太田述正コラム#15047(2025.7.5)
<皆さんとディスカッション(続x6306)/映画評論371:ザ・コンサルタント2>

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 <どんなに善意ではあっても単なる逆モンゴルの軛症候群患者の妄言に過ぎない。
 核のおかげで、第三次世界大戦は抑止されている。↓>
 「・・・広島出身で被爆3世のバレリーナ森下洋子さんが会見「核は絶対にいけない」・・・
 喜びや幸せは原爆からは起きてこない。人間というのは、もっともっと美しいものを美しいと思ったり、人を愛するという喜びを感じたり、そうしていったら戦争というのは、なくなっていくと私は信じております・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/entertainment/%E6%88%A6%E5%BE%8C80%E5%B9%B4-%E5%BA%83%E5%B3%B6%E5%87%BA%E8%BA%AB%E3%81%A7%E8%A2%AB%E7%88%862%E4%B8%96%E3%81%AE%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8A%E6%A3%AE%E4%B8%8B%E6%B4%8B%E5%AD%90%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%8C%E4%BC%9A%E8%A6%8B-%E6%A0%B8%E3%81%AF%E7%B5%B6%E5%AF%BE%E3%81%AB%E3%81%84%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%84/vi-AA1HYZKT?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=10404ab59b4147b38a916f6c32c6ec90&ei=39#details
 <現在も世界は戦争だらけなんだが・・。↓>
 「「絶対に戦争を起こしたらいけない」高松空襲犠牲者追悼式に100人・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E7%B5%B6%E5%AF%BE%E3%81%AB%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%82%92%E8%B5%B7%E3%81%93%E3%81%97%E3%81%9F%E3%82%89%E3%81%84%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%84-%E9%AB%98%E6%9D%BE%E7%A9%BA%E8%A5%B2%E7%8A%A0%E7%89%B2%E8%80%85%E8%BF%BD%E6%82%BC%E5%BC%8F%E3%81%AB100%E4%BA%BA/ar-AA1HVXuk?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=6aad63836f944ad0b2fc641eb0c1f278&ei=65
 <日本の主要紙の逆モンゴルの軛症候群の一つの症例。↓>
 「「魚雷バット」は報道の言葉として適切か 「戦争用語」を考える・・・」
https://mainichi.jp/articles/20250704/k00/00m/050/033000c
 <とにかく、とにかく、岸カルト本舗に、余りにも遅過ぎた鉄槌を!↓>
 「与党、過半数維持は微妙な情勢 国民民主・参政が大幅議席増の勢い NNN・読売新聞参院選情勢調査・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/df4c77e0284bfb7f8d35692eb2cf1e5b4afdd7fe
 「内閣支持率24%、自民支持率19% 3年前に比べ下落 序盤調査・・・」
https://digital.asahi.com/articles/AST7446YGT74UZPS005M.html?iref=comtop_Politics_02
 <岸カルト機関誌の遺言?↓>
 「<産経抄>石破首相は明るく前向きな言葉を安倍昭恵さんに学べ・・・」
https://www.sankei.com/article/20250705-SZA6H3R4NVILDL6QX6PVDC7ZCU/
 <社会新報には、私、選挙中も選挙後もお世話になったのでこういうことを書くのは忍びないのだが、岸カルト補完勢力(アブ程度だが)として、幸か不幸か、本舗より先にほぼ壊滅状態になったものを延命装置を付けて生かし続けようとするのはいかがなものか。↓>
 「ラサール石井氏、社民党なくなれば「日本の底が抜けてしまう」 参政党も意識「人間にファーストもセカンドもない」・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E3%83%A9%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%AB%E7%9F%B3%E4%BA%95%E6%B0%8F-%E7%A4%BE%E6%B0%91%E5%85%9A%E3%81%AA%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%82%8C%E3%81%B0-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%BA%95%E3%81%8C%E6%8A%9C%E3%81%91%E3%81%A6%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%86-%E5%8F%82%E6%94%BF%E5%85%9A%E3%82%82%E6%84%8F%E8%AD%98-%E4%BA%BA%E9%96%93%E3%81%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%82%E3%82%BB%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%82%E3%81%AA%E3%81%84/ar-AA1HT0QB?ocid=BingNewsSerp

ウクライナ問題/ガザ戦争。↓

 <全方面でとことんやってるイスラエル。↓>
 「イスラエル軍、シリアの首都ダマスカス近郊で初の特殊作戦を実施・・・」
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/e7e42b6998438a14578148d62df706c796f85e73

 妄想瘋癲老人米国。↓

 <フレーフレー。↓>
 「インド政府がトランプ政権発動の自動車関税に対抗 アメリカ輸入品から同額の関税を徴収する「報復関税」課す方針・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/c50cebad6ee5d4004e9873e393fe1ba693077bd5
 <・・・。↓>
 「米テキサス州で洪水 13人死亡 サマーキャンプの子ども20人行方不明・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/entertainment/%E7%B1%B3%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B5%E3%82%B9%E5%B7%9E%E3%81%A7%E6%B4%AA%E6%B0%B4-13%E4%BA%BA%E6%AD%BB%E4%BA%A1-%E3%82%B5%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%97%E3%81%AE%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%8220%E4%BA%BA%E8%A1%8C%E6%96%B9%E4%B8%8D%E6%98%8E/vi-AA1HZOPa?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=92e3dbc894d44e6bb0f96ec5314d28f1&ei=19#details

