太田述正コラム#4777(2011.5.30)
<皆さんとディスカッション(続x1219)>
<太田>(ツイッターより)
 日本の明治維新や明治時代を考えるにあたって、当時の日本の指導者達が、もっぱら英国を模範としたことを忘れちゃいけない。
 それは、単に当時の英国が世界覇権国であり、かつ最先進国の一つであったからだけじゃない。
 彼らは、英国の文明に最も親和性を覚えたからなんだな。
 どうして日本の「右」も「左」も日本の戦前史をを素直に回顧できないのかねえ。
 みんな先入観がありすぎだよ。
 太田コラムを読んで、自分の汚れ(先入観)を洗い流し、その上で、人間主義と対赤露安全保障という二つの言葉さえしっかり理解すればいいんだよ。
 簡単だし、おおむねタダだぜ。
<NS>
 –笑えるツイッター記事でした (^o^)–
 ・・・このツイッター記事の最後の「おおむねタダだぜ」の部分には笑えました。(^o^)
 私は有料会員で、太田さんの熱心な支持者ですが、太田さんの記事には、時折すごく腹を抱えるぐらい笑えるジョークが入っています。
 ですから、お気づきかどうか解りませんが、ユーモアのセンスもかなりなものがあると思えます。
 どうぞこれからも、時折ユーモアを交え、まじめな「日本はアメリカの属国だ」を展開して下さいませ。
 本日は、上記ツイッター記事を見て、コメントせずには居られませんでした。
 ありがとうございました。
<けいc。>
 太田史観の日本が戦前、人間主義でもって中国人民を赤露から守るために中国東北部まで出張っていった…というロジックまで理解できますが、それ以降の恐らく完膚無きまでに敗北を期すであろう対米戦の危険を冒してまで日本が人間主義を貫くメリットは何だったんでしょうか?
<太田>
 通りすがりの大男に強姦されようとした少女が徹底的に抵抗したために殺されたとして、あなたはその亡くなった少女の遺影に向かって、その抵抗の「メリットは何だったんでしょうか」と問いかけるのですか。
 こういう問いかけをするあなたは、この少女のイノセンス(無垢性)を信じていない・・つまりは、戦前の日本人の「ロジック」を信じていない(=「理解」していない)、ということではありませんか?
 
 「ハル・ノートのようなものをつきつけられれば、モナコ公国やルクセンブルク大公国でさえ戦争に訴えただろう」というA.J.ノックの言葉
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%80%E3%83%BB%E3%83%93%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%AB
・・パール自身の言葉ではなかったんだ!・・をもう一度噛みしめてください。
<εεΤΤ>(「たった一人の反乱」より)
≫赤露の犠牲者にならないようにしてあげられなくなることが≪(コラム#4775。太田)
 もっと簡単な言い回しがあると思うんだ・・・。
<太田>
 で、その「もっと簡単な言い回し」ってのをぜひ聞かせてもらいたいもんだ。
<εΤΤε>(「たった一人の反乱」より)
 「ジョック(Jock)とは、アメリカ合衆国における人の類型のひとつで、狭義ではアスリートの男性を指し、広義ではしばしば同国の社会―特に学校社会のもとでの、スポーツマンを主とする『人気者の男性』を名詞として総称する・・・。
 アメリカ合衆国の社会、特に学校社会のヒエラルキーの頂点に位置するジョックは、対概念たるナードとともに、アメリカ合衆国の社会・文化の最たる象徴の一として語られもする。」
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AF&oldid=34052541
 民主主義は平等を教えるけど、米国の実際は競争が10代から凄まじい。
 この辺の現実は実際に10代の頃に住んでないとわからない。
 太田さんも大学だけだからわからないね。
 こういう現実があると、やはり米国の大半を占める負け組白人の心の癒しとなる「人種差別」が根強く残っていくのかな。
<太田>
 今、米国じゃ人種差別は薄れつつあるんだから、米国の人種差別の原因は歴史に求めなくっちゃ。
 原住民(インディアン)を放逐し、虐殺し、アフリカ黒人を奴隷としてこき使うには、人種差別「イデオロギー」が必要だったことが第一点。
 新規移民が米国の最底辺から厳しい「人種差別」に耐えつつ社会的地位を向上させていくにあたって、今度は、自分達より後から移民してきた連中を「人種差別」する、という差別の順送り構造が第二点だな。
 誰か、適当に典拠探しといてね。
<εΤΤε>(「たった一人の反乱」より)
 「コロンバイン高校銃乱射事件」
 「事件の舞台となったコロンバイン高校に在学していたエリック・ハリスとディラン・クレボルドは、この高校に入学してしばらくを経た頃からその卒業の頃までにわたって、同校の一部の生徒らのいじめの対象になっていたという。
