太田述正コラム#15099(2025.7.31)
<皆さんとディスカッション(続x6332)/映画評論397:フレンチラン>

<iCEPHAvo>(「たった一人の叛乱(避難所)」より)

≫<日本でこうならないのはどうして?↓>
「韓国の総人口 外国人増加で微増・・・」≪(コラム#15097。太田)

 単純な話です。
 日本の人口動態が既に大量減少モードに入ってるので、イギリス並みに外国人を受け入れてもマイナスになるからです。2024年の自然増減(出生数一死亡数)は-91万人ですので、外国人を毎年100万人受け入れる覚悟がないとダメです。
 韓国の自然増減(2024年)は-12万人ですので、12万人程度の外国人は楽勝
 ちなみに仏の自然増減がマイナスに転じたのは2024年、英は2023年から、韓国は2020年、日本は2005年からです。
 アメリカは、2024年にプラス55万人です。
 アメリカは2017年までプラス100万人以上を維持していました。
 但し、どの国もコロナ期にマイナスを経験しています。
 典拠が多くなり過ぎるので、日本の人口統計のみ挙げますのであしからず。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E4%BA%BA%E5%8F%A3%E7%B5%B1%E8%A8%88
 訂正:フランスのデータは少し不正確です。↓
 「フランス、第2次世界大戦以来初めて死亡者数が出生者数を上回る・・・」 
https://news.yahoo.co.jp/articles/93683ec61c7a6d841287a7b20336d14d4a44d1aa

⇒Got it!/ごっつあん。(←かろうじての掛詞。)(太田)

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 <なら、富士火力展示演習もブルーインパルスも廃止だよ。というか、駐留米軍経費全額負担して自衛隊廃止したら?↓>
 「自衛隊の観閲式や観艦式など「今後は実施せず」…1951年に開始、厳しい安全保障環境下で負担大・・・」
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20250731-OYT1T50004/

ウクライナ問題/ガザ戦争。↓

 <結果的にだが、トラはいいこともたまにはする。↓>
 「トランプ大統領、インドに25%関税を表明…ロシア軍需品の大量購入を問題視・・・
 関税を25%から上乗せする可能性も示唆した。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98-%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%AB%EF%BC%92%EF%BC%95-%E9%96%A2%E7%A8%8E%E3%82%92%E8%A1%A8%E6%98%8E-%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E8%BB%8D%E9%9C%80%E5%93%81%E3%81%AE%E5%A4%A7%E9%87%8F%E8%B3%BC%E5%85%A5%E3%82%92%E5%95%8F%E9%A1%8C%E8%A6%96/ar-AA1JAJRB?ocid=msedgntp&cvid=fae516d4f47a43e6928619081a6edafb&ei=18
 <期限切らにゃ。↓>
 「米国、中国に警告!「ロシア産原油購入続行なら最大500%関税」ロシア支援の代償を厳しく追及・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E7%B1%B3%E5%9B%BD-%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AB%E8%AD%A6%E5%91%8A-%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%94%A3%E5%8E%9F%E6%B2%B9%E8%B3%BC%E5%85%A5%E7%B6%9A%E8%A1%8C%E3%81%AA%E3%82%89%E6%9C%80%E5%A4%A7500-%E9%96%A2%E7%A8%8E-%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%81%AE%E4%BB%A3%E5%84%9F%E3%82%92%E5%8E%B3%E3%81%97%E3%81%8F%E8%BF%BD%E5%8F%8A/ar-AA1JyuDZ?ocid=msedgntp&cvid=9a383388449141ed932b23205f1c5ca3&ei=15
 <参考:これは蛮行かつ愚行だが・・。↓>
 「トランプ氏、ブラジルへの関税50%を命じる 前大統領の処遇に不満・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E6%B0%8F-%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%83%AB%E3%81%B8%E3%81%AE%E9%96%A2%E7%A8%8E50-%E3%82%92%E5%91%BD%E3%81%98%E3%82%8B-%E5%89%8D%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E3%81%AE%E5%87%A6%E9%81%87%E3%81%AB%E4%B8%8D%E6%BA%80/ar-AA1JBqng?ocid=msedgntp&cvid=8d3d7776ac764d4293f6e26de52a8c8f&ei=8

