本アカデミー賞」で最優秀作品賞に輝いた。「侍タイムスリッパー」<(コラム#1490)>は安田淳一監督(58)=京都府城陽市=が心血を注いだ作品だ。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b40d6f9d4706b8a16041726641fa01bc0ba75db

 ノーノー、彼らは、近衛家/島津氏の操り人形なんだよ。↓

 「『べらぼう』政治パートのキーマン、徳川治済は“一橋幕府”を夢見た「怪物」だった?・・・」
https://www.yomiuri.co.jp/column/japanesehistory/20250512-OYT8T50104/

 ニオイも含め、早く製品化されないかしら。↓

 「何もない空中に触って「感じる」 SFみたいな新技術「空中触感」NTTが発表・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/%E4%BD%95%E3%82%82%E3%81%AA%E3%81%84%E7%A9%BA%E4%B8%AD%E3%81%AB%E8%A7%A6%E3%81%A3%E3%81%A6-%E6%84%9F%E3%81%98%E3%82%8B-sf%E3%81%BF%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%AA%E6%96%B0%E6%8A%80%E8%A1%93-%E7%A9%BA%E4%B8%AD%E8%A7%A6%E6%84%9F-ntt%E3%81%8C%E7%99%BA%E8%A1%A8/ar-AA1EIDim?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=f0f77fd3fcb748209ca24afecc11d2bf&ei=57

 日・文カルト問題。↓

 <その原因を含め、かなり意外。↓>
 「韓国のパンが日本に比べて「高くてまずい」理由は?・・・韓国・ヘラルド経済・・・韓国ネット「日本にはもちろん台湾にも負け」・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b952908-s39-c30-d0195.html

 ここにも、韓国や米国同様、民主主義が機能している、すんばらしい国が・・。↓

 「想定外!フィリピン中間選挙で事前予想を覆してドゥテルテ派が躍進、厳しさ増すマルコス大統領の政権運営・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/8859701bc207ef3149e8150b3b381d1b7bb80b3c

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <長きが故に尊からず。↓>
 「日本がワースト、各国の平均睡眠時間に中国ネット「日本人はガチの牛馬」「でも長寿」・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b953004-s25-c30-d0052.html
 <ご愛顧に深謝。↓>
 「「・・・中国日系企業の関連企業数」調査レポート、増加数1位はペット・育児プラットフォーム展開のワンドット・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b953025-s25-c20-d0189.html
 <総体継受、継続中。↓>
 「中国のSNS・小紅書(RED)に・・・、「いつになったら中国もこんなふうにできるようになるだろう?」との投稿があり、反響が寄せられている。
 投稿者は「駅や街中でたばこを吸わない、人前で痰(たん)を吐かない。日本に数日滞在したけど、一度も他人のたばこの煙を吸うこともなく、痰を踏んでしまうこともなかった。自分の国もいつかこんな環境になってほしいな」とつづり、駅のホームに設置された喫煙所の写真を投稿した。
 ネットユーザーからは「これは確かに広めるべきだ」「これは日本に行ったことがある人ならみんな感じることだね。人類は文明化して前進するものだよ」「(日本の)街角でたばこを吸っている人を見かけたことはあるけど、確かに煙のにおいは感じなかったし、駅のホームでも同じだった」「もちろん、日本もどこもかしこも清潔で完璧ってわけじゃないけど、日本人って服装がきちんとしていて、清潔感があって気持ちいい。田舎の人でも髪型までちゃんと整えてる人が多いし」とのコメントが寄せられた。
 また、「移住した方がいいかもね。中国じゃ期待できないかも」「たばこの税収が毎年かなり大きいから中国は(たばこを)手放せないんだろうね」「中国に本当に必要なことだけど、誰もお金をかけて整備しようとしないんだよな」「中国も大都市なら10年以内に可能かもしれないけど、他の地方、特に県や町レベルだと永遠に無理かも」「要求が高すぎるよ。喫煙者はきっとこう言うだろうね、『気に入らないなら自分がどっか行けよ』って」といった諦め半分の声も上がった。
 さらに、「正直、これは永遠に実現できない気がする。だって学校で子どもに礼儀やマナーをちゃんと教えようとすらしていないんだから」「私の地元の空港にも喫煙室はあるけど、それでも平気で道端で吸う人がいる。やっぱり市民のマナー意識も大事だよね」「喫煙室があるだけでも進歩だけど、あとは人々のマナーの向上だね。自分から始めて、みんなで頑張ろう!」と、喫煙所の設置に先立ち、まずは人々のマナーの改善が優先されるべきだとする意見も見られた。
 このほか、「たばこは罰金とかである程度は規制できるかもしれないけど、痰はちょっと難しいかも。常に空気が優良レベルじゃない限り無理だと思う」「韓国に長年住んでたけど、風邪をひいている時以外は痰が絡むことなんてほとんどなかったし、痰を吐きたいって思ったこともほぼなかった。でもたまに(中国に)帰国して市内を数時間歩くと、すぐに喉に痰が絡む感じがするんだよね。しかも、その時の天気も特に悪くなくて普通の日だったのに」と、痰の問題について大気汚染との関連を指摘する声もあった。」
https://www.recordchina.co.jp/b952922-s25-c30-d0201.html
 <同じく。↓>
 「高松の電車で一駅一駅教えてくれた小学生に感動=中国ネット「本当にかわいい」「東京で中学生に…」・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b952679-s25-c30-d0052.html
 <物分かりいいねえ。↓>
 「中国人の「免許切り替え」についての河野太郎氏の投稿に、中国ネット「朗報!」「時限爆弾でしかない」・・・」
中国人の「免許切り替え」についての河野太郎氏の投稿に、中国ネット「朗報!」「時限爆弾でしかない」

https://www.recordchina.co.jp/b952998-s25-c30-d0052.html

        –映画評論327:ストックホルム・ケース–

 今回の「『ストックホルム・ケース』(Stockholm)は、2018年の<加・米>のクライム・スリラー・コメディ映画<で、> 監督はロバート・バドロー、出演はイーサン・ホークとノオミ・ラパスなど<で、> ストックホルム症候群の語源になった、1973年にスウェーデンのストックホルムで起きたノルマルム広場強盗事件を題材に描く」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B9
というのだが、(実際にそうだったと思われるが、)政府/警察側の強硬姿勢に強い違和感を覚えた。
 彼らのご先祖様がバイキングだった頃の本来的弥生性を垣間見たような思いがした。
 実際の事件を踏まえたストックホルム症候群についての記事
https://www.afpbb.com/articles/-/2963451?pid=11229583
を見つけたが、主犯がイーサン・ホークよりハンサムであることに、これじゃ、人質に取られた4人中の3人の女性が彼に好意を持ったのは不思議ではない?

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太田述正コラム#14944(2025.5.15)
<渡辺信一郎『中華の成立–唐代まで』を読む(その15)>

→非公開