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 諸外国との比較なくしてこんなこと言ってもしゃーないだろが。↓

 「〈驚異の数値〉「がん王国」日本で死亡率が激減!5年生存率が史上最高を記録した背景とは?・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/6299c127638e2ac3786dae41c32bfde5e27a74b1

 正逆モンゴルの軛症候群よりも遥かに遥かにマイナーではあっても、こういうのもれっきとした精神障害。↓

 「・・・矢野祐太郎は、海軍兵学校28期。明治33年に卒業して機雷敷設艦「巌島」や防護巡洋艦「笠置」「高千穂」に乗り組み、日露戦争時は戦艦「三笠」乗員で、擲弾の破片で負傷したとされる。その後、矢野は日本の砲弾に不発が多かったことに疑問を持ち、海軍砲術練習所などを経て海軍大学校に進み、卒業後は駐在武官としてロンドンの英国大使館にも勤務した。いわば日本軍の理系(技術系)エリートである。
 その妹は、明治天皇を追って殉死した「乃木将軍」こと、乃木希典の甥と結婚しているから、社会的にもある程度の信頼される地位にあったと考えてもいい。
 彼は出口王仁三郎の大本教や竹内巨麿の天津教の影響を強く受け、実際に入信もしながら、昭和4年頃より独自の世界観を打ち立て、昭和9年、神政龍神会なる団体を設立した。
 彼らは宮中に「魔物」が入ったと主張していた。宮中に入り込んだのは「金毛九尾」の狐で、邪悪な姫神とされた。これが宮中を混乱に陥れ、日本の危機的状況を招いていると訴えたのだ。
 そして彼らは天皇の霊的な覚醒をうながすべく、実際に一冊の書物を献上した。『神示現示による宇宙剖判により神政成就に到る神界現界推移変遷の概観 日本天皇発祥、世界統理、統理放棄、統理復帰、神政復古の経緯』という長いタイトルの書物がそれで、通称『神霊密書』という。
 ここに記されていたのは、『古事記』『日本書紀』をはるかにしのぐ宇宙創世の物語だった。彼は神々を分類し、この世界がどのように成り立っているかを説く一方、神武天皇は初代ではなく98代として、その前に長い系譜を置く。
そして矢野の生きる明治大正昭和初期には、日本に外国から邪神が入り込み、それに対抗する日本の神々が反撃していることが描かれる。さらには、そうした神々の上位にある神々の世界で大きな変動が起こり、それが日本で闘う神々や現世の日本に大きな影響を与えていることを主張したのである。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E3%83%A0%E3%83%BC-%E7%B7%A8%E9%9B%86%E8%80%85%E3%81%8B%E3%82%89-%E6%96%B0%E6%BD%AE45-%E7%B7%A8%E9%9B%86%E9%95%B7%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%9F%E7%94%B7%E3%81%8C%E3%82%BF%E3%83%96%E3%83%BC%E3%81%AB%E6%8C%91%E3%82%93%E3%81%A0-%E5%A4%A9%E7%9A%87%E3%81%A8%E6%96%B0%E8%88%88%E5%AE%97%E6%95%99-%E3%83%8E%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%81%8C%E9%9D%A2%E7%99%BD%E3%81%99%E3%81%8E%E3%82%8B/ar-AA1HXtE2?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=6aad63836f944ad0b2fc641eb0c1f278&ei=105

 もはや二度と、日本に信長や島津斉彬らは生まれない。↓

 「【戦国時代】待ち受けるのは最強の鉄砲隊と5倍の敵軍!窮地の信長が軍才を爆発させた『天王寺の戦い』とは・・・」
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/95dea0740f46851c1131221ff9ab561ef02faf37

 日・文カルト問題。↓

 <日韓併合に反対の立場からすれば、論理的には「賛成」すべきなんだろうな。↓>
 「全北特別自治道(以下、道)が来年1月から東学農民革命(甲午農民戦争・東学党の乱)参加者の遺族に手当てを支給することにしたと伝えられたのを受けて、賛否両論が巻き起こっている・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/07/05/2025070580002.html
 <本件で日本を取り上げることを許す。↓>
 「石破首相「トランプ大統領の不満、誤解から」…米国「日本は選挙のため合意に制約」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/335868
 <本件で日本を取り上げることを一応許す。↓>
 「地震1000回…九州の火山から噴煙5000メートル…韓国では旅行客が安全問い合わせ・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/335878
 <・・・。↓>
 「独立運動家・安重根描いた韓国映画「ハルビン」 日本で公開・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20250704003800882?section=entertainment-sports/index

