》例えば、「知事が〇〇の実現を希望」《(同上)- A
少しおかしいです。私は川勝知事が「市道ルート」を声高にとか、公に主張しているという書き込みをしていないはずです。
ですから、「知事が〇〇の実現を希望していると状況証拠から判断できる」- A'です。
》=「知事が〇○の実現が自分の票にもつながると認識」《(同上)- B
少数の票にしかつながらないのでは意味がありませんし、選挙の争点はリニア問題だけではありませんから、
≒「知事が〇○の実現が、再選にもつながると認識」- B'
としてください。
》=(これを本件に即して言い換えれば、)「知事は関係住民が(水の確保や県道の整備といった)他の選択肢より市道の整備を希望していると認識」《(同上)- C
村人100人の村に、ダム建設が持ち上がって、村人の中の10人が移転しなければならない、という状況を想定してください。
「村長が移転の補償金の10%増額を希望していると状況証拠から判断できる」- A"
「村長は再選を望んでいる」- B"
A"は、
「村長は、移転しなければならない10人の村人が、転居拒否ではなく、補償金の10%増額を望んでいると認識」と解釈できますが、
「村長は、補償金の10%増額があれば、例え移転拒否の村人が居ても、10人を説得する自信があり、残りの村人90人も、村長が移転を強要したとは思わないだろうと認識」
とも解釈できますよね。
同様にA/A'には、複数の解釈がありえますよね。この点を踏まえて、以降を読んでください。
今の場合、関係住民というのは、大井川中下流域の自治体ということになりますよね。
大井川中下流域の10自治体の人口は、島田市(98,112人)、掛川市(114,602人)、焼津市(139,462人)、藤枝市(143,605人)、袋井市(85,789人)、御前崎市(32,578人)、菊川市(46,763人)、牧之原市(45,547人)、吉田町(29,093人)、川根本町(7,192人)の計742,743人です。(静岡県の総人口は、3,700,305人。)
・静岡県の市区町村別 人口一覧
https://www.homemate.co.jp/research/population/pr-shizuoka/ 次に、下記リンクの地図Iで、川根本町の位置に注意して10自治体の位置を確認してください。
https://imgur.com/a/6CeL7OU 次に、下記のリンクの地図IIで、「市道ルート」のトンネル(緑◯)を確認してください。
https://imgur.com/n0iIvwo 上記で確認した2つの地図から、川根本町(7,192人)を除いて、残りの9自治体(735,551人)は、水量減少のリスク甘受より市道ルートを望むということは、まずないと判断できますよね。
9自治体(735,551人)を無視し、川根本町(7,192人)のみを考慮し、A'の解釈がCに限定されるような書き込みをした記憶がありません。
仮に今、10自治体が「市道ルート」実現を望んでいるとします。A=Bである以上、Cには10自治体を除いた2,957,562人にも配慮した記述であるべきです。ところが、Cは、2,957,562人を無視した記述になっています。「市道ルート」実現において、2,957,562人を無視して良い、と書いた記憶がありません。
私の主張は、
「知事は市道整備によって、関係住民(川根本町(7,192人)+9自治体(735,551人))に水量減少の(不安に過ぎないものも含めて)リスク受け入れを説得する自信があり、無関係な住民(2,957,562人)も、知事がリスク(不安)を10自治体に強要したとは思わないだろうと認識」- C'です。
私は、正確な人口を把握していたわけではありませんが、土地勘から、10自治体だけでは、絶対に過半数にはならないという確信を持って、川根本町の人口は少ないという知識を持って、「市道ルート」と10自治体の位置関係を把握した上で、B'はあまり頭にありませんでしたが、A'とC'を頭の片隅に置きながら、書き込みをしてきました。ですから、太田さんの解釈に限定されるような書き込みはしていないはずです。
A/A'は、Cとも解せますが、C'とも解せますよね。A/A'には複数の解釈があるのに、Cの解釈を取った理由を、太田さんは、説明してくれていません。
経緯は兎も角、私が主張しようとしてきたことは、CではなくC'だとしてください。
以下余談I
静岡市長が、難波市長(元運輸省の技官、元静岡県副知事)に代わりました。もはやA'やC'は、適切でないのかもしれません。
・難波喬司
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%A3%E6%B3%A2%E5%96%AC%E5%8F%B8 余談II
工事用の道路が、当初JR東海が提案していた「市道ルート」から「県道ルート」に変更されたことを思い出してください。この変更は、地元静岡市の要望を受け入れて、という形のことでしたが、要は静岡市井川地区の要望を入れて、ということです。
静岡市井川地区の人口は、378人で、大井川中下流域ではなく、上流域の地区です。
・人口統計ラボ
https://toukei-labo.com/2010/?tdfk=22&city=22101&id=3 水量減少が予想されていない上流の378人の要望が通り、その378人が県道整備という恩恵を受けられて、一方で、中下流域の742,743人が、不安に過ぎないものだとしても、リスクを、何の対価もなく、何故、受け入れなければならないのか、という問いが私の中にあります。
同様の問が川勝知事の中にあって、その問いに対する、川勝知事なりの回答が、水問題を提起し続ける、ということなのかもしれない、というのが、C'とは別の解釈です。