 妄想瘋癲老人米国。↓

 なし。

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 ・・・。↓

 「ボーイング機100機購入の日米合意、日本航空「計画の前倒しは考えていない」・・・
 ANAホールディングス(HD)も調達計画を変更しない方針を明らかにしている。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E6%A9%9F%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%90%E6%A9%9F%E8%B3%BC%E5%85%A5%E3%81%AE%E6%97%A5%E7%B1%B3%E5%90%88%E6%84%8F-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%88%AA%E7%A9%BA-%E8%A8%88%E7%94%BB%E3%81%AE%E5%89%8D%E5%80%92%E3%81%97%E3%81%AF%E8%80%83%E3%81%88%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%AA%E3%81%84/ar-AA1Jzeoi?ocid=msedgntp&cvid=6789a4f1f1c645d9808a8688648626ec&ei=4

 この程度の話が国際ニュースに。↓

 Japan’s Fukushima plant workers evacuate after tsunami warning・・・
https://www.bbc.com/news/articles/c2l79p7x589o

 日・文カルト問題。↓

 <日韓交流人士モノ。↓>
 「猛暑にもかかわらず大阪・関西万博来場者1000万人突破…安穏な老後をなげうって奔走する「ミスター・ミャクミャク」・・大阪観光局理事長・溝畑宏さん(元観光庁長官)・・にインタビュー・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/07/28/2025072880009.html
 <交渉経費大幅節約できておめでとう。↓>
 「トランプ大統領「韓国の相互関税25%から15%に引き下げ…貿易交渉妥結」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/336967
 <そいつはよごさんした。↓>
 「・・・韓国<の>人口10万人当たりの自殺者数を示す自殺率は比較可能な最新の統計である22年で23.2と、OECD平均(10.7)の2倍を上回った。   
 ただ、韓国の自殺率は早いペースで低下している。12年から22年の間にOECD平均が16.4%低下したのに対し、韓国の自殺率は23.4%低下した。・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20250730002500882?section=society-culture/index