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。
 日本側で戦った中共がそんなことを言っちゃアカンがな、習ちゃんよお。↓>
 「国務院新聞弁公室、抗日戦争勝利80周年記念テーマ展、芸術作品展覧・公演等について説明・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2025/0704/c94474-20336091.html
 <日中交流人士モノ。↓>
 「時空を超えた対話 沖縄大学生代表団が福州と琉球の交流史たどる・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2025/0701/c206603-20334757.html
 <報道価値なし。↓>
 「在日本中国大使館は先ごろ、中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利80周年記念レセプション「歴史を銘記し、平和を守る」を催した。・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2025/0701/c94474-20334795.html
 <ここからは、レコードチャイナより。
 そうそう。ライライ日本。↓>
 「「日本に行こうとしたら両親に怒られた」中国人女性の投稿に反響=「変な両親」「もしかして…」・・・中国のSNS・小紅書(RED)・・・」」
https://www.recordchina.co.jp/b956148-s25-c30-d0052.html
 「初めての日本旅行はどんな感じだった?中国人の感想は・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b956084-s25-c30-d0201.html
 <ご愛顧に深謝。↓>
 「中国のポータルサイト・捜狐に江戸川コナンが毛利蘭に「自分が工藤新一だ」と告白しない理由を考察した記事が掲載された。・・・」

https://www.recordchina.co.jp/b955933-s25-c30-d0201.html

<太田>

 –早生まれ–

 ようやく、表記の私の腑に落ちる論考が・・。↓

 「・・・思考、判断、記憶などの脳に対する負荷を、周りの子よりも早い段階でしっかりかけていくということは、脳の機能的な側面から見ればかなり大きなプラスなのです。・・・
 <例えば、>8カ月くらいまでの赤ちゃんは、どんな言語のどんな発音や抑揚も、完璧に聞き取ることができると考えられています。しかしそれ以降、周囲から聞こえてこない音は、少しずつ聞き取りにくくなると考えられます。 例えば、日本人の「L」と「R」を聞き取るための音感も、磨かれずに落ちていくと考えられます。なぜなら、日本語を母語として育つ場合、「L」と「R」を聞き分ける能力をほとんど使わないからです。 脳の限られたリソースを、使わないものに当てるのは無駄。コスパが悪いのです。 このような、「周囲の環境を受け入れ、次にほとんど使わないものを少しずつ切り捨てていく」という脳の成長は、脳の部位によって違いはありますが、脳が発達する限り続いていきます。・・・」

https://news.yahoo.co.jp/articles/5a7e3482a180ab55738cf89abb93f9cc22c6723a

 一人題名のない音楽会です。
 久しぶりにHIMARIのヴァイオリン演奏です。

Brahms Sonata for Violin and Piano No.3 in D minor, Op.108(注α) 24.20分
https://www.youtube.com/watch?v=H0X045VuIp0&list=RDH0X045VuIp0&start_radio=1&t=157s

(注α)1886~88作曲。
https://imslp.org/wiki/Violin_Sonata_No.3,Op.108(Brahms,_Johannes)

Wieniawski(コラム#13423) Violin Concerto No,1(コラム#9454)(注β) Excerpt オケ:Berliner Philharmonik 1.57分
https://www.youtube.com/watch?v=lnkwwUGBZTY&list=RDlnkwwUGBZTY&start_radio=1

(注β)1853年初演。

https://en.wikipedia.org/wiki/Violin_Concerto_No.1(Wieniawski)

 
         –映画評論371:ザ・コンサルタント2–

 この前は二番煎じの映画の出来が良かったので一番煎じの出来ももちろんよかったという話をしたばかりだ(コラム#15041)が、今回は、一番煎じの出来がよかった(コラム#15035)ので二番煎じを見たら(全くもって不思議ではないことながら)甚だしくがっかりさせられてしまったという次第だ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%882
 なお、この際と思って調べてみた結果、一番煎じにも出演していたところの、主人公の弟役のジョン・バーンサル(Jon Bernthal。1976年~)が、ロシアの Moscow Art Theatre Schoolで学び、次いでそこと提携してた、ハーヴァード大の演劇学校(Harvard University’s Institute for Advanced Theater Training at the American Repertory Theater in Cambridge, Massachusetts)でも学び、ディプロマを取得していることを知った。
https://en.wikipedia.org/wiki/Jon_Bernthal
https://en.wikipedia.org/wiki/Institute_for_Advanced_Theater_Training ←参考
 冷戦終結後、米露双方が相手に幻想を抱いていた時期があったことが懐かしく思い出されたが、それはそれとして、私が留学したスタンフォード大には同様の演劇学校がないこと、また、それはそれとして、ハリウッドのあるカリフォルニア州の大学ながら、米映画界での存在感がハーヴァード大に比べると遥かに希薄であること、同時に、日本で、演劇関係の大学/大学院レベルの教育研究が国立大でほぼ存在しないこと、を、残念に思ったりして・・。

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太田述正コラム#15048(2025.7.5)
<渡辺信一郎『中華の成立–唐代まで』を読む(その63)>

→非公開