太田述正コラム#10464(2019.3.31)
<皆さんとディスカッション(続x4028)>

<太田>(昨日)(ツイッターより)

 本日の東京オフ会は、私以外の出席者11名。
 私の「講演」が1時間半、後は質疑応答。
 予定通り20:00にお開き。
 次回の東京オフ会は6月29日。
 皆さんの協力で作成された資料集を活用したいこともあり、勉強会等で私の話を聞きたい方は、謝金不要、交通費等だけで伺わせていただきます。
 気軽にお申込みを。

<iHzf+mYp>

≫なんで、「御冗談を!」なのか、ご指摘あれ。≪(コラム#10462。太田)

 議院内閣制は、元々、立法権と行政権との融合を特徴としている制度だから。
 反対に、両者の分立が大統領制の特徴。
 重大な事態に際して内閣は、総辞職や解散によって脅かして、立法を強要することができる。
 しかし大統領制の国では、そのどちらの手段も用いる事はできない。
 従って立法部と行政部が、任期の続く限り争いがちな傾向にある。

<Chase>

 「イギリスは、コモンローと(国民主権ならぬ)議会主権の国であり、主権の帰属するところの議会が自ら選んだリーダー(長くは国王、18世紀後半以降は首相)に政治と軍事の全権を委ねる、という国でもあります。」
https://www.ohtan.net/blog/archives/2273

 英国(アングロサクソン)は元来、民主主義が嫌いで、コモンローに立脚した執政でありさえすれば、”立法と行政が非常に強く結びついた首相統治”的な 執政が行われるのは、第2次世界大戦後に限らず、いつでも起こっている、ということでしょうか。

(参考)
https://www.ohtan.net/blog/archives/7570
https://www.ohtan.net/blog/archives/583

<太田>

 Chaseさんに一票。

<TT>

 オフ会でお話ししたコラム#10396
https://www.ohtan.net/blog/archives/12469
中のこの記事について↓
https://news.yahoo.co.jp/feature/1236
 アジアプレスとラジオプレスを勘違いされたのではないかと<申し上げま>した。
 記事はアジアプレスです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB
 オフ会で仰った通り、直近の米朝会談のあっさりした決裂からして北朝鮮経済はまだ余裕があるとの結論は変わらないでしょうけどね。

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 日本文学研究者のキーンも作家の三島も、その言動そのものがフィクションなんだわよ。↓

 「・・・キーン氏は「『私は反戦主義者です』。戦争の記憶や改憲の動きを問うたび力を込めて繰り返した・・・憲法9条が改定の動きにさらされている現状も批判した」・・・しかし三島は、・・・「憲法は日本人に死ねと言っているんですよ」と、自決した年の2月にはっきりと断言している人物である・・・。
 つまりキーン氏は、三島氏とは全く相反する歴史観を持っているわけである。2人は本当に親友であったのか。だとすれば、それはなぜ可能だったのか。その点をこそ明確に解説すべきである。」
https://www.sankei.com/column/news/190331/clm1903310003-n1.html

 バカモン、せめて、嘘つくな。↓

 「近所の同僚男を逮捕「刺していません」と否認 保育士殺害・・・」
https://www.sankei.com/affairs/news/190331/afr1903310004-n1.html
 「逮捕の同僚男宅からコート押収 遺留物とDNA型一致・・・」
https://www.sankei.com/affairs/news/190331/afr1903310007-n1.html