 校内のいわゆる人気集団のクリーク(派閥)の生徒らから毎日のように小突かれる2人の姿や、その人気集団の生徒らと深い親交を持つ女子生徒らが2人と一緒にいた女子生徒を嘲る、時に2人を直接嘲る場面などが日常的にあったとの証言があり、彼らの共通の知り合いでのちに独白録を出版もしたブルックス・ブラウンは、2人がファゴット(faggot/「オカマ野郎」「ホモ野郎」というような意味の罵り言葉)と罵られるところや、ハリスがロッカーに押し込まれるところ、2人が車の中から物を投げつけられるところなどを目撃している。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%B3%E9%AB%98%E6%A0%A1%E9%8A%83%E4%B9%B1%E5%B0%84%E4%BA%8B%E4%BB%B6
 アメリカ新自由主義の負の側面とも受け取れるかな。
<太田>
 単なるイジメの話じゃん。
<ττεε>(「たった一人の反乱」より)
≫少なくとも、小沢側からカネの要求があり、水谷建設がそれに応じ(ようとし)たところまでは、争い難いよな≪ (コラム#4773。太田) 
  ↑
 何でやねん 太田さん、小沢嫌い丸出しで、水谷功元会長の証言をよく読んでないだろ~自慢の老眼が曇ってんぞ(笑)。
 水谷功元会長の新証言は、小沢側からのカネの請求すら関係なく、社長の個人的ネコババした旨の証言だぜ。
 「小沢側からカネの要求があり」というんなら、しっかりとした典拠出しなさいよ、これぢゃ ただの小沢嫌い故のレッテル貼りだろ(笑)。
 で、なんで青い鳥やねん(笑) 太田さんの脳内が目出度いお花畑だろ。
<太田>
 チミ、「水谷建設の元会長が「小沢元代表側に1億円の裏金を渡すことを了承したのは事実だが、実際にカネが渡ったのかは分からない」と法廷で証言をし<た>」とNHKが報じた
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110525/t10013089811000.html
のは誤報だっての?
 小沢から要求があった・・だって受け渡しが成立するためには相手の同意(欲しい、受け取るという意思表示)が必要だろ・・ので当時の社長が当時の会長に払います、と説明したところ、会長は、即、了解したわけだ。
 ってことは、建設業界で小沢にみかじめ料を払うのが常識化してたのか、水谷建設として以前にも小沢にみかじめ料を払ったことがあったか、どっちかだと思わんかねえ。
 ついでに、
>で、なんで青い鳥やねん(笑)。太田さんの脳内が目出度いお花畑だろ。
 そこまで言うなら、誰に首相になって欲しいんや? あげてみ。
<ττεε>(「たった一人の反乱」より)
 <小沢は、WSJのインタビューで、>福島原発の情報隠蔽工作を強く糾弾している。 
 「隠していたらどうしようもない。それを前提にして、対応策を」と言っている。
 まぁ 当たり前のことなんだが、
 「当面は福島の人だが、福島だけではない、このままでは汚染はどんどん広がるだろう。だから、不安・不満がどんどん高まってきている。もうそこには住めないのだから。
 ちょっと行って帰ってくる分には大丈夫だが。日本の領土はあの分減ってしまった。あれは黙っていたら、どんどん広がる。
 東京もアウトになる。ウラン燃料が膨大な量あるのだ。チェルノブイリどころではない。あれの何百倍ものウランがあるのだ。
 みんなノホホンとしているが、大変な事態なのだ。それは、政府が本当のことを言わないから、皆大丈夫だと思っているのだ。私はそう思っている。」
 危険を煽っているんぢゃーない。管総理の国民の命や安全を屁ともおもわないような責任感のない、その場しのぎのポピュリズム発言は度し難い。
 既に関東圏の放射能汚染は深刻な状態に至っているのと、今後それがさらに拡大する可能性の高さ+危機感を我々が持たないと、
 「テレビ事情】基本はB層対策…その話法は「心配ない、安全を先にふって、 最後に危険の可能性」と具体的な指示。これでB層が安心。「少しづつ耐性をつくるという手法。 最後に福島全部がアウトでも納得」 」<(←ここ、典拠が明らかになっとらんぞ!(太田))>
と、現政権に馬鹿にされ騙されて、糸へんに冬となるだけだろ。
「たかり」金は=全て国民の負担
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/3770620.html
 2001年からサボっていた官僚・政治家と賠償
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/3770067.html
 Mrタケちゃんマン~政府も少しはなにかやってください
http://takedanet.com/2011/05/110530_ef2d.html
 汚染されたものは地方自治体が処理できない法律→国が処理しなければならない。
 福島原発の処理は東電任せ(緊急時だけちょっと応援)、小学校の汚れは自治体任せ・・、政権の座を維持することが第一の、国民の生命や健康なんぞは“心配しているフリ”、 口だけの管総理とその緩~い仲間たち(笑)。
