太田述正コラム#14959(2025.5.23)
<皆さんとディスカッション(続x6263)/映画評論333:イゴールの約束>
<FCaY6o6o>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
なんで、防衛庁に決めたの?
⇒コラム#2501(コラム#14929)に出てくるところの、私の国家公務員試験の成績、の範囲内の省庁のうち、(当時は外務省は全く試験が別で最初から対象外だったが、)相対的に最も自分の幼少時の海外経験が生かせると思われたのが防衛庁(当時)だったってこと。この私のヨミは完璧なまでにハズれ、私の海外経験を二度の留学等に出してくれたおかげで更に厚いものにしてくれただけで、この私の経験を活用できる仕事なんて、防衛庁にはなかった。
(そもそも、防衛庁のみならず、戦後日本にはそんな仕事・・但し、非営利的な仕事・・なんてなかったってこと。おかげさまで(?)、世界(の、戦後日本を除く、大部分)にはありそうだが・・。(太田)
<太田>
安倍問題/防衛費増。↓
なし。
ウクライナ問題/ガザ戦争。↓
<EUの正念場だな。↓>
「無節操なトランプが見落とすロシアの「新たな脆弱性」…今こそ強力な対ロ経済制裁の好機・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d4a8e2087c68fb5595b9e08dac255a1c1dfc4c5
妄想瘋癲老人米国。↓
<トラをしつける猛獣使い募集中。↓>
「トランプ氏、また首脳会談で「公開非難」外交…南アフリカ「飛行機の贈り物がなく申し訳ない」・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E6%B0%8F-%E3%81%BE%E3%81%9F%E9%A6%96%E8%84%B3%E4%BC%9A%E8%AB%87%E3%81%A7-%E5%85%AC%E9%96%8B%E9%9D%9E%E9%9B%A3-%E5%A4%96%E4%BA%A4-%E5%8D%97%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AB-%E9%A3%9B%E8%A1%8C%E6%A9%9F%E3%81%AE%E8%B4%88%E3%82%8A%E7%89%A9%E3%81%8C%E3%81%AA%E3%81%8F%E7%94%B3%E3%81%97%E8%A8%B3%E3%81%AA%E3%81%84/ar-AA1FfAmU?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=d5194aad21d14e67878d140805e75e9c&ei=17
「トランプ政権、ハーバードの留学生受け入れを停止 在校生に転校要求・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E6%94%BF%E6%A8%A9-%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%AE%E7%95%99%E5%AD%A6%E7%94%9F%E5%8F%97%E3%81%91%E5%85%A5%E3%82%8C%E3%82%92%E5%81%9C%E6%AD%A2-%E5%9C%A8%E6%A0%A1%E7%94%9F%E3%81%AB%E8%BB%A2%E6%A0%A1%E8%A6%81%E6%B1%82/ar-AA1FiHlM?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=d5194aad21d14e67878d140805e75e9c&ei=11
<トラとは立場が正反対だが、いかにもトラの国らしいわ。↓>
「「来週プロポーズする予定だった」米ワシントンで銃撃…イスラエル大使館員2人が死亡 拘束された男(31)「パレスチナを解放しろ」と叫んでいた・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/6167b4ace4e18e53870d47adfb1640ef9af41d96
<ちゃうちゃう。資本主義じゃあなく裸の資本主義だ。↓>
「「資本主義とは恐慌やハイパーインフレの危機に常にさらされている不安定なシステム」–経済学者・岩井克人が読み解く《アメリカの不平等化の元凶》・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/06a858b79324fbe993096a5cf9529c017fb75bf2
<そもそも、米国は、「グローバル標準」でも、また況や「ユートピア」でも、なかったんだが・・。↓>
「“グローバル標準”アメリカはなぜ「ディストピア化」したのか?《碩学が見る近未来の世界》
https://bunshun.jp/articles/-/71208?utm_source=news.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=relatedLink
それでは、その他の国内記事の紹介です。↓
いんにゃ、汪兆銘は日本敗戦必至、と東條に自覚させようとしたんだろ。
(蜀は滅びた。)
そんなこと、東條は先刻ご承知だったというのに・・。↓
「・・・出師表には、孔明が若き君主である劉禅を思う心情が綴られ、自分が出征中に頼るべき優秀な臣僚の名を挙げ、さらに後漢が衰退した原因はそうした賢臣を用いなかったからだとも述べられている。汪が望んだのは、かつての劉備のような智将として東條があること、そして優秀な人材──汪自身を含む──をアジア諸国から広く募ることだったのではなかろうか。であるならば、贈呈された拓本は、そうした汪のメッセージが込められた“最後の賭け”だったということになる。孔明が前出師表を劉禅に上奏したのが、蜀の建興5年(227年)のこと。それから実に1700年あまりの長大な時を経たこのとき、汪兆銘は、新たな東アジア秩序を模索する大東亜会議の高邁な理念のなかに、出師表における孔明の精神を見いだし、それを東條へのメッセージとして忍ばせて伝えようとしたのではなかろうか。 拓本を受け取った東條が汪の忍ばせたメッセージを受け取ることができたのか否か、それは今となっては知る由もない。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/cddf021642ab20be55907d33a96f8a0766eee3e1
戦後日本の文系科学の脳死の元凶が丸山。↓