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <そんな人知らんが、それが誰であれ、欧米名を付けてる支那人は哀れだと思うなあ。↓>
 「レスリー・チャン没後16年 日本のファンが「1339羽の折鶴」を香港へ・・・香港メディアの流動新聞・・・」
http://news.searchina.net/id/1677285?page=1
 <いささかディープ過ぎる感はあるが、ご愛顧、感謝。↓>
 「日本の鉄瓶が中国の富裕層に支持される理由、オークションでも高値で取引・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1677289?page=1
 <比較的最近の記事の使い回しと言えばそう。↓>
 「・・・今日頭条・・・記事は、驚くべきこととして「日本人は超大型連休を前に様々な懸念を抱き、決して浮き足立ってはいない」と主張した。そして、こうした懸念は「日本人が仕事に対して勤勉なことが関係している」と主張した。
 具体的には、介護や医療現場では10連休が利用者に与える影響が大きいことや、金融機関の休業によって、海外の市場を相手に取引する株式市場や証券会社が受ける影響などが心配されていると指摘した。・・・中国人からすると「日本人は日頃から残業すら愚痴をこぼさず引き受ける強い責任感と勤勉さを持っているゆえに、大型連休に大喜びするよりも仕事の遂行に懸念を抱いている」と主張し、大型連休の受け止め方の違いに驚きを露わにしている。」
http://news.searchina.net/id/1677291?page=1
 <新しい話の部分だけ紹介しておく。↓>
 「・・・中国メディアの快資訊は・・・「日本の習慣」を紹介する記事を掲載し、「とても信じられない文化やサービスがある」と伝えている。
 記事は様々な日本独特の習慣やサービスを紹介しているが、日本にはJK散歩と呼ばれる女子中高生と散歩や食事を楽しむサービスがあると紹介。だが、そのサービスを受けるには1時間あたり8000円(約500元)もの料金を支払わなくてはならないと伝え、中国にはないサービスに「なぜこのようなサービスが存在するのか、信じられない」と主張した。
 次に、日本も中国同様に仏教徒が多いが、日本では各集落に寺があること、そして日本の寺は「親から子へ受け継がれていく」ものだと紹介。」
http://news.searchina.net/id/1677292?page=1
 <別段、新しい話をしているわけではないが、日本人への熱い思い、敬意がスゴイわ。↓>
 「・・・中国メディアの快資迅は・・・近年日本から毎年のようにノーベル賞受賞者が輩出されていることについて「日本に対して脅威を感じる」と述べる記事を掲載した。
 ・・・記事は「日本から毎年のようにノーベル賞受賞者が現れるのは、まるで原油が吹き出しているかのようであって、中国から見れば正常な状況ではない」と主張。日本は2001年に「第2科学技術基本計画」として、今後50年間で30人のノーベル賞受賞者」という明確な目標を打ち出したが、既にその半分の数を達成していることからしても「正常ではないことは明らか」だと主張した。
 また、さらに中国人を驚かせるのはノーベル賞受賞者達の経歴であるという。なぜなら受賞者のなかには「民間企業の技術者」や「一流大学の出身ではない人」、また「利益が得られるという目的ではなく、純粋な好奇心から研究に打ち込んだ人」がかず多く存在し、他にも「周囲の反対意見のなか、失敗を繰り返しても諦めずに研究を続けた人」がいることを挙げ、こうしたノーベル賞受賞者達の経歴は「日本人の国民性」を示しており、中国人にはない「神秘的な原動力」と言うしかないと論じた。
 記事が指摘した日本人の国民性とは、「新しいことに挑戦する力」と「1つの目標に向かって堅実・実直に努力を続ける職人気質」という性質であり、これが新たな分野の研究開発を進める原動力となっていると分析した。」
http://news.searchina.net/id/1677294?page=1
 <こりゃ、新しいわ。これも、日本人への熱い思い、敬意の産物。↓>
 「中国メディア・東方網は・・・「日本人は本当に頭がいい、家を建てる時に焼いた材木を利用することで家を長持ちさせる」とする記事を掲載した。
 記事は、中国でも木材を用いて家具を設えることはごく一般的だが、家具のみならず木材を使って家まで建てるとなると、やはり日本をあげない訳にはいかないと紹介。日本人の木材利用方法は実にバリエーションに富んでおり、場合によっては木材を焼いてから使うこともあるのだとした。
 そして、焼いた木材で家を建てるというのは些か奇妙に思えるが、実はそのメリットは非常に大きく、「日本人は本当に賢い」と思うレベルであると説明。木造の家屋はシロアリなどの害虫が大きな脅威となるが、木材を焼いて炭化させることで高い防虫効果が得られ、通常の木材よりも寿命が大きく伸びると伝えた。
 また、焼き芋の香ばしさを例に挙げ、木の表面を焼くことによって木本来が持つ香りと、焼いたときの焦げる香りが合わさって独特なよい香りになるとしたほか、そのままではあまり目立たない年輪の模様も、軽く炙ることによってくっきりと浮かび上がり、通常の木材とは異なる風合いが楽しめるのだと紹介している。
 木の表面を焼いて炭化させることで食べられなくなる点、木材が持つ水分が蒸発する点が、虫害対策としては効果的なのだという。また、虫は木が焼ける香りによって山火事が起きたと勘違いし、逃げるという習性も持っており、この点でも家に虫を寄せ付けない効果があるようだ。」
http://news.searchina.net/id/1677297?page=1
 <日本に学べ、シリーズ。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本では見やすいインターフェースや詐欺などから保護する機能などを備えた高齢者向けのスマホが存在することを紹介する記事を掲載し、「中国のメーカーは日本から学ぶべきだ」と伝えている。・・・」
http://news.searchina.net/id/1677296?page=1
 <心配してくれてる、ということにしよ。↓>
 「・・・中国メディアの快資訊・・・記事はまず、日本では若者達が海外旅行へ出掛ける頻度が減少していて、実際に出かける若者も減少しているほか、海外旅行へ行きたいという願望そのものも少なくなっていると紹介。また、海外に留学する若者までもが減少していて、以前は年間8万人もの学生が海外に留学していたが、現在は年々減少を続けていて、米国などではもはや中国人や韓国人の学生の方が多いほどだと論じた。
 ではなぜ、日本人は海外旅行へ行きたがらないのだろうか。記事は、「言語の壁」が厚いことや、「コミュニケーション能力」の不足を理由として指摘したほか、さらに簡単で直接的な理由もあると指摘。その理由とは、日本の旅行ガイド本やメディアでは、「海外の危険性やリスクばかり紹介されている」ゆえ、多くの日本人は「海外は危険で、日本以上に安全なところはない」と考えていると紹介し、こうした考えが「リスクをとって旅行に行ったり、留学したりする」という願望を削いでいるのではないかと考察した。」
http://news.searchina.net/id/1677293?page=1
 <見出しはともかく、中身に新味なし。↓>
 「日本で暮らす中国人ガイドから聞いた赤裸々な話「とても興味深かった!」・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1677295?page=1
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<K.K>

