太田述正コラム#15049(2025.7.6)
<皆さんとディスカッション(続x6307)/映画評論372:プロフェッショナル>

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 <「思想信条も近い」かどうかまで確かめる労を惜しんだが、強力助っ人の登場で当選可能性が・・。↓>
 「【参院選】小林よしのり氏が山尾志桜里氏と都内でコラボ遊説・・・
 2人は親交が深く、思想信条も近い。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%8F%82%E9%99%A2%E9%81%B8-%E5%B0%8F%E6%9E%97%E3%82%88%E3%81%97%E3%81%AE%E3%82%8A%E6%B0%8F%E3%81%8C%E5%B1%B1%E5%B0%BE%E5%BF%97%E6%A1%9C%E9%87%8C%E6%B0%8F%E3%81%A8%E9%83%BD%E5%86%85%E3%81%A7%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%9C%E9%81%8A%E8%AA%AC-%E3%83%AF%E3%82%B7%E3%81%8C%E5%BF%9C%E6%8F%B4%E3%81%AB%E4%B9%97%E3%82%8A%E5%87%BA%E3%81%97%E3%81%9F-%E7%90%86%E7%94%B1%E6%BF%80%E7%99%BD/ar-AA1I17q7?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=58fa642cb3ea49ed8a6f4b5adba1421c&ei=11
 「無所属・山尾志桜里氏 聴衆増えた!・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/cafa5f087b828655cd30115dd33501f55f509004
 <いつもそんなこと言いたくないと思いつつも、現在の日本人の場合、「被害者」の言だっててんで非論理的でおよそ聞くにたえない、と言わざるを得ないのが残念だ。↓>
 「・・・日本被団協の田中熙巳さんが、「その時目にした人々の死に様は、人間の死とはとても言えないありさまでした。誰からの手当ても受けることなく苦しんでいる人々が何十人何百人といました。たとえ戦争といえどもこんな殺し方、こんな傷つけ方をしてはいけないと、私はそのとき、強く感じたものであります」と自らの体験を語り、「核兵器をなくしていくためにどうしたらいいか、世界中のみなさんで共に話し合い、求めていただきたい」と核廃絶を求めたばかりだ。 ・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef8ef010c7a16f66e0943bc89b34f74634c4e6ef
 <と、ウクライナの人々にどんな顔して言うのかねってハナシ。↓>
 「・・・千葉市の「・・・七夕空襲を含む2度の空襲を経験した同市の・・・高山さんは「戦争は物を壊し、人を殺し、最後は心も殺してしまう。何もいいことはない」と訴えている。」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%81%AF%E4%BA%BA%E3%82%82%E5%BF%83%E3%82%82%E6%AE%BA%E3%81%99-%EF%BC%92%E5%BA%A6%E3%81%AE%E7%A9%BA%E8%A5%B2-%E9%96%93%E4%B8%80%E9%AB%AA%E7%94%9F%E3%81%8D%E6%8A%9C%E3%81%8F-%E5%8D%83%E8%91%89%E3%81%AE%EF%BC%98%EF%BC%97%E6%AD%B3%E5%A5%B3%E6%80%A7/ar-AA1I2w5x?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=765a3469dccd49cea977da625d019de6&ei=41
 <百田のはヘイトスピーチと言ってよいが、この部分はいただき。新たな土葬を認めない法律を作ることでイスラム教徒の流入を防止することができるってね。↓>
 「日本保守党の百田尚樹代表は・・・一部外国人の土葬文化に対し、否定的な考えを強調。日本では火葬が一般的だとして「日本にやって来たら、日本のルールやマナーを守るのは当然のことだ。郷に入れば郷に従えだ」と述べた。」
https://news.livedoor.com/article/detail/29107056/
 <岸カルトと心中するつもりらしい国賊新聞が遅れてきたトホホ国賊志望者を宣伝する地獄絵。↓>
 「自民・鈴木大地氏「スポーツマンシップ必要」 参院選東京選挙区・候補者演説・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E8%87%AA%E6%B0%91-%E9%88%B4%E6%9C%A8%E5%A4%A7%E5%9C%B0%E6%B0%8F-%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%83%E3%83%97%E5%BF%85%E8%A6%81-%E5%8F%82%E9%99%A2%E9%81%B8%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%81%B8%E6%8C%99%E5%8C%BA-%E5%80%99%E8%A3%9C%E8%80%85%E6%BC%94%E8%AA%AC/ar-AA1I02Pd?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=ecf42bb5a5c441ceadb2cc724a8ebc0e&ei=31
 <国産兵器がダメ過ぎてこういうケースでしか「輸出」はできないってこと。↓>
 「フィリピンに護衛艦を輸出へ、中国への抑止力強化に初の事例…中古の「あぶくま型」全6隻・・・」
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20250705-OYT1T50142/