「・・・丸山は、徂徠学に見られる「作為」の論理のなかに、西洋の社会契約説へとつながる「近代」の萌芽を見いだそうとしたのです。けれども、「作為」の主体を「聖人」だけに限定せず、人民一般にまで広げる社会契約説のような思想は、東洋ではついに生まれませんでした。丸山の後継者に当たる政治学者の渡辺浩は、東大の講義をもとにした『日本政治思想史 十七〜十九世紀』(東京大学出版会、2010年)のなかでこう述べています。「荻生徂徠の思想の根幹は、ときに「近代的」と呼ばれる立場の逆、ほぼ正確な陰画である。すなわち、歴史観としては反進歩・反発展・反成長である。そして、反都市化・反市場経済である。個々人の生活については反「自由」にして反平等であり、被治者については反「啓蒙」である。そして、政治については徹底した反民主主義である。そういうものとして見事に一貫しているのである。」 これは丸山の徂徠解釈に対する、ほぼ完全な否定にほかなりません。いかなる学説も後世の学者によって乗り越えられる宿命にあるとすれば、丸山もまた例外ではないという見方もできるでしょう。戦中期の丸山が強引な徂徠学の解釈をした背景には、政治思想史はすべからく西洋がたどったのと同じ「近代」に向かって進んでゆくはずだとする意識があったように見えます。」
https://news.yahoo.co.jp/articles/8138f7099e6ce7cb3b8c4dc15d06cac668171d6c
どうしてそうなっちまったのか、を、どうして追究しないんだよ。
次のオフ会「講演」原稿で、私の仮説を提示する予定。↓
「・・・政治学者の成沢光(なるさわあきら)も、中国の『韓非子』と『日本書紀』を比較しながら、前者の「権」は君主が「独制」「独断」すべきものとされたのに対して、後者では君主の独制・独断はむしろ排されるべき考えであって、「君民共治」し「衆論」に決することが積極的に勧められたとしています(『政治のことば 意味の歴史をめぐって』、講談社学術文庫、2012年)。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/88fdbe8e352bbf4ebd6bef98476686c01d006e10
日・文カルト問題。↓
<ご愛顧に感謝と深謝。↓>
「「メタモンのプロモカード買い取ります」 韓国のポケモンイベントに多数の中国人転売ヤー–人気のメタモンカードを3万5000ウォンで買い取り、中国で9万ウォンで販売・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/05/17/2025051780012.html
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<人民網より。
日中交流人士モノ。↓>
「中国の発展の勢いを肌で感じた東京青年訪中団・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2025/0522/c94475-20318265.html
<ここからは、レコードチャイナより。
同じく。↓>
「<卓球>中国破りメダル確定!吉村真晴の涙に中国でも共感「称賛を贈りたい」・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b953516-s25-c50-d0052.html
「<卓球>早田ひなが中国・石洵瑶に勝利、中国ネット「予想通り」「早田がはるか上」・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b953593-s25-c50-d0052.html
<総体継受、継続中。↓>
「中国のSNS・小紅書(RED)・・・投稿者の女性は、東京都内のとある施設の階段で撮影した写真を投稿し、「手すりに点字があり、地下鉄の出口の番号が示されていた。下り方向には『銀座駅』、上り方向には『出口』『交差点』などとも書かれていた。そして点字はすべて、手すりをつかんだ時に指先が触れる側に統一されていた」とし、「都市の文明とは、こうした細部に現れるものだ」と評した。・・・
中国ネット賛否=「確かに優れている」「神格化するなよ」・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b953545-s25-c30-d0052.html
<太田>
一 除湿器
リビングに持ってきた表記の旧製品、電源が切れることなく稼働し続けている。
ピアノ部屋じゃあ切れて部屋の湿度が60度近くまで上昇してしまっているのが常だったのに不思議だ。
ひょっとして、二階に運ぶ過程でどっかにぶつかり、その衝撃で直ったのかしら?
二 TVのLAN環境
J:COMのセットトップボックス、東芝のTV、AmazonのFire TV(Box)、の三つをそれぞれ有線LANでも繋いでいたところ、この三本のケーブルを全部抜いても、何ら支障なく、無線LANでもって引き続き視聴できることを本日発見!
–映画評論333:イゴールの約束–
今回の『イゴールの約束』(LA PROMESSE)は、1996年のベルギー・フランス・ルクセンブルク・チュニジア映画で、「父に盲従していた下層階級の少年が精神的に自立していく姿を、不法移民問題をからめて描いたドラマ<で、>監督はベルギーのドキュメンタリー畑出身のルックとジャン=ピエールのダルデンヌ兄弟で、・・・主演は新人のジェレミー・レニエ」
https://www.kinejun.com/cinema/view/30110 ←筋
https://en.wikipedia.org/wiki/La_Promesse
というもので、監督兄弟も主演男優も(フランス語地区出身の)ベルギー人だ。
https://en.wikipedia.org/wiki/Dardenne_brothers
https://en.wikipedia.org/wiki/J%C3%A9r%C3%A9mie_Renier
社会派成長ドラマだが、何かが足りない。
ちなみに、このドラマではブルキナファソ不法移民が登場するが、同国のしっちゃかめっちゃか度は相当なものであり、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AD%E3%83%8A%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%BD
同国から欧州への不法移民が絶えないのもむべなるかなだ。
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太田述正コラム#14960(2025.5.23)
<渡辺信一郎『中華の成立–唐代まで』を読む(その23)>
→非公開