 太田さん、X299パソコンのリカバリに関してです。
 添付ファイルの内容で、USBレスキューメディアから起動できないか確認してください。

[添付ファイル]<図は省略(太田)>

190331-00 X299パソコンのUSBからのリカバリ

<1>X299パソコンでのUSBレスキューメディアからの起動の試み
≫で、ダメもとで、X299をこのメディアを挿した状態で起動し、F8キーを押し、「Windows boot manager」という名称の付いたUSB(しか見当たらないので)それをクリックしたところ、≪(コラム#10460。太田)と報告されています。
[Windows Boot Manager]というのはUSBディスクではなく、Windowsがインストールされているディスク(X299パソコンの場合は、M.2 SSDのRAID)に作成せれている小さなパーティションのことです。(下掲画像の矢印の先のパーティション)
[Windows Boot Manager]は、[M.2 SSDのRAID]上に存在するわけですから、[Windows Boot Manager]という表示があったということは、マザーボードは[M.2 SSDのRAID]を認識はしているということになります。
一方で、起動オプションにUSBレスキューメディアが表示されなかった、すなわちUSBディスクがマザーボードに認識されなかったということは、USBディスクもしくはUSBポートに問題があったのだろうということになります。
一昨日の段階で、USBレスキューメディアを作成し直して、ASUSパソコンでは、USBレスキューメディアから起動させて、Acronis True Imageを起動出来ましたから、USBレスキューメディアは、正常だと言って良いと思います。
下記の手順で、今一度、USBレスキューメディアから起動させて、Acronis True Imageを起動出来ないか試みてください。
1.X299パソコンのマザーボードの背面には、下掲画像の様に4種(形状の違いを含めると5種)計11個のUSBポートがあります。
1)一の4個のポートは、[USB2.0 Type-A ポート]です。
2)二のポートは、[TUF Detective ポート]というポートで、付属品の[TUFドングル]専用のポートだそうです。
3)三の2個のポートは、[USB3.1 Gen2 Type-A ポート]と[USB3.1 Gen2 Type-C ポート]です。
4)四の4個のポートは、[USB3.0 (USB3.1 Gen1) Type-A ポート]です。
2.上記画像の一の4個の[USB2.0 Type-A ポート]の内のいずれかに、USBレスキューメディアを取付けてください。
3.マウスとキーボードのUSBレシーバーを、一の4個以外のUSBポートに取付けている場合は、一の4個のUSBポートに取付け直してください。
4.マウスとキーボードのレシーバー、およびUSBレスキューメディア以外のUSB機器が取付けられている場合は、取り外してください。
5. X299パソコンの電源を入れて、ASUSのロゴが表示されている間に[F8]キーを連打してください。
6.起動オプションが表示されましたら、USBレスキューメディアに対する選択しとして、先頭もしくは末尾に[UEFI]という表示のある選択肢と、無い選択肢が表示されると思います。
 [UEFI]という表示のある方の選択肢にカーソルを合わせて、[Enter]キーを押してください。
7.Acronis True Imageが正常に起動しないか確認してください。(正常に起動する場合、途中で「コマンドプロンプト」(黒いウィンドウ/画面)が表示されますが、異常ではないです。)