ウクライナ問題/ガザ戦争。↓

 <米国も自傷行為やってくれてるし、この際、ロシアも潰しちまおうって魂胆ね。↓>
 「ロシアの戦争敗北は受け入れられず、中国外相がEUに伝達・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/02faf0bf4e0dc047af5b3eabf7a282016ac0b8aa

 妄想瘋癲老人米国。↓

 なし。

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 もちろん、東大じゃあありません。
 (マジ、余りにもだらしないよねえ。)↓

 「人の肝臓が持つ多層的な機能を、人工多能性幹細胞(iPS細胞)で世界で初めて再現したとの研究成果を、大阪大研究チームが3日までに英科学誌ネイチャーに発表した。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/health/other/%E5%A4%9A%E6%A9%9F%E8%83%BD%E3%81%AEips%E8%82%9D%E7%B4%B0%E8%83%9E%E3%82%92%E9%96%8B%E7%99%BA-%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%88%9D-%E8%82%9D%E7%A1%AC%E5%A4%89%E6%B2%BB%E7%99%82%E3%81%AE%E5%BF%9C%E7%94%A8%E3%82%82/ar-AA1HSDgz?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=765a3469dccd49cea977da625d019de6&ei=9

 日・文カルト問題。↓

 <イギリスよ、お前もか。↓>
 「<独自>慰安婦「強制的に性奴隷」英国立軍事博物館が事実反する展示 日本政府が懸念表明・・・」
https://www.sankei.com/article/20250705-VMMTDXMT7NLZJCUPON6M4L7Q7A/
 <本件で日本を取り上げることを許す。↓>
 「「TSMC、日本第2工場を延期…トランプ関税圧力で対米投資拡大」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/335881

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 なし。

<太田>

 –鼻毛ハサミ–

 本日、目出たく表記が到着し、さっそく使用したが、鏡は左右逆に映るので使いにくいけれど、そんな贅沢は言ってられない。

 
         –映画評論372:プロフェッショナル–

今回の『プロフェッショナル』(In the Land of Saints and Sinners)は、2024年のアイルランド映画で、1970年代のIRA「華やかりし」頃の北アイルランドを舞台にしており、主演のリーアム・ニーソンを含め、主要俳優達は全員アイルランドか北アイルランド出身の芸達者達
https://filmarks.com/movies/112192
https://professional-movie.jp/ ←筋
であり、及第点をつけたい。
 印象深かったのは、いくら既に半世紀も前の話であるとはいえ、IRAを悪役に仕立て上げて、アイルランドで問題に全くなった形跡がない
https://en.wikipedia.org/wiki/In_the_Land_of_Saints_and_Sinners
ことであり、これは、当時から、アイルランド人が醒めた目でIRAを見ていたということではなかろうか。
 なお、主役の相棒を務めるジャック・グリーソン(Jack Gleeson。1992年~)は、子役時代から映画やTVで俳優として活躍してきているが、2010~2015年の間、アイルランド最高峰の大学で、イギリスのエリザベス1世が創設したトリニティー・カレッジ・ダブリン(Trinity College Dublin)で学業(哲学・神学)に専念し、成績上位1%未満に入って卒業している
https://en.wikipedia.org/wiki/Jack_Gleeson
https://en.wikipedia.org/wiki/Trinity_College_Dublin
つわものであることを知った。

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太田述正コラム#15050(2025.7.6)
<渡辺信一郎『中華の成立–唐代まで』を読む(その64)>

→非公開