 こんな有様では政権失格だろ。 
 小沢が駄目なら亀井とか、“強力”を発揮できる奴を緊急総理とすべきだとおもう。
 あまり関係ないけど、“強力(ごうりき)伝”(新田次郎)面白い。
http://s-moriwaki.at.webry.info/200709/article_4.html
http://www.geocities.jp/mmmk1717/080612Gouriki/Gouriki.htm
<太田>
 へー、亀井ねえ。
 まさか、彼がキミの本命じゃないんだろうが、亀井なんて、小沢に勝るとも劣らない・・だって捕まんないでしょ・・旧自民党的ダーティー政治家だぞ。
 それでは、その他の記事の紹介です。
 この点じゃ、少しずつ世論も正常化しつつあるね。↓
 「・・・内閣不支持率は62%で前回から5ポイント下がった。民主党の支持率は2ポイント上昇して26%、自民党は1ポイント上昇の35%で両党の差は9ポイントでわずかに縮まった。みんなの党6%、公明党5%など。「支持政党なし」は16%だった。・・・」
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819481E0EBE2E3838DE0EBE2E7E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2
 ホント、ひでーもんだ。↓
 「仏首相府は29日、ジョルジュ・トロン公務員担当相(53)が辞任したと発表した。
 トロン氏は、元部下の女性2人が「性的暴行を受けた」として告訴しており、事実上の引責と見られる。・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110530-OYT1T00170.htm?from=main4
http://www.guardian.co.uk/world/2011/may/29/french-minister-reisgns-accused-sexual-assault (←より詳しい。)
 ひでー欧州でも、日本の人間主義を的確に感知した人も少しはいるってことだ。↓
 「ファンロンパイ欧州理事会常任議長(EU大統領)が28日、ブリュッセルでの菅首相との共同記者会見で日本を励ます俳句を披露した。
 地震と津波、原発事故を嵐にたとえ、「嵐去り 後に残るは 優しき心」と英語で詠むと、首相は句をかみしめるように2度繰り返し、「心に染み入るよう。本当にありがたい」と応じた。
 会見ではEUの執行機関・欧州委員会のバローゾ委員長も「キズナ(絆)」や「シンライ(信頼)」という日本語を使い、日本との連帯を強調した。」
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110529-OYT1T00532.htm
 そんな日本の人間主義を「社会規範に従<う>」とか「窮屈」とかととらえちゃうと、日本を韓国・シンガポール・パキスタン等と同列視するという誤り↓に陥るので注意が必要だね。
 Korean society is the fifth most restrictive in the world after Pakistan, Malaysia, India, and Singapore, according to a study. Also referred to as “tight” cultures, <これらの社会では、>社会構成員が日常、社会規範に従おうと努力し、これを逸脱する人を受け入れないという傾向がそれだけ強いことを意味する。
 質問事項は「レストランでキスできるか」「寝室で他人の悪口を言うか」「路上で歌を歌えるか」など・・・。
 Led by University of Maryland psychology professor Michele Gelfand, the study assessed “the degree to which countries are restrictive versus permissive,” and 日本、韓国、シンガポール、パキスタンなどは、ウクライナ、イスラエル、ブラジル、米国などに比べはるかに窮屈なことが分かった。 ・・・
 窮屈な社会は強圧的な権力や厳しい社会制度が存在するケースが多く、パキスタン、マレーシアなどがこれに該当する。また、資源に乏しく自然災害や戦争を何度も経験した国も、社会規範が厳しいケースが多かった。
http://english.chosun.com/site/data/html_dir/2011/05/30/2011053000404.html
http://www.chosunonline.com/news/20110530000002
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太田述正コラム#4778(2011.5.30)
<『伊藤博文 知の政治家』を読む(その4)>
→非公開