<2>リカバリ
 Acronis True Imageを起動出来た場合は、リカバリを試みてください。
・リカバリする項目を選ぶステップでは、[Cドライブ]だけでなく、他のすべてのパーティションにもチェックを入れてください。
・リカバリ先を選択するステップでは、容量から[M.2 SSD RAID]ディスクを判別して選択してください。[M.2 SSD RAID]ディスクの容量は約500GB、2つの内蔵HDDディスクの容量は約3.6TBです。

<太田>

 経緯は後回しにしますが、X299、回復しました。
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 一度目に試みた時には、これまで同様、Acronisは起動してくれませんでした。
 で、ダメもとでもう一度やってみたところ、今度は起動した(!)ので、しめた、と先に進んだのですが、「パーティション”C”を解析しています」という画面で進行がストップしたような状態が長ーく続いたので、再度SOSを発しようかとメールをASUSで書き始めて、ふと、X299の画面を見たら、画面が次の表示に変わっていて一安心。
 その後、リカバリーを開始したものの、今度は40分くらいもかかってようやくリカバリーが完了しました。

 しかし、別件ながら、今度は、X299で使っていた方のロジクールの無線キーボ-ドが機能していないのを発見。(無線マウスの方は機能していました。)
 少し調べてみたら、同社のソフト2つのうち1つが消えていることに気付き、ダウンロード/インストールしたのですが、やはり、無線キーボードは機能しないまま。
 また、その後、ASUSパソコンで使っていた同社の無線マウスも機能しなくなっていることに気付き、そうこうしているうちに、いつの間にかX299の無線キーボードが機能するようになっていることを発見、しかし、使っているうちに、しばらくして、再び、機能しなくなった。。
 私が、平素、電源コードをパソコンのUSB端子に繋ぎっぱなしなのがいけないかった? とにかく、キツネにつままれたような思い。
 明日は、ロジクールの方は、後回しにしておいて、予定通り、とにかく、ヤマハのサポートに電話することにしています。 

 その後、アマゾンのEcho Dotの無線LANも接続し直す必要があることを思い出し、スマホのアプリを用いて再接続そのものはできたものの、Echo Dotが英語で応答して来るので、日本語に直そうと思ったけれど、アプリに言語関係の項目が見当たらなくてできないので、アマゾンのサポートに電話。
 そりゃアプリが壊れていますよ、と、アプリを再インストールさせられたが、これに恐ろしく時間がかかり、途中で、なら、タブレットの方にこのアプリをインストールしてみよういうことになったのですが、その時、タブレットについても無線LAN設定をやり直さなければならないことに気付き、そうこうしているうちに、スマホでのアプリ・インストールが完了し、ようやく、日本語への変更を行えました。
 結局、無線LANは、全て、私自身が買ったNECのルーターに繋ぐことにしました。
 (もともと、そんなつもりなどなかったのに、ヤマハのサウンド・システムも含め、J:COM提供のモデム(ルーター)に繋いだ諸機器が生じたのは、NECに繋げなくなっていたからです。
 それが、昨日行ったところの、ケーブルの繋ぎ直しによって、繋げるようになったという次第。
 NECパソコンに、一回起動しただけでは無線LANに繋がらず、再起動をかけるとほぼ必ず繋がる、という奇妙な現象が生じていたのも、解消され、一発で繋がるようになっています。)
 雨降って地固まる・・という諺は不適切?・・といったところです。