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <表面的な評論だなあ。↓>
 「・・・環球時報・・・記事は、「アジアで最も早く民主化した国」と自称する日本にはいまだに西洋とは異なる「封建的伝統」の要素を含んでおり、派閥制度が封建領主と家臣団のシステムに似ているほか、世襲制やその地域基盤も封建時代の大名を想起させるとも指摘。地方の選挙区が議員一族の「領地」と化しており、「始祖」が築いた人脈と財力に頼ってその子や孫が容易に政治的遺産を受け継げる状況になっているとした。
 さらに、日本の政治は西洋の三権分立を踏まえつつも、集団主義や階層制度、年功序列といった日本文化とも深く融合しており、その根深さは容易に改められないとの見方を示した。」
https://www.recordchina.co.jp/b957619-s25-c10-d0193.html
 <総体継受!↓>
 「中国のSNS・小紅書(RED)にこのほど、「なぜ芸能人が日本に行きたがるのか、やっと分かった」との投稿があり、反響を呼んでいる。・・・
 その理由を「一度行くと何度も行きたくなる場所だから」とした。そして、日本の空港やトイレ、東京や大阪、奈良などの観光スポットで撮影した写真を15枚以上アップした。
 他のネットユーザーからは「先週日本から帰ってきたけど、(懐かしさの)禁断症状出てる」「正直言って、(日本に)行くと帰りたくなくなる」「安くて近い。近距離の旅行なら日本一択」「もともと5日間の予定だったけど、7日間に延長して、それからまた9日間に延長した。でもまだここ(日本)にいたい」といった声が上がった。
 また、「トイレに紙もちゃんとあるしね(笑)」「日本はどこのトイレも清潔」「副流煙を吸わなくていいのが本当にうらやましい。(中国では)勤務中、ずっと吸わされてつらい」「国民の素養が中国よりもずっと優れているからね(グッド)」「祖国を愛しているけど、その意見には同意」「実際、一番の違いは国民。公共の場でたばこを吸わない、きちんと列に並ぶ、違法駐車しているバイクがない、(自動車は)クラクションはほぼ鳴らさずマナーを守って運転している」といった意見も。
 このほか、一部の批判的な声に対して、「海外には一生行く能力のない人だけが(日本が良いという意見に)文句を言う。行ったことがある人のほとんどが良かったと言う。おかしいね」と反論するコメントも寄せられている。」
https://www.recordchina.co.jp/b957689-s25-c30-d0052.html
 <日中交流人士モノ。↓>
 「・・・平野美宇・・・は今シーズン、中国超級リーグに参戦しており、女子世界ランキング1位の孫らと同じ深セン大学チームに所属。試合では、ほぼ事前練習なしの状態で孫とダブルスのペアを組んだもののそれでも勝利するなど、チームに貢献している。
 このほど、日本語が分かる張成(ジャン・チョン)コーチと共に中国でライブ配信を行った平野は、チーム加入後、憧れの存在でもある孫に「何て呼んだらいいですか」と尋ねた時のことを、日本語と中国語を交えて明かした。
 平野によると、孫は日本では同い年の子を「○○ちゃん(中国語で○○醤)」と呼ぶことから、孫の愛称の「莎莎」に「醤」をつけて「『莎莎醤(莎莎ちゃん)』って呼んで」と答えたという。
 平野が「年齢は同じだけど(孫は)卓球がすごすぎるから」と、「莎莎さん」ではどうかと聞いたところ、孫は年齢が同じで、しかも平野の誕生日の方が早い(平野は4月、孫は11月)ため平野の方が「先輩」に当たるとして、「『莎莎ちゃん』でOK」と言ってくれたという。
 中国のネットユーザーからは「『莎莎ちゃん』はかわいい(笑)」「『莎莎ちゃん』、いいね」「サラダドレッシング(沙拉醤)かと思った(笑)」「『莎莎ちゃん』って言葉が本人の口から出てきたらどれだけ萌えるか分からない(笑)」「平野もかわいい」「平野は礼儀正しいなあ」「なんか、平野がだんだんかわいく見えてきた」といったコメントが寄せられている。
・・・」

https://www.recordchina.co.jp/b957574-s25-c50-d0052.html

<太田>

 –Apple–

 X299パソコンで表記からログアウトしている状態にあったことが分かり、ログインしておいた。

 これで、iPhoneで撮った写真のiCloudへの自動アップロードができるようになったのでは?

 
          –映画評論397:フレンチ・ラン–

 今回の『フレンチ・ラン』(Bastille Day。The Take)は、「2016年の<仏・米・英>・ルクセンブルクのアクションスリラー映画<で、>ジェームズ・ワトキンスが共同脚本と監督を務めた作品で、出演はイドリス・エルバ、リチャード・マッデン、シャルロット・ルボン、ケリー・ライリー、ジョゼ・ガルシアなど」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%B3 ←筋
だが、米映画でよくあるところの、政府(の全部または)一部が腐っているというおハナシで、まあまあ。
 ワトキンス(James Thomas Watkins。1973年~)はイギリス人だが、学歴は不明。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%AF%E3%83%88%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B9_(%E6%98%A0%E7%94%BB%E7%9B%A3%E7%9D%A3)
 助演女優のルボン(Charlotte Le Bon。1986年~)は、カナダ人で、まあ美人。
https://en.wikipedia.org/wiki/Charlotte_Le_Bon

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太田述正コラム#15100(2025.7.31)
<丸橋充拓『江南の発展–南宋まで』を読む(その20)>

→非公開